新人音楽ユニット・空白ごっことは? 3人の関係性と1st EP「A little bit」をひもとく

空白ごっこ | 2020.10.30

 心に刺さる切ない歌声が特徴のボーカリスト・セツコと、ボーカロイドシーンでも活躍するコンポーザー・針原翼とkoyoriの3人で構成された、音楽ユニット・空白ごっこ。2019年12月に動画共有サイトにて「なつ」を発表して以降、「リルビィ」「雨」「だぶんにんげん」の動画を立て続けに公開し注目を集める中、7月にサブスク配信されていた1st EP「A little bit」を、10月21日にCDリリースした。お互いへのリスペクトが滲む関係性や、鮮烈な感性の融合が刺激的な「A little bit」について、思い描く未来絵図など、“才能の宝庫”を深掘りしてみた。

――針原翼さんとkoyoriさんがタッグを組む意外性、セツコさんという可能性が見事に花開いている空白ごっこですが、ユニット結成のきっかけを教えてください。
セツコ:2年ほど前から動画投稿サイトやSNSで“歌ってみた”動画を投稿していまして、はりー(針原翼)さんの楽曲をカバーしたものをTwitterにあげたら……。
針原:僕がそれをたまたま見つけて、もう心から感動したんですよ。そのあとすぐに、日ごろからよく一緒に制作もしているkoyoriくんや、僕の曲を編曲してくれているEDDYくんに、セツコさんの歌声を聴いてほしくて連絡しました。セツコさんが僕の曲を歌ってくれていなかったら出会えなかっただろうし、この始まりの件は、セツコさんすごいと思います。
koyori:ですね。僕は、はりーさんから「すごいボーカルがいるから聴いてみて」と言われて、聴いてみたらもうビックリしまして。すごく心に突き刺さるような声で、これはただごとではないぞ、ぜひ僕に曲を書かせてください!って思いました。
――一緒に音楽活動をするようになって、あらためて感じるお互いの魅力もあるのではないでしょうか。
針原:僕からすれば、セツコさんは圧倒的な歌唱力、koyoriくんは変幻自在な楽曲センス、EDDYくんはダイナミックな音楽感性を持つ人で。みんな、すごい人ですよ。
セツコ:そういうはりーさんには、音楽の知識量や熱量に圧倒されます。と同時に、はりーさんの制作曲からはどんなものでも真っ直ぐな青臭さや感情の昂りが伝わって、一緒に制作をするのが楽しいです。koyoriさんは、やはりその独特な言い回しやメロディに惹かれますね。制作曲をいただくたびに、さまざまな角度からの攻めを強く感じるし、また最上を更新するのか!とワクワクさせてくれる存在です。
koyori:いやぁ、照れますね(笑)。セツコちゃんの心に突き刺さるような声、それとは対極に儚く消え入りそうな声、挙げればキリがないですが、感情のうねりをそのまま伝えられるような声は、本当に素晴らしい。こうやって一緒に活動できていることが、とても幸せです。そして、はりーさんの心に訴えかけるような曲は、何となく深い部分でセツコちゃんの歌い方とリンクしているような気がしています。歌声と相まって、心の奥深くをえぐり取るようなメロディがたまらないですね。
――みなさんの言葉ひとつひとつに同感です。それぞれに大事にしているのはどんなことなのでしょうか。
針原:みんなのやりたいことを、取りこぼさずに全部やることです!
koyori:当然ボーカルはセツコちゃんなので、その声や歌い方を意識して曲を作るようにしています。とはいえ、基本的には自由に作っているつもりです。比較的ざっくり作ったデモ音源なども聴いてもらったりして、みんなが気に入ったら進めてみるとか、あまり時間や変なルールに縛られず作るのがいいのかな、と今は思っています。
セツコ:私の主な役割はボーカルなので、とにかくお2人の楽曲への勢いに対抗できるぐらいの歌唱表現を心がけています。それぞれ印象がまったく違う楽曲をくださるので、曲ごとにいろんな表情を見せながら、空白ごっことしての統一感を出せるようはげんでいます。
――ちなみに、みなさんそれぞれの音楽ルーツは?
