Uruが遂にデビュー! 光のように心を柔らかく包む奇蹟の歌声

Uru | 2016.06.08

 またひとつの動画が届く。画面にはマイクで見切れた女性。撮影も歌もすべてを一人で手掛ける彼女が、新しいカヴァー動画をアップしたのだ。彼女の名はUru(うる)。You Tubeのチャンネル登録数14万人を越えるシンガーである。6月15日。Uruがついに「星の中の君」でCDデビューを飾る。映画『夏美のホタル』の主題歌となったバラードは、星の光のように聴く者の心を柔らかく包む。何万年前の星の光が届くように。そこに至るまでの経緯は、自らのアイデアでネットを駆使して歌を届けた、まさに2010年代を象徴するストーリーだった。

EMTG:You Tubeの動画、ずーっと見てしまいました。
Uru:あっ…ありがとうございます。
EMTG:いつまでも聴いていたくなる声ですね。歌は好きでした?
Uru:好きでした。でも、人前では恥ずかしくて、極力ひとりで歌ってました。それが、中学3年の合唱コンクールで「翼をください」を歌った時、私みたいに歌ってみてって、先生がみんなに言ったんです。“どうしよう!!”って逃げ出したかったです…。でも、そこから自信が持てるようになって、高校ぐらいからカラオケにも行けるようになりました。
EMTG:高校から!? じゃあ本気で音楽を目指したのは?
Uru:ん~~…趣味で弾き語りとかはしていて、漠然と「歌手になれたらいいな」とは思っていました。当時、子供たちと接する機会が多かったのですが、その時に私の作った曲を子供たちが歌ってくれて、それを聞いたお母さんたちが泣いてくれたのがすごく嬉しくて。本格的にやってみたいと思い始めました。子供たちが七夕の短冊とかに“○○になりたい”って夢を純粋に書いているのを見て、“諦めずに頑張ってね”と言ってる私のほうが夢を実現せずにここにいる。“ここはもう心を決めよう!”って、『私が目指したいのは歌手だ!』って心に決めて。当時やってた事を全部リセットしたんです。
EMTG:自ら退路を断って!
Uru:でも決めたはいいけど、どうしたらいいかわからない。色々考えた時に、今はウェブが発達してるので、これを利用しない手立てはないなと思ってYouTubeを始めました。
EMTG:検索数がアップしたのは?
Uru:1つのきっかけは、back numberさんです。ずっと大好きなアーティストさんで、曲をラジオ局にリクエストして、それをICレコーダーで録音して、耳コピして、出来るだけ早くアップしました。そうしたらアクセス数が増えて。急いでショート・ヴァージョンで上げたら、後で(back numberの)清水依与吏さんから“大事なところのコードが違う”って…(一同笑い)。普段はバラードよりも、バンドの曲を聴くことが多いんです。とにかく“歌いたい!”と思ったら、どんなジャンルでも歌ってみます。クリープハイプさんの「傷つける」とか、意外な曲が自分に合っていたりとか。そういう発見はたくさんありました。
EMTG:デビュー曲「星の中の君」はすごい曲です。シンプルなうえに、Aメロで同じ歌詞を2回繰り返す。
Uru:それは(共同作詞した)作曲者のHidenoriさんのアイデアです。“自分の言いたいことは言ってある。後はあなた次第なんだ”という感じだと私は解釈していて。相手に全部委ねている。自分ではどうしようもないんだという感じ。それを2回繰り返すことによって、より切なくなったんじゃないかなと。この曲はシンプルで、何回も聴きたくなるし、すっと世界観に入っていける曲だと思います。すごく好きな曲で、この曲でデビューできることが嬉しかったです。
EMTG:地声なのかファルセット(裏声)なのかわからない歌もすごい。
Uru:地声、ミックス・ボイス、ファルセットがあって、大体ミックス・ボイスあたりなんです。サビの♪星の光が♪の“ほ”は地声ですね。“し”ぐらいからミックス・ボイスが入って、“の”でまた地声に戻る感じです。
EMTG:レコーディングはどうでした?
Uru:緊張しました。すごく緊張しました。終わった瞬間は“これが本当にCDになるんだ…”って不思議な感じでした。1曲1曲を作るのに、いろんな方が関わって、いろんな作業があって、いろんな想いがギュッと詰まっていることがやっとわかりました。
EMTG:そんなデビュー・シングルが完成して。
Uru:私、ずっと“CDはないんですか?”って言われてきたんです。やっと自分のCDを待ってくださっていた方に届けられます。今までは全部ひとりで閉鎖的にやってきたものが、いろんな方との側面が合わさってひとつの形になった。それが本当に嬉しいです。
EMTG:どんなシンガーになりたいですか?
Uru:私の歌が生活の中のちょっとした隙間に入り込めたらいいなって。サラリーマンの方が電車とかでパソコンを打ってるのを見かけるんですけど、ある人がパソコンを閉じた後にイヤホンで音楽を聴き始めたんです。そのアーティストの方は幸福だなぁって、私の歌がそこに入れたらすごく幸福だなぁって感じたんです。リラックスしたい時、元気を出したい時に必要とされるツールとして、私の歌が届くといいいなと思います。

【取材・文:柳村睦子】

tag一覧 J-POP 女性ボーカル インタビュー シングル Uru

リリース情報

星の中の君

星の中の君

2016年06月15日

SMA

【CD】
1.星の中の君
2.WORKAHOLIC
3.すなお
4.星の中の君 -instrumental-
5.WORKAHOLIC -instrumental-
6.すなお -instrumental-

お知らせ

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ピタゴラ・スイッチ
You Tubeの動画で『ピタゴラ・スイッチ』みたいなことをやりたくて。でも画面のスペースが限られているから、縦型の装置にすると隠れてしまう。どうしよう…と思ってます(笑)。前に作った事があるんですけど、牛乳パックを半分に切ってつなげて、すごい高いところからボールを落として。それは本当に面白かったです!

■ライブ情報

Uru Live「 SS 」
2016/09/10(土) 東京グローブ座
2016/09/11(日) 東京グローブ座

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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