Led apple、熱いバンドサウンドとダンスで魅せた!
K-POP Miracle Night | 2012.09.26
K-POP MIRACLE NIGHTと称して、9月12、13日の2日間、ZEPP DiverCity TOKYOで行われたイベントライブ。2日目の13日には、ツインボーカルのバンド、Led appleが登場した。2010年、韓国でデビューして以降、バンド演奏とダンスをミックスさせたパフォーマンスが話題の彼ら。日本では6月に続き、2度目となるワンマンライブである。まだまだ来日数も多くはないが、会場はすでに熱狂的なファンがビッシリ。
開演時間になり、まずはメンバーの映像が流れる。この時点で、集まった観客からは声援が起こったが、やはりメンバーが出てきた瞬間、歓声のボリュームがアップ。1曲目の「バムバムバム」の演奏が始まると、最後にボーカルのハンビョルとギュミンが飛び出してきた。ふたりともハードな演奏に乗って、激しく動き回る。メンバー全員が長身なだけに、パフォーマンスはかなりダイナミック。2曲目の「Birthday killer」ではボーカルのふたりに加え、ベースのグァンヨン、ギターのヨンジュンも一斉にヘドバンを繰り広げ、ライブは冒頭から熱気を帯びる。アッパーな曲が続いたあと、メンバー全員いったん楽屋へ。バンドのリハーサル風景など、ドキュメンタリー映像が流されたあと、ハンビョルがひとりで登場。五輪真弓の名曲「恋人よ」のカバー(=「KOIBITO YO」)を熱唱。切ないバラード曲は、韓国でも特に人気が高いが、この難しい楽曲をハンビョルは感情を込めて堂々と歌いきった。
中盤ではEllegardenの「Marry Me」やUVERworldの「Tokyo MIdnight Sun」のカバーも披露。そして、再び映像によるインターバルの後、ギュミンのソロコーナーを迎える。それまでの熱いボーカルスタイルとは異なり、じっくりと「Good Bye」を聴かせた。曲が終わると、再びメンバーがステージに戻ってくる。ここでベースのグァンヨンが口を開いた。
「まだ足りません。最高のバンドになるにはまだまだです。でも、ここにいる皆さんが一緒に楽しんでくださり、僕たちを信じてくださり、Led appleを愛してくださるから、僕たちは最高のバンドになるための努力を惜しみません。僕たちが最高のバンドになり、東京ドームでコンサートをする日まで成長を見守ってください。必ず皆さんの愛に、応援に応えるLed appleになります!」と、流ちょうな日本語で宣言。すると、場内からは大きな拍手がわき起こった。後半はオーディエンスとのコール&レスポンスが楽しい「Yeah」や、今年発表した「Run To you」や、ダンスの見せ場が楽しめる「영희야(ヨンヒヤ)」、そしてエンディングのハードチューン「어쩌다마֬친(偶然にでくわした)」で、グイグイ盛り上げて本編は終了した。
アンコールでは「Time is up」を披露。すでにファンのあいだでも人気の高いキャッチーなナンバーだ。音源やMVで見たりする印象よりも、かなりアグレッシヴに響く。ダンスを挟むというスキルも魅力だが、予想以上に熱いロックバンドのスピリットを感じた。新しもの好きでバンドサウンドが好きな人には、ぜひライブを見ていただきたい。
【取材・文:海江敦士】
セットリスト
K-POP Miracle Night
Ledapple Live
2012.9.13@Zepp DiverCity TOKYO
- 00. Led apple INTRO
- 01. 밤밤밤
- 02. Birthday killer
- 03. 거짓같은 사랑
- 04. DASH
- 05. KOIBITO YO (MR/VER)
- 06. 니가뭔데
- 07. SADNESS
- 08. Smile again
- 09. 바램
- 10. Marry Me (Ellegarden)
- 11. Tokyo Midnight sun (uverworld)
- 12. Good Bye
- 13. Something wrong
- 14. Yeah
- 15. Run To you
- 16. 영희야
- 17. 어쩌다마֬친
- 18. Time is up