セツコ:私は特定のジャンルに限らず、たくさんの曲を聴いていろいろな味わい方を楽しんでいます。邦ロックを聴きあさったり、定番の洋楽やUKミュージック、ラップやアイドル曲なども聴いてみたりして、直感でいいと思うものは結構バラバラだったりします。ルーツがたくさんあって選べないです(笑)。
針原:僕は、両親が好きで聴いていたビートルズ、クイーン、吉田拓郎、オフコースあたりですね。今でもその時代の音楽はすごく好きです。学生時代は、オアシスなどのUKロック、サザンロック系のバンドやギタリストたちに熱中していました。
koyori:僕は中学、高校と主に邦ロックを聴いていました。中学はHi-STANDARDやGOING STEADYとか、高校になるとGO!GO!7188やASIAN KUNG-FU GENERATION、椎名林檎などを聴くようになりました。高校では軽音楽部に所属していたのもあって、その頃に聴いていた音楽はかなり色濃く自分の中に残っています。
――それぞれの多彩な音楽ルーツが、空白ごっこの味わいを深くしていたりもするのですね。違った道を歩んできた3人が一緒に音楽活動をしていくにあたり、“共通言語”のようなものはあるのでしょうか。
セツコ:2人が聴かせてくださる曲や、自分がやろうと思った表現はほぼ毎回、みんなで「いい!」となっている気がします。3人それぞれの音楽のこだわりや直感に共通するものがあるからではないかな、と思います。
koyori:うんうん。それぞれが「作りたい!」と思った曲って、だいたいみんな「いいね!」になると思うんですよ。そういう意味では、“作りたい音楽”が共通言語なんじゃないかな。
針原:それぞれ好きな音楽がたくさんあるメンバーなので、みんなと話が合うし合わせてくれるし、音楽やっぱ楽しい!ってすごく感じますよ。
――なお、“空白ごっこ”というユニット名にはどんな想いが込められているのでしょうか。
針原:セツコさんが「空白」という言葉を持ってきてくれて、あとから「ごっこ」という言葉をみんなで選んだのですが、精神的な深さを表しつつ遊び心もあるような名前になって。深い意味がありそう?な感じが気に入っていますし、あると思います。
koyori:「空白ごっこ」って、いい響きですよね(笑)。「なにもないけどなにかある」ってコンセプトにあると思うんですけど、ある意味なんでもあり、みたいな。「空白」なので「なにもない」。「なにもない」を「ごっこ」するので、とりあえずなんでもあり、みたいな(笑)。自由に音楽をやっていきたいね、っていうことでしょうか。
セツコ:まさにそうです。なにもなさそうでなにかある「空白」の中で、「ごっこ」遊びのように自由に行き来し、好きな表現ができる場にしていけたらいいな、と思っています。
――そんな空白ごっこの可能性を感じられるのが、7月29日に配信リリースし、10月21日にCDリリースされた1st EP「A little bit」。“ほんの少し”どころかだいぶ心がかき乱されてしまう作品でもあります。
セツコ:空白ごっこにとってひとつ目のEPとして、個人的には自己紹介代わりになるような印象強いものにしたかったんです。曲を再生するたびに新鮮さを味わえて、聴いてくださる方が気分によって曲をよりどりみどりできる作品になっていればいいな、とも思います。
針原:僕なりにですが、空白ごっこの1st EPということもあり、聴いてくれるみなさんに見つけてもらえて、僕らの音楽を楽しんでもらえる作品にしたくて。メンバー全員から“感情が湧いて出たもの”をすごく感じましたので、どの曲も1曲ずつ大切に作りました。
koyori:あふれるほどの現在のミュージックシーンで、どうにかこうにか光るものを出したかったです。ボーカルであるセツコちゃんの歌声を最大限に生かした音楽にしたい。そんな想いもありました。
――まず、空白ごっこにとって“はじめの一歩”である「なつ」は、針原さんが作曲し、セツコさんが作詞したナンバー。旋律やピアノの音色は美しいのに、やるせない歌や言葉に胸が苦しくなってしまいます。
