go!go!vanillas両A面シングル 「SUMMER BREEZE / スタンドバイミー」をリリース
go!go!vanillas | 2018.05.22
- EMTG:制作する過程に大きな変化があ ったとされる3rdアルバム『FOOLs』から約10ヶ月、初の両A面シングル「SUMMER BREEZE / スタンドバイミー」がリリースされるわけですが、まず、『FOOLs』を作り上げて、ツアーをまわった手応えと新たに感じている自らの変化を感じての今作だったりしたのかな?
- 牧 達弥(vo、g):そうですね。地続きな感じというか。流れはあったと思いますね。『FOOLs』のときに、いいなと思ったエンジニアさんが今回のシングルもやってくれているのもあって、音像も『FOOLs』に近いものになっているし。
- EMTG:なるほど。『FOOLs』に至るまでにも、ストレイテナーのホリエアツシ氏をプロデューサーに迎えてのシングル制作だったり、THE BAWDIESと共にスプリット・シングルを作成したりと、いろんな刺激は入っていたわけだけど、『FOOLs』では更なる刺激や吸収があったんだね。
- 牧:そう。そこは純粋に、経験が増えたっていう感じですかね。最初に持っていた武器とか引き出しはそんなに多くなくて。1つの武器で戦っていたのが、ホリエさんもそうですし、いろんな先輩方から受ける刺激や、同世代や後輩から感じ取るいいものを受けてきて、自分達の糧になっていったというか。自分達はどうしていくべきかっていうことを考えるようになっていったんです。その延長線上に『FOOLs』があって。『FOOLs』というアルバムに自分達のやりたいことを、おもちゃ箱のように詰め込んだことで、ライブでみんなと一緒に楽しめたし、騒げたんですよね。アルバムを引っさげてのツアーは本当に楽しかったんです。『FOOLs』の楽曲たちも、ツアーを通して、ライブで表現できるようになっていった中で、「SUMMER BREEZE」や「スタンドバイミー」という曲たちが生まれていったというか。
- EMTG:すべては“今”に繋がっているものであったということだね。
- 牧:そうですね。そんな経験の流れの中で、季節的にはちょっと早いんですけど、「SUMMER BREEZE」っていう夏の曲が生まれたんです。僕ら、結構夏の曲が多いんですけど、ちょっと風合いを変えた1曲として作ってみたんです」
- EMTG:プリティ的には前回のアルバムから、今回のシングルまでの流れの中での自分自身の変化をどう感じている?
- 長谷川プリティ敬祐(ba):僕は、お客さんとの向き合い方というか、自分の出し方がちょっとずつ変わってきてるなぁって思ってるんです。口数がどんどん減ってるっていうか。
- EMTG:ん? それはどういうこと(笑)?
- プリティ:僕、思ったことは逐一発言しないと気がすまなかったんですよ。それは、ライブだけじゃなく、SNSに関してもそうなんですけど。でも、そこだけに寄らない感じになってきたというか。それは、言いたいことは全部曲に乗せて伝えきれてるっていう自信がついてきてるからだと思うんです。捕足することなく、全部音楽と歌詞で伝えきれちゃってるなって思っていて。
- EMTG:それは理想の形だよね。
- プリティ:そうなんですよ。それを『FOOLs』から今作までの流れの中で、すごく感じてますね。『FOOLs』を作る前って、ベースとしても口数が多かったんですよ(笑)。
- EMTG:あははは。引き算できるようになったっていうこと?
- プリティ:そうです! プレイにしても弾きすぎというか。“俺見て!”感がすごく強かったんですよ。『北風と太陽』じゃないですけど、オラオラオラ!っていうんじゃなく、冷静に“一回ちょっと聴いてみてくれへん?”っていう感じになったというか。自分達が今届ける曲で、すべてを伝えきれているんだっていう、曲に対する信頼感、その曲を聴いてくれてるお客さんへの信頼感が、どんどん増している感じなんですよね。
- EMTG:なるほどね。柳沢くんは?
