5人になって5周年を迎えたCzecho No Republicが、メジャー5thアルバム『旅に出る準備』をリリース!
Czecho No Republic | 2018.03.09
Czecho No Republicがメジャー5thアルバム『旅に出る準備』をリリース! SKY-HIとのコラボシングル「タイムトラベリング」、パンキッシュなサウンドとカラフルなメロディがひとつになった「好奇心」、プロデューサーに田中隼人(agehasprings)を迎えたポップチューン「愛を」などを含む本作は、ポップかつスタイリッシュなサウンド、等身大のメッセージを込めた歌詞など、現在のバンドのモードが強く反映された作品となった。<5人になって5周年>のアニバーサリーイヤーを迎えたCzecho No Republicは、本作をきっかけにして、新たなフィールドに進み始めることになりそうだ。4月からスタートする全国ツアー「5人になって5周年!5×5=25 TOUR」にもぜひ期待してほしい。
- EMTG:ニューアルバム「旅に出る準備」、素晴らしいです。いまのバンドの状況の良さがそのまま出たアルバムだなと。
- 武井優心(Vo/Ba):お、良かった。
- タカハシマイ(Cho/ Syn/Per):ありがとうございます!
- EMTG:2017年末に行われた「リリースツアーじゃないツアー」で感じたオープンな雰囲気が、このアルバムからもしっかり伝わってきました。
- 武井:うん、ツアーもすごく良かったんですよ。バンド5人の意識をしっかり統一できたというか。バンドとしてグッと締まったし、息も合うようになって。
- タカハシ:話すのって大事なんだなって思いますね、最近は特に。いままでは「言葉にして話さなくても、ちゃんと気持ちは合ってる」と思ってたんですけど、そうじゃなかったなって。
- 武井:メンバーと話し合うなんて、野暮なことだと思ってましたからね(笑)。そこで多少の誤差があったのかなって。
- タカハシ:その微妙なズレを整えることで、バンドとしてめっちゃ強くなれたというか。
- 武井:うん。これまでの曲を改めて振り返ることもできたし、単純に演奏も良くなったんですよ。「このバンドで何をやりたいか」が明確になったのも大きいですね。バンドを組んだときは、将来のビジョンがまったくなかったんです。「どうやってノシ上がるか?」ということも考えなかったし…。でも、いつまでも同じ景色ばかり見てるのはいい加減つらいので。
- タカハシ:うん。
- 武井:単純にライブのキャパを伸ばしたいというのもそうだけど、まずはこのバンドが持ってるパワーを最大限に出したいんですよね。“ハッピー” “楽しい”というところも出し惜しみせず、とりあえず自分たちの全力を出すことが先決かなって。
- EMTG:そういう意識の変化は、アルバムの制作にも影響している?
- 武井:そうですね。今回のアルバムの曲は「等身大で書けた」という実感があって。「こういうことをやりたい」という憧れではなく、勝手に出て来たっていうのかな。キラキラした曲、ハッピーな感じの曲も自然に出来たから、「やっぱりこれが武器なんだろうな」と思って。
- タカハシ:ライブ1本1本を大事にするのと同じで、1曲1曲をしっかり伝えたいという話もしてましたね。特に歌メロにはすごくこだわりました。
- EMTG:アルバムに収録されている「好奇心」は既にライブで披露されてますが、やっぱりすごくポップな手触りの曲で。
- 武井:うん。「好奇心」の原型が出来たときは「これ、いままでのチェコと調和が取れるのかな?」って心配してたんですよ。超“歌モノ”でパンクビートだし、「洋楽が好きでバンドやってます」という感じとは違うので。でも、メンバーに聴かせたら「メッチャいい!」って言ってくれたんですよね。「何からの影響も感じない。これこそが丸裸の武井の曲だ」みたいに言ってくれる人もいて。