針原:サビのメロが浮かんで、これだな!と思いました。作曲ではどんな時もグッドメロディを心がけていますが、空白ごっこ1曲目となると、パンチが効いてたほうがいいですからね(笑)。編曲に関しては、EDDYくんと楽しく作りました。彼のピアノが最高なんです。
セツコ:自分が初めて書く歌詞ということで、純粋な気持ちで余計なことを考えず、私や同年代の子に通じるであろう行き場のない疑問みたいなものを、淡々と綴りました。今見ると、ちょっと青臭すぎる気もしますが……歌に関しては、サビで感情を爆発するような疾走感のある楽曲に沿いつつ、やるせなさを表現できるよう、語尾のていねいさや締まるような歌い方を意識しました。
koyori:最初の曲ということで何となく予想はしていましたが、結構攻撃的なメロディだったので、こういう曲でくるか、という感じでした。それに相まっての、吐き捨てるような繊細な歌詞。アレンジでは爽やかな感じを出していますが、それだけでは終わらない、アグレッシブな1曲だと思っています。
――koyoriさんが作詞・作曲された「リルビィ」は、軽やかなリズムやファンキーなギターカッティング、言葉遊びや語感も耳に心地よい一方で、“君”に翻弄されてしまう中毒性の高いナンバーだなと。
koyori:歌詞はハマりのいい語感を探し出して、そこから意味をつないでいくイメージで作りました。言葉遊びが好きなので、こういうのは一度ハマると楽しいんです。曲も歌詞とセットで出てきた感じなんですが、曲が変われば歌詞も変わる、歌詞も変われば曲も変わる、といった感じでとにかく時間がかかりましたね(笑)。
針原:前の「なつ」と並行して制作していたこともあり、空白ごっこをみんなで作っていく楽曲でもあったんですよね。koyoriくんが作詞作曲あわせて担当しているので、koyori楽曲の持ち味を存分に引き出せるように、セツコさんとはスタジオ作業を繰り返しました。空白ごっこにとって、すごく大切な時間をこの曲がくれたと思います。
セツコ:そうですね。日本語と英語が織り交ぜてあるから、それぞれの切り替えに苦労した曲ではあるんですけど(苦笑)。ある人に気持ちを左右される不安定さを音や歌詞で軽快に表現している一方、耳に残るかっこよさだなと感じたので、感情はそこまで振らずに、しなやかに歌い上げられるよう工夫しました。中でも、サビ終わりを艶っぽく歌うなど、いろいろと計算して歌った曲でもあります。
――「なつ」のあとに動画公開された「雨」は、針原さん作曲、セツコさん作詞で、タイトル通り雨の季節ならではの愁いを感じさせつつ、疾走感もあって。
針原:この曲は、“6月~”という冒頭のメロディから一直線に作っていったんです。とにかくEDDYくんのピアノが最高にいいし、サビのぐいぐいくる強いメロディで楽曲の持つドライブ感が十分に出たと思います。「なつ」に引き続きMVに出演してくれているあーちゃん、撮影編集の逢坂くんにもデモ段階から聴いてもらっていて、疾走感や持ち味を引き出してもらえたと思います。
セツコ:私は、はりーさんから“6月”というワードヒントをもらって雨を連想したので、薄暗くじめっとした部屋でベッドから起きれなくなる雨の日を想像したんです。自分自身、そういう日は答えの出ないことを考え込んでしまうことが多いんですけど、ただ誰も傷つけたくないし傷つきたくない、ということだけを思って歌詞を書いて。そうしてできた歌詞が結構感情的だったので、嗚咽を出す勢いで心の叫びが表現できるように歌いました。
koyori:「なつ」と同じようなアップテンポな曲でありながら、まったく表情が異なる曲だよね。セツコちゃんの“歌声の演じ分け”と言ったらいいんでしょうか。「なつ」が攻撃的であるとしたら、こちらは受容的。刺のない力強い歌い方に優しさがちらりと見えるような、そんな曲だと思いました。
――一転、koyoriさんが作詞・作曲された「だぶんにんげん」は、曲調にしろ歌い方にしろ、一際ダークな印象で。歌詞や音使いに、不気味ささえ感じてしまいます。
