最強地下アイドルと呼ばれるアイドルグループ仮面女子が11月23日、さいたまスーパーアリーナという大舞台でワンマンライブを行った。

　ステージ両側に設置されたモニターに映画のような仮面女子のイメージムービーが流れ、アーマーガールズ、スチームガールズ、アリス十番が登場。

　仮面女子フラッグを手にゆっくりと歩む、センター立花あんな。
「FOLLOW ME!!!」の号令の元、17人のメンバーがセンターの背中を追う。

「地下アイドルがここまできたぞ！」ラップ担当の川村虹花が万感の思いを込めて叫び、2015年元日に発売し、オリコンシングルチャート1位を記録した楽曲『元気種☆』からライブスタート。

　2013年に発売した仮面女子始まりの楽曲『Wohhhh!!!!☆』、『アリス・イン・アンダーグラウンド』『TRY』と、仮面女子らしいへヴィな楽曲の後は、スイーツパラダイスのイメージソング『ぱらだいすいーつ』、ゲームアプリ「戦国修羅SOUL」応援ソングの『散華~戦国の世に舞う百華の如し~』、PS Vita用ソフト「ネットハイ」のエンディングテーマ『大！逆！転！』等をパフォーマンス。『夏だね☆』では仮面女子の代名詞でもあるボート航海を、さいたまスーパーアリーナでも敢行。

「私たちは階段を一歩一歩上るのは遅いけど、夢を叶えつつあります。
だから今、夢を持っていても諦めそうになっている人がいたとしたら、夢が見つけられないって思っている人がいたとしたら、もっと自分に自信を持ってください。
叶わない夢は絶対にありません！私たち仮面女子が必ず、すべての人々に証明したいと思っています！」

　リーダー桜のどかが最後のMCで熱く語り、アンコール楽曲『全開☆ヒーロー』で全20曲、仮面女子のワンマンライブは幕を閉じた。

「私たちは毎日一段ずつ階段を登っています。今、夢じゃなくてここに立っています」

　地下アイドルが達成したさいたまスーパーアリーナ公演を自身に変えて、目指すは"国民的地下アイドル"。今後、更なる大舞台を目標に、彼女たちは秋葉原の常設劇場で毎日公演を続けている。

【取材・文・撮影：T.Okamoto】