豊かな感性と華やかな魅力が融合した北欧スタイルのユニット「ピンキー!ノーラ&ペトラ」始動!

ピンキー!ノーラ&ペトラ | 2017.07.24

「ピンキー!ノーラ&ペトラ」が始動! 北欧のカルチャーが大好きなでんぱ組.incのピンキー!こと藤咲彩音。日本のアイドルとファッションが大好きなフィンランドの姉妹ノーラ&ペトラ。3人の豊かな感性と華やかな魅力が融合し、今までになかったスタイルのユニットが誕生した。デビューシングル「オーロラとピース」も、新鮮な風味が満載だ。和テイストのメロディと北国をイメージさせる音像が幻想的に広がるタイトル曲「オーロラとピース」を筆頭に、オリジナリティに満ちた世界を体感させてくれる。既にライブ活動もスタートさせていて、話題沸騰中のこのユニットについて、ピンキー!に語ってもらった。

EMTG:どのような経緯で結成されたユニットなんですか?
ピンキー!:私はムーミンや北欧雑貨や、フィンランドの神秘的なところが好きで、ノーラとペトラは日本のアイドルや日本のファッションが好きなんです。お互いに好きなものが重なり合う部分もあって、惹かれ合ったことが結成の経緯です。
EMTG:ノーラさんとペトラさんは、昨年『DEARSTAGE SHOWCASE 2016』に出演しましたね。
ピンキー!:はい。その時がお互いに初対面だったんですけど、まさかユニットを組むことになるとは思っていなかったです。
EMTG:ピンキー!さんは、北欧の文化のどのような部分に惹かれているんでしょう?
ピンキー!:日本にはないおしゃれさがあるところです。デザインに柄が多いのに、不思議とまとまっているんですよね。Pzzzという自分のブランドを立ち上げてから、“どういうデザインが世界にあるんだろう?”というのを調べるようになったんですけど、北欧が一番おしゃれだと感じました。
EMTG:ノーラさんとペトラさんも、日本ならではの良さを発見してくれたんでしょうね。
ピンキー!:そうだと思います。日本みたいな“アイドル”ってフィンランドにはないみたいで、新鮮さを感じたらしいです。ノーラとペトラはロリータな白くてかわいい服が好きなんですけど、そういうものもフィンランドにはないらしく、「日本の通販サイトを見てた」と言っていました(笑)。
EMTG:(笑)彼女たちは、秋葉原ディアステージで働いているんですよね?
ピンキー!:そうなんです。ツイッターを見ると、「今日もありがとう」って、ファンのみなさんと交流していて、とても楽しそうですよ。私たちはお互いに相手の国のことが好きなので、フィンランドと日本のいいところを伝えていけたらいいなと思っています。
EMTG:音楽はもちろん、ビジュアルとかアートワークとかでも、いろんな可能性が広がりそうですね。今回の衣装も素敵ですし。
ピンキー!:衣装はフィンランドの国花のスズランをイメージしました。妖精っぽいかもしれないですね。ノーラとペトラは妖精みたいですから。
EMTG:ピンキー!さんも妖精みたいですよ。
ピンキー!:妖精感ありますか? 
EMTG:あります。背中に羽が見えますから。
ピンキー!:やったあ!(笑)。
EMTG:(笑)「オーロラとピース」は、幻想的なテイストのサウンドが気持ちいいですね。
ピンキー!:日本とフィンランドの要素を上手く融合させたものになっていて、いわゆる「アイドルの曲」というのとはまた別のテイストだと思います。何度も聴いて振り付けを考えたんですけど、とても新鮮でした。
EMTG:振り付けは3曲同時進行で考えることになって大変だったそうですね。
ピンキー!:そうなんです。「オーロラとピース」と「恋するヘルシンキ」の他に、でんぱ組.incのねむきゅん(夢眠ねむ)のために「安全運転♥ムジ娘ちゃん」の振り付けを考えたんです。振り付けはニァピン(ピンキー!と妄想キャリブレーションの星野にぁが結成したユニット)では作っていましたけど、今までは長い期間をかけていたんですよ。でも、今回は3曲同時で、しかもピンキー!ノーラ&ペトラに関しては3人編成ですから、「フォーメーションをどうしよう? 初めてのことだらけだ……」と(笑)。
EMTG:振り付けを考えるのは好きですか?
ピンキー!:実は振り付けを考えることに関してはコンプレックスがあるんです。中学の時に振り付けをして『踊ってみた』の動画をアップしたんですけど、自分の中ではあまり上手くいった手応えがなくて。それ以来、“振り付けは、やはりプロじゃないと”と思っていました。でんぱ組.incは、Yumiko先生が考えてくださっていますし。でも、ニァピンで2人編成の振り付けを作ったことによって、「意外といけるな」という感覚を掴めて、ちょっと自信がつきました。今回、3人編成のフォーメーションを考えるのが楽しかったです。
EMTG:「オーロラとピース」の振り付けを考える上では、何か重視したことはあります?
ピンキー!:身体の線ですね。身体のラインをきれいに見せることを意識しました。あと、《食べかけのアイス》っていうのがかわいいと思って、そこの部分の振り付けを一生懸命考えました。自分自身がアイスになるんですけど、腕をこうやるんです。
EMTG:言葉で説明するのがなかなか難しいですが、掲げた片腕を、反対側の肩に向かって下ろして止めるんですね(自分自身の身体をアイスキャンディだとすると……「頭=アイスキャンディの先端部分」を食べたイメージを、腕を下ろして止める動きで表現できる)。
ピンキー!:そうです。いろいろ考えたんですけど、“自分がアイスになるしかない!”と(笑)。
EMTG:(笑)カップリングのお話もしましょう。「恋するヘルシンキ」も楽しい曲ですね。
ピンキー!:街をみんなで歩いているようなイメージの曲です。ノーラとペトラも、「すごく好き!」って言っていました。
EMTG:歌詞はフィンランド語がたくさん入っていますね。トントゥー(フィンランドの妖精)」。ヨウルブッキ(サンタクロースの原型。ヤギに似た風貌をしている)。カハヴィラ(カフェ)。プッラ(菓子パン)……僕もたくさん勉強することができました。