- 柳沢進太郎(g):僕が思うに、僕がgo!go!vanillasに入ったときくらいから(2015年7月から正式加入)、マインドの変化が波及していってる気がするんですよね。牧さんが先導して、新しい武器を手に入れようとしだしたというか。
- 牧:たしかに、今思い返すと、そこがすごくいいタイミングだったのかもなって思う。それまでと同じメンバーじゃないっていうこともあって、同じことはできないからね。転機になったのはたしかかもね。
- 進太郎:僕としては、すごく正当な変化だったなって思っていて。『ポケモン』で言ったら、石で進化するポケモンじゃなくて、レベルアップで進化したポケモンっていうか(笑)。ズルしてるんじゃなく、経験値を溜めたことによって得られた進化だったなって思うんですよ。レベル36でリザードンになる、みたいな。
- プリティ:例えがなぁ(笑)。
- 進太郎:あははは。でも、なんかそれがピッタリな例えなんですよね。僕自身も、go!go!vanillasに入る前までは、ボーカルギターをやっていて。リードギタリストをやり始めたのが、go!go!vanillasが最初だったので、バンドの中でリードギタリストとしてギターを弾いていく上でいろんな発見もあったし。もともとベースとドラムが大好きだったんですけど、自分がリードを弾くことによって、より、ベースとドラムに対してのアプローチを考えるようになりましたしね。
- EMTG:それは、曲を作る上での変化にも繋がったところだったり?
- 進太郎:そうですね。いままでは歌とギターで作るような楽曲が多かったんですけど、go!go!vanillasでやるようになってからは、そうじゃないところから曲を作るようになったりもしたし。すごくいい刺激をもらっているんですよね。自分としては、『FOOLs』で、順当に進化した名刺は出し切ったなと思っていて、今作からは新たな名刺の第一歩な感じがしているんです。今現在は、この先にあるアルバムのことも意識しながらの曲作りをしていってるんですけど、そんな曲作りの中でも、日々面白いことがたくさん起っていってるんですよ。リザードンの上がまだあったじゃん! みたいな(笑)。今日は『ポケモン』で攻めるよ、俺は!
- 一同:なんでだよ(笑)!
- EMTG:『FOOLs』の中で、いろんな挑戦があったからこそ、未来が広がったというか。もう一歩先に進めた感じなんだろうね。
- 牧:そうですね。最近思うんですけど、“成長”ではない気がしていて。成長って発展途上じゃないですか。音楽をやっていく上で、発展途上で作品を出すのって、あまりいいことじゃないなって思ったんですよ。いままでは、よく“成長だと思います”って言ってたんですけど、今はもうその段階は経た気がしていて。ここからは本当に、何を自分が選んで何を出していくのか、というところで、よりアーティスティックになれている気がするんですよね。成長ではなく、変化やモードなのかなって。海外のアーティストってそうなんですよね。“今、そういうモードなんだ”っていう。
- EMTG:たしかに、そのときのモードで見える景色も描きたい景色も変化するからね。
- 牧:そう。『FOOLs』で、おもちゃ箱をひっくり返したような楽曲たちをたくさん作って、いろんな挑戦ができたことでの成長があったと思うんです。料理の基礎はできたから、次はそこにどんなスパイス入れていこうかっていうところなのかなって。僕たちならではの独自性という部分での融合を作っていけたらいいな、っていう段階にきたなって思っているんです。
- EMTG:そうかもしれないね。たしかに、今シングルには、『FOOLs』の一歩先を感じられるところがあるから。セイヤ的にはどう?
- ジェットセイヤ(dr):僕は自分達の古い映像を見返すのがすごく好きで、昨日ちょうど見てたんですよ。進太郎が入った頃の映像とかも見返してたんですけど、改めて昔と比べてみると、牧が持ってくる音楽自体が、すごく変化してきてるなって思うんですよね。今、牧が言ったみたいに、いろんなスパイスを持つようになったなっていうか。それによって、自分も演技派ドラマーになってきたなって思いますね。意外とできちゃうなって(笑)。というのは、冗談なんですけど~。
- 牧:え!? 冗談なの!?
- プリティ:どこからどこまでが冗談だったんだよ!
- セイヤ:“意外とできちゃうな~”ってとこ(笑)。そこが冗談(笑)。“何でもできる”っていう訳じゃなく、“何にでもなれる”のでもなく、やっぱり自分はロックンロールが一番好きなんで、よりロックンロールドラマーでありたいと思うようになったというか。いろんな音楽に挑戦する中で、自分はgo!go!vanillasになろうとしてるなって、最近感じるんです。逆に、変わりたくないな、変化したくないなって思うというか。
- EMTG:“変わらない”ということ、そこもすごく大切なことだと思うからね。実際に音楽を作る立場ではない私からすると、コンピューターを使っての楽曲制作は、スタジオでジャムりながら作っていた音楽制作と比べると、衝動が少なくなるのでは? と思ったりもするけど、実際はどうなのかな?
