BIGBANGのD-LITEがJ-POPの名曲をカバーしたアルバム『D’scover』をリリース!

D-LITE | 2013.02.27

 ワールドワイドな活躍を続ける韓国出身のモンスターグループ、BIGBANG。個性派ぞろいの5人のメンバーの中で、特に歌唱力に定評のあるD-LITEが、2月27日にカバーアルバム『D’scover』で日本でソロデビューを果たす。選びに選び抜いたJ-POPの名曲達には、彼の伸びやかなボーカルによって新たな命が吹き込まれている。BIGBANGでのD-LITEとはひと味違う、ストレートに歌で勝負する彼の心意気が詰め込まれた仕上がりだ。ここでは収録曲についての思い入れや制作エピソードなどを、D-LITE本人に解説してもらった。

EMTG:カバーアルバム『D’scover』を制作しようという話はいつ頃からあったんですか?
D-LITE:去年の7月くらいですね。6、7ヶ月前だったと思います。
EMTG:意外に最近だったんですね(笑)。ところで、実に様々なタイプの曲を選ばれてますけど、どうやって選んだんですか?
D-LITE:いろいろリストを作って聴いていったんですけど、初めて聴いた時のインスピレーションを大事にしました。
EMTG:リストには何曲くらいあったんですか? かなりたくさんの曲があったんじゃないかと思いますが……。
D-LITE:スタッフにリストをあげてもらったんですけど、200曲くらいですかね。
EMTG:200曲も! かなりの曲数ですね。
D-LITE:そうですね。飛行機の移動中とか普段の活動をする中で、いつも聴いてました。
EMTG:さっき、最初に聴いた時のインスピレーションで曲を決めたと言ってましたけど、具体的な決め手は? 歌いたくなる曲だったとか、純粋に好きな曲だったとか。
D-LITE:歌の難しさはあまり気にせず、ただ好きな曲だったということですね。
EMTG:もともと自分で好きだった曲はありますか?
D-LITE:以前からJ-POPは好きだったんですけど、改めて知った曲が多かったです。
EMTG:そうなんですか! でも、どの曲もすごくなじんでますよね。ちなみに、歌ってみて難しかった曲はありましたか?
D-LITE:MISIAさんの「逢いたくていま」ですね。この曲はV.Iがすすめてくれた曲なんですけど、曲のイメージも大きすぎて、どういう風に編曲するか、どういう風に歌ったらいいのか悩みました。曲を正確にイメージするまでに時間がかかりましたね。もともと早いタイミングでレコーディングする予定だったのを、“もう少し時間が必要なので”ってお願いして、スケジュールをずらしてもらったり……。なるべくイメージをハッキリ作ってからレコーディングしたかったんです。
EMTG:そうなんだ。結果、すごくハマッてると思いましたよ。
D-LITE:ありがとうございます。でも、ホントに素晴らしい歌ですよね。
EMTG:では次に、歌っていて一番気持ちがよかったのは?
D-LITE:気持ちがいいというか、歌っていて楽しかったのは、いきものがかりさんの「じょいふる」ですね。
EMTG:そもそも「じょいふる」をカバーされたのには驚きました(笑)。
D-LITE:そうですね(笑)。初めてチャレンジしたタイプの曲だと思います。
EMTG:もとは可愛い雰囲気なんだけど、D-LITEさんのバージョンはワイルドさがあるというか。
D-LITE:この曲を初めて聴いた時、子どもの気持ちになれる曲だなって思ったんです。その面を強調しつつ、BIGBANG風のサウンドにしてみようってことで、笹路(正徳)さんと一緒にアレンジしていきました。
EMTG:では、特に共感を覚えた歌詞は?
D-LITE:秦基博さんの「アイ」です。これ、ホントに僕の歌だなっていうくらい、歌詞に共感できました。
EMTG:歌詞もバッチリ把握されてるわけですね。で、日本語の曲をカバーしてみて、韓国の歌との表現の違いも感じられたと思いますが、そのあたりは?
D-LITE:韓国の歌の歌詞はすごく素直で直接的だと思いますけど、日本の歌詞は遠回りな表現が多いような気がします。
EMTG:そうですよねぇ(苦笑)。
D-LITE:でも、僕はそこがすごく気に入りました。そういう表現がすごいなって。
