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BIGBANG ALIVE TOUR 2012 IN JAPAN、さいたまスーパーアリーナでファイナル!

BIGBANG | 2012.07.10

 3月よりワールドツアー「BIGBANG ALIVE TOUR 2012」を敢行中のBIGBANG。5月中旬からはジャパンツアーがスタートしたが、その一環として6月15、16日はさいたまスーパーアリーナで2DAYS公演が行われた。2日目の16日を取材したので、その様子をお伝えしよう。

 満員のオーディエンスが待ち構える中、開演前からステージセットに組み込まれたビジョンからは彼らのミュージック・クリップが流れている。開演時間が迫った頃、映像はアルバム『ALIVE』にも収録されている超強力ダンスチューン「FANTASTIC BABY」のクリップが映し出された。この段階から曲に合わせてオーディエンスが騒ぎ始める。照明も若干落とされ、PAスタッフも曲のボリュームを上げていくと、マジックがかかったように熱気が上昇。客電が完全に落ちてスペーシーな映像に変わったところで、いよいよBIGBANGの究極のエンターテイメントショーに突入する。ステージ前の幕が落とされると、カプセルに入ったメンバー5人が、まるで宇宙から降り立つような演出で登場。アルバムのオープニング曲「INTRO (ALIVE)」に誘われるように本編がスタート。

「TONIGHT」や「HANDS UP」といったアッパーチューンを、特効とともにでバンバン盛り上げていく。「さいたま、元気ですか!」と、メンバーも観客を煽る。ちなみに、MCは終始日本語で行い、ファンともガッチリと気持ちを通わせていた。3曲目には人気曲「FANTASTIC BABY」が飛び出し、前半から広い会場は沸きまくる。「How Gee」ではG-DRAGONとT.O.Pがセグウェイで花道に登場、SOLもイカツい自転車で現れて観客を驚かせた。そう、彼らのライブは見る者を決して飽きさせない。MCでもサービス精神は全開。SOLが即興で得意なラップで沸かせたと思えば、D-LITEはお笑い芸人、スギちゃんのマネで笑いを誘う。そして、その次のブロックではG-DRAGONとT.O.PがGD&TOPとして2曲披露した後、V.Iがソロコーナーでレーザー銃を手にして現れ、ソロ・パフォーマンスを見せる。メンバー個々が、卓越したエンターテイナーであることも彼らの強みだ。

 中盤は「ガラガラGO!!」で再び5人が揃う。『ALIVE』からの人気曲「BAD BOY」「BLUE」「FEELING」などに加え、最新曲「MONSTER」をお披露目した(「MONSTER」は6月20日にリリースされたアルバム『ALIVE-MONSTER EDITION-』の収録曲)。本編の大詰めに入る前には、SOLとD-LITEのソロ・コーナーが用意されていた。ワイルドな歌声を聴かせ、ラストではタンクトップを引きちぎるワイルドなパフォーマンスで場内を沸かせたSOL、一方D-LITEは、伸びやかな声を活かしたアッパーチューンを歌いながら、ワイヤーでフライングにも挑戦。とにかく全編すべてが見どころという濃密さ。後半はファンからの支持が高い「HaruHaru」、そして「LIE」「LAST FAREWELL」と続けて本編をシメた。

 アンコールは「声をきかせて」「MY HEAVEN」の2曲……というのがオフィシャルなセットリストだったが、V.Iの「もう1曲欲しいか?!」との声に大歓声で応えたオーディエンスのために、想定外のアンコール曲が何曲も飛び出した。ライブは黒人のリズムセクションを取り入れた生バンドがサウンドに厚みと即効性を加えていたため、突発的なアンコールにも迅速に対応。ノリを断ち切ることなく、予測不能なメンバーの動きを見事にサポートした。そんなサプライズ・アンコールに熱くなったのは観客だけではない。メンバー次々にステージを飛び降り、客席に突っ込んではもみくちゃにされ、まさに全身全霊でオーディエンスの声援を受け止めた。普段はクールな印象のG-DRAGONやT.O.Pが、汗だくになりながらファンに巻き込まれる様子がににビジョンに映し出され、リアルに“ALIVE”な姿を見せてくれたのが印象的だった。ツアーはこのあと、東南アジアや北米、南米……と続いていく。“アジアを代表するアーティストとして”と、メンバーはインタビューでもよく口にするが、その意識の高さを十分に感じさせるライブ・パフォーマンスだった。

【取材・文:海江敦士】

tag一覧 韓国 男性ボーカル ライブ BIGBANG

リリース情報

ALIVE(初回盤)

ALIVE(初回盤)

2012年03月28日

YGEX

ディスク:1
1. INTRO [ALIVE]
2. FANTASTIC BABY
3. BLUE
4. LOVE DUST
5. FEELING
6. AIN’T NO FUN
7. BAD BOY
8. EGO
9. WINGS
10. HaruHaru -Japanese Version- (Bonus Track)
ディスク:2
1. Making of “ALIVE” [Recording & Photo Shooting]
2. Making of “FANTASTIC BABY” Music Video
3. Making of “BLUE” Music Video
4. Making of “BAD BOY” Music Video
5. “BIGBANG IS BACK” Interview
ディスク:3
1. FANTASTIC BABY -Ver.0- (Music Video)
2. BLUE (Music Video)
3. BAD BOY (Music Video)
4. “BIGBANG IS BACK” CF集

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お知らせ

■ライブ情報

a-nation stadium fes. Charge > Go! ウイダーinゼリー
2012/08/26(日)味の素スタジアム

BIGBANG ALIVE TOUR 2012 IN JAPAN SPECIAL FINAL IN DOME
2012/11/23(金/祝)京セラドーム
2012/12/05(水)東京ドーム

※その他ライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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