小田原出身の4人組バンドammoflightがニューシングル「アルタルフ~この恋の終わりに~」をリリース!

ammoflight | 2012.11.16

 今年3月にシングル「桜グラフィティ」でメジャーデビューを果たした小田原出身の4人組バンド、ammoflight。彼らの持ち味は、キャッチーでありながら切なく、そしてどこか郷愁を誘うラブソングだ。そんな彼らが美しく歌い上げる失恋ソング「アルタルフ?この恋の終わりに?」をリリースする(11月21日発売)。寒い季節にピッタリの仕上がりで、幅広く支持を集めそうだ。EMTG MUSICには初登場となる彼らに、楽曲の制作秘話はもちろん、各メンバーの個性についても掘り下げてみた。

EMTG:今回のニューシングル「アルタルフ?この恋の終わりに?」は、思いっきり失恋ソングですね。これって曲と歌詞はどちらが先だったんですか?
津久井恒仁:実は前身になる曲があって、それを作り直したんです。なので、歌詞があとになるんですが、最初に作った時は、言葉とメロディーが同時だったような気がします。
EMTG:じゃあ、最初から基本は悲しい歌だったという解釈でいいのかな。
津久井恒仁:はい。本当に僕が失恋をしたところから出来た曲なので──。
EMTG:リアルですね(笑)。
津久井恒仁:もちろん実体験というよりは、その失恋がモチーフになっている曲です。ただ、自分の気持ちを整理したいとか、そういう思いでした。もともと悲しい曲というか、バラードが好きなんですよ。明るく楽しい曲より切ない曲を聴く方が多いです。
EMTG:他のメンバーの皆さんは、前身の曲と比べて完成した「アルタルフ?この恋の終わりに?」の印象はどう変わりましたか?
葛西一茂:もっと悲しくなったし、もっと聴いてくれる人の層を広げたアレンジになったなと思います。原曲がロックバラードみたいな感じだったんですけど、もっと聴きやすいアレンジにした方がいいんじゃないかってことで、リズムテンポを変えて、誰が聴いてもスッと入っていけるアレンジにしました。
EMTG:皆さんにききたいんですが、男性としては相当共感できる歌詞じゃないですか?
鳥居塚尚人:僕は共感しちゃいますね。ライブでやってると、結構曲の世界に入ってます。心では泣きながら(苦笑)、演奏してます。
葛西一茂:僕も素直に共感します。自分もかなり引きずる方なので。
久保田庸友:僕は共感するところもありますけど、100%じゃないと思うんです(笑)。
EMTG:新たな意見が(笑)。
久保田庸友:いつまでも引きずっているタイプではないと思うんですが……。
EMTG:とはいえ、悲しい曲はえてして心地いいですよね。
津久井恒仁:この曲は、聴く人がいろんな風にとらえてくれればいいと思っているんですけど、自分の中では明確にハッピーエンドにしてないんです。悲しいものは悲しいっていう。そこから目をそらさずに、よりそってほしいっていうテーマがあったんですね。
EMTG:もうドップリ浸ってくださいと。そんな悲しい失恋の歌のあとのカップリング曲が、いきなり「ライフ・イズ・ア・ギャンブル」って(笑)。
津久井恒仁:「アルタルフ?この恋の終わりに?」を録り終えて、カップリングについて考えた時、似たような曲を入れても曲の意味合いが薄れると思ったんです。だったら対局にある曲を入れた方がいいかなって。
EMTG:そして“人生はギャンブルなんだ”と(笑)。すさまじい落差ですね(笑)。どういう経緯で出来た曲なんですか?
津久井恒仁:もともと明るい曲ではあったんですけど、僕らがメジャーデビューしてから過ごしてきた中で感じたことですね。音楽をやっていることって独特なんだなって感じたり、あぶなっかしいなって思ってたんです。自分の気持ちを歌にして生活していくのって、すごく難しいじゃないですか。その先に何があるかってうと、確かなものはひとつもない。それってギャンブルと一緒だなって思ったんですよね。でも、いろんな人と話したりするうち、どんなところで生活している人達にも言えるような気がしてきて。
EMTG:確かに安穏とした人生なんてないですよね。ところで、音楽から離れて、これはギャンブルだなって思うことはありますか?
津久井恒仁:僕はお酒を飲んでいる時の“最後の1杯”がギャンブルだと思います(笑)。
EMTG:ん? というと?(笑)。
津久井恒仁:これ飲んじゃったらヤバイかなっていう(笑)。
EMTG:あ?、なるほど(笑)。それがギャンブルになる瞬間はありますね!
葛西一茂:僕は夜中、お腹が空いた時にラーメンを食べるか食べないか……。
EMTG:それ……ギャンブルなんでしょうか(笑)。
葛西一茂:食べなかったら自分に勝てるという(苦笑)。
久保田庸友:僕はお風呂にいつ入るかがギャンブルです。
EMTG:なぜですか?
久保田庸友:夜入ったせいで翌日の朝、起きれなかったらどうしよう……と、入らないまま朝早く起きて風呂に入るか……っていうのが、自分にとっては賭けなんですよ(笑)。
EMTG:ちっちゃいギャンブルですね……。
鳥居塚尚人:僕の場合は、大盛りを完食すると無料だけど……いけるのかどうかですね。
EMTG:で、結局いっちゃう方ですか?
鳥居塚尚人:いっちゃいますね(笑)。今のところ、そんなにハイレベルのものに挑戦してないので、負けてはいないです!
EMTG:それぞれの個性は何となくつかめてきました(笑)。ではギャンブルからは離れまして、3曲目のカップリング「milk tea」についてですが、この曲は収録曲の中では一番癒される作品になりましたね。
津久井恒仁:「アルタルフ?この恋の終わりに?」と「ライフ・イズ・ア・ギャンブル」が出来てから作った曲なんですよ。時期的なものも考えて、ちょうどミルクティーがあったかく感じる気持ちになれる頃だなと。
EMTG:決してコーヒーではなく(笑)。
津久井恒仁:そうですね。この曲に関しては、甘いものにしたくて。曲の内容も幸せだったりするので。
EMTG:冒頭、さんざん悲しかったんですけどね(笑)。
津久井恒仁:もう1回、頭に戻って聴けるように(笑)。すべてがいいバランスになったと思います。3曲しかないですけど。
EMTG:これだけいろんな一面を見れたら、ammoflightがどんなバンドかよくわかりますもんね。ちなみに、全員におききしたいんですが、3曲の中で一番個人的に好きな曲はどれですか?
津久井恒仁:僕はやっぱり「アルタルフ?この恋の終わりに?」ですね。
鳥居塚尚人:僕は「milk tea」かな。こうなりたいなっていう、憧れる世界観があるので。
葛西一茂:僕も「milk tea」です。今あるものを大切にしようって思わせてくれる曲なので、すごく共感できるし、聴いていて、すごく感動します。
久保田庸友:僕は「ライフ・イズ・ギャンブル」ですね。実は自分自身、あまり恋愛の曲を聴いてこなかったんですよ。どちらかと言うと、一歩踏み出させてくれるような曲だったり、自分の中で考えられる曲が好きだったんです。
EMTG:みなさん見事にバラバラですね(笑)。さて、来年1月には大阪と東京でライブも決定してますね。どんな気持ちで臨みたいですか?
津久井恒仁:やっぱり来てくれた人の心に歌が残ってくれたらいいな……と思ってます。
EMTG:ライブだと新曲も一層染みそうですからね。楽しみです!

