11月13日（水）、ニコニコ生放送にてWEBオーガスタキャンプ「Augusta Camp 2013 Online Exclusive / Featuring COIL 15th Anniversary」を開催、3時間生中継され、のべ65000人が視聴した。
　オフィスオーガスタの恒例イベントとして1999年から始まって以来、“オーガスタキャンプ”史上初めてとなるWEBでのオーガスタキャンプ、ホスト役は今年デビュー15周年を迎えた岡本定義、佐藤洋介の2人からなるCOIL。

　20時生放送スタート。
　COILの2人が画面に映し出される。
　ここはとあるバー。オーディエンスはオーガスタに所属する全アーティストとパソコン画面の前の視聴者。
　乾杯から始まった番組は、パソコンの画面に映し出されるコメントに応えたり、マイクを回しながらコメントしたりとアットホームな空間の中進んでいく。

　1曲目は、10月30日（水）にリリースしたばかりのニューアルバム「15」に収録されている彼らの幻のデビュー曲「ボンデージ・スーパーカー」。この曲にレコーディングでも参加したあらきゆうこがエレクトリックドラムで参加してのトリオでのパフォーマンスで1曲目からヒートアップ。
　続いて佐藤洋介がメインボーカルを歌う「君とオンザラン」。サビでは会場に「HEY!」のかけ声が。画面のコメントでも会場にいるかのごとく盛り上がっているのが伺えた。

　2曲をCOILが演奏したところで、いよいよ他アーティストが順番に呼び込まれての共演がスタート。
　“一番手は・・・オフィスオーガスタの長女、杏子！！”
　岡本定義が作詞／作曲の自身の楽曲「口いっぱいの愛を」を、COIL2人のツインギター、あらきゆうこのドラムに合わせ、杏子もアコースティックギター＆ボーカルでハードかつ艶やかにパフォーマンス。
　途中、杏子が操るテルミンも効果音として楽曲に華を添えた。
　続いて山崎まさよしは、ギターのリフから始まるCOILの楽曲「魔術師コバヤシ」。お酒もほどよく入り、ロックなセッションを。アウトロの山崎まさよしと佐藤洋介によるギターバトルは、“朝まで見ていたい！”とのコメントが多数寄せられた。
　今イベントではドラマーとしてほぼ全楽曲に参加し大活躍のあらきゆうこは、自身のプロジェクトであるMI-GUの「Train run」を。この曲は、ニコ生マンスリーレギュラー放送「COILの“おしえて！パンポット先生（仮）”」にあらきがゲスト出演した際、演奏して大好評だった曲で、一転会場がほんわかとしたムードに包まれる。
　“アーティスト全員に見られていて緊張する”という元ちとせは自身の楽曲「いつか風になる日」でCOILの２人と共演。
　この曲の作詞／作曲者である岡本のギター、佐藤の奏でる波の音とリズムマシンによる手ドラムでしっとりと歌い上げた。
　今年デビュー10周年を迎え、夏のオーガスタキャンプのホスト役を務め上げたスキマスイッチ。“新しい曲をやりたい”という2人が選んだ曲はCOILのニューアルバム「15」の中から「日蝕」。“スキマの曲みたい！”というほど、すっかりスキマスイッチ色に染まったアレンジを披露した。

　ここで休憩。休憩時間はイベントの公式グッズの紹介を。今回のオリジナルグッズは、トートバッグ、Tシャツ、イヤフォンジャックストラップの3点。
　グッズは、オーガスタファミリークラブにて購入することができる（11月27日（水）15時まで受付の15日間期間限定受注生産）。

　休憩後の1番手は長澤知之。11月6日（水）にセカンドフルアルバム「黄金の在処」をリリースしたばかりの長澤は、オーガスタキャンプでもおなじみのCOILの楽曲「ミュージック」を。
　会場も手拍子で盛り上げる。
　休憩後早々に一体感をみせたステージには“早い時間からリハーサルに入り、ずっとベンチを温めていた”という秦 基博が、ダウンジャケットを脱ぎ、満を持して登場。スキマスイッチ同様に“今までカバーしていないCOIL曲を“と少し意外な選曲で「ミサイル・カウンシル」を、岡本からの熱いリクエストだったというエレキギターもフレッシュなパフォーマンスでCOILの2人と共演。
　最後はさかいゆう。COILの2人とパフォーマンスをするのは初めてというさかいは、大好きな曲だという「AWA」を。シャボン玉による泡の演出も飛び出し、ドラムであらきも加わってのファンキーかつグルービーな演奏で会場と視聴者を存分に魅了した。

　その後、ラストスパート2曲のパフォーマンスへ。
　まずはCOILの代表曲「BIRDS」。オーガスタキャンプでは山崎まさよしやスキマスイッチ大橋卓弥、秦 基博とコラボレーションし、人気の高い楽曲だが、今日はCOILの美しいハーモニーがデビュー15周年の“さすが本家”の貫禄を見せつけた。
　最後は「カウンセリング＆メンテナンス」を。“自信のあるやつ、ギターソロ弾きに来い！”という佐藤洋介の一言により、急遽山崎まさよしがギター、大橋卓弥がハーモニカ、常田真太郎がキーボード参加、その場で公開リハーサルを行い、即興パフォーマンス。ソロ回しでは仲の良さが感じられる、生放送ならではの光景も見られた。
　“オーガスタキャンプなんだから最後「星かけ」やらない？”という岡本定義の一言により、予定になかった「星のかけらを探しにいこう Again」を全員で演奏することに。恒例のコールアンドレスポンスは会場とパソコン画面で行い、最後はこれぞオーガスタキャンプというファミリー感と共に、2時間半におよぶステージが幕を閉じた。