TOKYO FM「ジャパネクレディオ powered by EMTG MUSIC」
放送日時：毎週土曜　深夜25:30~26:00
ナビゲーター：小川智宏(ROCKIN’ON JAPAN 副編集長)

＜第33回＞ゲスト：My Hair is Bad
5月14日（土）25:30放送

―放送を終えて―

第33回目のジャパネクレディオには、My Hair is Bad のVo&Gt.椎木知仁さん、Ba＆Cho.山本大樹さん、Dr.山田淳さんの3人が揃って遊びに来てくれました！

新潟県上越市出身の3ピースロックバンドMy Hair is Badは、地元のライブハウスを中心に活動を重ね、2013年にはフジロックフェスティバルの「Rookie A Go-Go」のステージにも立ちました。昨年は全国で約170本のライブを行い、数々の大型フェスやイベントにも出演。今年2月には「スペースシャワー列伝JAPANツアー」でフレデリック、夜の本気ダンス、雨のパレードと全国9箇所のツアーを行い、一躍注目を集めました。

そんなMy Hair is Badが、5月11日リリースの3rd Single『時代をあつめて』でいよいよメジャーデビュー！しかも、この回の収録日がちょうどリリース日だったということもあり、さぞかし気合が入っているかと思いきや、意外にも冷静な3人。
「メジャーに行ったからと言って特別な変化は何もなく、しっかりと自分たちのやりたいことを変わらずに真っ直ぐやっています。」この椎木さんの言葉に、My Hair is Badの“これから”への期待がますます高まりました。

今作『時代をあつめて』のリード曲、「戦争を知らない大人たち」は、“この曲で戦う”と3人が心を決めて作った、まさにMy Hair is Badの強みが凝縮された作品。
「大きい音で叩いて、大きい音で刻んで、俺が好きなことをいっぱい話す。これが自分たちの強みだなと思って作りました。」椎木さんがそう話してくれたように、優しくも力強い壮大な音の波に、一つひとつの言葉が心地良さそうに乗り、先へ先へと力強く進んでいくような、何とも言えない不思議な衝撃を受けるこの曲。My Hair is Badにしか生み出すことのできない世界観が、この作品には見事に詰め込まれています。

また、My Hair is Badと言えば、1年の大半LIVEを行っているというザ・ライブバンド！
「MCのとき、いつまで話すのかな？って思うことがあるけど、椎木くんがMCしてるとき2人はどんな気持ちで見てるの？」と小川さんが質問すると、「初めて聞く情報も意外と多いので、結構ちゃんと聞いてますよ！」と山田さん（笑）。これには、椎木さんも「ありがとねー…ありがとう！」と、とても嬉しそうでした（笑）更には、「2人にとって椎木さんってどんな存在？」という質問を投げかけると、こんな答えが返ってきました！

山本大樹：メンバーとしては凄くカッコいいし、尊敬もしてるけど、ステージに立っていないオフの時はハチャメチャだったりするので、諸刃の剣というか、威力ある分他が欠落してるんですよね…（笑）でも、そこが人間らしくていいなと思います。

山田 淳：バンドやってなかったら結構ヤバいよね（笑）でも、なんだかんだ上手く生きていきそうですよね。バイトでも凄かったみたいだし！でもやっぱり、ホントにバンドをやってて良かったなって思います（笑）

これには、椎木さんも大爆笑！終いには、「ねぇ、俺と一緒にバンドやっててよかった？」と自分からメンバーに質問をするお茶目な場面も！もちろん、2人の答えは「良かったよ！」の一言！！この答えには椎木さんも満足気にニッコリ(^^)　3人の絆が垣間見えた瞬間でした（笑）

そんなMy Hair is Badは来週5/22（日）から全国ツアーを行うことが決定しています！
「ツアー時期の方が本数がちょっと落ち着く」というビックリ発言もありましたが、今回のツアーもなんと35本という長丁場！ライブには定評のあるMy Hair is Bad、今回のツアーでは一体どんな“進化”を私たちに見せてくれるのでしょうか。

