西の大型ルーキー“メロフロート”がメジャーデビュー!
メロフロート | 2015.07.24
- EMTG:メロフロートの3人からは“仲間”“友達”の雰囲気がムンムン伝わってきますが、実際はどんなふうに始まったグループなんですか?
- Yu-Ki(Vo):出会ったのは高校卒業した後なんですよ。最初は別々に歌ってたんですけど、たまたまライブハウスでいっしょになることがあって。
- KENT(Vo):「ソロでやろう」とか「グループがいい」とかは特に考えてなくて、とりあえず音楽を楽しくやりたいって思ってただけなんですけどね、その頃は。
- Yu-Ki:俺もいっしょ(笑)。
- DJ KAZUMA(DJ):僕も「おもしろいことをドン!とやりたい」って思ってたんです。ミュージカルとかもそうですけど、ひとりでやるよりも大勢でやるほうが楽しいじゃないですか。
- Yu-Ki:ミュージカルって(笑)。初めは僕とKENTのふたりでやってたんですけど、そのときは仲が悪かったんですよ。
- KENT:ハハハハハ。
- Yu-Ki:まだ19歳だったんで(笑)。何もわかってないのに「音楽っていうのは…」って話してるうちにブツかったり。
- DJ KAZUMA:僕は外から見てたんですけど、ブツかってもおかしくないくらい両方の個性が強かったんですよね。「Yu-Kiすごい! KENTもすごい!」って感じで。で、「自分もいっしょにやったら、もっとすごいことが出来るんじゃないか」って思って。
- Yu-Ki:KAZUMAがDJを始めたのは、メロフロートに入ってからなんですよ。
- DJ KAZUMA:「誰かのために何かをしたい」という気持ちが強かったんで。…こういうと気持ち悪いですけど、ふたりのために動きたいって思って。
- EMTG:すごい。音楽性より先に人間性で結びついたというか。
- Yu-Ki:「こういうジャンルをやろう」というよりも、「この3人で出来ることは何だろう?」っていう考え方ですよね。「こういうメッセージを言うヤツが必要ちゃうか?」とか。あと、これはメロフロートという名前の由来でもあるんですけど、聴いてくれる人の日常のなかで、フッと自分たちの曲が浮かんできてくれたら嬉しいなって。
- EMTG:結成当初から路上ライブを中心に活動してたんですか?
- Yu-Ki:最初の1~2か月はライブハウスに出てたんですけど、全然お客さんが来なかったんですよ。お客さんがいない場所で、自己満足で歌ってるだけというか。友達を呼ぶのも限界があるし…。「どうやってお客さんを呼べばいいんだろう?」って考えた結果が、まず自分たちが外に出て、そこで自分たちの音楽を聴いてもらうことだったんです。そこからは「どうしたら足を止めてもらえるか?」「その人たちにライブハウスまで足を運んでもらうためには?」ということをずっとやってきて。
- DJ KAZUMA:うん。
- Yu-Ki:最初は大阪の梅田でやったんですけど、ぜんぜん足を止めてくれなかったんですよ。で、まずは路上ライブをやってる他のアーティストを研究するところから始めたんですよね。そこでわかったのは、ドラマの主題かとかCMソングになった曲は足を止めて聴いてもらえるっていうことで、実際にやってみたり。
- EMTG:まずはカバーから聴いてもらおう、と。すごい現実的ですね。
- Yu-Ki:そのあとは自分たちの(オリジナル曲の)音楽性に近いアーティストさんの曲とかやりましたね。たとえば湘南乃風とかケツメイシとか。物販のやり方もすごく研究しました。ライブをやってる場所から(物販コーナーを)少し離したほうがお客さんは近づきやすいんだな、とか。
- EMTG:めっちゃ前向きですね。自分たちの現状をしっかり見たうえで「じゃあ、何が出来るか」を考えて、実践して。もともとポジティブな性格なんですか?
