NCIS、BBHF、SHE’Sらが一堂に会したTOKYO FM『FESTIVAL OUT powered by EMTG MUSIC』
TOKYO FM『FESTIVAL OUT』 | 2019.01.31
TOKYO FM のロック番組『FESTIVAL OUT』がプロデュースするライブイベント『LIVE FESTIVAL OUT powered by EMTG MUSIC』。その記念すべき第1回が、1月25日(金)・Zepp Tokyoで開催された。出演したのは、Nothing’s Carved In Stone、Bird Bear Hare and Fish、SHE’S。強力な3バンドが熱いライブを繰り広げたこのイベントの模様をお届けする。
【SHE’S】
最初に登場したバンドは、大阪出身のピアノロックバンド・SHE’S。服部栞汰(Gt)、広瀬臣吾(Ba)、木村雅人(Dr)がステージに登場したのに続き、 井上竜馬(Vo)が現れると、待ちわびていた観客の間から大きな歓声が上がった。そしてスタートした1曲目は「The Everglow」。心地よいメロディとハーモニーが、瞬く間に会場の隅々にまで広がった。ピアノを弾きながら歌っている井上がセンターに立ち、その後方に木村、上手側に服部、下手側に広瀬――という左右対称のフォーメーションが美しい。続いて「Un-science」へと突入すると、観客は一斉に手拍子。とても爽やかな一体感が序盤で早くも生まれていた。
「Running Out」と「White」も届けられた後に迎えたインターバル。「新年初ライブでございます。しかも、このイベントも第1回でトップバッター。“一番”が揃っていて縁起がいいですね」と、井上は明るい表情を浮かべて喜んでいた。そして2月6日にリリースされる3rdアルバム『Now & Then』についても彼が語った後に届けられたのは、新曲「Dance With Me」。瑞々しく躍動したサウンドが、観客の身も心も優しく揺さぶっているのを感じた。そして「Over You」も披露された後、「2019年もあなたの好きな音楽がそばにありますように!」という言葉と共にスタートした「Curtain Call」も感動的だった。奏でられたサウンドの全てが、穏やかな幸福感に満ちていたSHE’S。初めて彼らのライブを観た人も、強く魅了されたに違いない。
【Bird Bear Hare and Fish】
Galileo Galilei のメンバーだった尾崎雄貴(Vo&Gt)、佐孝仁司(Ba)、尾崎和樹(Dr)、Galileo Galileiのラストツアーのサポートを務めたDAIKI(Gt)によって結成されたBird Bear Hare and Fish。彼らが1曲目「ウクライナ」の演奏をスタートさせるや否や、会場内のムードは瞬く間にドラマチックに変化した。響き渡ったドリーミーな音像によって別世界へと連れて行かれた感覚となった観客がたくさんいたのではないだろうか。続いて「ライカ」と「ロックフェス」も披露されたが、繊細なコードの響き、ハーモニーを存分に活かしながら彼らが構築したサウンドは、喩えるならば絵画。ステージの上に次々と浮かび上がるかのように感じられた多彩な世界は、とても豊かな質感に満ちていた。
温かなサウンドに満ちていた「レプリカント」。まるで聖歌のような清らかな響きを帯びていた「Hearts」、力強く高鳴ったサウンドが、爽やかな朝日をイメージさせてくれた「Wake Up」……このバンドのかけがえのない魅力を再確認させてくれるサウンドが、その後も届けられた。「去年、『Moon Boots』というアルバムをリリースしたので、今日、僕らの曲を聴いて、いいなと思ってくれた人は、アルバムをぜひ聴いてください。バンド名が長いと思った人は、BBHFで覚えてください。検索で引っかかるようになってるので(笑)」。雄貴のMCが観客を和ませた後に届けられた「次の火」も美しかった。清らかなメロディをじっくりと開花させた「Work」でライブを締めくくると、ステージから去ったメンバーたち。観客が届けた拍手は、彼らを心から讃えていた。
【Nothing’s Carved In Stone】
大音量でSEが流れ、フラッシュライトが点滅するステージ上に村松拓(Vo&Gt)、生形真一(Gt)、日向秀和(Ba)、大喜多崇規(Dr)が登場。そして「Mirror Ocean」の演奏がスタートするや否や、観客は我を忘れて興奮を露わにしていた。凄腕のプレイヤーたちが一丸となって放ったサウンドのクオリティが抜群に高かったのは言うまでもないことだが、心底楽しそうに演奏していた4人の姿が何とも言えず素敵だったことも、印象的だった点として生々しく思い出される。「In Future」「Like a Shooting Star」「Milestone」「Red Light」……強力なナンバーが連発されたことによって、会場は圧倒的な熱気で満たされていった。
