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SF9 初披露曲を満載して回ったグループ初のZepp Tourファイナルをレポート!

SF9 | 2018.06.12

 韓国の9人組ダンスボーイズグループ、SF9(エスエフナイン)が、日本でグループ初となるZeppツアー『SF9 Zepp Tour 2018“MANMA MIA!"』を開催。そのファイナルを6月1日、東京・Zepp Diver City TOKYO で締めくくった。

 日本でリリースしたばかりの3rdシングル「マンマミーア!」は、彼らが韓国の音楽チャート番組で初めて1位を獲得した楽曲ということもあって注目が高まり、シングルを発売するや否やセールスは急上昇。そんな“ヒット曲"をたずさえての開催となったZeppツアーは、“青春"をコンセプトにコンサートを構成。オリジナル曲を軸にして、ユニットごとのパフォーマンス、少女時代やTWICEのカバーダンスに加え、曲間にはメンバー個々が青春について語るオリジナルムービーまであった。ここまで見どころ満載のプログラムを準備するのは相当大変だったに違いない。通訳も入れず、メンバーだけでステージを展開していった本ツアーは、彼らの日本語力の成長を含め、SF9の音楽、ライブに傾ける熱い情熱がなければ実現できたかったに違いない。

 ライブはいきなり新曲「Manma Mia!」で幕を開けた。さっそくフロアを埋め尽くしたFANTASY(SF9のファンの呼称)が一丸となって“ハッ、ハッ、ハッ"と元気な掛け声をステージに届け、オープニングから序盤とは思えない盛り上がりを作ってく。「TO BE SENSATION! こんばんは。SF9です」と挨拶をしたあとは、全員が日本語で自己紹介。そこで今回の公演のコンセプトが“青春"であることを伝えたあと、ヨンビンが「青春といえばSF9ですよね?」と問いかけると、フィヨンが「青春とは失敗と挑戦」といい、メンバー間で青春談義がスタート(全部日本語です!)。それを最後に「青春とは成長です」とキレイにまとめ、メンバーを感心させたチャニ。だが、そんなチャニをダウォンが「チャニ君は(身長が)毎日毎日成長してるよ?」といじって、観客の笑いを誘っていた。

 そんな楽しい場内の雰囲気を引き連れ、ロウンが「次はFANTASYと作るステージです」といって、ここからは彼らの若さがキラキラ自由に弾けるパフォーマンスで青春を体現していく。「Just On My Way -Japanese ver.-」では舞台後方のスクリーンがインスタグラムになり、メンバーの弾けた表情を映し出し、「Let’s Han Out」ではメンバーとドライブを楽しんでるような映像がバックに流れ、“1、2、3、4"を合図にステージもフロアも楽しく大騒ぎ。そうして、最後はチャニがロウンをおんぶしてステージを立ち去る姿でファンを大興奮させた。

 メンバーたちが青春を語る映像を挟み、次はユニットステージへ。雨の音、スモークが立ち込めるなかで、ゆったりとしたトラック(後のMCでジュホが作ったものだと判明!)にのせた柔らかな動きで、色っぽくソロダンスを踊り出したのはSF9が誇るダンサー、テヤン。そこにチャニとヨンビンが加わった後は、3人で息のあったキレキレのダンスを激しく踊って客席を圧倒。続いて登場したジェユンとロウンというボーカルラインは、米津玄師のバラード「Lemon」をカバー。エモーショナルなハモりでファンを魅了すると、2人は手を取り合ってハグを交わし、お互いを称え合った。

 そのあと元気いっぱいにヨンビン、インソン、ジュホ、テヤン、チャニの5人がステージに広がり、SMAPの「SHAKE」をカバー。しっとりした場内の空気を楽しいダンスと歌でいっきに盛り上げていった。5人が歌い終えたあとステージに出てきて「僕、この曲が1番いい感じだと思います」と「SHAKE」のアクトをダウォンがベタ褒めていると、横からヨンビンがダウォンの頭を指差して「(ヘアスタイルと色が)玉子寿司?!」と言いだし、「いただきまーす」といって一斉にダウォンの頭を食べるメンバーたちに、場内は大爆笑。

 だが、こんな明るく楽しいだけが青春ではない。「ここからは悲しい青春像がテーマです」とインソンが伝え、「空白」から「Easy Love -Japanese ver.-」まで、SF9のとびきり切ないラブソングを連発。思春期ならではの恋したときの切ない胸の痛みを歌とダンスで表現したあとは、再びメンバーたちが青春を語る映像をインサート。続いて、ステージにはヨンビン、ジュホ、フィヨンのラッパーラインが集結。ジュホの自作曲「CHAMPAIGN」を3人でマイクリレーしながらワイルドにラップバトル繰り広げた。このあとは少女時代の「Run Devil Run」をシャープでセクシーなダンスで、TWICEの「TT」を表情まで完コピしたTTダンスを全員でアクト。場内を大いに沸かせていった。踊り終わったあと、他のメンバーが恥ずかしがるなかジェユンだけが「僕はガールズグループの踊りが向いてると思いました」と告げると、ロウンが「練習のときからすごかったんですよ。お尻が」といって爆笑。そのあとライブは「Midnight Road(KR)」からは終盤戦へ。パワフルな「ROAR -Japanese ver.-」、組体操のようなアクロバティックなダンスが圧巻の「Jungle Game -Japanese Ver.-」と激しいダンスチューンを繰り広げ、テヤンが「僕らの太陽であるみなさんのために歌います」と話し、最後に「僕の太陽 ~O Sole Mio~」を歌って本編は終了。

“SF9"のコールを受け、始まったアンコールでは、メンバーが「Dear Fantasy」、「Together -Japanese ver.-」でFANTASYに愛を届けると、今度はFANTASYたちが『SF9、ドキドキさせてくれてありがとう』と韓国語で書かれたスローガンを掲げるサプライズイベントで、愛をプレゼント。それを見たメンバーたちは大感動!! ヨンビンの提案で写真を撮り、最後にイスを使ったパフォーマンスで「マンマミーア!」をプレゼントした。エンディングの場面で、ダウォンがペットボトルの水を頭にかけたのをきっかけに、ステージでは水かけ合戦が始まり、チャニがジェユンに水をかけ、それを見ていたロウンがチャニをつかまえ、チャニの頭に水をかけまくるというメンバーたちのわしゃわしゃした姿でこのツアーを締めくくったSF9。最後にチャニは「みなさんの“青春"の思い出に僕らもなれたらいいなと思います」と伝え、ヨンビンが「もっと素敵なSF9になって戻ってきます」という言葉をファンに残して、ステージを後にした。

【取材・文:東條祥恵】
【撮影:ヤマダマサヒロ】

tag一覧 ライブ 男性ボーカル SF9

リリース情報

マンマミーア!

マンマミーア!

2018年05月23日

ワーナーミュージック・ジャパン

01. マンマミーア!
02. Never Say Goodbye -Japanese ver.-

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