koyori:この曲は“劣等感”が大きなテーマになっているのですが、曲を作っているうちに自分と重なる部分が多く出てきてしまって、それをコントロールするのが大変でした。メロディも譲れない部分が多すぎて、セツコちゃんには苦労をかけてしまったんですけど、歌入れした音源を聴いて、もう鳥肌と涙。僕のイメージをさらに越える形で、表現してくれています。
セツコ:今、koyoriさんが言っていた“劣等感”を感じて、押さえ込まれた負の感情を破裂させるようなメロディや全体的なダークさに強く惹かれ、この世界観に殴りかかるようについていかなければ、という使命感を感じながら歌いました。私自身も日常の中で感じる劣等感を必死に隠している部分があるし、音楽などの作品を通してだからこそ表現しやすくなる感情なんじゃないかな、と思います。
針原:koyoriくんはいつもデモ音源に仮歌を入れてくれて、「だぶんにんげん」に関してはあまりにも曲との相性がよかったから、思わず「自分で歌えば?」って言っちゃったんですよ(笑)。そのくらいkoyori節が効いていたということで、セツコさんには曲を表現してもらうのに苦労をかけたと思いますが、最高な仕上がりだなと。余談ですが、歌唱難易度の高いレコーディングが続いたセツコさんが「ちょっと声出してきます!」ってカラオケに走っていって。そのあとバッチリ録れた、というのもいい思い出です(笑)。
――そんなことがあったとは(笑)。セツコさんが作詞だけでなく作曲も手がけた「選り好みセンス」は、独特なリズムやコード感や浮遊感、“近づく距離”“離れる距離”を考えてしまう歌詞が印象的です。
セツコ:もともとは放置していたコードの連なりを引っ張り出したもので、浮遊感漂う落ち着いて聴ける曲が作れるのでは、と思い制作を進めまして。そのときほんのり好きになった人とのままならない距離感を感じていて、曲の雰囲気と合っていたので、その人に対する地味な抵抗がてら曲を仕上げました。また、私の表現したい音や勢いを的確に当ててくださるEDDYさんの編曲力を、あらためて感じた曲でもあります。
針原:僕としてはまず一発目のコードで、はい好き!みたいな感覚があって(笑)。そのあと歌詞も含めた全体を通して、セツコさんの音楽があふれている!と感じましたね。MVにしていない曲だし、彼女が持ってくる曲を初めて収録することになって、本当の意味で音楽のみで、この曲いいなあ、と思わせたい気持ちがありました。最高に好きな曲です。
koyori:これはすごいな、と僕も思いました。独特だけどメロディが立っていて、歌詞もフックがある。なんというか、“自分には絶対に書けない曲”感。僕らでは作り出せない、独特の浮遊感にセツコちゃんの歌声が乗る。空白ごっことしての、新境地的な部分もあると思います。
――koyoriさんが作曲、セツコさんが作詞された「ピカロ」は、“悪党”を意味するタイトル、狂気が漂う雰囲気、やさぐれ気味で艶っぽさも感じる歌など、いろいろ刺激的です。
koyori:この曲はイントロのフレーズが最初にできていて、そこから広げていって。そのフレーズの雰囲気を壊さないように、でも作業的にならないように、意欲の勢いを殺さず、慎重に作っていきました。矛盾しているような作り方ですが、このバランスを保つのが大変だった記憶があります。
セツコ:楽曲をいただいた瞬間、語彙を失うほどに心を動かされました。こんなかっこいい曲作っちゃうんですか!?って(笑)。作詞を任されたときはとてつもなく億劫でしたが、koyoriさんの味を壊さないよう、そして空白ごっこの曲としてまた新たな一面が見せられるように、まさに狂気すらも感じながら、本当に吐き散らすように言葉を投げながら歌唱しました。
針原:koyoriくんからデモ音源が届いたとき、スタジオで一緒にいたセツコさんと、目を見開いて「やばい曲きたね」って言ったと思います。この世界観を大事にするために、MV制作に際しては檀上大空さんに作風の相談をしたんですけど、「リルビィ」「だぶんにんげん」に続き最高なビデオになりました。セツコさんがkoyori楽曲の作詞をするなど、新たな挑戦をしながらMVも同時進行させていたので、空白ごっこをさらに進化させる楽曲になったとも思います。