「今年、僕らにとって一発目のライブ。これからも続いていくであろうイベントの第1回。トリに選んでいただいて、気合いが入らないわけがない。今日はSHE’S、Bird Bear Hare and Fish、そして我々。何が素晴らしいかというと、我々3バンド、音楽が大好きでございます。思う存分に楽しんで帰ってください!」という村松のMCを経て届けられた「Out Of Control」「Spirit Inspiration」「November 15th」。声を上げた観客のエネルギーが、Zepp Tokyoをドラマチックに揺さぶっていた。
本編が終了した後も続いた手拍子に応えて、ステージに再登場したメンバーたち。アンコールで披露された「Perfect Sound」の盛り上がりも圧倒的なものがあった。全編で最高の爆音を受け止め続けた観客が浮かべていたのは、とても爽やかな笑顔。出演した3バンド同様、音楽が好きで仕方なくて集まった観客が一体となっていた風景がまぶしかった。
このイベントは、本編のライブ以外にもお楽しみが満載だったので、その点にも触れておきたい。各バンドの転換時間には『FESTIVAL OUT』のパーソナリティー・大抜卓人がDJプレイ。ツイッターで募集したリクエスト曲をたくさんかけて、観客を大いに沸かせ、ハッシュタグがトレンド入りするなどの盛り上がりも見せた。その他、出演した各バンドのライブの1曲目を予想する企画(正解者にはサイン入りチェキやポスターをプレゼント)、Nothing’s Carved In Stoneのシークレットスタジオライブ『the closed-door show』(「Mirror Ocean」を演奏)をVR映像で楽しめる特設コーナーも大好評だった。全身で音楽を体感できる「ライブ」というものは、やはり圧倒的に楽しい。そのことを『LIVE FESTIVAL OUT』は、改めて強く実感させてくれた。
【SHE’S】
最初に登場したバンドは、大阪出身のピアノロックバンド・SHE’S。服部栞汰(Gt)、広瀬臣吾(Ba)、木村雅人(Dr)がステージに登場したのに続き、 井上竜馬(Vo)が現れると、待ちわびていた観客の間から大きな歓声が上がった。そしてスタートした1曲目は「The Everglow」。心地よいメロディとハーモニーが、瞬く間に会場の隅々にまで広がった。ピアノを弾きながら歌っている井上がセンターに立ち、その後方に木村、上手側に服部、下手側に広瀬――という左右対称のフォーメーションが美しい。続いて「Un-science」へと突入すると、観客は一斉に手拍子。とても爽やかな一体感が序盤で早くも生まれていた。
「Running Out」と「White」も届けられた後に迎えたインターバル。「新年初ライブでございます。しかも、このイベントも第1回でトップバッター。“一番”が揃っていて縁起がいいですね」と、井上は明るい表情を浮かべて喜んでいた。そして2月6日にリリースされる3rdアルバム『Now & Then』についても彼が語った後に届けられたのは、新曲「Dance With Me」。瑞々しく躍動したサウンドが、観客の身も心も優しく揺さぶっているのを感じた。そして「Over You」も披露された後、「2019年もあなたの好きな音楽がそばにありますように!」という言葉と共にスタートした「Curtain Call」も感動的だった。奏でられたサウンドの全てが、穏やかな幸福感に満ちていたSHE’S。初めて彼らのライブを観た人も、強く魅了されたに違いない。
【VR】村松拓 (Nothing’s Carved In Stone) × 井上竜馬 (SHE’S)【FESTIVAL OUT】
【Bird Bear Hare and Fish】
Galileo Galilei のメンバーだった尾崎雄貴(Vo&Gt)、佐孝仁司(Ba)、尾崎和樹(Dr)、Galileo Galileiのラストツアーのサポートを務めたDAIKI(Gt)によって結成されたBird Bear Hare and Fish。彼らが1曲目「ウクライナ」の演奏をスタートさせるや否や、会場内のムードは瞬く間にドラマチックに変化した。響き渡ったドリーミーな音像によって別世界へと連れて行かれた感覚となった観客がたくさんいたのではないだろうか。続いて「ライカ」と「ロックフェス」も披露されたが、繊細なコードの響き、ハーモニーを存分に活かしながら彼らが構築したサウンドは、喩えるならば絵画。ステージの上に次々と浮かび上がるかのように感じられた多彩な世界は、とても豊かな質感に満ちていた。
温かなサウンドに満ちていた「レプリカント」。まるで聖歌のような清らかな響きを帯びていた「Hearts」、力強く高鳴ったサウンドが、爽やかな朝日をイメージさせてくれた「Wake Up」……このバンドのかけがえのない魅力を再確認させてくれるサウンドが、その後も届けられた。「去年、『Moon Boots』というアルバムをリリースしたので、今日、僕らの曲を聴いて、いいなと思ってくれた人は、アルバムをぜひ聴いてください。バンド名が長いと思った人は、BBHFで覚えてください。検索で引っかかるようになってるので(笑)」。雄貴のMCが観客を和ませた後に届けられた「次の火」も美しかった。清らかなメロディをじっくりと開花させた「Work」でライブを締めくくると、ステージから去ったメンバーたち。観客が届けた拍手は、彼らを心から讃えていた。
