妄想キャリブレーション 4thシングル「激ヤバ∞ボッカーン!!」をリリース
妄想キャリブレーション | 2017.03.07
妄想キャリブレーションのニューシングルは、アッパーなドラムンベースのトラックにてっぺんを目指す前向きな詞をのせた、初のアニメタイアップ曲「激ヤバ∞ボッカーン!!」。多くの人に自分達を知ってもらいたいという思いから昨年様々なチャレンジを試みた彼女達は、ここから今年最初のステップアップを目指します。そんなシングルのアニメ盤にはメンバー雨宮伊織が作曲に参加し、メンバー5人だけで作詞をした「back stage」も収録。自分達の弱い部分も含めリアルな気持ちを初めて歌詞に詰め込んだという、妄キャリとファンにとっての新しいアンセムとなる力強さを感じるこの曲を軸に、今の妄キャリについて話しを伺いました。
- EMTG:初のアニメタイアップシングル「激ヤバ∞ボッカーン!!」は、昨年末のツアーでも披露されて盛り上がっていましたよね。今作もメンバーが作詞に参加していますが、改めてどんな曲か解説をお願いします。
- 星野:『タイムボカン24』の中に出て来るアクダーマの3人組、特にビマージョ様に視点をあててみんなで詞を書いた曲なんです。愛すべき悪役だったり、ちょっとドジっ子の所だったりとか、そういう中でもてっぺんを取りたいっていう気持ちを今回は曲にしました。
- 桜野:自分達にもそれって当てはまるなと思って。アクダーマ3人のてっぺん取るぞっていう気持ちと私達の気持ちを一緒にして書いたので、妄キャリの野心みたいなのも伝えています。
- EMTG:なるほど。それで、今回この曲についての話しは今の解説で終了です。
- 全員:えっー!
- EMTG:他媒体でも表題曲については既に沢山話しをしていると思うし、メンバーだけで詞を書いて、伊織さんが曲作りに参加した収録曲、「back stage」が素晴らしくいい曲だったので、ここからはそちらについて掘り下げていきたいと思います。
- 全員:わー!嬉しいー!
- EMTG:この曲は雑誌の取材企画で伊織さんがJUVENILEさんに曲の作り方を習った所から始まったそうですが。
- 雨宮:そこで作ったワンフレーズがそのままサビになっているんですけど、出来た時に「いいじゃん。これカップリングにいれようよ」って話しになって、最初は冗談だと思っていたんです。そこからJUVENILEさんと2回かな?会って、メロディ作りに挑戦させてもらいました。
- EMTG:じゃあお互い会って作業したのは実質3回?
- 雨宮:そうですね。その間は自分でどうしようかなってやったり、メンバーに相談したり。
- 桜野:移動中もピアノのアプリ使って「これどうかな?」って聞いてきたりね。ずっと曲の事を考えていたから真面目だなーって(笑)。
- EMTG:4人は初めてこの曲を聴いた時はどう思いました?
- 桜野:単純に凄いなって思った。最初に出来たワンフレーズには、まひるが書いた詞がのっていたんですけど、「これってホントに2人だけでやったの?」って。
- 水城:丁度こういうミディアムバラード調の曲が欲しいなって思っていた所だったんですよ。ライブの終盤に持ってこれそうな、私達の気持ちを赤裸々に書いた曲が欲しいなって。
- 桜野:それで「これがいいよ、これじゃん!」みたいな。
- 星野:初めて聴いた時からずっとフレーズが頭に残っていて、それって凄い事じゃないですか。そういう曲をまさかメンバーが作るなんてね(笑)。
- 桜野:最初にまひるがつけた詞も全然頭から離れなかったし。
- 胡桃沢:雑誌の取材でワンフレーズ作って、次はフル尺を作ろうってなった時に、「これにこの後まひるが作詞をするのか、やばい!責任重大だ」みたいに思いながら、私は生み出す伊織の苦悩を横で見守る作業をずっとしていたんですよ。スタジオに6時間ぐらいこもってやってたよね?だから生む苦しみがわかって、分娩室に運ばれた妻の手を握る夫みたいな(笑)。
- EMTG:という事はまひるさんの歌詞がついたフル尺バージョンもあったんですか?
