11月のリリースパーティーも大成功!K-POP第二世代、Secretを特集。動画コメントも!
Secret | 2011.12.08
つい先日発表された、第26回紅白歌合戦の出場歌手。初出場組の中に、K-POPと呼ばれるシーンを代表するガールズグループ2組の名前があったのは、記憶に新しいニュースだろう。
前述した2組は、K-POPガールズグループの第一世代と称されるが、第二世代として、この夏、先頭を切ってデビューしたのが、このSecretである。デビュー前、メンバー全員、一緒に、半地下にあった部屋で生活していたことから“半地下アイドル”と呼ばれる4人組だ。
本国・韓国では、今年リリースした3曲すべてがチャート1位になるなど、今や誰もが認めるトップアイドルである。“リリース作品すべて1位”“トップアイドル”というこの2つの条件を元に、少し乱暴だが、日本のシーンに当てはめて考えてみると、現在のAKB48、少し前だとモーニング娘。、遡ればおニャン子クラブ、ソロになるが中森明菜、松田聖子、さらに遡ればピンクレディーなどが思い出されるだろうか。この事実から、今の彼女達の勢いの片鱗が、想像できるのではなかろうか。
そのSecretが、11月16日、日本リリース作品の第二弾としてファーストミニアルバム『Shy Boy』を発売。R&B色濃厚だった、ファーストシングル「Madonna」から一転、新作『Shy Boy』は、これぞ、アイドルというような、ブライトなポップスが満載。可愛らしいコーラスや掛け声もガールズグループならではのかしましさ。ラップのフローも、結構本格的なのに、それ以上にキュート。サウンドひとつひとつの音色も、全編にポップス然としたキラキラ感があり、親しみやすい。今作の日本語詞を手掛けた、いしわたり淳司の歌詞も秀逸。女性が使って可愛らしく感じる言葉がズラリと並ぶ。シンプルながら、語感や言葉の響きを大切にした言葉のチョイスが、楽曲にさらなるポップさを添えている。
発売日と同日、赤坂ブリッツでリリースパーティーを行った彼女達。新作収録曲を中心に、アンコールも含め、全部で6曲を披露。他のK-POPグループと比べると、まだまだ勉強中とわかるようなたどたどしい日本語、そして歌っている途中で、ダンスをしながら、思わずお客さんに何度も手を振ってしまう姿に、日本のアイドルシーンの歴史を思い出してしまった。
誰もが憧れるようなアイドルが席捲した後、親しみやすい、それこそ隣りのクラスの可愛い子や、妹的存在のグループやアイドルがブレイクした。その後は、ネットメディアの発達とともに、アイドルのニーズがどんどん細分化していった。日本では10年以上を経たこのアイドルの変遷が、既にK-POPシーンでは始まっているように思う。これからさらに細分化していく予感もある。
混沌とすればするほど、面白くなっていくのが、音楽シーンの常。その渦中のど真ん中にいるSecret。リリースパーティーの約30分強のライヴで、観客達に強く印象づけた、どこかちょっとゆるい親しみやすさは、彼女達のオリジナリティーになっていくのではなかろうか。
2012年3月には、東名阪ツアーも決定したSecret。K-POP初の妹キャラに、日本のアイドルシーンの歴史と同様、興味がそそられるんです、正直なところ。
【 取材・文:伊藤亜希 】
ビデオコメント
リリース情報
セットリスト
- Madonna
- Shy Boy
- 笑わないで
- チャリピウム-Empty with you-
- CHRISTMAS MAGIC(Starlight Moonlight) ENCORE
- Magic
お知らせ
1st JAPAN TOUR "Secret Time" 2012
2012/03/05 ZEPP Osaka
2012/03/07 ZEPP Nagoya
2012/03/08 ZEPP Tokyo
※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください