結成から約3年半、東京パフォーマンスドールが待望の1stアルバム『WE ARE TPD』リリース。

東京パフォーマンスドール | 2017.01.18

 昨年9月からスタートした新ライブシリーズ“DREAM CRUSADERS”初日公演で、1stアルバム『WE ARE TPD』の1月リリースと、東名阪ツアーから3月に中野サンプラザ公演を行うことを発表した東京パフォーマンスドール。結成から約3年半、一度は漕ぎ手をなくしていたTPDという船に乗り込んだ9人の少女たちは華麗で力強い先代のパフォーマンスを継承し、豪華な演出を取り入れた“1×0”、エモーショナルなステージングの“ネイキッド”というシリーズライブの荒波で鍛えられ、新生TPDという唯一無二のガールズグループへと成長。グループの歴史をあらたに書き換える2017年という勝負の海に出航したメンバーから、高嶋菜七、脇 あかり、橘 二葉の3人にライブのことを軸に話を聞いた。

EMTG:年が明けてそれぞれ目標とか立てましたか?
高嶋菜七:私は行動力っていうのを自分の中に掲げていて、思い立ったらすぐ行動に移そうって2017年は思っているので、グループの中でもライブでこういうことがしたいと思ったら直ぐに発言してスタッフさんに伝えるとか、ちゃんと口に出して好きなものは好きって言える年にしたいです。
脇 あかり:私は去年の終わりから、やりたいなと思っていた楽器を始めたので、それをマスターできるように今年は頑張ります。
橘 二葉:私は今年の抱負が発見なんです。だから今までにない趣味だったり興味だったり新しい自分が見つけられたらいいなって思っています。
EMTG:今年は元旦の企画イベントからスタートして1月18日には待望の1stアルバムがリリースされます。収録曲が50曲もある作品ですが出来上がった感想を聞かせてください。
高嶋:アルバムは明るい未来へ向かうジャンヌ・ダルクのようなイメージなんです。
EMTG:だからジャケットの写真も旗を持って遠くを見ているんですね。
高嶋:そうです。先代の曲も新生の曲も両方が織り交ざっているアルバムなので、両方のファンの人たちがオールジェネレーションで楽しんでもらえる作品だと思います。
脇:(全形態の)ディスク1は私たち新生だけの曲だから特にうれしかったです。でも50曲も出せたのは先代の曲があるからこそなので、そこは本当に感謝しています。
橘:曲がライブのときの音源とは違っていたりするのでアルバムでしか聴けないっていうのも楽しいなと思いました。
EMTG:リリース後に東名阪ツアーがあって3月には中野サンプラザ公演があります。中野のリハは当然まだ始まっていないと思うのですが、流れ的には昨年から始まった“DREAM CRUSADERS”シリーズの集大成的なものになるのでしょうか?
高嶋:デビュー前の舞台PLAY×LIVE“1×0”というシリーズがあって、そのあと“ダンスサミットネイキッド”というノンストップの熱いシリーズを経て今の“DREAM CRUSADERS”があるんですけど、その3つで学んだこと、培ったことを中野ではドカン! と全身全霊で放出したいと思っています。
EMTG:なるほど。では今のTPDのライブについて聞きたいのですが、“DREAM CRUSADERS”シリーズはどんなことを考えて毎回ステージに上がっていますか?
高嶋:個人としてはアルバムの1曲目にも入っている『Stay Gold』から始まるので、強い女性を現したライブじゃないかなって感じているんです。ネイキッドで培った熱いライブパフォーマンス部分も入れつつ、エンターテインメントショーも入っているのが私たちのダンスサミットなので、このシリーズは熱いだけじゃなくてその中に美しさや色々な表現も入ったものにしたいといつも思っています。
橘:私的にはパフォーマンスで力強さやダイナミックさを出そうというのを考えていて、ヘッドセットを使うようにもなったので、そこでは両手振りの迫力を出すように意識しています。
脇:オープニングだったり旗を使う所だったり決まっているパフォーマンスの部分もあるので、そこは毎回新鮮さを保つために私達の中で変えていかないといけないなっていうのは考えていますね。
EMTG:初演から昨年のツアーを経ての変化とかもあったりしますか?