- 胡桃沢:いや、私がワンフレーズだけ書いて、でもこの曲は妄キャリメンバー全員で歌うからみんなの気持ちをのせた方がいいって話しになって、全員で書こうってなりました。
- 桜野:初めて誰の手も借りずにメンバーだけで書いた詞なんです。
- 胡桃沢:それがホントに大変だったんですよ。クリスマスが終わった後に、取りあえずどういうコンセプトにするかとかフル尺のメロが出来ていたからみんなで話したんですけど、全然コンセプトがまとまらずって感じで。
- EMTG:まひるさんが最初に書いたワンフレーズはどんな感じだったんですか?
- 胡桃沢:(突然歌い出す)「夕暮れに~消えてく~君の姿~隣には~私がいるといいな~」って歌詞。
- 桜野:切ない夕暮れみたいな。
- EMTG:そこからどうやって「back stage」になったんですか?
- 胡桃沢:伊織がイメージを教えてくれたんだよね。
- 雨宮:「ライブの一番最後に歌える曲がいいね」ってみんなで話していたから、だったら恋愛よりもそれぞれの今の気持ちを歌った方がいいんじゃないかなって。
- 水城:お客さんにも向けたものでね。
- 雨宮:「具体的なお話しとかも入れたいな」っていう事にもなったので、そこからはみんなでそういう言葉を出して行く作業をしました。
- 桜野:あんな事あったよね、こんな事あったよねって。
- EMTG:これまではそれぞれが書いて来た詞を見せ合って、その中で言葉をチョイスするやり方でしたけど今回は?
- 胡桃沢:そのパターンで詞をはめて作ったんですけど、今回はいつもみたいに最終的に決定権を持つ人がいなかったので。
- 星野:だから見えない終着点に向かってみんなでめっちゃあせるみたいな。
- 桜野:なるべくみんなの言葉を選びたいけど、そうすると話のつじつまが合わなくなったりするんですよ。最終的にAメロは伊織の書いたものにしようってなったけど、「この行はこの人で、ここはこの人にする?」「あ、でもそれだと矛盾しちゃう」って書いては消して書いては消して、LINEのグループ通話を年末にずっとし続けたりとかしました。
- 水城:でも新木場のライブ後だったから、一つの壁を乗り越えてメンバーの気持ちもまとまっていたし強くもなっていて、言葉のチョイスは大変だったけどワードはポンポン出て来たよね。
- 桜野:話し合っていく中で、新木場のライブを終えてここまでついて来て下さったみなさんに私達の心境の変化というか、腹の座った覚悟をお伝えしたいなっていう感じになったんですよ。だからみんなの夢を応援したいし、私達もみなさんの声援を受けてもっと大きなステージに行くぞっていう決意を歌にしました。
- EMTG:という事は昨年末の新木場コーストでのライブがなかったら出来ていなかった曲?
