KEYTALK、夢に溢れていた幼年時代を思い出す…新曲『スターリングスター』!
KEYTALK | 2015.10.05
- EMTG:「スターリングスター」、「いい曲にするぞ!」という気合を感じました。
- 首藤:まさにその通りでございます(笑)。割と曲作りが進んだ段階で『ドラゴンボール超』のエンディングテーマのお話を頂きまして。歌詞を書いている途中だったので、『ドラゴンボール』とどこかしら繋がる部分があるものになったらいいなと思いながら仕上げました。
- 小野:壮大な、大きい曲ができたと感じています。ワンマンライブのキャパもおかげさまでどんどん大きくなっていますし、自然とこういう世界を曲でも見せられるようになっているのかもしれないですね。
- 寺中:去年、「MONSTER DANCE」をリリースした頃から、「大きいステージでやれる曲」ということも意識するようになっているんです。その過程があったからこそ、こういう曲を形にできたのかもしれないです。
- 八木:僕らみたいな疲れ切った大人から純真な小さい子供まで、好きになって頂ける曲じゃないでしょうか。作った義勝の愛が包みこんでくれますので、僕らよりももっと疲れ切った大人の方々にも好きになって頂けると思います。
- EMTG:瑞々しい愛に溢れた曲ですよね。
- 八木:普段、愛を表に出さない感じの義勝が、こういう曲を作るのっていいですね。
- 首藤:なぜ僕からこういう曲が出てくるのか理由は分からないんですけど。
- EMTG:ステージ以外の義勝さんって、どちらかといえば内気ですもんね。ダークサイドにいるというか……。
- 首藤:ダークサイド? ……よく言われます(笑)。最近もフォーリミ(04 Limited Sazabys)のGENちゃんに言われましたからね。だから明るくなろうと思って、ポジティヴ活動を始めました。
- 八木:ポジ活?
- 首藤:うん。誘いを断らず積極的に飲みに行くという活動なんですけど。
- EMTG:普段、内気な分、ステージに立っていたり、曲作りをする時にポジティヴなスイッチが入る感覚もあるんじゃないですか?
- 首藤:ありますね。「MONSTER DANCE」を作った時も、そんな感覚でした。普段の僕は「踊れ」とか「騒げ」とか言うタイプじゃないですけど、振り切って曲を作るモードになった時に、そういうワードがポンポン出てきたんです。普段と違うモードになれた時にいいものが作れたり、いいライブができるというのは感じています。
- EMTG:この曲、サビでかけ声を上げたくなったり、終盤にクラップしたくなったりする部分が盛り込まれているのもいいですね。KEYTALK節を感じるポイントです。
- 首藤:曲を作る時ってライブのお客さんを思い浮かべることが多いので、自然とこうなっていくんです。KEYTALKのお客さんは優秀な方達ばかりなので、実際にライブでやるとイメージ通り盛り上がってくださるんですよね。いつもありがとうございます(笑)。
- 寺中:この曲もライブが楽しみです。お客さんも僕らもグッとくる空間を間違いなく作ることができると思っています。
- EMTG:『ドラゴンボール超』のアニメで流れるわけですから、また新しいお客さんとの出会いにも繋がるんじゃないでしょうか?
- 首藤:そうなったら本当に嬉しいです。
- EMTG:みなさんって、『ドラゴンボール』で育った世代ですよね? 巨匠、大学の時に学園祭でベジータのコスプレでライブをやったんでしたっけ?
- 寺中:その話、よくご存じで(笑)。コスプレをしたくらいですから、『ドラゴンボール』は相当好きです。ベジータは、地球に来た時のスタイルがカッコよすぎなんですよ。だから、大学の時に思わずコスプレをしちゃいました。
- EMTG:ベジータのコスプレで大学に通っていたんですか?
- 寺中:学祭の2日間くらいだけです(笑)。そういえば、先輩で悟空の恰好の人がいましたけど。オレンジ色で「亀」っていう字が書いてある悟空のスウェットで学校に通っていました。でも、さすがにベジータのコスプレで通学は無理です。
- 八木:そんな人、隣の席に座って欲しくない(笑)。
- EMTG:悟空の先輩と廊下とかですれ違ったら、戦いになっちゃいますし?