- Yu-Ki:活動を続けるなかで、そうなっていったんだと思います。「上手くいかなかったらどうしよう?」って悪いほうを考えてもしょうがないなって。だって、どうなるかは分からないじゃないですか。いま「各県3日間でCDを手売りで100枚売る」というテーマで全都道府県の路上ライブをやってるんですけど、「“売れなかったら…”ってマイナスなことを考えるのはやめよう」って話し合ったんですよね。
- EMTG:メジャーデビューシングル「夢のカケラ」も超ポジティブなメッセージが伝わってくる曲ですね。
- Yu-Ki:「夢のカケラ」は「自分たちのデビューシングルにふさわしい曲って、どんな曲だろう」って考えながら作ったんですよ。「本気 スイッチ入れて/猛ダッシュ」という歌詞があるんですけど、“気持ちを切り替えて、挑戦する”っていう感じがいまの自分たちにピッタリだなって。インディーズからメジャーに切り替わって、新しいことに挑戦していくっていう。
- KENT:そうやな。
- Yu-Ki:「自分のやりたいことに向かっていかなくちゃいけない」とわかっていても、まだスイッチが入っていない人もけっこう多いと思うんですよね。そういう状況の人にもぜひ聴いてほしいし、いっしょに「夢のカケラ」を集めてほしいなと。
- DJ KAZUMA:僕もふだんからよく聴いてるんですけど、自分らの曲なのに心にズシンと突き刺さってくるんですよね。
- Yu-Ki:そうそう。外に向けて発信しているんだけど、自分たち自身に向けて歌ってるような感覚になるというか。特に「描く理想が/胸の中に あるとするなら/全力疾走」というところが好きなんですよ。音楽を続けていくなかで、もちろん勝ち続けなくちゃいけないんですけど、ときには「何か違うな」ということもあると思うんです。そういう状況になっても、自分たちの理想に向かって進んでいきたいなっていう。
- EMTG:どんな人にも当てはまるメッセージですよね。
- KENT:よく「どんなタイミングでこの曲を聴いてくれてるのかな?」ってTwitterとかでリサーチするんですけど、それが僕自身と同じだったりするんですよ。「朝起きて、テンションを上げたいときに聴いてます」とか。僕も「夢のカケラ」を聴いて、気合いを入れてるんで。
- EMTG:ある意味、お客さんと同じ目線というか。
- Yu-Ki:そうですね。いまの若い人って、全力疾走できる人が少ないと思うんですよ。「路上ライブで100枚CDを手売りする」って前向きにやってる自分たちは、ちょっとおかしいんじゃないか? って思ったり。
- DJ KAZUMA:ハハハハハ。でも、そうやな。自分でも「なかなかのことをやろうとしてるな」とは思うけど、不思議に「無理やな」とは感じてないんで。
- Yu-Ki:何かに本気になることって、人生でいちばん楽しいと思うんです。それがわからないから、下を向いていたり、「たらたら時間が過ぎる」みたいなTwitterをしなくちゃいけないんだろうなって。難しいことかもしれないけど、そういうことも伝えたいんですよね。
「精一杯 本気 スイッチ入れて/猛ダッシュです」??気持ちいいほどにポジティブでまっすぐにメッセージが伝わってくる。シングル「夢のカケラ」でメジャーデビューした、2ボーカル+1DJの“メロフロート”。キャッチ?なサウンド、等身大の感情を反映した歌詞、親しみやすいキャラクター、熱いステージングによって路上ライブを中心に活動してきた3人。メロフロートの純粋&熱血な応援ソングはここから、さらに幅広いフィールドで受け入れられることになりそうだ。
【取材・文:森朋之】
メロフロート 『夢のカケラ』
リリース情報
蘇生
発売日: 2018年10月17日
価格: ¥ 2,500(本体)+税
レーベル: living,dining&kitchen Records
収録曲
1.キズグチ reborn by MI8k
2.ニンゲンサマ reborn by Picon
3.キオク reborn by Sasanomaly
4.カゲ reborn by Yamato Kasai(from Mili)