- 牧:実際、自分は音楽の勉強をせず、独学でバンドを始めて音楽を作っていたんで、最初はスタジオでジャムりながら作っていくしか術がなかったんですよね。そこで生まれる衝動というものはたしかにあると思うんですけど、それしか知らないと、やっぱりどうしても似たものばかりになってきてしまうというか。やはり癖というか、自分が好きな方向性というのがあるから、どうしてもそっちに向かってしまうし、自分の音しか聴かない感じの音作りになってしまうんですよ。ちゃんと音楽を基礎から学んでいる人達だったら、きっとそういう作り方をしても、他で鳴ってる楽器の音も聴きながら作れるんだろうけど、僕は独学だから、そういう感覚がなくて。そういう意味では、もっとちゃんと音楽に向き合いたかったし、この先も音楽をやっていこうと思っている中で、知らないことがあったり、やれないことがあることが、すごく嫌だったんです。もちろん、それまでコンピューターで音楽を作るなんてやったことなかったし、使い方も知らなかったから、友達とかに使い方を1から教わって勉強したんです。それで土台を作ってからみんなでそこに向き合うと、ちゃんと他の楽器の音も意識できるんですよね。だから、昔のやり方をまったく否定するという感じではなく、軸を作ったというか。そんな感覚なので、良いところがなくなった感じはないですね。やっぱり、やれることが増えたんです。
- EMTG:なるほどね。たしかに、洗練された音になったよね。「SUMMER BREEZE」もすごく突き抜けた楽曲に仕上がっていると感じたから。
- 牧:ですね。「SUMMER BREEZE」は、初夏っていう意味もあるんですけど、そこを軸に書いた楽曲なんです。
- 進太郎:この曲は全編に謎のエフェクトをかけてまして。ディレイで作った音色なんですけど、すごいテンポが短い残響みたいなのをかけているんです。それがすごく“夏”を感じる音だったので、もうその時点で、いい曲になったなっていう手応えを感じましたね。サビのオクターブ奏法のあたりではっきりと聴こえてくると思うんですけど、その音ができたのが、レコーディング当日にそこのフレーズを録ってる時だったんですよ。
- 牧:すごく雰囲気が変わりましたからね。
- 進太郎:そのとき、牧さん、“売れた!”って言ってましたからね(笑)。
- 牧:すごく気持ち良かったからね(笑)。
- プリティ:この曲、コードワークが綺麗で超大好きなんですよ! しっかりコードが見えるように意識して弾いたんです。でも、敢えてサビの終わりでベースを弾いていないので、1年前の自分に聴かせたら、ビックリすると思うんですよね(笑)。最初は弾いてたんですけど、みんなで合せてみたときに、弾かない方が全体的なコードがはっきりと聴こえるよね、っていう話しになって。たしかになって思ったんです。
- EMTG:まさに引き算だね。
- プリティ:そうなんです。自分的に跳ねてないのも珍しくて。Aメロとか本当に跳ねてないので。それでも、どこにアタック感を置くかで、ちゃんとスウィング感を出したいなというお気持ちでした。
- EMTG:お気持ちでした(笑)。セイヤは?
- セイヤ:この曲をデモで聴いたときに、まっさきに“青春”っていう言葉が浮かんできて、キュンとしちゃったんです! 仲間とチャリに乗ってる風景が頭に浮かんできて、そのままのイメージで本番もドラムを叩いたんです。「アクロス ザ ユニバーシティ」の匂いに近いというか。青春感満載だなと。
- EMTG:歌詞の景色も青春っぽいよね。
- 牧:青春の輝きみたいなのを、28歳のオッサンが思い出すという感覚がありますね(笑)。部活動を思い出すというかね。練習めっちゃキツイけど、その後に飲む水がめっちゃ美味い! とかね(笑)。あと、セイヤが言ったみたいに、チャリっぽいんですよね。
- プリティ:あぁ~~分かる~。めっちゃチャリっぽい。
- 進太郎:BPM的にも、ちょうどチャリくらいの速度だからね(笑)。
- セイヤ:投稿してほしいですね、自分達でMV作って!
- 進太郎:いいね! オリジナルMV作ってね! そんで、最後に告白とかしちゃったりして!
- 一同:いいね~!
- EMTG:盛り上がり過ぎ(笑)。MVと言えば、「スタンドバイミー」は、『ヨーグリーナ&サントリー天然水』とのコラボMV曲だよね。この曲はどういうところから作られていったの?
