韓国出身のシンガーソングライター、JUNIELの1stアルバム完成!
JUNIEL | 2013.03.18
- EMTG:日本メジャーデビューして1年半、ついにメジャー1stアルバム『JUNI』が完成しましたね!
- JUNIEL:メジャーデビューの前もずっと日本で過ごしながらストリートライブとかインディーズ活動をしていたんですよね。いろいろなことを思い出しますし、“ここまでがんばってきたな”っていう気持ちもあってすごくうれしいです。
- EMTG:今作はどのくらいの制作期間で作られたんですか?
- JUNIEL:デビュー曲からのシングル以外にも、今回のアルバムに向けて作った曲、あとデビュー前に作った曲も入ってますし……2、3年くらいかけて作った感じです。だから余計アルバムとして完成してうれしいです。
- EMTG:タイトルの「JUNI」はお名前から取っているんですよね。
- JUNIEL:はい、本名です。もっと自分の名前を皆さんに知ってもらいたいなと思ってつけました。
- EMTG:本当にバラエティに富んだ楽曲が揃っていますが、アルバム1枚通してのテーマはありましたか?
- JUNIEL:テーマと言えば、“皆さんに元気になってほしい”ということですね。リード曲の「Everything Is Alright」は疲れたときに作った曲なんですが、自分自身に“元気になってほしい”という気持ちで作ったんです。
- EMTG:いつ頃、作られたんですか?
- JUNIEL:韓国デビューの頃なので……去年の5月か6月くらいですね、韓国で作りました。
- EMTG:歌詞のように実際に夜空を見上げながら作ったんですか?
- JUNIEL:そうです。星を見上げて、自分自身に“愛してるよ”って泣きながらでしたね。
- EMTG:「終わらない雨」は、複雑な心模様が描かれたすごく悲しい恋の歌ですね。
- JUNIEL:私が17歳くらいのとき、夏前の梅雨の頃に日本で作りました。雨が降ると気持ちが重くなるじゃないですか。そのとき本当にたくさん雨が降ってて、昔好きだった人を思い出したりして、悲しい気持ちになって作った曲です。歌詞を思いながら気持ちを込めて歌いました。
- EMTG:「月」はピアノが綺麗なバラードですね。
- JUNIEL:これも日本で作ったんですけど、ワンマンライブが終わって家に帰っているときでした。ふと空を見たら月があって。なんか久しぶりに月を見た感じがしたんです、子供の頃は月が好きで毎日見てたのに。ワンマンライブに向けて忙しかったので、“ハァ?”って(笑)。
- EMTG:“懐かしい”っていう意味の韓国語も入ってますね。
- JUNIEL:自分の子供の頃が懐かしい、という意味で入れました。日本語で歌うことも考えてみましたけど、気持ちを込めるにはこの言葉がいちばん似合うと思って韓国語で書きました。
- EMTG:「Summer Vacation」はその名のとおり夏っぽい明るい曲ですね。
- JUNIEL:これはアニメ『ワンピース』を観て作った曲なんです(笑)。
- EMTG:そうなんですか!? 確かに“ああ、なるほど!”と思える歌詞ですね(笑)。聴く人の背中を押すような元気になれる曲です。
- JUNIEL:私、『ワンピース』が本当に大好きで。日本語を勉強しながらいろんなアニメを観たんですけど、その中でいちばん好きになって。曲を作っているときも楽しかったです(笑)。
- EMTG:「Lucid Dream」はアップテンポのノリの良い曲ですね。
- JUNIEL:2年前、「月」を作った頃と同じかな。この頃、“ルシードドリーム”というのを初めて知って、いろいろ調べてみたら面白かったんですよね。自分もやってみたいなと思って、いろいろ想像しながら作ってみました。
- EMTG:そして「My Sweet Revenge」、びっくりしましたね。サウンド、歌詞、歌にもJUNIELさんのロックな部分が出てます(笑)。
- JUNIEL:みんなこの曲で“びっくりしました”って言いますね(笑)。1曲の中でガラッと展開が変わる曲が好きで、ずっと前からこういう曲を作ってみたいなって思っていたんです。私のことを“いい子、優しい子”って言ってくれる人が多いんですけど、私も怒るときは怖いんですよ(笑)。
- EMTG:はい、聴いててちょっと怖かったです(笑)。
- JUNIEL:こういう面も持ってます(笑)。
- EMTG:「Hello」はハネるリズムが印象的な元気になれる曲ですね。
- JUNIEL:爽やかな曲ですよね。春、明るい気持ちで作りました。
- EMTG:ラスト「Babo ? Duet with Jung Yong Hwa(CNBLUE)」は、タイトルにもあるようにCNBLUEのギター&ヴォーカルのヨンファさんとのディエット曲ですね。ヨンファさんから“こんな感じで歌ってほしい”というリクエストはあったんですか?
- JUNIEL:“いつものように可愛く歌って”というコメントだけでした。プロデューサーもヨンファさんが務めたんですけど、1箇所歌い終わったら“いいよ。じゃあもう1回やってみよう!”って、それを100回くらい言われました(笑)。
- EMTG:ハハハ! 厳しいんですねえ!(笑)
- JUNIEL:はい、厳しいんです(笑)。だからちょっと……疲れました(笑)。でも優しく“良かったよ。もう1回”って言われたかったのでがんばれました。
- EMTG:何度も歌い直した理由って何だったと思いますか?
- JUNIEL:可愛いだけじゃなく、愛してる感じを出してほしかったんじゃないかなと思います。特にサビのヨンファさんと一緒に歌うところだったので。
- EMTG:そんなヨンファさんとのレコーディングで勉強になったなって思うところは何ですか?
- JUNIEL:ん?……日本語で説明するのは難しいんですけど。ふつうだったら“いいんじゃない?”って聴き流してしまうところを、ヨンファさんは細かいところまでキャッチされるんですよね。さすが先輩だなと思いましたね。
- EMTG:ところで1年前にインタビューしたときよりもすごく日本語がお上手になられてますね。
- JUNIEL:いえ、久しぶりに日本に来てちょっと上手く話せないなと……(苦笑)。
- EMTG:いえいえ。ほぼ日本語で歌われてますが、楽曲ごとに全然表情が違っていますね。
- JUNIEL:前から私は、感情と歌詞を大事に歌うようにしています。最近は日本語で歌うときと韓国語で歌うとき、あんまり差がなくちゃんと心を込めらるようになってきているかなと自分では思いますね。
- EMTG:では、聴く人にどんなふうに聴いてもらうとうれしいですか?
- JUNIEL:必ず聴いてください、とは言えません。でも、もし疲れたときとか、力になる曲はないかな? って思ったら私の曲を聴いてくださいって言いたいです。きっと元気が出る曲を見つけてもらえると思います。
【取材・文:牧野りえ】
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“JUNIEL”、自分です(笑)。皆さんが私のことをどう思っているのか知りたくて。ファンの人のコメントもたくさん読んでます。“こういう曲を歌ってほしい”とか“こういう曲を作ってほしい”っていうコメントから、そういう曲も作ってみたいなと思ってるんです。
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“JUNIEL”、自分です(笑)。皆さんが私のことをどう思っているのか知りたくて。ファンの人のコメントもたくさん読んでます。“こういう曲を歌ってほしい”とか“こういう曲を作ってほしい”っていうコメントから、そういう曲も作ってみたいなと思ってるんです。