TWICE 東名阪のドームツアーも発表!日本初のアリーナツアー・ファイナル!
TWICE | 2018.10.24
日本ではグループ初となるアリーナーツアー『TWICE 1st ARENA TOUR 2018“ BDZ”』を実施していたTWICEが10月17日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナにてファイナルを迎えた。
本ツアー開催前に発売したJAPAN 1st アルバム『BDZ』のセールスはプラチナディスクに認定され、オリコンウィークリーのアルバムランキングで週間、月間ともに1位を獲得。アジアNo1ガールズグループとしてブルドーザー(=BDZ)のごとく前に突き進んでいく彼女たち。その人気を証明するように、アリーナツアーのチケットは即日完売。場内を見ると、彼女たちの人気は女子中高生以外に小学生にまで裾野を広げていることがよく分かる。集まったONCE(TWICEのファンの呼称)は、TWICEのライブではおなじみのCANDY BONGと呼ばれるペンライトとともに、メンバーのうちわを持参。それに加えて、タオルや「BDZ」のMVに出てくる“ラブリー”のぬいぐるみなども各々が抱えているので、TWICEのライブは客席がとにかく賑やか。
だが、開演時間になり、客電が落ちるとそのムードは一変。冒頭からスクリーンには「BDZ」のMVのサブストーリーを思わせる映像が流れだす。バトルモードのクールな9人。ステージは“KEEP OUT”と書かれたテープで囲われている。エマージェンシーコールの映像で、場内がものすごい歓声に包まれると、舞台下から横一列に整列したTWICEが姿を現す。黒と赤を基調にした衣装に真っ赤な口紅、全員が黒いロングブーツというクールな出で立ちで観客をまずは圧倒。そうして“KEEP OUT”のテープが落ち、「Wake Me Up」でライブは開幕。“パンパカパーン”の大合唱で一丸となって客席はオープニングから大盛り上がり。「I’m gonna be a star」ではイントロでいきなり炎が次々と燃え上がるという大胆な演出でファンを驚かせ、「Say it again」では大サビから9人が颯爽と花見を通ってセンターステージへ移動。すると、メンバーのあまりの可愛さ、美しさ、スタイルのよさにロックオンされたアリーナから、歌がかき消されんばかりの悲鳴があがる。そうして「What is Love?」がスタートすると客席はイントロのメンバーコール、コーラス、ダヒョン&チェヨンのラップとの掛け合いなど、曲間のコール&レスポンスをばっちり決める。それに対してTWICEは縦、斜め、横と9人が次々に形を変えていくテクニカルなフォーメーションダンスで観客の視線をステージに釘付けに。
全員で「One in a million! TWICEです!」と挨拶したあとは、メンバーの自己紹介トーク(個々のキャラクターも垣間見れるので、観客は大喜び!!)を挟んで、ライブは再開。ビートを大胆にアレンジした「SIGNAL(Remix ver.)」に続いて「LUV ME」で《キミの声で元気にして》とTWICEが歌うと、続く「One More Time」では観客一丸となって“TWICE!”とコール。曲の最後はメンバーが3人ずつひな壇のように重なるTWICEお得意のポーズで、キュートな表情を浮かべて曲を締めくくった。このあとはサナが「次の曲はONCEのみんなさんとご一緒したいです!」とTWICEとONCEとのコラボステージを提案。サナとモモが次にやる「BDZ」の振り付けとコールをONCEにレクチャーし、練習しているとナヨンは感心したように「上手ですね?」とONCEをべた褒め。本番の「BDZ」も、メンバーの代わりにスクリーンに映し出される“ラブリー”に合わせて、ONCEがばっちり息のあった掛け合いを入れ、TWICEとONCEのコラボは大成功に終わった。
舞台は暗転、スクリーンにはオープニング映像の続きが映し出される。ミッションをクリアした9人のプライベートな姿をとらえた映像が映し出されたあとは、次はフリルやフラワープリントをあしらった衣装に着替えたキュート&ラブリーなTWICEがステージに再登場。アッパーチューン「Pink Lemonade」で溌剌と幕を開けると、前半戦とは打って変わってダンサーとTWICEが一列になってステージから女子パワーをこれでもかと発揮する「L.O.V.E」、“ドゥグンドゥグンドゥグン”、“HEART HEART”と踊りと掛け声、見ても歌ってもダブルで楽しくて可愛い「LIKEY(編曲ver.) 」と、明るくガーリーなポップチューンでもTIWCEは会場を問答無用に盛り上げていく。そのあと舞台の照明が薄暗くなり、満点の星空の下でTWICEからONCEに贈るバラード「Be as ONE」を一人ひとり、ヘッドセットを外して手持ちマイクを握りしめて心を込めて歌いつないでいった場面は、TWICEと場内に集まったONCEの温かい心の交流が感じられて自然と胸がいっぱいになった。