- タカハシ:私も「いちばんいい!」と思いました。すごくエモいというか、ポップでキラキラしてるんだけど、泣けるんですよ。歌詞にも武井さんの素の部分が出ているし、ぜんぜん飾ってない曲だなって。歌詞にある「カッコいい人ばっかりかよ」って、武井さんの口癖なんですよ(笑)。
- 武井:ムカついたときによく言ってます(笑)。アルバムの制作中も、みんな「今回はすごくいい」って言ってたんですよ。「テレパシー」という曲が出来たときも「いけるよ!」ってデビュー前夜みたいに盛り上がって(笑)。そこから「おもしろいMV撮ろうよ」という話になったり、いろんなつながりが生まれたんですよね。
- EMTG:楽曲を起点にして、いろいろな楽しいことにつながるというか。タカハシさんがメインボーカルの「愛を」も印象的でした。すごくストレートなラブソングですよね。
- 武井:最初はもうちょっとオリエンタルな雰囲気だったんだけど、「もっと振り切ったほうがいい」ということになって、agehaspringsの田中隼人さん(YUKI、FUNKY MONKEY BABYSなどの楽曲を手がけるプロデューサー)にアレンジャーとして入ってもらったんです。そこでサウンドプロダクションがガラッと変わって。
- タカハシ:ふだんバンドの音楽を聴かない人でも聴きやすい曲になりましたね。
- 武井:そういう試みって“怖いからやめよう”と“楽しんでやってみよう”の二択だと思うんですけど、今回は思い切ってやってみたんですよね。
- タカハシ:前回のアルバム(『DREAMS』)の「Electric Girl」も似たような雰囲気の曲だったし、まったく違うことをやったわけでもないしね。「愛を」は歌詞もすごく真っ直ぐだから、以前だったら照れて歌えなかったかもしれないけど(笑)。
- EMTG:アルバムのタイトル曲『旅に出る準備』についても聞かせてください。この曲のタイトルはやはり、今のチェコの状態を表しているんでしょうか?
- 武井:確かに去年1年間を通して「準備ができた」という感じもありますね。ただ「だから、この曲を書きました」というわけではないんですよ。先に曲が出来上がって、「そういえば、いまの自分たちってこういう感じだな」と気付いたというか。サウンドもめちゃくちゃチェコらしいし、すごく気に入ってます。
- タカハシ:そう、チェコっぽいよね。すごくハッピー感があるし、どこかに連れて行ってくれるようなワクワク感もあって。
- EMTG:《永遠がないと知った/今が楽しい時だって 分かったんだ》という歌詞もポイントだと思います。“すべてはいつか終わる。だからこそ、今が大事なんだ”という考え方って、以前からありました?
- 武井:うん、ずっと前からそういうところはありますね。たとえばお年寄りを見たときに、一瞬「この人はずっとこういう姿かたちなんだ」って思っちゃうんだけど、それは違うじゃないですか。どんな人にも赤ちゃんの頃があって、子供から大人になって、今があるっていう。当然、僕も永遠にこの外見ではないし。「いつか変わってしまうし、死んでしまう」ということから目を逸らして生きていければいいけど、時間はどんどん流れるし、向き合わざるを得ないというか…。それは永遠のテーマかもしれないですね、曲を作るときに。
- タカハシ:昔からそういうテーマの曲が多いよね。
- EMTG:「ザナドゥ」にも《毎秒死に向かってると思うと/ちょっと引くよね》っていう歌詞があって。
- 武井:(笑)ホントに引きますからね。
- タカハシ:しかもこの歌詞をめちゃくちゃ明るく歌ってるっていう(笑)。
- EMTG:それもチェコらしさだと思います、ホントに。春からスタートする全国ツアー「5人になって5周年!5×5=25 TOUR」も良いテンションで臨めそうですか?