【Nothing’s Carved In Stone】
大音量でSEが流れ、フラッシュライトが点滅するステージ上に村松拓(Vo&Gt)、生形真一(Gt)、日向秀和(Ba)、大喜多崇規(Dr)が登場。そして「Mirror Ocean」の演奏がスタートするや否や、観客は我を忘れて興奮を露わにしていた。凄腕のプレイヤーたちが一丸となって放ったサウンドのクオリティが抜群に高かったのは言うまでもないことだが、心底楽しそうに演奏していた4人の姿が何とも言えず素敵だったことも、印象的だった点として生々しく思い出される。「In Future」「Like a Shooting Star」「Milestone」「Red Light」……強力なナンバーが連発されたことによって、会場は圧倒的な熱気で満たされていった。
「今年、僕らにとって一発目のライブ。これからも続いていくであろうイベントの第1回。トリに選んでいただいて、気合いが入らないわけがない。今日はSHE’S、Bird Bear Hare and Fish、そして我々。何が素晴らしいかというと、我々3バンド、音楽が大好きでございます。思う存分に楽しんで帰ってください!」という村松のMCを経て届けられた「Out Of Control」「Spirit Inspiration」「November 15th」。声を上げた観客のエネルギーが、Zepp Tokyoをドラマチックに揺さぶっていた。
本編が終了した後も続いた手拍子に応えて、ステージに再登場したメンバーたち。アンコールで披露された「Perfect Sound」の盛り上がりも圧倒的なものがあった。全編で最高の爆音を受け止め続けた観客が浮かべていたのは、とても爽やかな笑顔。出演した3バンド同様、音楽が好きで仕方なくて集まった観客が一体となっていた風景がまぶしかった。
このイベントは、本編のライブ以外にもお楽しみが満載だったので、その点にも触れておきたい。各バンドの転換時間には『FESTIVAL OUT』のパーソナリティー・大抜卓人がDJプレイ。ツイッターで募集したリクエスト曲をたくさんかけて、観客を大いに沸かせ、ハッシュタグがトレンド入りするなどの盛り上がりも見せた。その他、出演した各バンドのライブの1曲目を予想する企画(正解者にはサイン入りチェキやポスターをプレゼント)、Nothing’s Carved In Stoneのシークレットスタジオライブ『the closed-door show』(「Mirror Ocean」を演奏)をVR映像で楽しめる特設コーナーも大好評だった。全身で音楽を体感できる「ライブ」というものは、やはり圧倒的に楽しい。そのことを『LIVE FESTIVAL OUT』は、改めて強く実感させてくれた。
【撮影:Photo by Ishimaru Nobuaki】
【取材・文:田中大】
ライブ 男性ボーカル Nothing’s Carved In Stone SHE’S Bird Bear Hare and Fish
セットリスト
TOKYO FM「LIVE FESTIVAL OUT powered by EMTG MUSIC」
2019.1.25(金)@ Zepp Tokyo
-
SHE’S
- 1.The Everglow
- 2.Un-science
- 3.Running Out
- 4.White
- 5.Dance With Me
- 6.Over You
- 7.Curtain Call
- 1.ウクライナ
- 2.ライカ
- 3.ロックフェス
- 4.レプリカント
- 5.Hearts
- 6.Wake Up
- 7.次の火
- 8.Work
- 1.Mirror Ocean
- 2.In Future
- 3.Like a Shooting Star
- 4.Milestone
- 5.Red Light
- 6.Out Of Control
- 7.Spirit Inspiration
- 8.November 15th 【ENCORE】
- En-1.Perfect Sound
Bird Bear Hare and Fish
Nothing’s Carved In Stone
お知らせ
FESTIVAL OUTとは?
【番組詳細】
TOKYO FM 80.0MHz
■放送日時:毎週木曜 20:00~21:40
■番組パーソナリティー:大抜卓人
http://www.tfm.co.jp/fo/
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TOKYO FM 80.0MHz
■放送日時:毎週木曜 20:00~21:40
■番組パーソナリティー:大抜卓人
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