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=LAMP IN TERRENからの質問＝
Q.
松本：僕は完全に椎木さんを年上だと思っていて、僕と同い年のバンドマンもみんな口を揃えて「椎木さん」とさん付けで呼んでいるのですが、周りのスタッフからは「タメだよ！」みたいなことを言われるんです。実際年上なのか、タメなのかというところで、どっちなんだろうと思っているところがあり…（笑）もしもタメなら、今後容赦なくタメ語を使おうかと思うんですけど、年上だった場合は申し訳ありません…！！
ちなみに僕は92年7月9日生まれ、Drの川口君は93年3月23日生まれで今年24歳の年です。今後お会いする機会もあると思うので、その時は仲良くおしゃべりができたらいいなと思います！

A.
椎木：年上です！！僕は1992年3月生まれなので、学年的に1コ上ですね！
これは、次の打ち上げですぐに謝罪させて、テキーラ×4（メンバー分）に加えて、さらに敬語で喋ってもらおうと思います！（笑）

※LAMP IN TERRENからの質問を聞く前に、「年下だから答えないっていうのもアリですか？」とふざけて話していた椎木さん。蓋を開けたら質問内容もまさかの年齢確認！（笑）
やっぱり…という結果になってしまいましたが、これでスッキリしましたね！次の打ち上げが恐ろしいですが…(・_・;)

My Hair is Bad
【L→R】山田 淳（Dr）/ 椎木知仁（Gt & Vo）/ 山本 大樹（Ba＆cho）

プロフィール：
　≪僕ら最高速でいつだって走れるわけじゃないんだって　いつかは止まってしまう日が来る≫ (“アフターアワー”)

　新潟県上越市出身の３ピースロックバンド、My Hair is Bad。バンド史上初となる待望のフルアルバムは、まさかのこんな歌詞から始まる。歌い出した瞬間から最後を見据えている感じはまるで、念願叶ってやっと付き合えた相手から「ま、いつかは別れるんだけどね」と言われたよう。そんな出だしに面食らった気もするが、納得してしまう自分もいる。バンドにも恋愛にも「いつまでも」なんてきっとないと知っていて、その前提の上をもがきながら最善を模索している。My Hair is Badの音楽は、そういった身近なリアルをまざまざと歌っているのだ。満を持してリリースされた今作『narimi』は、そんな彼らの【最善】をこれでもかと詰め込んだ作品となった。

　椎木知仁(Gt/Vo)自身の私生活上で起こった感情の機微を大胆に曝け出す歌詞は健在。アウトかセーフかと言われたら恐らくギリギリアウトなのだが、その度胸が清々しい。さらに今作では、バヤリース(Ba/Cho) とやまじゅん(Dr)が幹となるメロディーラインが更に厚みを増し、リズムパターンも豊富になっている。この音にならどんな浮ついた歌詞でも安心して乗せられるといった３人の信頼関係が、シンプルで真っ直ぐなサウンドから垣間見られるようだ。聴く人を踊らせようとか楽しませようとか、変なエゴや細工は一切ない。そんな直向きな音を鳴らす彼らが出した【最善】とは、【自分のための音楽を鳴らすこと】だった。結局のところ自分が一番可愛いし、自分の為に生きながら、自分のことを歌っている。そんな彼らの音楽の前で、聴き手が心まで着飾る必要なんてない。包み隠さずに向き合ってくれるから、着膨れした心のファスナーを全開にできる。タンスの奥に眠る懐かしい匂いが染みついた服のように、ファスナーの奥から出てきた本音が人間臭くたっていい。そう思わせてくれるのが、My Hair is Badの音楽だ。自己満足が人を救う、嘘のような本当の名盤。

【次回予告】第34回のゲストはSumika！お楽しみに！

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