メンバー全員が今年20歳を迎えた北海道在住のスリーピースバンドKALMA、3rd EP「La La La E.P.」リリース!

ゆびィンタビュー | 2020.12.01

 北海道在住のスリーピースバンド、KALMAが11月25日に3rd EP『La La La E.P.』をリリース。憧れのあの人みたいにどうしたらなれるんだろう?とストレートに投げかける「ねぇミスター」を1曲目に、思わず口ずさみたくなる2曲目「パリラリラ」、さり気ない日常を心地良く歌う3曲目「さらり風」など、バラエティ豊かな曲たちが揃う。コロナ禍でなかなか曲作りが進まない日々もあったようだが、「こんな時こそKALMAらしい曲を届けたい!」という気持ちが伝わってくる1枚に仕上がった。20代最初の今作を畑山悠月(Vo/Gt)、斉藤陸斗(Ba/Cho)、金田竜也(Dr/Cho)の3人に語ってもらった。

PROFILE

KALMA dummy

KALMA


畑山悠月(Vo/Gt)、斉藤陸斗(Ba)、金田竜也(Dr)の3名からなる北海道出身・在住の3ピースロックバンド。メンバー全員が2000年生まれ。 2016年4月に札幌で結成。
青春感溢れる歌詞と、聴く人が思わず笑顔になる躍動感のあるライブが持ち味。
とにかく前を向いて等身大で“夢”を歌うけど、時おり感じさせる“哀愁”が聴く人の心を揺さぶる!少しやんちゃで、人懐っこく、個性豊かなキャラクターも相まって、全国でファンが増殖中。



  • メジャーデビュー作となった『TEEN TEEN TEEN』から約7ヵ月。この夏には配信ワンマンライブなどもありましたが、どんな想いで皆さんバンド活動をしていましたか。
  • 畑山

    自粛期間が始まった3月、4月は何もできなかったですね。滅入っちゃったというか、悲しくなっちゃって。その時期に曲を作っていたアーティストさんもいっぱいいたんで、自分は負けちゃったなというか、足りないところだったんですけど。僕らは普段から明るい曲を多くやっているので、暗い気持ちの時に曲を書いちゃうのはどうなのかなと思っていたところもあって。そんな気持ちを無理にKALMAらしい曲にするのも嫌で。インスタライブでカバー曲を歌ったりとか、そういうことはしていたんですけど、曲を作ろうというモードになれたのは5月くらいからでしたね。
  • 斉藤

    春にメジャーデビューしたばかりでツアーやライブも結構、決まっていたので。そこに向けてみんな気合いが入っていたし、楽しみにしていたことが仕方ないけどなくなっちゃって。気分的に落ちていたところはあったんですけど。でもそうなったからこそ普段は見ない映画やドラマを一気に見たり、新しい趣味を見つけたりして、自分にとって新しいことをインプットできたという意味では、無駄な時間ではなかったかなと思います。
  • 金田

    僕たちはみんなでスタジオで音を出しながら曲を作るので、家で楽器の練習はできても、音楽制作はできない時期も多くて。だから僕は何もできない時はゲームをしたり自主練をしたりしていました。
  • 3rd EP「La La La E.P.」はKALMAにとって20代最初の作品となるわけですが、5月くらいから徐々に作っていった曲が収録されているということですか。
  • 畑山

    ライブ音源の「バンド」以外は、そうです。 
  • 1曲目の「ねぇミスター」から、憧れと焦燥感が爆発していますが、どんな曲作りでしたか。
  • 畑山

    5月くらいからたくさん曲を作ったんですけど。それが全部、良い曲というわけではなくて。特に歌詞は、今は会えないだとか、ストレスが溜まっている不満とか、コロナ禍だからこそ書く内容みたいなのが多くて、これって僕ららしいのかなとか考えていたんですけど。「ねぇミスター」だけは最初から歌詞もメロディもKALMAらしい明るい曲調でできて。作っていく途中途中で「パリラリラ」や「さらり風」といった今回のEPに収録している曲たちができていったんです。
  • 「ねぇ ミスター」は等身大の問題がたくさん散りばめられながらも、最後には<いろいろあるけれど幸せだ!>と書かれていますね。
  • 畑山

    これも、ライブができない日々でつまらなかったけど映画を観たら幸せな気分になれたみたいな、自粛期間中ならではの歌詞ではあるんですけど。でもこれからもずっと歌い続けていける歌詞だなと思っています。ちなみに「ミスター」っていうのは自分の憧れの人のことです。それぞれの「ミスター」を当てはめて聴いてもらえると嬉しいですね。
  • KALMAらしいエネルギッシュな曲になりましたね。一方、2曲目「パリラリラ」は朗らかなリズムとメロディが耳心地良い仕上がりですが、実はなかなか寝付けない夜の歌?
  • 畑山

    そうですね。自粛期間の前からそうだったんですけど、昼夜逆転しちゃって、生活リズムがぐちゃぐちゃになっちゃってる中で書いたので。眠れないっていうのもそうだし、SNSで発言したいのにいつも誰かが見てるっていう自由のなさとか、そういう気持ちを歌っています。
  • <恐る恐る画面を見た。/そこに書いてあった5文字 パリラリラ>と歌詞にありますが、画面に書いてあった5文字、気になります。悠月くん以外のおふたりはこれ、何だと思いましたか?
  • 畑山

