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東京パフォーマンスドール、新シリーズのライブをスタート!サプライズ発表も!!

東京パフォーマンスドール | 2016.09.23

 2013年第2期東京パフォーマンスドール(TPD)として復活以降、演劇とライブを融合させた「PLAY×LIVE 『1×0』」、ノンストップのパフォーマンスで見せる「ダンスサミット ネイキッド」とは異なるライブでグループの魅力を表現して来たTPDの新シリーズ「東京パフォーマンスドール ダンスサミット“DREAM CRUSADERS”」(ドリクル)が9月16日TSUTAYA O-EASTでベールを脱いだ。

 当日は開場と同時にFM CRUSADERSという生ラジオ番組が場内でオンエアー。事前にオフィシャルTwitterで募集していたファンやメンバーのリクエスト曲がDJの軽快なトークと共に流され、会場をギッシリと埋め尽くしたファンからは開演前ながら早くも歓声が上がっていた。このFM番組、実は今回の重要な進行役も務めていて、DJの「次はこのライブのテーマ曲!」と言う合図と共に会場が暗くなり新曲の「Stay Gold」から本編はスタート。茶色のフード付きコートで顔を隠したメンバーがステージに現れると、いつもとは違う登場の仕方に一瞬どよめきが起こった。それぞれがポジションに着きそれを脱ぎ捨て白い衣装姿に変わった瞬間にどよめきは歓喜へと変わり、新シリーズのオープニングらしい演出と力強いパフォーマンスを見せつけられた観客は一気にドリクルの世界に引き込まれた。

 前半はシングル曲「DREAM TRIGGER」「BRAND NEW STORY」を含む7曲をTPDが得意とするノンストップライブで披露。早着替えの衣装チェンジで曲に色を付けながら、完成されたフォーメーションと圧倒的な歌声で観客の熱気をグングン加速させて行った。ギアを一気にトップに入れて突っ走るようなこのパートの中で特に印象的だったのが新曲の「La La Flags!」。ドリクルをスタートするにあたって発表されていた“時代を変えろ!旗を振れ!”というテーマと繋がる「旗を振ろう未来を変えよう」という歌詞と、9人が自分の色の旗を持ったカラーガードを取り入れたダンスは、ファンと共に次の場所へ進んで行く先導役として旗を振るTPDメンバーの決意のパフォーマンスのように感じた。

 DJの「続いては交通情報をお送りします。成田空港のまわりはどうなっているんでしょうか」というお喋りを受け「Airport」で始まった中盤は、芝居を取り入れたソロやユニット曲のパートで、「1×0」シリーズでの演技経験が活かされたステージング。曲ごとに着替える歌詞に合わせたメンバーコスチュームが楽しく、高嶋菜七、上西星来、櫻井紗季、脇あかりのユニットどるせん from TPDによる「センセイのお気に入り」では、主題歌になっているドラマ「でぶせん」の主人公・満子先生(森田甘路)が登場し5人での息の合ったパフォーマンスが初披露され会場を沸かせた。

 FLASH TIMEと名付けられた写真撮影OKのコーナーを挟んでの後半は、先代メンバー篠原涼子の大ヒットナンバー「恋しさと 切なさと 心強さと」から「逆光×礼賛」「SLASH DANCE」とアッパーなナンバーの繋ぎで、このままラストまで駆け抜けると思いきやここで高嶋菜七と小林晏夕による至極のバラード「Lost Without You」が投下され、MAXに引き上げられた熱気で満たされたフロアーは2人の優しい歌声に包まれ一変し、時が止まったかのような静寂にしばし包まれた。大きな拍手を受け曲が終わると熱を戻すようにステージ後方に数字が表れカウントアップがスタート。「TIME」「純愛カオス」「ダイヤモンドは傷つかない」「DREAMIN’」とライブでの人気ナンバーが連打され、ジェットコースターのような展開で再び上り詰めてのラストは「RAISE YOUR HANDS」。シャボン玉が飛び笑顔で満たされたフロアーに向かって曲中9人は感謝の言葉を叫び全てを出し切ったような明るい顔で抱き合うと、大きく手を振って本編は終了した。

 ドリクルの初披露と同時に18歳になったばかりのメンバー神宮沙紀の生誕を祝う公演でもあったこの日のライブ。アンコールでは先ず新宮が1人で登場しメンバーを呼び込むとファンへ感謝の言葉を述べ、「この幸せをもっともっと一つにするために最後にもう1曲歌わせて下さい」と「気持ちはING」をパフォーマンス。曲中に脇が神宮にキスをしたり最後は神宮をセンターにするなど、メンバーの仲の良さが詰まったバースデースペシャルの「気持ちはING」でライブを締めくくった。

 全てのライブが終了した後のTPD恒例のMCタイムでは、11月東名阪と来年1、2月東京での“DREAM CRUSADERS”公演、更には3月26日の中野サンプラザ公演と1月1stアルバムリリースの発表が行われた。事前に聞かされていなかったアルバム発売のサプライズに嬉しさのあまり崩れ落ちるメンバーがいる中、祝福の歓声が上がるフロアーに向かって脇が「まだ心がついていけてないんですけど」と前置きしながら「“DREAM CRUSADERS”の中野サンプラザでは最後集大成を見せます。今日のライブ以上のものを見せるので絶対に来て下さい」と語ると、高嶋も「半年間のうちに私達には用意されているステージがありますね。そこでみなさんに沢山のパワーを届けて新しいファンの人達にも見に来てもらって大きなステージに徐々に立っていけるようにしたいです。今日を皮切りにみんなで力を合わせて頑張っていきたいと思います!」とこの日から始まるRoad to中野サンプラザへの強い気持ちを伝えた。“DREAM CRUSADERS”という新しい武器を半年間かけて磨きあげ、初のアルバムと共に来年中野サンプラザという大舞台に挑むTPD。高みを目指す9人の今後に注目したい。

【取材・文:山村哲也】

tag一覧 女性ボーカル ライブ 東京パフォーマンスドール どるせん from TPD

リリース情報

純愛カオス[初回生産限定盤A]

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2016年08月17日

ERJ

[CD]
01. 純愛カオス
02. OVERNIGHT SUCCESS -Rearranged ver.- 
03. 純愛カオス (KARAOKE)
04. OVERNIGHT SUCCESS -Rearranged ver.- (KARAOKE)
[DVD]
01. 純愛カオス -Music Video-
02. TPD DOCUMENTARY vol.5 (2015.12-2016.5)

お知らせ

■ライブ情報

THE LIVE SPECIAL Vol.3 × アイドル魂 なだれ坂ロック!
2016/09/28(水) 渋谷WWWX

いとうせいこうフェス 〜デビューアルバム『建設的』30周年祝賀会〜
2016/09/30(金) 東京体育館

ダンスサミット“DREAM CRUSADERS”
2016/11/03(木・祝) 梅田クラブクアトロ(大阪)

2016/11/06(日) 新宿BLAZE(東京)

2016/11/13(日) ボトムライン(名古屋)

2017/1/14(土) TSUTAYA O-EAST(東京)

2017/2/26(日) 恵比寿リキッドルーム(東京)

2017/3/26(日) 中野サンプラザ(東京)

※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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