BIGBANGの末っ子、V.Iが日本で念願のソロデビュー!

V.I | 2013.10.21

 日本でもドラマやバラエティーなどに出演し、活動の場を広げているBIGBANGのV.Iが10月9日に1stアルバム『LET’S TALK ABOUT LOVE』で本格的な日本デビューを飾った。韓国で発表されたミニアルバムの収録曲や、おなじみのソロ曲に、新たに日本語の歌詞をのせたもので、アーティ スト、V.Iの魅力がギッシリ! 親しみやすいキャラでおなじみの彼も、作詞作曲に全面参加し、こだわりをもって音源を制作。クールなヒップホップチューンや、ソフトなポップスなど、あらゆる可能性を秘めた作品に仕上げた。“中途半端が嫌いなんです!”という彼が、制作に対するこだわりについて語る!

EMTG:アルバム『LET’S TALK ABOUT LOVE』のリリースで、ついにV.Iさんも日本でのソロデビューを果たしましたね! すでにグループの先輩であるG-DRAGONさんもソロツアーを成功させたり、D-LITEさんもカバーアルバムで日本デビューを果たしたりしていたので、かなり刺激にもなっていたんじゃないですか?
V.I:僕は僕で、日本でもタレントとしていろんな活動ができてたので、先輩の皆さんの活躍に負けることはなかったと思いますね。ただ、今回は自分が表現する音楽で、自分のメッセージを伝えることができたのが、すごく嬉しいです。
EMTG:自分で表現する音楽にメッセージをこめられたということですが、全体的にラブソングでまとまっていますね。
V.I:ラブソングを中心に作った理由として、やはり僕のソロアルバムは初めてだし、リスナーやファンの皆さんに、どうすればすぐに近づけるのか……そこをスタッフと相談したんです。そうしたら、“やっぱり愛についての歌はみんなが共感できるよね”って。だから、失恋した男性のつらい気持ちを歌った曲や、好きな女性を誘ったり、悪い女の子から騙されて傷つくような男の気持ちとか、誰もが一度は経験していそうな歌が入ってます。
EMTG:確かに、いろんな恋愛感情が表現されてますね。ちなみに、一番V.Iさん自身に近いキャラクターで歌った曲はどれですか?
V.I:「GG BE」ですね。これはストレートに、ウソつきの悪い女の子にダマされてる男性の歌なんですけど、この歌詞にあるように、僕も自分でハッキリ言っちゃうタイプだと思います。“なんでウソついてるの? 別れたいならもうハッキリ言ってよ”って。そこで女性は何度もウソをつくんだけど、結局お互いの心が冷めて、終わりになるっていう曲なんです。歌詞もすごくストレートだし、それが一番BIGBANGのV.Iらしいなって思います。
EMTG:わかるような気がします。実はこの曲、V.Iさんらしいなって印象がありました。
V.I:僕って、遠回しに物を言う人じゃないんで(笑)。
EMTG:では、逆に自分と離れたキャラクターを歌った曲はありますか?
V.I:「LOVE BOX」ですね。僕は切ない気持ちとか、自分がつらいっていうことを、人に言わないんです。人を楽しませる仕事をしている人として、そういう部分は見せるのはよくないと思って。でも「LOVE BOX」は自分の大切な人が亡くなって、その言葉にならないくらいのつらさを表現したかったんです。映画の『いま、会いにゆきます』でも、死んでしまった奥さんが突然、戻ってきて……でも、また消えてしまう……そんな大切な人を失ってしまうつらさ、寂しさみたいなものを表現しているじゃないですか。そういう部分を歌いたかったんですよね。
EMTG:一方で、1曲目の「INTRO [LET’S TALK ABOUT LOVE] 」は、強めの歌詞でビートの強いヒップホップチューンだし。幅広いですよね。
V.I:僕、歌手になる前はダンスをやっていて、ダンスも大好きなんです。だから、どんなタイプの曲でも踊れるようなものになればいいと思ってました。あと、実は僕の声はソフトなので、その声を活かせる強いビートの曲もいいんじゃないかと。それで全体的にビートが強めになっていると思います。
EMTG:確かに踊れるアルバムですね。
V.I:今、日本にいる男性ソロアーティストの中でも、こういうタイプの曲をやっている方ってあまりいないですよね。だから、僕としては今まで日本にいなかったキャラクターのアーティストになりたいです。
EMTG:ちなみに、作詞作曲もこなしていらっしゃるわけですが、特に影響を受けたり、好きなアーティストはいるんですか?
V.I:J-POPの中では小田和正さんですね。
EMTG:えっ? 今回のV.Iさんのソロ作品とは、かなりイメージが違いますが……。
V.I:小田和正さんは作詞作曲、そして演奏やミックスなどの作業も、すべてご自身でなさっているんですよね。もはや、これ以上に素晴らしいことはないと思いまして。しかも、誰が聴いても感動するメロディーラインがすごく好きなんです。ホントに泣きそうになりますよね。そこには小田さんだけの感性があるんだなって思います。
EMTG:V.Iさんの曲もビートは強めですが、ちゃんとメロディーラインも目立ちますね。
V.I:それは、僕が好きなメロディーラインに強いビートを合わせているからだと思います。そのバランスは、ちゃんと考えたいなと思いまして。
EMTG:好きな音楽と作る音楽にギャップがあるのが面白いですね。
V.I:僕が作る音楽は、自分がやりたい音楽ではなく、みんなに聴かせたい音楽なんですね。だから自分で聴く音楽と作る音楽はまったく違いますから(笑)。僕はとにかく、みんなを楽しませたいんですよ。そのためには自分も元気でいなきゃいけないから、よくノリノリの音楽をかけてテンションを上げているんです(笑)。だからこそ、今回のアルバムはみんなに聴かせたいんです!
EMTG:このアルバムでは、ほぼ日本語で歌っていますが、日本語が流ちょうなV.Iさんとしては、歌入れはスムーズでしたか?
V.I:まだ発音的に微妙な時もありますし、譜割りは難しかったです。譜割りによって日本語のニュアンスも変わるんで。あと、歌にしても何を歌っているのか聞き取れなかったら意味がないんです。メッセージを伝えても、それが届かないということは、アーティストの問題だと思うんですね。だからこそ僕は完璧にしたくて。訳してくれる方にも“ここはこういう表現にしたほうがいいんじゃないですかね”って相談しながら進めていきました。
EMTG:そういう指示もしていたんですね。
V.I:J-POPを聴いていて、ハマッてしまうのは、やっぱり歌詞だと思うんです。例えば、AKB48の「ヘビーローテーション」は、国民的に愛されている曲じゃないですか。歌っているのは女性なのに、その歌詞の中で“僕”っていう表現を使うんです。普通、女性は“僕”って使わないじゃないですか。まわりの人にきいてみたら、“相手の気持ちとして考えて「僕」って言葉を使うんだ”って。聴く側はそこがすごく気になって毎回聴いてしまいますよね。
EMTG:そんなところまで研究していたんですか!
V.I:分析家です、僕は(笑)。
EMTG:それが自分の作品にも活かされるわけですね。今回のアルバム制作を通して、次にやってみたいことも見えましたか?
V.I:今回のアルバムは自分にとってのスタートだと思います。スタートでどういう結果を出すかによって、これからの僕がどう成長できるかが決まるので……。できればいい結果を出したいので、みんなが楽しめる曲をたくさん入れました。
EMTG:11月以降はBIGBANGでのドームツアーも決定してますね。もしかしたらソロコーナーで、アルバムからの曲を披露してくれるのでは?
V.I:もちろん、自分のパートはバッチリ見せますけど、BIGBANGのライブではバランスを大事にしてるんですよ。何しろ5人のソロアーティストを集めたようなグループですからね。ただ、自分のソロコーナーはノリノリにしたい。楽しみにしていて欲しいです!