- 寺中:戦いになんてならないです(笑)。
- 首藤:変な大学(笑)。
- EMTG:(笑)そんな巨匠も、こうやって『ドラゴンボール』のアニメの曲を歌うことになったんですから、人生って面白いですね。
- 寺中:そうですね。小っちゃい頃から大好きだった作品と関わらせて頂くことになったわけですからね。
- EMTG:「スターリングスター」の歌詞、夢に溢れていた子供の頃の自分と現在の自分を比べる描写が出てきますが、みなさんの子供の頃の夢って?
- 首藤:僕は野球をやっていたので、野球選手になりたかったです。でも、全然背が伸びなくて、ある日、諦めました。
- 寺中:そこでダークサイドに堕ちた?
- 首藤:うん(笑)。中学3年間まで野球をやって、高校からは軽音楽部に入りました。今思えば人生の岐路がそこです。
- 八木:僕の子供の頃の夢も野球選手です。今でも諦めてません!
- 寺中:僕はサッカー選手。4、5歳くらいからクラブチームに入ってやっていましたから。
- 小野:僕はゲーム好きの子供だったんです。だからゲームを作る人になりたいと思っていました。
- 首藤:そんな昔の僕らが、今のKEYTALKを見たら何て言うんですかね? まあ、びっくりするんでしょうね。「なに、その髪型!?」とか言うのかな(笑)。
- EMTG:人生、どうなるか分からないもんですね。
- 八木:その通り。だからこの先、僕が中日ドラゴンズにオールドルーキーとして入団する可能性だってあるんですよ!!
- EMTG:今、ドラゴンズから指名されたらKEYTALKは?
- 八木:やめます!
- 寺中:まあ、君がそう言うんなら仕方ないね。
- 八木:止めてよ(笑)。
- EMTG:(笑)カップリングのお話に移りましょう。「鏡花水月」は作曲が武正さんと八木さんの共作。作詞は武正さんですね。
- 小野:はい。最初、ギターとドラムで、2人でセッションで作って、その後、八木大先生にBメロとサビのメロディを打ち込んで頂きました。
- 八木:そして、小野大先生に歌詞をつけて頂きました。
- EMTG:高校時代にクォーターだとだましていた人とだまされていた人同士のコラボですね(八木は高校時代、「俺、クォーターだから」と言った小野のホラをずっと信じていた)。
- 八木:そういうことになりますね。この野郎!(笑)。
- EMTG:因縁の2人ですが、前にも「キュビズム」を共作したりしているじゃないですか。
- 八木:一緒に曲を作るの、楽しいですよ。
- EMTG:歌詞は、音楽理論に関する用語とかも散りばめているのが面白いです。
- 小野:「理論とかで決められていることもあるけれど、それだけじゃなくて、自分で思った通りに動いてみてもいいんじゃない?」っていうことですね。そういうような内容を書いてみました。
- EMTG:武正さんの歌詞は「ナンバーブレイン」とかもそうでしたけど、インスピレーションの赴くままに言葉を一気に放射する作風があると感じています。
- 小野:頭の中に思い浮かんだ映像、物語を言葉にしていくから、そういう感じになるんだと思います。
- 寺中:「鏡花水月」は、2人の持ち味をきれいに出し合っている曲ですよ。
- 首藤:最初、デモを聴いた時から、「なんじゃこりゃ、すげえ!」っていうのがありました。展開が面白いし、メロも良いし。メロが転調するところは、転調フェチとしては「転調した~!」と膝から崩れ落ちそうになるくらいグッときました。
- EMTG:そして、「summer end」は巨匠の作詞作曲。巨匠らしい哀愁のメロディです。「エンドロール」もそうでしたけど、夏の終わりの切なさみたいな世界観、好きですよね?
- 寺中:好きです。夏の終わりって寂しいですけど、なんかいいんですよね。「失恋は嫌いだけど失恋の曲は好き」とか「夏が好きだけど夏の終わりの曲が好き」みたいな感じというか。好きなものと切ない瞬間が合わさったものって、独特の良さがあるんですよ。
- EMTG:なるほど。あとこの曲、哀愁のメロディですけど、サビでジャンプしたくなるくらいのハジケた躍動感を帯びるのが印象的です。
- 寺中:ぜひジャンプして頂ければと(笑)。
- 八木:速すぎず遅すぎずという絶妙なテンポなんですよ。頑張りました。
- 小野:ギターソロも攻めました。
- 首藤:いい曲です。巨匠はこういう曲を作るのが上手いと改めて感じました。自分からは染み出てこないようなメロディを聴けると刺激になります。
- 寺中:いやいや、とんでもない!
