“アジアが生んだ世界の歌姫”、日本デビュー!

Ailee | 2013.11.06

 ’12年、シングル「Heaven」で韓国デビュー。圧倒的な歌唱力とパフォーマンスが話題を呼び、音楽祭の新人賞を総なめ。アジア各国からライブのオファーが殺到し、クインシー・ジョーンズから「ぜひ会ってみたい」というリクエストが届くなど、既にワールドワイドな注目を集めている女性シンガー・Aileeがシングル「Heaven」(本間昭光氏のプロデュースによる「Heaven」の日本語バージョン)でついに日本デビューを果たす。“アジアが生んだ世界の歌姫”の輝かしいストーリーの始まりをぜひ、多くの音楽ファンといっしょに共有したいと思う。

EMTG:まず、10月に行われたジャパン・ショーケースライブのことから聞かせてください。日本での初ライブだったわけですが、手ごたえはどうでしたか?
Ailee:すごく楽しかったです! とにかく、無事に終えることが出来て良かったですね。ステージに上がる前は、「あんまりお客さんが来てくれてないのかな」と思ってたんですよ。
EMTG:静かでしたよね、確かに。初めてAileeを見ることができる、という緊張感があったというか。
Ailee:でも幕が落ちたときに、お客さんがいっぱいいてくれてるのが見えて、ビックリして(笑)。あんなに盛り上がってくれるとは思ってなかったから、本当に嬉しかったですね。後日、街を歩いているときに「Aileeだ!」って気づいてくれる人もいて、そのことにも驚きました。
EMTG:ライブのMCのなかで「プレイベートで日本に来て、富士急ハイランドに遊びに行った」って言ってましたよね。
Ailee:はい。日本で仕事があったんですけど、その3?4日前に来て、いろんなところに行きました。富士急ハイランドの他には、原宿、渋谷、新宿、六本木でショッピングをしたんですよ。ちょっとお金を使い過ぎてしまったので、しばらく旅行も出来ない……ごめんなさい、冗談です(笑)。
EMTG:(笑)好きな肉料理も食べました?
Ailee:はい! すき焼き、しゃぶしゃぶ、焼肉、ぜんぶ食べました。おいしかったです。
EMTG:良かったです(笑)。では、音楽の話題に戻って。Aileeさんはアメリカのニュージャージー州で育ったそうですが、歌手を志したのはいつ頃ですか?
Ailee:覚えてないくらい小さいときからですね。いつも音楽を聴いていたし、好きな曲を歌って。気が付いたら、歌う人になりたいと思っていました。
EMTG:ショーケースライブでも、リアーナの「Umbrella」、ビヨンセの「Crazy in love」などをカバーしてましたよね。自分には歌の才能があると気付いたのは?
Ailee:確か15歳くらいの頃だと思うんですが、まわりの人たちから「歌が上手いね」って言われていて。そのときはそれが本当かどうかわからなかったんですが、あるとき、YouTubeに自分が歌っている動画をアップしてみたら、良いコメントをたくさんもらうことができて。そのときですね、本当に歌う人になれるかもしれないと思ったのは。あと、大学生のときに(ニューヨークのペース大学)ライブを少しやってたんですよね。ステージに上がるのはその頃から好きでした。
EMTG:そして、昨年リリースされたデビューシングル「Heaven」が韓国で大ヒット。
Ailee:「Heaven」は、もしかしたらこの世に出なかった曲かもしれないんです。じつは当初、デビュー曲として違う曲が候補になってたんですよね。私自身は「Heaven」がとても好きだったし、自分にいちばん合う曲だと思っていたので、そのことをスタッフのみなさんに伝えたんです。その後の協議のなかで、最終的に「Heaven」が選ばれて。上手くいって、本当に良かったと思います。
EMTG:「Heaven」を気に入った、いちばんのポイントはどこだったんですか?
Ailee:もちろん全体的に好きだったんですけど、特にサビのパートですね。“Heaven、Heaven、Heaven”と繰り返すフレーズがあって、ファンの人たちともいっしょに歌えるので。
EMTG:日本のデビュー曲は「Heaven」の日本語バージョン。ショーケースライブのアンコールでも披露されてましたが、日本語の発音を含め、素晴らしいパフォーマンスでした。
Ailee:発音に関しては自分で判断できないんですけど(笑)、日本語で歌うことは本当に難しかったですね。スタッフのみなさんに助けてもらいながら、しっかり表現できるようにがんばりました。ライブのときも、上手く歌えるかどうかすごく心配だったんですよ。でも、まわりの方々から「良かった」と言ってもらって、安心しました。
EMTG:今回のシングルには、切ない情感に満ちたメロデイを持った「Starlight」も収録されています。本間昭光さんの作曲による楽曲ですが、歌ってみた印象はどうでした?
Ailee:J?POPのジャンルを歌うのは初めてだったから、とても新鮮だったし、楽しかったです。歌詞に関しては、翻訳したものを読んで、自分なりに表現しました。自分の経験にないストーリーであっても、経験したかのように表現したいと思っているので。「Starlight」は「Heaven」とつながっているというか、同じように切ないイメージがあって。そこを上手く出せるようにスタッフのみなさんともいろいろと話し合いましたね。
EMTG:このシングルから日本での活動も本格的になっていくと思いますが、現時点で目標としていることは?
Ailee:そうですね…。遠いところを目指すのではなくて、目の前にある毎日毎日を充実させることが大事だと思っています。そのなかで成長していければいいなって。
EMTG:期待してます! 最後に音楽以外の質問を。趣味ってありますか?
Ailee:作詞・作曲も少しやってるんですけど、趣味は映画とショッピングかな。
EMTG:映画に出てみたいと思う?
Ailee:機会があれば、もちろん出てみたいです。でも、いまは音楽に集中したいですね。
EMTG:ステージのAileeさんを見ていると、ポイティブでパワフルという印象がありました。自分ではどう思いますか?
Ailee:うーん、普通だと思いますけど(笑)。イタズラは好きですけどね。オバケの仮面をかぶって、スタッフの人たちを驚かせたり(笑)。

【取材・文:森 朋之】

tag一覧 シングル 女性ボーカル 韓国

ビデオコメント

リリース情報

Heaven(初回限定盤) [CD+DVD]

Heaven(初回限定盤) [CD+DVD]

2013年11月06日

ワーナーミュージック・ジャパン

ディスク:1
1. Heaven
2. Starlight
3. Heaven (Backing Track)
4. Starlight (Backing Track)

ディスク:2
1. Heaven (Video Clip)
2. Heaven (メイキング映像)

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