１年前に「ミニスカート-Japanese ver.-」で日本デビューするや否や、スカートのジッパーを降ろすセクシーダンスで注目を集め、最新シングル「胸キュン」はオリコンデイリーチャートの２位にランクイン。いまもっとも話題を集める韓国発のセクシーガールズグループといえばAOA（エー・オー・エー/ACE OF ANGELS）だ。そんな彼女たちが10月14日、ついにJAPAN1stアルバム『Ace of Angels』を発売する。本作にはこれまで日本でリリースしてきた３枚のヒットシングルの他に、ここでしか聴けない日本オリジナル曲３曲も収録。韓国に続き、日本でもその人気を決定づけるだろう本作を引っ提げ、AOAがEMTG初登場！　メンバー７人にたっぷり話を聞いた。

EMTG：EMTG初登場なので、グループ名にちなんでいま隣りに座っているメンバーのことをANGELなところ、DEVILなところを交えながら紹介して下さい。

チョア：では私からいきます。ジミンのANGELなところは、リーダーとしてメンバーを手助けしながら引っぱっていってくれるところ。DAVILなところは、気分がすぐれないときは手が付けられないことですね。

ジミン：ミナちゃんは普段もすっごく愛らしくてANGELな子なんです。DEVILなところは、気分が憂うつだと何もいうことを聞いてくれないところ。

全員：あぁ~。

チョア：私たちのグループはジミンとミナとチャンミがAB型で、この３人が……（苦笑）。

ミナ：（日本語で）天使↑デビル↓天使↑デビル↓って（一同爆笑）。

チョア：気分がコロコロ変わるんで、それに他の人たちが振り回されるんです（苦笑）。（日本語で）本当に理解できない。

ミナ：ははははっ（笑）。では、紹介を続けますね。私の隣りにいるユナさんはメンバーのなかで一番女性らしくて優しくて可愛らしいANGELなんです。でも、こんな可愛らしい顔で鳥肉の足があるでしょ？　それをむしゃむしゃ食べるときはDEVIL（一同笑）。

ユナ：大好きなんです。鳥の足（笑顔）。では私が思うソリョンのANGELなところは、常に明るくて愛嬌があるところ。DEVILなところは、一旦ダウナーになると隣りにいても声をかけられないぐらい一人で落ち込んでしまうところ。見ていると胸が痛くなります。

ソリョン：へジョンさんのANGELなところは、相手のことを理解してくれるところ。みんなの話をよく聞いてくれる人なんです。DEVILなところは変な癖？　いまも体を揺らしてるでしょ？　じっとしていられないんです（笑）。

ソリョン：すいません（苦笑）。チャンミのANGELなところは私の味方になってくれるところ。大好物の辛い食べ物を見つけて、それをさらに辛くして食べているときはDEVIL。

チャンミ：チョア姉さんのANGELなところは、個人スケジュールもたくさんあってすごく忙しいにも関わらず、私たちの面倒を見ながら周りのスタッフにまで気を配る。その心が天使だなと思います。DEVILなところは、疲れているせいか何本もエナジードリンクを飲むんです。レッドブルを１日に平気で６本とか飲むので「飲み過ぎですよ」と注意するんですが聞いてくれない。そこはDEVILかなと。

チョア：（日本語で）レッドブル最高!（笑顔）。

全員：ダメダメダメ（みんなに注意される）。

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EMTG：そんなAOAが１stアルバム『Ace of Angel』を発売。いまの心境を聞かせて下さい。

ジミン：初めてのアルバムリリースなので、胸がワクワクときめいています。

EMTG：アルバムに先がけて今作のリード曲として、まず公開されたのが新曲「Oh BOY」。

チョア：私たちが日本に来るようになって１年になるんですが、今まで日本で発表したSg曲は元々韓国で歌ってた曲ばかりなんです。ですから、曲調もメロディーも韓国の流行に合わせたものだったんですけど、「Oh BOY」は日本オリジナル曲なんです。日本のみなさんに愛して頂きたいなと思ってEDMっぽいサウンド、洗練されたメロディーを抜ける声で歌うなど、たくさん挑戦したんですが。日本のみなさんに気に入ってもらえるでしょうか？EMTG：もちろんですよ！　この曲のMVではAOAが今度は“セクシー教師”に変身（笑）。