ピンキー!:私もこの歌詞で、いっぱいフィンランドのことを知ることができました。この曲は、歌っていると幸せな気持ちになれるんです。ライブで歌わせて頂いた時も平和でした。
EMTG:今後、BPMが速い曲とかも出てくるんですかね? でんぱ組.incを超えたバキバキに踊る系とか?
ピンキー!:ヒィ~! それはできないと思います。でんぱ組.incの曲(「破! to the Future」)で「BPM240です」って言われた時は、意味が分からなかったですから(笑)。
EMTG:(笑)「Kiertokulku」は、ポエトリーリーディングですね。
ピンキー!:はい。「Kiertokulku」は、フィンランド語で「循環」という意味です。最初、トラックのインストを頂いたんですけど、仮タイトルが「メタフォレスト」となっていて、それを踏まえて「自然」というイメージと「自然」の「自」という文字から連想して、“どうやったら自然に生きていけるのか?”とか“自分とは何なのか?”というのを詩にしました。
EMTG:“自分とは何なのか?”と考える機会は、よくあります?
ピンキー!:ありますね。私は走るのが好きなんですけど、走っている時によく自分について考えています。あと、この業界に入って6年目なんですけど、自分の立ち位置ってどんどん変わっていくんです。だからこそ自分が好きなこと、やっていきたいことについて、常に考えています。流されることも時には必要だと思うんですけど、大事な時に流されない自分でありたいです。
EMTG:ピンキー!さんは既に、独自の世界を確立していると思いますよ。
ピンキー!:そうおっしゃって頂けると嬉しいです。でも、私はいろいろなものに影響を受けやすいですし、誰かと自分を比べて落ち込みがちでもあるんです。そういうことすらも楽しんでいけるようになりたいです。人生に勝ち組負け組っていうのはないですけど、そういう自分であれたら「勝ったな」と思えるんじゃないでしょうか。
EMTG:なるほど。今回、個性的な曲がいろいろ生まれましたし、フィンランドのみなさんにも関心を持って頂けるといいですね。
ピンキー!:そうですね。「オーロラとピース」の間奏の部分でペトラがフィンランド語で喋っていたり、「Kiertokulku」にもノーラとペトラが喋っているフィンランド語が入っているので、ぜひフィンランドのみなさんにも聴いて頂きたいです。
EMTG:2019年はフィンランドと日本の国交樹立100周年らしいですね。
ピンキー!:そうなんですよ。あと、2019年に飯能市にムーミンのテーマパークができるんです。私たちも一緒に盛り上げることができたらいいなと思っています。
EMTG:フィンランド公演もしたいのでは?
ピンキー!:めっちゃやりたいです! フィンランドで凱旋ライブって、かっこいいですよね。空港で「ノーラ&ペトラ、おかえり!」って書いたボードを持った人にお会いしたいです(笑)。
EMTG:(笑)最近のピンキーさんは、でんぱ組.inc以外の活動の場も広がっていますが、そのことに関してはどのように感じています?
ピンキー!:「一からのスタート」というのができるのが新鮮です。でんぱ組.incでは末っ子担当なので、先輩方にお任せする部分もあったんですけど、今は話を盛り上げたり、進行する役を私がやらないといけないんですよね。なかなか上手くいかないこともあるんですけど、少しずつ成長したいです。
EMTG:成長することによって、でんぱ組.incに還元できるものも増えますよね。
ピンキー!:そう思っています。でんぱ組.incを疎かにして2つのユニットやブランドをやっているわけではなくて、自分とでんぱ組.incに良いものを還元するためでもあるんです。だから今、いろんなフィールドで泳ぎまくっています。でんぱ組.incのライブを半年くらいしていないですけど、いろいろ新しいことが見えてきました。だから得たものをでんぱ組.incに持って行くのを楽しみにしています。
EMTG:他のメンバーのみなさんも新しいことをいろいろやっていますし、次に6人が集まった時、すごいことになりそうですね。
ピンキー!:面白いことになるし、最強になると思います!
EMTG:振り付けをさらにいろいろ手がけるのも、今後のピンキー!さんの可能性に繋がるんじゃないでしょうか。
ピンキー!:振り付けも、どんどんやってみたいです。マラソンとか、富士登山とか、埼玉特命観光大使とか、やりたいことをさせて頂いていますけど、将来性を考えたやりたいことをイメージする機会が前まではなかったんですよね。でも、「自分は何になりたいんだろう?」って最近よく考えています。それで思ったのは「指導者になりたい」っていうことでした。次の世代を育てるようなことをやれるようになりたいです。
EMTG:夏まゆみ先生のようになれたら素敵ですね。
ピンキー!:畏れ多いですけど(笑)。でも、先日、夏まゆみ先生に3時間、ダンスのご指導を頂いたんです。“こうなりたい”って思いました。ダンスだけじゃなくて、人間としての部分とか、様々な経験も教えてくださる“先生”でした。絶対に肩を並べられるようにはなれないと思いますけど、そういう指導者になっていきたいという目標もできました。私の経験してきたことも無駄ではないと思うので、次の世代に教えていきたいです。
EMTG:ピンキー!ノーラ&ペトラとしての今後の目標は、いかがでしょう?
ピンキー!:まだみなさんがびっくりしている部分もあると思うので、今後じわじわ名前と存在を広めていきたいです。あと、楽曲もさらに増やして、いろんなライブに出たいです。でんぱ組.incもそうだったんですけど、私たちはアイドル現場で浮くと思うんです(笑)。そういうのを、どう馴染ませていくのかが課題です。たくさん活動していけば、前に進めると思うので頑張ります。