- 牧:この曲は乳酸菌の気持ちになって考えたんですよ(笑)。僕は曲を作るとき、映画を作るみたいな感覚で、ストーリーを考えて作っていくんですよ。だから、『ヨーグリーナ』かぁ~と思って考えてる中で、乳酸菌って人を助けるじゃないですか。
- EMTG:あははは。助けるね(笑)。
- 牧:助けてくれてるんだけど、普段そんなに乳酸菌に対して“ありがとう”って思わないでしょ。だから乳酸菌って、ひたすら愛を注いでくれながら、ずっと傍に居ながら、縁の下の力持ち的に日々支えてくれている存在なわけですよ。そうやって、一生懸命その人の体を健康にしようと思って支えている、そんな乳酸菌の気持ちを、擬人化して歌詞を書こうと思ったんです。
- セイヤ:いいなぁそれ!
- EMTG:いいよね(笑)。そうとは知らなかったから、もう一回、乳酸菌の気持ちになって聴いてみるよ! そしたら、またちょっと違う気持ちが動くかもしれないから!
- 牧:あははは。きっとそうかも(笑)。
- プリティ:乳酸菌の気持ちになって書いてたなんて知らなかった。
- 牧:聴いただけじゃ分からないよ(笑)。俺も乳酸菌の本当の気持ちなんて分からないからさ(笑)。でも、きっと乳酸菌に気持ちがあったら、こんな気持ちじゃないかなって。乳酸菌って、悪い菌を殺してくれるんだけど、自分も一緒に死んじゃうらしいんだよ。
- 進太郎:そうなの! 切な過ぎる……。
- セイヤ:悲しいじゃん!
- 牧:そう。切な過ぎるんだけど、いやいやいや、乳酸菌のみのことを歌っているわけじゃないからね(笑)。ファンのみんなに対しての気持ちも歌ってるんですよ。ライブに来てくれたときだけ元気を与えられるだけじゃつまんねぇなって思うし。そうじゃない普段の生活の中で、自分達の音楽が、みんなの力になれて、みんなを助けてあげられてたらいいなっていう想いを込めて書いた歌詞でもあるからね。そういう意味でも、この曲は、“寄り添う”っていうところをテーマにした曲ですね。
- 進太郎:この曲に関しては、歌を活かしたかったんで、主張したギタープレイはしてないんです。牧さんの声と歌を聴きたいという想いがすごく自分の中にもあるし、ギター的にもそこまで主張しなくても、自分というものを匂わせられる自信もついたこともあるので、この曲は後ろから援護射撃してる感覚でギターを弾きましたね。
- プリティ:指で弾いたのは久しぶりだったんですよ。指で跳ねたフレーズを弾くのは、自分的に得意分野だったりするんです。ルート音がはっきりしているので、ちゃんと立ってると思いますね。Dメロでドラムと2個イチな感じで魅せるところは、演奏しててすごく楽しかったです。
- セイヤ:あそこは本当に楽しかったね!
- EMTG:積み重ねてきた歴史を感じる部分でもあったよね。この曲のドラムのチューニングもすごくシンプルな感じだよね。
- セイヤ:最初、ドラムと歌だけだったりもするので、音色はすごくこだわりましたね。曲調にも合うし。すごく気に入ってます、この曲。
- EMTG:「Penetration」は柳沢くんの作詞作曲だね。
- 進太郎:そうなんです。この曲は、僕が作った曲としては3曲目になるんですけど、牧さんが、「ヒンキーディンキーパーティークルー」と「おはようカルチャー」と「平成ペイン」は3部作というイメージで作っていたということを聞いたので、あ、真似しようかなと思って、前作の2曲と合せて3部作になるように作っていったんです。ちょうどその話しを聞いたのが、「ストレンジャー」を作っていたときだったので、「Penetration」がvol.2になるんです。『STAR WARS』みたいに、途中から始まって遡ると繋がる、みたいなイメージなんで、「ストレンジャー」がvol.1、「Penetration」がvol.2、「12:25」がvol.3という流れになっているんです。
- プリティ:そうだったんだぁ! 初めて知った。
- セイヤ:やりおったな! って感じだね(笑)。
- 進太郎:そうなんです、実は(笑)。実際に「Penetration」の音を作ったのはもう少し前で、ストックの中から牧さんに選んでもらったんですけど、歌詞は3部作を意識して、全部同じ人の話しとして書いた歌詞なんです。
- EMTG:「Penetration」のベースとドラムに関しては、跳ねてる楽曲ではあるけど、しっかりと低音に重心を感じる曲でもあるよね。
- プリティ:そうですね。ローは大きく出てるかな。
- 進太郎:ベースとドラムの支配率が高いんですよね、この曲。
- セイヤ:進太郎の曲はベースとドラムが前面に出てくるからね。
- プリティ:そう。進太郎からのリクエストでもあったので、この曲はすごく手数が多いんですよ。久々に弾きまくったって感覚でしたね。ギターとのバランスもすごくいいし。気に入ってます。
- EMTG:楽曲的にはちょっと不思議なコード感だったりするよね。