5.ミチシルべ reborn by Yosuke Sato
6.ソンザイショウメイ - 弾き語り -
7.ヒガンバナ - アコースティック -
8.ナナジュウヨンオクノセカイ - 弾き語り -
9.モウジョウミャク - アコースティック -
10.イチゴイチエ - 弾き語り -
[BONUS TRACK] ハートレス - 路地裏録音 -
リリース情報
お知らせ
■マイ検索ワード
●Yu-Ki(Vo)
メロフロート
自分たちのグループ名。ホントにいつも調べてるんですよ。いいことばかり言われているわけではないけど、「こうやって自分たちが知らないところで聴いてもらえてるんやな」ってポジティブに捉えるようにしてますね。
●KENT(Vo)
すぐキレる人の特徴
この前、電車のなかで年配の方がスマフォで調べてるのを見たのがきっかけ。「この人、何があったんやろう?」って興味を持って、自分でも検索してみました(笑)。
●DJ KAZUMA(DJ)
やりすぎ都市伝説
「やりすぎ都市伝説」が大好きなのですごく見たかったんですけど、放送日の6月26日は仙台でワンマンライブだったんです。どんな内容なのか知りたくて検索したんですけど、「すぐキレる人の特徴」のインパクトには負けてますね(笑)。
■ライブ情報
メロフロートワンマンツアー2015
2015/07/24(金)東京 Daikanyama LOOP
2015/09/25(金)大阪 Zepp Namba
『夢のカケラ』リリース記念イベント
2015/07/26(日)福岡 キャナルシティ博多B1F サンプラザステージ
2015/07/27(月)大分 パークプレイス大分 センターステージ
2015/07/28(火)鹿児島 オプシアミスミ 中央イベント広場
2015/07/29(水)熊本 蔦屋書店熊本三年坂 カリーノ下通り カフェモリコーネテラス
2015/07/31(金)長崎 タワーレコード長崎店
2015/08/01(土)福岡 イオンモール香椎浜 1F センターコート
2015/08/09(日)熊本 蔦屋書店熊本三年坂カリーノ下通りカフェモリコーネテラス
※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。
●Yu-Ki(Vo)
メロフロート
自分たちのグループ名。ホントにいつも調べてるんですよ。いいことばかり言われているわけではないけど、「こうやって自分たちが知らないところで聴いてもらえてるんやな」ってポジティブに捉えるようにしてますね。
●KENT(Vo)
すぐキレる人の特徴
この前、電車のなかで年配の方がスマフォで調べてるのを見たのがきっかけ。「この人、何があったんやろう?」って興味を持って、自分でも検索してみました(笑)。
●DJ KAZUMA(DJ)
やりすぎ都市伝説
「やりすぎ都市伝説」が大好きなのですごく見たかったんですけど、放送日の6月26日は仙台でワンマンライブだったんです。どんな内容なのか知りたくて検索したんですけど、「すぐキレる人の特徴」のインパクトには負けてますね(笑)。
■ライブ情報
メロフロートワンマンツアー2015
2015/07/24(金)東京 Daikanyama LOOP
2015/09/25(金)大阪 Zepp Namba
『夢のカケラ』リリース記念イベント
2015/07/26(日)福岡 キャナルシティ博多B1F サンプラザステージ
2015/07/27(月)大分 パークプレイス大分 センターステージ
2015/07/28(火)鹿児島 オプシアミスミ 中央イベント広場
2015/07/29(水)熊本 蔦屋書店熊本三年坂 カリーノ下通り カフェモリコーネテラス
2015/07/31(金)長崎 タワーレコード長崎店
2015/08/01(土)福岡 イオンモール香椎浜 1F センターコート
2015/08/09(日)熊本 蔦屋書店熊本三年坂カリーノ下通りカフェモリコーネテラス
※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。