【取材・文:田中 大】




≪INFORMATION≫

ピンキー!ノーラ&ペトラ「オーロラとピース」会員限定特典付きでの販売決定!

ピンキーソロチェキ1枚(自筆サイン入り)が付いた「オーロラとピース」3形態セットと、ピンキーのオフショット写真数種類の中からランダムで1 枚付いた「オーロラとピース」の2パターンで販売します!
⇒詳細はこちら


でんぱ組.incオフィシャルファンクラブ「でんぱとう」

チケット先行やファンクラブ会員限定イベントをはじめ、会員証や継続特典・会報誌の発行、メンバーのボイス付き電卓アプリなど、オリジナルコンテンツが満載!
⇒「でんぱとう」はこちら



リリース情報

オーロラとピース

オーロラとピース

2017年08月23日

I BLUE

01.オーロラとピース
02.恋するヘルシンキ
03.kiertokulku

お知らせ

■コメント動画



■ライブ情報

ピンキー!ノーラ&ペトラ デビューシングル「オーロラとピース」発売記念 お披露目 & 特典会
08/19(土)
愛知・タワーレコード名古屋近鉄パッセ店 屋上イベントスペース
08/22(火)
東京・タワーレコード渋谷店 B1F CUTUP STUDIO
08/23(水)
東京・ヴィレッジヴァンガード渋谷本店
08/25(金)
東京・ニコニコ本社 イベントスペース(池袋 P’PARCO B2F)

※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

トップに戻る