- 全員:そうです。
- 胡桃沢:コーストの前にみんな結構頭がパンパンになって、やっぱりちょっと辛いなって思った時期とかもあったんです。今まで全部が全部上手く行っていたわけじゃなくて、大変だった部分もあったからこそ今こう思えるんだっていう私達が最後のフレーズにいて、ちょっと昔に辛い事があったけど、今はちゃんと成長しているよっていう長い前振りがその前にある曲。
- 星野:コーストがなかったら歌にして誰かに届けようと思わなかったと思う。
- 胡桃沢:「大丈夫?の優しさに平気だよも言えなくて」っていう所は本当にあった事なんですよ。まひるがこの詞の通りふさぎ込んだ時があって、そういう時もメンバーが支えてくれたので・・・何かそうやって考えたら本当に泣けてきたわー。
- 桜野:年明けで切り替わった気でいたけど、この時期はホントに辛かったよね。
- 全員:辛かったー。
- EMTG:そういう意味でもこの曲は今後の妄キャリにとって大事な曲になりそうですね。
- 胡桃沢:うん、大事だと思う。
- 桜野:みんなにどういう風に受け取ってもらえるか緊張しますね。だからみんなに伝わるようにしっかり歌いたいです。
- 水城:自分達で書いた今までの曲の詞は、世界観を作って誰かの気持ちになって書いたものじゃないですか。でもこれは自分そのままの弱い部分も初めて出しているから心の中を読まれているみたいで、どんな顔して歌っていいのかわからない(笑)。
- 胡桃沢:妄キャリって強い女の歌を結構歌っているじゃないですか。私は情熱大陸やプロフェショナルとかを見て、そういう強い人が裏でやっている努力を知るともっと応援したくなるタイプなので、アイドルという職種の人もこうやって努力をして頑張っているんだぞっていうのをこの曲から少しでもくみ取ってもらえると嬉しいなって思います。
- EMTG:でも本音を言うとそうい所はあまり出したくない人達ですよね。
- 胡桃沢:あんま出したくない(笑)。
- 桜野:だから出来た時に「この曲どうする?」って話しになりました。かなり長かったよね、その話し合いは。
- 雨宮:この言葉ちょっとネガティブすぎない?とか。
- 桜野:一つ間違えるとマイナスになっちゃったりするしね。
- 胡桃沢:でも2017年は妄キャリポジティブキャンペーンなんですよ!
- 桜野:単純ですけど、占い師さんにそう言われたんです(笑)。
- 胡桃沢:だから前向きに、失敗しても突っ込むぐらいの感じで。
- 星野:去年一年色んな挑戦をしたおかげで立ち向かう強さだったり、一人ずつが強くなったのもあるんですけど、メンバー同士の感覚も分かってきて折れないなって思うから。
- 桜野:うん。折れていられないなって感じ。なので本当はもう次の話を凄くしたいんですよねー。実はその制作の事で今頭がいっぱいなんです。
- EMTG:では次回はその取材で伺いますね(笑)。
- 水城:「これはアイドル人生変わるよ」ってスタッフさんにも言われたのでねっ?
- 胡桃沢:そう、今年の妄キャリはヤバいんですよ!
- 全員:激ヤバです!
【取材・文:山村哲也】
リリース情報
激ヤバ∞ボッカーン! ! (期間生産限定アニメ盤)
2017年03月08日
Sony Music Records
1. 激ヤバ∞ボッカーン!!
2. back stage
3. 激ヤバ∞ボッカーン!! -Anime ver.-
4. 激ヤバ∞ボッカーン!! -Instrumental-
5. back stage -Instrumental-
2. back stage
3. 激ヤバ∞ボッカーン!! -Anime ver.-
4. 激ヤバ∞ボッカーン!! -Instrumental-
5. back stage -Instrumental-
このアルバムを購入
お知らせ
■コメント動画
■ライブ情報
『激ヤバ∞ボッカーン!!』リリースイベント
03/07(火) ニコニコ本社
03/08(水) タワレコ渋谷店B1F
03/11(土) タワレコ新宿店
03/11(土) 秋葉原ディアステージ
MARQUEE祭 Vol.02
03/09(木) TSUTAYA O-WEST
ヴィレヴァンMOSO応援隊
03/12(日) VV下北沢
激ヤバ∞発進!~ダイナモンドを探せ!~東京公演
03/12(日) 渋谷WWW X
※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。
■ライブ情報
『激ヤバ∞ボッカーン!!』リリースイベント
03/07(火) ニコニコ本社
03/08(水) タワレコ渋谷店B1F
03/11(土) タワレコ新宿店
03/11(土) 秋葉原ディアステージ
MARQUEE祭 Vol.02
03/09(木) TSUTAYA O-WEST
ヴィレヴァンMOSO応援隊
03/12(日) VV下北沢
激ヤバ∞発進!~ダイナモンドを探せ!~東京公演
03/12(日) 渋谷WWW X
※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。