Uruセカンド・シングル「The last rain」インタビュー。閉じたものがだんだん開いていく・・・前向きな楽曲。

Uru | 2016.10.26

 3年前からYouTubeにアップし続けてきたJ-POPや洋楽カバー曲の動画が大きな注目を集め、今年6月にシングル「星の中の君」でメジャーデビュー。経歴を明かさず、ただ圧倒的な声の魅力だけで多くの人の胸を震わせるシンガー、Uruとは一体どんなアーティストなのか? セカンド・シングル「The last rain」をリリースする彼女に、今の心境を訊いてみた。

EMTG:新曲「The last rain」の成り立ちをおしえてください。
Uru:今のマネージメントに所属する事が決まって、初めて作った曲だったと思います。
EMTG:とても感情的な、せつない悲恋のバラードですね。
Uru:雨の日って、気持ちがどんよりするじゃないですか。人によってですけど、私はそうなので、そんな日に浮かんできた曲です。最後は前向きになるように歌っているんですけど、最初は現実を受け止められない状態から始まって、どっぷりと悲しみにひたりつつ。曲の中では5分間の中で気持ちの移り変わりがあるけれど、実際はすごく長い期間が必要だから、それを意識して歌っています。
EMTG:バラードが好きとか、せつない曲は書きやすいとか。そういうことはあります?
Uru:いえ、歌うのはバラードが多いんですけど、聴くのはそうじゃない曲の方が多くて。でも「The last rain」のレインは雨なんですけど、涙のことでもあって、だから、最後に流す涙という前向きな題名なんです。
EMTG:ああ、なるほど。悲しい涙はもう流さないという、前向きな心境が。
Uru:はい。タイトルだけでは伝わりにくいんですが(笑)。
EMTG:完成したアレンジは、パイプオルガンのような音が聴こえる荘厳なイメージになりましたけども。たとえば広い教会の中で響くような、そういうイメージはありました?
Uru:聴いた時の広がりは意識しました。閉じていたものがだんだん開いていくような。そのイメージをアレンジの蔦谷(好位置)さんが汲み取ってくださいました。
EMTG:今回のシングルの3曲は全部カラーが違います。2曲目「ホントは、ね」は川村結花さんの書きおろし。
Uru:「夜空ノムコウ」が大好きなので、川村さんに曲を書いていただけると聞いた時は本当にうれしかったです。仮歌を入れるのに、自分でコードを探してピアノを弾きながら歌ったんですけど、ちょっとコードが違っていて、「こうだよ」って、ちゃんとした楽譜をいただいたりして(笑)。川村さんって、おしゃれなコードがたくさんあるんですよ。すごいなと思いました。
EMTG:ちなみに、この曲の中にも雨が降ってるんですよね。
Uru:あ、ほんとだ。気づかなかった(笑)。
EMTG:“いつか雨が降り出してた”“今さら涙があふれるの”。「The last rain」ときれいに対比していて。
Uru:3曲目の「Sunny day hometown」で、晴れるんですよ。
EMTG:その「Sunny day hometown」は、これまでになかった明るい曲。歌詞は地元の歌ですか。
Uru:そうです。曲を聴いた時に浮かんだのが、スキップしながら、口笛を吹きながら歩いているイメージだったので。何か目的があって歩いてる感じがいいなと思って、実家に帰る道中の曲にしようと思いました。
EMTG:とても個人的な、自分にとって大切な風景や人についての歌。
Uru:ちょっと見栄を張っているところもあって。歌詞の“慣れない靴”というのは、実家を離れて、たとえば東京に来て頑張っていて、その姿を地元でも見てほしくて。気合の入ったおしゃれな靴を履いて帰って、まだ地元にいた頃の、成長しきれてなかった自分の歩いた道をその靴でたどっていくという。ちょっと見栄を張ってるところも見てほしいというか。
EMTG:そういうストーリーがあるんですね。それはもしかして、今のUruさんの心境に近い?
Uru:そうかもしれないですね。
EMTG:デビューの年、セカンド・シングルを出した今の心境は、誇らしい気持ちと、まだこれからという気持ちと、どのぐらいの割合ですか。
Uru:うーん、誇らしさはまだないかもしれないですね。もっと頑張らなきゃという気持ちが9割です。あとは、変わらない本質的な性格として、そんなに焦らずにちょっとずつ進んで行けばいいんじゃない?と思う気持ちが1割ぐらいあります。
EMTG:マイペースが自分の中心にある?
Uru:はい。でもプロになったことで、このままじゃいけないんじゃないか?と思う部分もあって。私が歌手になろうと思ったきっかけは、いろんなアーティストさんの歌に励ましてもらって、それってすごいことだなと思っていたので。私もそうなれるように、もっと頑張らなきゃ、みなさんに返していかなきゃというのが9割。あと1割は、そんなに焦るとケガするぞという感じです(笑)。
EMTG:Uruさんの性格が見えてきた気がします。これから自分の歌が、どんな人に届くといいと思いますか。
Uru:ライブのアンケートでも“娘と行きました”とか、家族で来てくださる方が多いんですよ。私の歌が夕食の席の話題になったとか、そういう話を聞くとすごくうれしいです。家族で同じ音楽を共有するのって、年代も違うから難しいと思うんですけど、そういうことができたら嬉しいなと思いますね。

【取材・文:宮本英夫】

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リリース情報

The last rain

The last rain

2016年10月26日

SMA

1.The last rain
2.ホントは、ね
3.Sunny day hometown
4.The last rain -instrumental-
5.ホントは、ね -instrumental-
6.Sunny day hometown -instrumental

初回生産限定盤[CD+DVD] AICL-3199?3200 ¥1,800(tax in)
通常盤[CD] AICL-3201 ¥1,200(tax in)

お知らせ

■ライブ情報

Uru Live「Sunny After the Rain supported by uP!!!」
2017/01/21(土) 大阪・森ノ宮ピロティホール

※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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