――そして、針原さん作曲、セツコさん作詞の「19」は、青春の終わりを感じさせるような切なさに涙がこぼれそうになってしまいます。
針原:「なつ」「リルビィ」「雨」「だぶんにんげん」を動画サイトに投稿したあと、メンバーと“次”を話し合って作り始めた曲です。それまではそれぞれが思い思いに曲を作って持ってくる感じでしたが、セツコさんとEDDYくんの3人でスタジオにいて、僕がコードを探りながら作っていって。がつがつしすぎるより、少しダイナミクスを抑えたいと思っていたので、アコギのストロークを中心にしてみました。
セツコ:“19”というひとつの境目になるような年齢をテーマにしよう、とはりーさんと決めたあと、歌詞を書く上で自分の今までのことを振り返りまして。いらない傷をつけた人とか、坊主頭の同級生とか、いろんな人への執着が重すぎたので、そろそろ降ろしてもいいんじゃないか、と素直に思ったことを文字に起こしました。ひとときだけかもしれませんが、私に優しくなれた気持ちをこぼさないように歌いました。
koyori:「なつ」や「雨」とはまた違う雰囲気の「19」。メロディに少しノスタルジーを感じるのは、僕だけでしょうか。なぜか居心地がいい曲です。そして、驚いたのは歌詞。セツコちゃん、こういう歌詞も書けるのか!と。それまでの2曲と比べ、ふわっとした言葉を巧みに紡いだ歌詞は、とても素敵でした。
――本当に、何度でもその世界に浸りたくなる「A little bit」という作品。制作を通して、それぞれに気づいたこともあるのでしょうか。
セツコ:歌詞を書く機会がたくさんあり、それを歌として吐き出すことで、自分に対するさまざまなことへの整理を少しずつしていけているような気がしています。行き場がなくてうずうずしていた想いを、作品として昇華できる機会を与えてくださったお2人や周りの方に、すごく感謝しています。
針原:こんなに素敵なメンバーとカッコいい音楽が作れて恵まれているなあ、と思っています。MVのチームもすごすぎなくらい世界観を一緒に作ってくれるので、そんな最高な仲間がいることを心強く思っています。
koyori:最初は手探り感が強かったこの活動も、「空白ごっこ」という名前を冠して活動していく中で、それなりの道筋が見えてきたのではないかな、と感じています。僕としては、これからセツコちゃんにどういう曲を歌ってもらいたいか、どういう曲ならカッコよくなるか、そういう方向性がよりイメージできつつあるので、なんとかそれを実現していきたいですね。
――今のkoyoriさんの言葉もヒントになるでしょうが、今後、空白ごっことしてどんな未来を思い描いているのでしょうか。
セツコ:とにかく曲のクオリティなどを成長させながら楽しくやっていきたいし、自分たちで枠組みを決めずに、いろんなことに挑戦してみたいです。また、個人的には聴いてくださる方との距離をもう少し近くして一緒に楽しめたらいいな、と思っています。
針原:自由な作風でカッコいい音楽をしたいですね。僕はkoyoriくん、セツコさんが持ってくる曲をいつも楽しみにしているし、EDDYくん含めて、これからも存分にこだわりながら、空白ごっこの新曲が待ち遠しい!と思ってもらえるような、みなさんに楽しんでもらえる作品制作を心がけたいと思います。
koyori:はりーさんや僕の曲にセツコちゃんが詞を書いたり、セツコちゃんが作詞作曲したり、これからもそんなふうに枠にとらわれず、自由にいろいろできたら、僕たちとしてはとても幸せです。

【取材・文:杉江優花】

tag一覧 EP 女性ボーカル 空白ごっこ

リリース情報

A little bit

A little bit

2020年10月29日

ポニーキャニオン

01.なつ
02.リルビィ
03.雨
04.だぶんにんげん
05.選り好みセンス
06.ピカロ
07.19

お知らせ

■配信情報

ダウンロード&サブスクリプション
https://lnk.to/kuhaku_gokko

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