【取材・文:海江敦士】

ビデオコメント

リリース情報

LET’S TALK ABOUT LOVE [CD+DVD]

LET’S TALK ABOUT LOVE [CD+DVD]

2013年10月09日

YGEX

ディスク:1
1. INTRO [LET’S TALK ABOUT LOVE]
2. 僕を見つめて [GOTTA TALK TO U]
3. GG BE feat.JENNIE KIM of YG NEW ARTIST
4. アイなんていらない [COME TO MY]
5. YOU HOOOO!!!
6. LOVE BOX
7. STRONG BABY
8. VVIP 試聴する
9. I KNOW with May J.
10. MAGIC
11. WHITE LOVE
12. 空に描く思い

ディスク:2
1. 僕を見つめて [GOTTA TALK TO U] (Music Video)
2. GOTTA TALK TO U (KR Ver.) (Music Video)
3. STRONG BABY (KR Ver.) (Music Video)
4. VVIP (KR Ver.) (Music Video)
5. WHAT CAN I DO (KR Ver.) (Music Video)
6. Making of “LET’S TALK ABOUT LOVE”
7. MUSIC ON! TV 『M-ON! SPECIAL V.I(from BIGBANG)~documentary~』

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モテ女100
初めてMC(=司会)をやらせていただいている番組なんですね(笑)。その評判が知りたくて調べました! 僕、MCが好きなんですよ。とにかく、日本でのお仕事が大好きで。せっかく日本の厳しい芸能界で活動できているので、韓国はもちろんですが、日本でもがんばりたいです!


■ライブ情報

BIGBANG JAPAN DOME TOUR 2013〜2014
2013/11/16 (土)西武ドーム
2013/11/17 (日)西武ドーム
2013/11/29 (金)京セラドーム大阪
2013/11/30 (土)京セラドーム大阪
2013/12/01 (日)京セラドーム大阪
2013/12/07 (土)福岡 ヤフオク!ドーム
2013/12/08 (日)福岡 ヤフオク!ドーム
2013/12/14 (土)ナゴヤドーム
2013/12/15 (日)ナゴヤドーム
2013/12/19 (木)東京ドーム
2013/12/20 (金)東京ドーム
2013/12/21 (土)東京ドーム
2014/01/04 (土)札幌ドーム
2014/01/11 (土)京セラドーム大阪
2014/01/12 (日)京セラドーム大阪

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