高嶋:“DREAM CRUSADERS”はコンセプトとしてパフォーマンスの完璧度を高めて行くっていうのを追及しているんです。でもセットリストが変わらないと何度も観に来てくださる方にとっては新鮮味がなくなってしまうじゃないですか。毎回私たちの表現や動きで変化をつけていったりしているんですけど、そういう新鮮さがなくなってしまうことについてメンバーからは「ちょっと変えてみたいです」って意見もあったりしたので、1月14日のライブは急遽変えた部分もあります。そういう調整もしているから同じシリーズでも今年は去年と違っていたりしますね。
EMTG:FLASH TIMEという撮影可能なパートもありますが、あれは中野へ向けての戦略ですか?
高嶋:そうですね。SNSで私たちのことを広めてもらえたらなって。
橘:あそこはパフォーマンスも自由なんですよ。
脇:衣装も毎公演違っているんです。
EMTG:そういう中野への戦略はほかにもあります?
高嶋:いちばんはアルバムが発売されたあとにツアーやリリースイベントがあってから中野があるって所だと思います。CDショップでも展開してもらえるし、メディア出演も増えているので、自分たちの存在をしっかりアピールして届けることが大事と思っています。
EMTG:自分たちの中で中野サンプラザへの準備って今どれぐらい出来ています?
高嶋:まずはその前に東名阪ツアーだったり、アルバムを1人でも多くの方に届けることが中野へと繋がると信じています。中野のことは一日一回頭の片隅にはあるんですけど、ツアーだったりリリースイベントだったりいろいろ考えることがありまして(笑)。
EMTG:まずはツアーですもんね。
高嶋:ツアーを見て中野に行きたいって思ってくれる人が増えたらいいなって思うんですよ。中野をやるって言ったらツアーじゃなくて中野を選んでしまう人も多いから、ツアーの初日で「ヤバいこのツアー楽しい」って感じてもらえるような、ファンの人が「中野の前にももっとライブが見たいな」って思えるツアーにしたいんです。
EMTG:では最後に中野サンプラザを楽しみにしている人たちに向けての言葉をもらえますか。
脇:ツアーでは中野までの過程を一緒に体感してほしいなって思いますし、アルバムを持ってのライブなので中野はツアーからも更にパワーアップした姿を見せたいと思っています。
橘:アルバムの曲順もライブ寄りになっているので、それを聴いてワクワクした気持ちでツアーや中野サンプラザに来てほしいですね。
高嶋:中野は今までのファンの方にはもちろん、TPDを中野サンプラザから応援しようかなって考えている人たちにもぜひ観に来てもらいたいんです。ここがスタートなんだよって公演をしたいと思っているので「ファンになるのが遅いかな?」とか考えずに、中野から一緒にスタートを切ってほしいですね。皆さんお待ちしています!

【取材・文:山村哲也】

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リリース情報

WE ARE TPD

WE ARE TPD

2017年01月18日

EPICレコード

01.Stay Gold
02.BRAND NEW STORY
03.DREAMIN’
04.TIME
05.MY UNIVERSE
06.HEART WAVES
07.PEOPLE
08.ナガレボシ
09.逆光×礼賛
10.純愛カオス
11.It’s Up To Me
12.SURVIVAL!!
13.DREAM TRIGGER
14.RAISE YOUR HANDS
15.ダイヤモンドは傷つかない -Rearranged ver.-
16.恋しさと せつなさと 心強さと -Rearranged ver.-
17.センセイのお気に入り / どるせん from TPD
18.WEEKEND PARADISE -Rearranged ver.-

お知らせ

■コメント動画



■ライブ情報

ダンスサミット“DREAM CRUSADERS”
2017/02/26(日)恵比寿リキッドルーム(東京)
2017/03/12(日)ダイアモンドホール(名古屋)
2017/03/17(金)BIG CAT(大阪)
2017/03/26(日)中野サンプラザ

@JAM the Field vol.11
2017/03/11(土) 新宿BLAZE

※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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