KALMA、10代最後のエネルギーが集約された『TEEN TEEN TEEN』完成!

KALMA | 2020.03.02

 札幌在住のスリーピース・バンド、KALMAがセカンド・ミニアルバム『TEEN TEEN TEEN』をリリースする。彼らはこのタイミングでメジャーデビューし、バンド名も-KARMA-からKALMAへとあらため心機一転。高校卒業後、新しい環境でバンド活動を続けていた彼らだが、1曲目の「これでいいんだ」から全肯定マインドと10代最後のエネルギーを爆発させる。静かに雪が降り積もるようなドラマチックなミディアムナンバー「雪のまち」など、より説得力のあるアレンジと、このバンドならではの美メロも現在。未来へ向かって堂々と歩んでいこうとする19歳という今を最大限に音に詰め込んだ1枚に仕上がった。今回のインタビューでは作詞・作曲を手がける畑山悠月(Vo/Gt)が新作についてはもちろん、これからのバンドとしての目標を語ってくれた。

EMTG:今回のセカンド・ミニアルバム『TEEN TEEN TEEN』のリリース発表と同時にKALMAへバンド表記が変更されました。そもそものバンド名の由来って?
畑山悠月(Vo/Gt):昔から英語が苦手で長いバンド名が読めなかったんです。中学の時までMr.Childrenが読めなくて(笑)、ずっとみんながミスチルって言ってるから、カタカナ4文字のバンドだと思ってたんですよ。なので、誰でも読めて短くてインパクトのあるバンド名がいいなと思って。そんな時に大好きなUVERworldの歌詞にカルマって出てきたから意味とか何も調べずにいいなと思ってKARMAってバンド名にしたんです。その時はTAKUYA∞さんが考えたオリジナル・ワードだと思ってて(笑)。後で調べたら、ちゃんと意味があったのを知って。第一回の改名では‐KARMA‐って横に棒をつけたんです。
EMTG:それはどういう意味で?
畑山:フェスのタイムテーブルとかで目立ちたいから、【Alexsandros】とかに憧れて。
EMTG:ちょっと色々と影響受けすぎじゃない(笑)?
畑山:ほんとそうですね(笑)。竜也(Dr/Cho)が加入したタイミングで改名を考えた時も、チーズタッカルビが流行ってたので本気でチーズタッカルビに改名しようとしてましたし。今まで検索してもKARMAだとひっかかりにくかったんですけど、KALMAだと完全にオリジナルワードになったのでエゴサもしやすい。最初からこれにすれば良かったですね。
EMTG:メジャーデビューしてKALMAになって意気込みも新たにという感じ?
畑山:音楽を軸に生活をしてても母親に怒られないっていうのはあります(笑)。今まで全然話したことなかった親戚が新年会で話しかけてくれて「メジャーデビューすごいね」って言ってくれたりして。
EMTG:そういう周りの変化がある中で曲作りにも変化が?
畑山:そこは、案外なかったんです。メジャーデビューできたのは今までの自分たちがあったから。そこを認められてメジャーデビューさせてもらったからこそ、「メジャーデビューするからめちゃヤバい曲作らないと」とかは思わなかった。だから今までで一番、気持ち楽に作れたかもしれないです。背伸びせず、今まで通り良い曲を作ればいいんだと思って。そしたら1曲1曲良いものができましたね。
EMTG:そういう心意気って、1曲目の「これでいいんだ」にも繋がる話ですね。