    お、これはふたりには答えを言ってないです。自分の中ではあるんですけど。
  • 斉藤

    最初にもらった歌詞から、結構変わったから考えてなかったな。
  • 金田

    うん、考えてなかった。じゃあさ、記事には書かないってことにして、今教えてよ。
  • 畑山

    <売れたいな>。
  • それは嘘だ(笑)。ここは聴いてもらった人それぞれに想像してもらうということで。
  • 畑山

    そうですね。あんまり今まで「パリラリラ」みたいな曲はやってこなかったし、このEPの中でも特に好きな曲なのでぜひ聴いてもらいたいです。
  • 3曲目の「さらり風」はちょっとセンチメンタルで何気ない日常の中の瞬間を歌ったような曲ですね。
  • 畑山

    この曲、自分で作った時はまだピンときてなかったんですけど、スタッフの方に「これすごくいいよね」って言われて。
  • 金田

    レコーディングするまでにアレンジとかすごい変わったよね。
  • 畑山

    そう。でもレコーディングしてみたら、意外としっくりきて。ゆったりしたテンポの曲だけど、ライブでもできるじゃん!と思いました。もっと練習したり、僕らのグルーヴ感がまだまだ必要かなと思っていたんですけど、何か掴めたし。僕らは演奏が荒いところもあるけど、でもミドルテンポの曲とかだとキメなきゃいけないところはちゃんとキメなきゃいけないねっていうのがすごいわかってきたね。
  • そして今作EPには「バンド」と「逃げるなよ、少年!」の2曲のライブ音源も収録されています。「逃げるなよ、少年!」の方は配信ワンマンのアンコールで演奏されていた曲ですね。
  • 畑山

    そうです。あの時はタイトルもまだなくて、こうしてライブ音源になってますけど、歌詞もこれで決定かはまだわかんないっていう感じです(笑)。またの機会にでもちゃんとレコーディングしてCDに入れたいです。
  • 今回、新曲をレコーディングして感じた手応えや、自分たちの成長は?
  • 斉藤

    色んなジャンルのアレンジに取り組んだのは成長だったと思います。
  • 畑山

    3曲共にギターソロ入ってるからね!
  • 金田

    確かにそうだね。
  • 畑山

    ライブでは楽しくお客さんの方を向いて、間奏でもメンバーの顔をみながら演奏したいんで、極力、曲にはギターソロを入れてこなかったんですけど。曲の幅が広がるにつれて新しいことにも挑戦していきたいと思って、今回は入れてみました。
  • 今作には「ジョッキグラスで乾杯セット」とセット購入者限定イベント「KALMAと乾杯!オンライン成人式」もあるそうですが、具体的にはどういう内容になりそうですか。
  • 斉藤

    まだ全然わかんないね(笑)。
  • 畑山

    未成年の人はコーラでもいいし、成人してる人はビールでもいいし、何歳でも参加してもらえるイベントです。その日は福岡でワンマンライブなので、福岡の美味しいものを食べながらとか、やれたらいいな。
  • 12月にはライブも目白押しなので、意気込みを教えてください。
  • 斉藤

    12月は久しぶりの、やっとできるワンマンツアーなので、しっかり対策をして気をつけながらやりたいと思います!
  • 畑山

    ライブをやるからには思いっきり楽しみたいし、来てくれるお客さんを絶対に楽しませたいです。今年は曲も書いたし、リリースもしたし、配信ワンマンもしたし、何もなかった年では決してなかったですけど、やっぱりツアーがやりたかったので。ちゃんと12月は動けて、ワンマンツアーで各地に行けることがありがたいです。
  • 金田

    久しぶりにライブに来れるお客さんもたくさんいるので、「待ってて良かった!」と思ってもらえるようなライブを3人でぶちかましたいと思います!
  • 【取材・文:上野三樹】

リリース情報

KALMA『La La La E.P』

KALMA『La La La E.P』

2020年11月25日

ビクターエンタテインメント

01.ねぇミスター
02.パリラリラ
03.さらり風
04.逃げるなよ、少年! (2020.07.26 Live at Sapporo)
05.バンド (2020.07.26 Live at Sapporo)

お知らせ

■マイ検索ワード

金田竜也(Dr/Cho)
KALMA
(ふざけながら)僕が良く聴くバンドなんですけど、最近のライブを調べてみたいなと思って!
オフィシャルサイトをみて、ライブ楽しみだなって思いましたね。

斉藤:へ〜、結構聴かれてる方なんですね。

金田:うん。陸斗知ってる?(笑)

斉藤:もちろんもちろん。(笑)

斉藤陸斗(Ba/Cho)
サムマイウェイ
韓国ドラマなんだけど、オススメされて。

畑山:KALMAってバンドじゃないの?陸斗も。

陸斗:いや、まだそのノリ続けるの?(笑)

畑山悠月(Vo/Gt)
M-1 2回戦
すごい人たちばかりだけど、初めて知る人もいて、すごく面白いのでたくさん見てます。

■ライブ情報

拝啓〜ママパパ兄弟じーちゃんばーちゃん友達先輩後輩先生車掌さん、そして普段から応援してくれてる皆さん、僕たち20歳になったでやんす!お酒で乾杯!パラダイス!クリスマス!ソーシャルディスタンスでラララララテラララランマンツアー2020冬〜敬具
12/12(土) 福岡 BEAT STATION
12/15(火) 東京 SHIBUYA CLUB QUATTRO
12/18(金) 北海道 PENNY LANE24
12/22(火) 大阪 UMEDA CLUB QUATTRO
12/24(木) 愛知 NAGOYA CLUB QUATTRO

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