BIGBANG、6大ツアーを敢行!これぞ、ワールドクラスのエンターテイメント
BIGBANG | 2014.01.17
11月16日の西武ドームを皮切りに、6大ドームツアー『BIGBANG JAPAN TOKYO DOME TOUR 2013~2014』を行ったBIGBANG。その東京公演は12月の19、20、21日の3日間、東京ドームで行われた(EMTG MUSICは、21日の公演を取材)。ファッションアイコンとしても知られるメンバーを意識してか、会場周辺には開演前からカラフルなファッションのファンが目立つ。こういうライブ前の華やかな光景も、BIGBANGの場合、ライブを盛り上げる重要な要素となる。このドームツアーでオープニングアクトをつとめたのが、BIGBANGの所属する事務所の新人で5人組のボーイズグループ、WINNER。限られた時間ではありながら2曲を熱唱し、初々しいパフォーマンスで会場を盛り上げた。
このあと、客電が落ち、満員の会場はおなじみのペンライトに包まれる。歓声が渦巻く中、BIGBANGの5人がステージ上段に現れ、切ないメロ ディーを持つ名曲「HaruHaru」から本編がスタートした。その後も「BLUE」や「BAD BOY」など、優しくチルなムードのナンバーが続く。歌モノからの穏やかなオープニングだったが、5万5千の観客は完全に引き込まれていった。4曲目の 「ガラガラ GO!!」からアッパーなノリへ。続く「HANDS UP」では、もはやパーティー会場のようなムード。だが、このあと、彼らのパワーをさらに思い知らされるソロコーナーが待っていた。これまでも各メンバー のソロコーナーでライブにアクセントをつけてきた彼らだが、今回はさらに圧倒的だった。
最初にソロパートで登場したのはV.I。日本語が堪能な彼は、ドラマはもちろん、バラエティ番組にも多く出演する。親しみやすいキャラクターでおなじみの彼も、「LET’S TALK ABOUT LOVE」から「僕を見つめて[GOTTA TALK TO U]」、「WHAT CAN I DO」でクールな歌とダンスを披露。大人っぽい一面を見せた。
続いてソロコーナーに登場したのは、2013年にリリースした日本でのソロデビューアルバム『D’scover』が大好評を博したD-LITE。キャッチーでパワフルなソロ曲「WINGS」や、いきものがかりのカバー「じょいふる」で、満員の観客からポップなダンスを引き出し、 見せ場を作った。
このあと、再びメンバー5人がステージに集結して、中盤のブロックがスタート。「LOVE SONG」では、ムービングステージが動き始め、センターのアリーナ席の頭上をブリッジ状のステージが後方へ移動するという演出で、スタンド席のファンを 沸かせた。広さを活かした演出はさすがのひと言。一方では、MCでのメンバー間のやりとり(すべて日本語)は、ユーモアにあふれ、やんちゃなキャラクターも顔を出す。そんなギャップも彼らの魅力のひとつだ。
その後、再びソロコーナーへと突入。ここで登場したのがSOL。「ONLY LOOK AT ME」「WEDDING DRESS」をはじめ、ソロとしては3年ぶりとなる新曲「RINGA LINGA」を披露。彼の代名詞ともいうべき、キレのあるダンスと歌で、熱い声援を浴びた。
続いてはG-DRAGON。2013年、単独で行ったワールドツアーで50万人以上を動員した彼は、「ピタカゲ (CROOKED)」「CRAYON」など、 認知度の高いソロ曲を聴かせる。彼の向けた視線ひとつにも大きな叫声が起こり、カリスマティックなパワーを見せつけた。
ソロコーナーのラストはT.O.P。巨大なマイクを背負い、何ともインパクトのある登場で、瞬く間に見る者の視線を釘付けにしてしまう。「TURN IT UP」や新曲「DOOM DADA」で、ハードなラップチューンを披露し、ローボイスのラップでクールにキメてくれた。
個々のアーティストパワーがアップしたことと、ソロ活動からくる自信が、5人のパフォーマンスに磨きをかけたようだ。
後半は「FEELING」「FANTASTIC BABY」など、おなじみのキラーチューンがズラリ。大いに盛り上げて本編は終了した。アンコールでは、ステージ左右からメンバーが分乗したトロッコが出 現。サンタの衣装を着た彼らが細かく客席に手を振りながらフィールドを1周。声援に応えた。予定では「SUNSET GROW」「声をきかせて」の2曲のはずだったが、彼らのアンコールは常に想定外。再度「FANTASTIC BABY」や「FEELING」、G-DRAGONのソロ「ピタカゲ (CROOKED)」などを追加し、ラストにもう1回、「HANDS UP」で、5万5千人の手を左右に振らせた。結果、リアンコール含め7曲! 楽しませたいと思うメンバーの気持ちが十分に伝わるものとなった。加えて、楽曲の クオリティーの高さ、そして映像やダンスをふんだんに盛り込んだ演出は、間違いなくワールドクラス。ツアー自体は1月13日の京セラドームで千秋楽を迎えたが、もっと見たい……そんな気持ちにさせてくれるエンターテイメントショーだったと思う。
【取材・文:海江敦士】
リリース情報
[DVD&Blu-ray] BIGBANG JAPAN DOME TOUR 2013~2014
2014年03月19日
YGEX
A【Blu-ray(2枚組)+LIVE CD(2枚組)+PHOTO BOOK】 -DELUXE EDITION-
初回生産限定 / SPECIAL BOX / 豪華フォトブック付き
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セットリスト
BIGBANG JAPAN DOME TOUR 2013~2014
2013.12.21@東京ドーム
- HaruHaru -Japanese Version-
- BLUE
- BAD BOY
- ガラガラGO!!
- HANDS UP
- メドレー
~LET’S TALK ABOUT LOVE +僕を見つめて[GOTTA TALK TO U]~(V.I) - WHAT CAN I DO(V.I)
- WINGS(D-LITE)
- じょいふる(D-LITE)
- Tell Me Goodbye
- LOVE SONG
- メドレー
~LA LA LA + BIGBANG + SHAKE IT~ - メドレー
~ONLY LOOK AT ME + WEDDING DRESS~(SOL) - RINGA LINGA(SOL)
- CRAYON(G-DRAGON)
- ピタカゲ(CROOKED)(G-DRAGON)
- TURN IT UP(T.O.P)
- DOOM DADA(T.O.P)
- TONIGHT
- FEELING
- LAST FAREWELL
- FANTASTIC BABY
- LIES
- MY HEAVEN
Encore
- SUNSET GLOW
- 声をきかせて
- FANTASTIC BABY
- ピタカゲ(CROOKED)
- FEELING
- BAD BOY
- HANDS UP