EMTG:〈全部を抱きしめる 僕らは大丈夫〉なんて歌詞もありますが。これからの未来へ向けて自然とできた曲ですか?
畑山:そうですね。サビのワードなんかもかなり最初のデモ段階からあって。これからも大事にしていきたいことが曲に出来ました。高校時代からバンドをやってきて、やっぱり不安もたくさんあったんで。だからそういう意味では「メジャーデビューできたから俺らは大丈夫」っていう気持ちはちょっとはあるっていうか。俺らは間違ってないんだという意思表示をしたかったんで。
EMTG:結果的に『TEEN TEEN TEEN』は「これぞKALMA」って感じの名刺代わりの1枚ができましたね。
畑山:それ、めっちゃ嬉しいです。ほんとに僕ららしい1枚になりました。
EMTG:レコーディングはほとんどの曲がクリックなしの1発録りだそうですね。
畑山:コーラスも3人ひとつのマイクでみんなで歌ったりして、盛り上がったし楽しかったんですけど。アレンジ面では結構ぶつかりましたね、特に竜也とは曲の盛り上げ方とか、意見が合わなくてバチバチすることも。前はあまりなかったんですけど、竜也も陸斗(Ba/Cho)も意見してくることが多くなって、そういう意味では成長したなと思います。でもだいたい僕ら、喧嘩しても30分後には普通に一緒に飯食ったりするんで(笑)。そういう面では変に不安はなく言い合えるので良いですね。
EMTG:ほんとにKALMAの魅力であるライブ感、臨場感が音源から溢れてますね。
畑山:「1分間の君が好き」とか、ほんとに1分しかないめちゃくちゃ短い曲なんですけど。朝イチでバカみたいにテンション上げてレコーディングしました。「これミスったヤツ、ジュースおごりな!」「おし、やるぞ!」とか中学生みたいなノリで(笑)。5曲目の「雪のまち」はバラードだけど、僕ららしいライブ感のある仕上がりになったし、聴いてて飽きないアルバムになったと思います。
EMTG:あとはやっぱり、「コーラ」などにおける悠月くんが書く歌詞の無防備なほどの素直さには驚かされます。
畑山:「コーラ」とかたぶん他のアーティストだと絶対書かない歌詞だと思うんですよ。歌い出しが〈ママ いつもありがとうね〉ですから、この〈ね〉がポイントです。これがあることで生々しさが出るんです。「コーラ」はほんとに偽りない本当のことばっかりが歌詞になってるし、何も飾ってない。だって〈ママ いつもありがとうね〉って歌うことが全然恥ずかしくなかったですもん。いきなり他のバンドが急にこんな曲を出したら「え、どうしたの?」ってなると思うんですけど。僕が歌っても違和感ないのが、今までKALMAでやってきたことが間違いじゃなかったってことだし。このアルバムを初めて聴く人にも違和感ないと思います。
EMTG:自分を飾らず曝け出すことに抵抗がないんですね。
畑山:ないですね。飛行機でもめっちゃ口開けたまま寝てますから。かわいいCAさんに見られてると思うけど(笑)。「コーラ」は、もしかしたら俺が25歳とかになったら歌うの恥ずかしくなるかもしれないし。それはそれで楽しみなんですよね。だって普通に考えたら25歳で〈ママ いつもありがとうね〉は恥ずかしいでしょ。でも19歳の今は歌えてるから、自分でも本気で歌ってんだなって思います。
EMTG:「わがまま」でも〈いつか有名になってお金が増えたら〉なんて歌詞があるけど、ほんとに有名になったら歌えないもんね(笑)。
畑山:そうですね。こんなこと生々しくて普通歌わないですよね(笑)。でも、いつか札幌ドーム公演のアンコールで歌いたいですね、〈いつか有名になってお金が増えたら〉って……絶対感動すると思う。
EMTG: 未来を見据えてるからこそ今の気持ちをしっかり出していくってことですね。
畑山:そうですね。特に「TEEN」の歌詞は僕ららしいし、伝えたかったことが詰まってます。〈今の僕たちにはまだまだ残されているんだ/全部じゃなくていい〉って。欲張らなくていいから、ちょっとずつでいいから幸せになっていこうぜって言いたかったんです。
EMTG:今は、大人になりたい/なりたくないと揺れ動く気持ちはどうですか。
畑山:『イノセント・デイズ』なんて、曲によって大人になりたいって歌ってたり、大人になりたくないって歌ってたりしてましたけど。今回、大人になりたい/なりたくないっていう歌詞は「TEEN」にしか書いてないじゃないですか。高校時代はこのままでいたいっていう気持ちが強かったから不安だったけど、高校卒業してからその不安がなくなったのかなって思います。でもこのままじゃいられないし、ちゃんと大人になりたいって思ってる。何と言うか、大人になりたくないけど、変わりたい。このままの僕で、変わりたい。年齢的な意味ではなくて内面的な意味で変わりたいんです。高校の時にはそんなこと思わなかったんですけど。
EMTG:そうした今の想いをふんだんに詰め込みながら、今回のこの作品はKALMAの今後のキャリアにおいてもひとつの大事な基準になるものだと思うんです。そして今後もバンドは進化していくと思いますが、それでも変わらず大事にしていきたいところは?
畑山:目標は、みんなに愛されるバンドになりたい。メジャーデビューしても、周りの大人の数が増えても、やりたいことをやって、何年経っても、できるだけ好きなことをして…どの世代の人にも長く愛されるバンドになりたいな。だからこそ背伸びしないで、今は19歳だからこのアルバムを出して、20歳になったら20歳の歌を作って。当たり前のことなんですけど、嘘偽りなく歌っていきたいです。
EMTG:3月のワンマンツアー、4月の対バンツアーに関しては?
畑山:初めてのワンマンツアーをやらせてもらえることにありがたみを感じています。これまで札幌でしかワンマンをやったことがなかったので、全国でワンマンまわれるなんて超贅沢だし嬉しいです。完全に俺らの世界観で超ダラダラやります(笑)。MCも大好きなんで、ワンマンならではで楽しんでもらえたら!対バンツアーも、どのバンドもオファーしたら快諾してくれて本当に嬉しいです。お客さんには、たくさん笑顔になって帰って欲しいですね。

【取材・文:上野三樹】

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リリース情報

TEEN TEEN TEEN

TEEN TEEN TEEN

2020年03月04日

ビクターエンタテインメント

01. これでいいんだ
02. 素晴らしい毎日
03. 1分間の君が好き
04. コーラ
05. 雪のまち
06. わがまま
07. TEEN

お知らせ

■コメント動画




■ライブ情報

-KARMA-じゃないよ KALMAだよ!オトナじゃないよ TEENだよ!札幌にはまだ雪あるよ!やる気マンマン!春爛漫!ワンマンツアー2020
03/04(水) 札幌COLONY(公演延期)
03/08(日) 名古屋CLUB ROCK’N’ROLL(公演延期)
03/20(金・祝) 大阪CONPASS
03/28(土) 渋谷La.mama

チャレンジャー 2020 春 ~お花見~
04/16(木) 名古屋 RAD HALL
w) kobore
04/18(土) 大阪 Shangri-La
w) オレンジスパイニクラブ
04/26(日) 新代田 FEVER
w) 2
04/28(火) 札幌 cube garden
w) Hump Back

※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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