- 首藤:なんとかして俺が作ったことにできないかと考えてるんですけど(笑)。いろんな書類をこっそり書き換えたりして。
- 寺中:俺もやろう……。
- 八木:ガチの匂い(笑)。
- 小野:ウチのバンド、どうなってるんだよ(笑)。
- EMTG:(笑)というKEYTALKが、いよいよ日本武道館に立つ日が迫って来ました。
- 寺中:「ワンマン」っていうのは楽しくもあると同時にプレッシャーを感じるものでもあるんです。だから本領を発揮するのがなかなか難しいんですよね。1万人、2万人の前でやるフェスの時は、そういうことはないんですけど。武道館でプレッシャーをはねのけて、本領をバッチリ発揮できるようになってやろうと思っています。
- 小野:武道館で全てを出し切ってやりますよ。そして、さらに上に行きます!
- 八木:進化する?
- 小野:うん。
- 首藤:武道館はすごい場所だと分かっていますから、当日は身構える部分ももちろんあると思うんです。でも、お客さんは楽しみにして来て下さると思うんですよね。だから僕らも負けないくらい楽しんでやります。
- 八木:武道館は1万人くらいが全国から集まってくださるので、僕ら4人で1万人分以上の何かを放出して、最高の空間を作ろうと思います! あと……泣かないように気をつけます(笑)。
星々がきらめく夜空へと飛び立つような爽快感に満ちた「スターリングスター」。アニメ『ドラゴンボール超』のエンディングテーマでもあるこの曲が描いているのは、夢に溢れていた幼年時代を思い出す人物の心情。なかなか思うようにならない現実を噛み締めつつも、力強く未来へと踏み出して行く様を浮き彫りにしている。そして、カップリングの「鏡花水月」と「summer end」も存在感を発揮している今回のシングル。制作の背景、間近に迫った初の日本武道館ワンマンライブへの意気込みを寺中友将(Vo/G)、小野武正(G/MC/Cho)、首藤義勝(Vo/B)、八木優樹(Dr/Cho)が語る。
【取材・文:田中大】
リリース情報
Captain Sad
発売日: 2019年07月17日
価格: ¥ 2,593(本体)+税
レーベル: 日本コロムビア
収録曲
01.気球 (リードトラック)
02.テーブル
03.つばめ
04.はなればなれピーポーズ
05.イルカの背中
06.柔らかな
07.Hobby
08.いつかのライフ
09.ナイトホーク
10.River
11.Horses/馬たち
ビデオコメント
リリース情報
スターリングスター(グッズ付き10,000枚完全限定生産盤)[CD+GOODS]
2015年10月14日
ビクターエンタテインメント
1.スターリングスター
2.鏡花水月
3. summer end
※限定生産盤はグッズ付き「KEYTALKオリジナルネックストラップ付きパスケース」
10,000個完全生産限定
2.鏡花水月
3. summer end
※限定生産盤はグッズ付き「KEYTALKオリジナルネックストラップ付きパスケース」
10,000個完全生産限定
お知らせ
■マイ検索ワード
●小野武正
キングダム
中国の紀元前の話なんですけど、名称とか武将の名前とかが一緒で、どこまで本当なんだろう?とおもってググりました。本当のところもありつつ、フィクションもありつつで。漫画としてとてつもなく面白いんです。
●八木優樹
麻雀 全自動
麻雀の全自動卓が欲しくて、調べてます。結構高いんですよね。家は無理なので、事務所に置こうかと思ってます。雀荘・ヤギです。
●首藤義勝
ビアガーデン 都内
今年何回か行ってるんですけど、秋になって、また夏のビアガーデンと雰囲気が違うから。お肉屋きながらビール飲みたいなと思って調べてました。
●寺中友将
日焼けマシン
近所に日焼けマシンが無いか調べてました。夏本番は日差しでうまく黒くできたんですけど、こっからはマシンの力を借りないとどうしても黒くなれないかなって。
■ライブ情報
KEYTALKの武道館で舞踏会
~shall we dance?~
2015/10/28(水)日本武道館
※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。
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