EMTG:「今夜はブギー・バックnice vocal feat.VERBAL (m-flo)」では、VERBALさんがフィーチャーされてますが、スタジオでは一緒に作業できたんですか?
D-LITE:別々でした。一緒だったら楽しかったんですけど、VARBALさんも忙しくて。でも、完成した曲を聴いたらすごくよかったですね。編曲はすごく難しかったんですけど。
EMTG:ところで、MVとして撮影した曲が斉藤和義さんの「歌うたいのバラッド」ですね。雪が印象的な映像ですけど、寒かったですか?
D-LITE:撮影は韓国だったんです。ソウルから1時間くらいにある場所で録ったんですけど、実はこの日、雪は降っていなかったんです(笑)。しかも、たまたま暖かくて……それでもマイナス8度かって世界でしたけどね(笑)。監督さんも運がいいって言ってました。撮影日の前後はマイナス15度でしたから。
EMTG:マイナス15度! で、この曲をMV撮影に選んだ理由は?
D-LITE:この曲は僕がネットで探していた時に、Mr.Childrenさんがカバーしていた映像を見て、すごく気に入った曲だったんです。それでオリジナルを聴いたら、さらに気に入って。それでカバーすることにしたんです。だからMVもこの曲で作りました。
EMTG:今回、ソロでカバーアルバムを制作したことで、いろんな欲も出てきたと思います。この先、こんなこともやってみたい!と思ったことはありましたか?
D-LITE:この『D’scover』を作って、ソロでやりたかったことは全部つぎ込めたので、すごく満足のいく作品を作ることができました。できれば、いつ、どんな人が聴いても、僕の曲でみんなを癒すことができたらいいなと思います。今は、3月のワンマンライブツアーを成功させたい気持ちでいっぱいです。
EMTG:東京は3月30、31日の日本武道館公演でファイナルになりますね。ご自身のソロナンバーはもちろんとして、カバーアルバムの曲もたくさん聴けますか?
D-LITE:はい! もちろんです。今までのBIGBANGのスタイルとは全然違うジャンルの曲も多いし。ただ、歌を聴かせることも重要だけど、お客さんと気持ちを交換しながらいいライブができたらいいなと思ってます。
EMTG:知ってる歌も多いから、みんな一緒に歌えますしね。ライブへの意気込みはバッチリですか?
D-LITE:いやー(苦笑)、まだまだですけど、僕の足りない部分を、ライブに来てくれるファンの皆さんが満たしてくれると信じているので(笑)。お互いに気持ちが交換できたら100パーセントのライブになるんじゃないかと思ってます!

【取材・文:海江敦士】

リリース情報

D’scover (CD+DVD)

D’scover (CD+DVD)

2013年02月27日

YGEX

ディスク:1
1. 陽のあたる坂道
2. アイ
3. 歌うたいのバラッド
4. 全力少年
5. Hello
6. じょいふる
7. やさしさで溢れるように
8. 逢いたくていま
9. 夢の蕾
10. BABY DON’T CRY
11. WINGS
12. 今夜はブギー・バック nice vocal feat.VERBAL(m-flo)

ディスク:2
1. 歌うたいのバラッド (Music Video)
2. WINGS (Music Video)
3. Making of “D’scover” [Interview, Recording, Photo Shooting & Music Video Shooting]

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韓国の旧正月の食べ物
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■ライブ情報

D-LITE (from BIGBANG)
【D-LITE D’scover Tour 2013 in Japan ~DLive~】

2013/03/23(土)神戸ワールド記念ホール
2013/03/24(日)神戸ワールド記念ホール
2013/03/30(土)日本武道館
2013/03/31(日)日本武道館

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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