【取材・文:海江敦士】

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ビデオコメント

リリース情報

アルタルフ~この恋の終わりに~(初回盤)

アルタルフ~この恋の終わりに~(初回盤)

2012年11月21日

ビクターエンタテインメント

ディスク:1
1. アルタルフ~この恋の終わりに~
2. ライフ・イズ・ア・ギャンブル
3. milk tea
4. アルタルフ~この恋の終わりに~ (Instrumental)
5. ライフ・イズ・ア・ギャンブル (Instrumental)
6. milk tea (Instrumental)
ディスク:2
1. アルタルフ~この恋の終わりに~ (ミュージッククリップ)
2. ライフ・イズ・ア・ギャンブル (ミュージッククリップ)
3. アンモHi!スクール~料理部の鉄人~

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■マイ検索ワード

●津久井恒仁
サッポロビール

サッポロビールって黒ラベル以外に何があるかなって調べて。それもあって最近は黒ラベルばかり飲んでます(笑)。

●久保田庸友
LUNA SEA

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地元でいつも行く居酒屋の姉妹店だったんですよね。それで、何時までやってるのかなとか地味に調べました(笑)。

●葛西一茂
秋服

大したものは調べてないんですけど、秋服は調べました。服を買いに行く前に何を買おうかっていうのをあらかじめ調べようと思って。まだ買ってないんですけど、いまチェックしている段階です。


■ライブ情報

小田原イズム2012
2012/11/25(日)小田原姿麗人

Mr.PARTY!
2012/12/13(木)OSAKA MUSE

【cross fm 20th anniversary special
A-Cross the Music~ December ~
supported by Act Against AIDS】

2012/12/15(土)福岡スパイラルファクトリー

音生ライブサーキット 2012
WINTER CHRISTMAS SPECIAL

2012/12/22(土)F.A.D yokohama/club LIZARD/7th AVENUE/BAYSIS/BAY JUNGLE

アンモフライト TOUR 2013
″アルタルフ”~大阪の夜空編~

2013/01/18(金)大阪 LIVE SQUARE 2nd LINE
2013/01/25(金)Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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