ソリョン：はい（笑）。私たちが“Oh BOY ACADEMY”という学園の教師になって、勇気のない男性をイケメンにしていくという内容なんです。

チャンミ：ネクタイを使ったポイントダンスにも注目して下さい。

EMTG：では、この「Oh BOY」から始まるアルバムのなかでも、みなさんの“推し曲”をそれぞれ教えてもらってもいいですか？

ジミン：私は「Oh BOY」ですね。この曲で私は日本語ラップに初挑戦したんです。いままで英語でラップすることが多かったんですけど、この曲はアルバムのタイトルチューンということで日本語で頑張りました。難しかったけど、とても満足いく仕上がりです。

チョア：（日本語で）私は「胸キュン」です。この曲は韓国と日本で発売しましたが、日本語の“胸キュンするなら?”のところを歌うと、いまでも胸がキュンキュンします。

ミナ：私の推し曲は「Lemon Slush」です。セクシーだったりカッコよかったり爽やかな雰囲気もあったり。１曲のなかにいろんな魅力がつまっているところが好きです。

ユナ：アルバムには「Oh BOY」、「Lemon Slush」、「Stay with me」、計３曲の日本オリジナル曲が収録されているんですね。私はそのなかでも「Stay with me」が推しです。この曲は愛する女性の気持ちを歌ったエモーショナルなバラードなので、私たちAOAのボーカルの魅力がたくさん感じて頂ける曲だと思います。

ソリョン：私は「ELVIS?Japanese ver.-」ですね。この曲を聴くとデビュー当時を思い出すんです。いまはいろんなスケジュールがあってなかなか練習時間がとれないんですけど、この曲は長く時間をかけて練習した曲なので、いまでもみんなで踊るとフォーメーションダンスがピッタリ合いますし。ライブでもすごく盛り上がる曲なんです。

へジョン：私の推しは「ミニスカート-Japanese ver.-」。日本のデビュー曲であり、韓国では私たちが初めて１位を頂いた曲なので、いまもとても印象に残っています。

チャンミ：私は「Luv Me-Japanese ver.-」です。韓国でレコーディングしているときからこの曲が大好きで、日本語で歌ったものもすごく盛り上がれる感じになりました。

EMTG：音楽同様、AOAはセクシーなダンスパフォーマンスも魅力。初回限定盤AにはSg曲のMVが見られるDVDも付くので、曲ごとにダンス、MVの見どころを解説して頂けますか。

ジミン：まず「ミニスカート-Japanese ver.-」。この曲のパフォーマンスは、ジッパーを使ったダンス、イスを使ったダンスの振り付けが特長的です。「Like a CAT」は振り付けのコンセプトが猫でした。この曲を準備しているときは、みんなで本物の猫の動きをずっと観察してたんです。その成果があってか、この曲を踊ってるときは大勢の方に「本当に猫みたいだね」といって頂きました。「胸キュン」はMVで私たちがラクロスの選手になるんですけど。実際に韓国代表のラクロスの選手の方に来て頂いていろいろ教えてもらい、選手の方々にはMVにも出て頂きました。

EMTG：すごいですね！　あとですね、どうしても聞きたいことがありまして……AOAは元々はガールズバンド。そこからセクシーなガールズグループにトランスフォームするのって、大変勇気がいることだったと思うんです。そんなAOAから、新しく何かに挑戦しようとしている人に向けてアドバイスを頂けたらと。

チョア：私が精神的にとても辛かったとき、韓国で有名な歌手の先輩に悩みをお話したら「いまの年齢から10歳引いてみたらいい。そうしたら気持ちが変わるよ」といわれたんですね。これは、子供の頃の気持ちに戻れば、最初に夢見ていた頃のようにもっと大胆に何だってできるよということなんです。もしいまこれを読んで下さってる方のなかに迷っている方がいらっしゃったら、10年前の自分を思い描いて見て下さい。そうすれば、もう１度何だって挑戦できると思いますよ。

全員：パチパチパチパチ（拍手）。

EMTG：素敵なアドバイスをありがとうございました。では最後に、日本のファンのみなさんにメッセージをお願いします。

ジミン：アルバムリリース後は12月18日、日本でAOA初の単独コンサート＜ANGELS WORLD2015~Oh BOY ACADEMY~＞を開催します。みなさん会場でお会いしましょう!!

【取材・文：東條祥恵】