- 進太郎:go!go!vanillasって、陰と陽で言ったら、確実に陽の要素の方が強いと思うんですけど、自分が作る曲はマイナー調のものが多いので、作らせてもらえるならば、自分の残り香をしっかりと残そうかなと思って、不思議なコード感で作ったんです。ギミックで牧さんが考えてくれたんですけど、最後のサビをメジャーコードにしたんです。俺たちはそのままのフレーズを弾いているんですけど、牧さんだけメジャーキーのフレーズを弾いているんです。
- EMTG:なるほど、そこが不思議な感覚に引っ張られたところだったんだね。
- 牧:「ストレンジャー」もそうだったんですけど、なんか入れたくなる衝動にかられるときがあるんですよ。街を歩いてて、ふと耳に入ってきた曲とかにも、“ここにこういうフレーズ入れたら良くない?”って思う癖があって(笑)。この曲に関しても、なんかちょっとした思いつきで提案してみたんです。友達に昔、“オマエ、アレンジャーのがいいんじゃない?”って言われたことあったんですけど(笑)、手放しで言える環境だと、ふっと思い浮かぶというか。自分の作る曲だとなかなかそういう感覚になれないんですけどね。そういう意味でも、進太郎が書いてくる曲とかでは、すごくいい化学変化が生まれるんだと思うんですよね。
- EMTG:それも武器の1つだよね。
- 進太郎:そうなんですよ! 俺の曲のときは、牧さんがリードギターとしてギターを弾いてくれるので、マインド感がタイムスリップするというか。牧さんがリードギターを弾くことって、俺が入るまでなかったから、牧さんもリードギタリスト1年目みたいな感覚なんで、めちゃめちゃギター弾くんですよ(笑)。すごい衝動を感じるというか。それがすごく新鮮というか、バンド1年目みたいな、“バンドやってるぜ!”っていう感覚になるんです(笑)。それが楽しくて楽しくて。すごくいい刺激だなって思いますね。違うバンドをやってる感覚になるんですけど、出来上がった音はちゃんとgo!go!vanillasになってるっていうのも、すごく楽しいんです。
- EMTG:本当に刺激だらけだね。
- 牧:本当にそうですね。
- 進太郎:ここからさらに進化すると思います、リザードン!
- プリティ:『ポケモン』シメかぁ~(笑)。でも、本当に、まだまだいろんな武器が増えそうだし、進化していくと思うので、楽しみにしていてほしいです。
【取材・文:武市尚子】
リリース情報
SUMMER BREEZE / スタンドバイミー
2018年05月23日
ビクターエンタテインメント
1. SUMMER BREEZE
2. スタンドバイミー
3. Penetration
2. スタンドバイミー
3. Penetration
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■マイ検索ワード
牧 達弥
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■ライブ情報
go!go!vanillas「秋のハーベストツアー」〜野音狩り編〜
09/22(土)日比谷野外大音楽堂
09/30(日)大阪城野外音楽堂
go!go!vanillas「秋のハーベストツアー」〜ハンター編〜
09/28(金)富山 MAIRO
10/08(月)松山 WstudioRED
10/10(水)名古屋 CLUB QUATTRO
10/11(木)静岡 SOUND SHOWER ark
10/16(火)札幌 PENNY LANE 24
10/18(木)仙台 darwin
10/19(金)山形 ミュージック昭和セッション
10/25(木)岡山 YEBISU YA PRO
10/27(土)鹿児島 CAPARVO HALL
10/28(日)福岡 DRUM LOGOS
※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。
牧 達弥
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09/30(日)大阪城野外音楽堂
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10/08(月)松山 WstudioRED
10/10(水)名古屋 CLUB QUATTRO
10/11(木)静岡 SOUND SHOWER ark
10/16(火)札幌 PENNY LANE 24
10/18(木)仙台 darwin
10/19(金)山形 ミュージック昭和セッション
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10/27(土)鹿児島 CAPARVO HALL
10/28(日)福岡 DRUM LOGOS
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