ジヒョが持ち前のパワフルな声でフェイクを届けたあとは、新曲「STAY BY MY SIDE」(朝日放送テレビ ドラマL『深夜のダメ恋図鑑』)を初披露するというサプライズで、ONCEを驚かせたTWICE。このあとのトークコーナーでは、TikTokで流行っている“全力〇〇”をTWICEが“全力TWICE”でやるツアー恒例企画へ突入。この日はツウィとジョンヨンの対決が引き分けで終わり、最終日ということでこのあとTWICEとONCE全員で“全力TWICE”を楽しんだ。
ミナが「ライブもラストスパート!」と告げると、「CHEER UP-Japanese ver.-」ではメンバーの手書きメッセージが書き込まれたミラーテープが場内に舞い、「Candy Pop」ではCANDY BONGがカラフルに光るなかTWICEとONCEが一体となってものすごい盛り上がりを作り、「BRAND NEW GIRL」ではスクリーンに映しだされた歌詞をみんなで大合唱。そうして、最後は「Dance The Night Away」のめちゃめちゃハードなダンスで、本編ラストをカッコよく締めくくった。
アンコールで、ウィンターバラード「Wishing」が始まると、ONCEが一斉に“Be as ONE/ONCE?TWICE”と書かれたメッセージボードを掲げるというサプライズで、TWICEに愛を届けた。これには「なにそれ! ありがとう」(ジヒョ)、「サプライズ感動しました」(チョヨン)、「私たちは本当に幸せ者だなと思いました」(サナ)、「Onceのみなさんのちょっとでも力になれたらと思ってこのツアーを準備しました」(ミナ)、「これでアリーナツアー終わるのは寂しいです」(ナヨン)、「アリーナツアーができたのはONCEのお陰」(モモ)、「これからももっといい姿を見せられるように頑張るから」(ジョンヨン)、「Onceのみんな、本当に愛してる」(ダヒョン)、「Once、どこにもいかないですよね? また会いましょう」(ツウィ)とお礼の言葉を届け、最後に「I WANT YOU BACK」でここに戻ってくることを約束して、ライブは大団円で終幕。
この日、終演後に2019年に東名阪でドームツアーを実施することを告げたTWICEは、12月16日には新曲「STAY BY MY SIDE」を初収録した『BDZ』のリパッケージアルバムをリリースする。
2019年もTWICEの勢いは止まらないーー。
【取材・文:東條祥恵】
【撮影:田中聖太郎】
リリース情報
BDZ
2018年09月12日
ワーナーミュージックジャパン
02. One More Time
03. Candy Pop
04. L.O.V.E
05. Wishing
06. Say it again
07. Wake Me Up
08. BRAND NEW GIRL
09. Be as ONE
10. I WANT YOU BACK
セットリスト
TWICE 1st ARENA TOUR 2018“ BDZ”
2018.10.17@東京・武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナ
- 01.Wake Me Up
- 02.I’m gonna be a star
- 03.Say it again
- 04.What is Love?
- 05.SIGNAL(Remix ver.)
- 06.LUV ME
- 07.One More Time
- 08.BDZ
- 09.Pink Lemonade
- 10.L.O.V.E
- 11.LIKEY(編曲ver.)
- 12.Be as ONE
- 13.STAY BY MY SIDE
- 14.CHEER UP -Japanese ver.-
- 15.Candy Pop
- 16.BRAND NEW GIRL
- 17.Dance The Night Away 【ENCORE】
- EN-01.Wishing
- EN-02.KNOCK KNOCK -Japanese ver.-
- EN-03.TT -Japanese ver.-
- EN-04.I WANT YOU BACK