- 武井:うん、今回のアルバムはライブで演奏しやすい曲ばかりなので。どういうふうに楽しんでもらえるか考えないとね。
- タカハシ:そうだね。アルバムの発売もそうだし、ツアーもすごく楽しみで。去年のツアーを通して「まだまだやれることがある」と思ったし、メンバーの団結も強くなってますからね。何よりも自分たちの代名詞になるようなアルバムが出来たことが良かったなって。
- 武井:チェコのイメージからまったくブレてないアルバムだと思うんですよ。「今回はこう来たか」というより「これを待ってました!」と感じる人も多いんじゃないかなって。原点回帰という言葉は好きじゃないけど、そういうアルバムだと思います。
- EMTG:この5年間の経験を活かしながら、もともと持っていたバンドの良さをさらに増幅させたというか。バンド全体のポジティブな雰囲気が反映されているのも素晴らしいなと。
- 武井:前向きにならないとやってられないので(笑)。「過度の期待は禁物だ」みたいな気持ちもあるんだけど、いいアルバムが出来たと思うし、やっぱり期待していたいですね、いまは。
【取材・文:森朋之】
リリース情報
旅に出る準備
2018年03月14日
日本コロムビア
1.LALALA
2.テレパシー
3.好奇心
4.愛を
5.Spring
6.ザナドゥ
7.タイムトラベリング
8.チキンレース
9.シュガーボーイ
10.静かな海
11.旅に出る準備
2.テレパシー
3.好奇心
4.愛を
5.Spring
6.ザナドゥ
7.タイムトラベリング
8.チキンレース
9.シュガーボーイ
10.静かな海
11.旅に出る準備
お知らせ
■コメント動画
■ライブ情報
《SANUKI ROCK COLOSSEUM ~BUSTA CUP 9th round~》
03/17(土) 【香川県】
高松 festhalle、高松オリーブホール、高松 DIME 高松 MONSTER、高松 SUMUS Cafe、瓦町駅地下広場、786FM 香川ステージ
《avengers in sci-fi 15th Anniversary Final “SCIENCE MASSIVE ACTION”》
03/18(日) 【東京都】新木場 STUDIO COAST
《5人になって5周年!5×5=25 TOUR 〜台湾ワンマン番外編〜》
03/31(土) 【台湾】台北 THE WALL公館
《5人になって5周年!5×5=25 TOUR 〜「旅に出る準備」リリース ワンマン編〜》
04/18(水) 【宮城県】仙台CLUB JUNK BOX
04/20(金) 【大阪府】梅田CLUB QUATTRO
04/21(土) 【福岡県】福岡BEAT STATION
04/25(水) 【東京都】渋谷TSUTAYA O-EAST
05/18(金) 【北海道】札幌KRAPS HALL
05/26(土) 【広島県】広島 SECOND CRUTCH
05/27(日) 【香川県】高松DIME
06/07(木) 【新潟県】新潟CLUB REVERST
06/09(土) 【静岡県】浜松FORCE
《百万石音楽祭 2018 〜ミリオンロックフェスティバル〜》
06/02(土) 06/03(日)いずれかの出演
【石川県】石川県産業展示館1〜4号館
※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。
■ライブ情報
《SANUKI ROCK COLOSSEUM ~BUSTA CUP 9th round~》
03/17(土) 【香川県】
高松 festhalle、高松オリーブホール、高松 DIME 高松 MONSTER、高松 SUMUS Cafe、瓦町駅地下広場、786FM 香川ステージ
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《5人になって5周年!5×5=25 TOUR 〜台湾ワンマン番外編〜》
03/31(土) 【台湾】台北 THE WALL公館
《5人になって5周年!5×5=25 TOUR 〜「旅に出る準備」リリース ワンマン編〜》
04/20(金) 【大阪府】梅田CLUB QUATTRO
04/21(土) 【福岡県】福岡BEAT STATION
04/25(水) 【東京都】渋谷TSUTAYA O-EAST
05/18(金) 【北海道】札幌KRAPS HALL
05/26(土) 【広島県】広島 SECOND CRUTCH
05/27(日) 【香川県】高松DIME
06/07(木) 【新潟県】新潟CLUB REVERST
06/09(土) 【静岡県】浜松FORCE
《百万石音楽祭 2018 〜ミリオンロックフェスティバル〜》
06/02(土) 06/03(日)いずれかの出演
【石川県】石川県産業展示館1〜4号館
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