KEYTALK 14枚目のシングル「Cheers!」をドロップ

KEYTALK | 2018.07.19

 C.C.レモンオリジナルソング「Cheers!」、2018年度赤十字運動月間ショートムービー「ミラクルヒーローズ」タイアップソング「東京シネマ」が収録されている最新シングルは、KEYATALKのフレッシュな魅力に溢れた1枚だ。爽やかな青春のきらめきがそのまま結晶化しているかのような「Cheers!」、リスナーの身も心も鼓舞する躍動感に満ちている「東京シネマ」――どちらの曲もファンに深く愛されていくだろう。今作は、どのようにして生まれたのか? 今後のライブへの意気込みも含めて、メンバーたちに語ってもらった。

EMTG:C.C.レモンのオリジナルソング「Cheers!」を作るにあたって、どのようなイメージを先方からいただきました?
首藤義勝(Vo・B):ワードとしては「黄色」とか「微炭酸」とかをヒントとしていただいたんですけど、とても自由に作ることができました。イメージは浮かびやすかったですね。C.C.レモンの味もよく知っているので、自分なりに考えられることはたくさんあったんです。
EMTG:学校帰りとかに飲んだC.C.レモンの味って、大人になっても覚えていますからね。
八木優樹(Dr・Cho):運動後に飲むと最高なんですよね。爽快感が素晴らしいです。
小野武正(G・Cho):僕も学生の頃にたくさん飲みましたし、大人になってからもよく飲んでます。
寺中友将(Vo・G):C.C.レモンを飲むと、部活をやってた頃のこととかを思い出します。運動した後って甘いものと炭酸が欲しくなりますけど、その両方をグビグビいけるC.C.レモンって、「俺のために作られたのか?」って思うくらいピッタリの飲み物でした。
EMTG:みなさんの思い出も、何かしらの形で音に表れているんじゃないでしょうか。
首藤:そうなのかもしれないですね。
EMTG:蔦谷好位置さんがプロデュースを手掛けていますが、どういう経緯でお願いすることになったんでしょう?
首藤:レコード会社から提案してもらって、僕も「ぜひ!」と思ったんです。今回、いろいろ学ぶことが多かったですし、純粋に楽しかったです。蔦谷さんはすごく気さくで、面白いんですよ。ボーカルのディレクションが的確で、ベストテイクを引き出すことにめちゃくちゃ長けている人でもありました。
寺中:前にも何度も蔦谷さんにお願いしたことがあるような気がするくらい意志の疎通がスムーズでした。楽曲に必要な要素をすごく引き出してくださったっていうのも感じてます。「Cheers!」は、僕らだけでは、ここまで爽やかな感じに仕上がらなかったでしょうね。
八木:僕の限界値のギリギリのところまでを蔦谷さんのおかげで発揮できました。「あっ! 今、俺、できてる。気持ちいい!」っていうのが音に出てると思います。
小野:ギターに関しても、僕が思うままに弾いたものを踏まえて、「こういうのはどう?」っていうブラッシュアップするための案をいろいろいただけたんです。
EMTG:この曲で松岡修造さんとのコラボレーションが実現したというのも、要注目のポイントですね。共演したスペシャルムービーを観ましたけど、青春感が満載じゃないですか。
首藤:僕の人生の中で、プールで水を浴びながら笑顔で演奏する日が来るとは思ってなかったです。
EMTG:学園生活のキラキラした映像の中で、KEYTALKも負けないくらい輝いていましたよ。
首藤:溶け込めていたように見えていたのならば何よりです。撮影中、ちょっと怖かったんですよ。「こんなおじさんたちがいて大丈夫かな?」と。
寺中:「みなさんと目を合わせちゃいけない」と思って、下を向いてました(笑)。
八木:ええっ!? あんな良い顔で歌ってたのに!
EMTG:巨匠、輝いていましたよ。「現役高校生かな?」って思うくらい、ピチピチしていましたから。
寺中:ありがとうございます!
EMTG:まあ、嘘なんですけど。
首藤:上げてから落とすとは……。
小野:やばいやばい!
寺中:……………。
八木:彼、繊細なので、やめてください(笑)。
寺中:俺、高校生の倍の年齢ですからね。どうせ……。
EMTG:一応フォローしておきますが、大人の男ならではの輝きに満ちていました。
寺中:ありがとうございます(笑)。
EMTG:(笑)KEYTALKの今までの曲で、ここまで爽やかに青春感を表現したものってありましたっけ?
首藤:なかったかもしれないですね。C.C.レモンのオリジナルソングのお話をいただいたことによって、今までに開いたことがなかった引き出しを開けられたのかも。
EMTG:普段の義勝さんは、こういう言い方もなんですが、爽やかではないですからね。
首藤:はい。超暗いです。学生時代も告ってないのにふられたり、別な女の子に告ったら「好きな人がいる」って言われたり。その女の子、バスケ部のかっこいいやつが好きだったんですよね……思い出したら悲しくなってきました(笑)。
EMTG:(笑)そういう体験があるからこそ、キラキラした「Cheers!」を作れたっていうことじゃないでしょうか?
首藤:そうですね。そう考えると、最高の職業に就けたのかなって思います。
EMTG:「Cheers!」を作ったことで、報われなかった青春に復讐できました?
首藤:はい。でも、まだ足りないです(笑)。そういう反骨心みたいなのをエネルギーにしてる人って、意外と多いと思いますよ。
EMTG:巨匠は、学生時代はボクシング部だったそうですが、どんな青春時代を過ごしていた男の子でした?
寺中:俺も明るくはなかったと思います。それが今、こんな風に歌えるんですから、やっぱ、年齢を重ねるって素晴らしいことですね。俺にとって音楽は常に青春のリベンジってことなのかもしれないです。
EMTG:なるほど(笑)。八木さんは野球部でしたよね?
八木:はい。野球部だったのは中学生の時です。高校の時は軽音部で武正とずっとキャッキャしてました。まあ、高校の3年間、「俺、クォーターだから」って、ずっと武正にだまされてたんですけどね。だから僕は今、義勝や巨匠とは違った意味で青春にリベンジしてるんです。
小野:リベンジするターゲットが狭いぞ(笑)。
八木:高校時代、僕と武正は、よく一緒に帰ってたんですよ。僕が上に向かって吐いた唾をよける遊びをしてたら、武正にキレられた思い出があります。
小野:僕の鞄に唾が「ぴちゃっ!」と(笑)。
首藤:それに対するリベンジは、超簡単だな。お返しに唾をかければいいんだから。
小野:そうか(笑)。
寺中:…………さっきから何の話でしょう?(笑)。
EMTG:音楽の話に戻ります(笑)。「Cheers!」は、手拍子できるポイントが盛り込まれているし、ギターソロもかっこいいし、ライブでお客さんが大喜びしながら盛り上がっている様子が浮かびます。
首藤:すごくライブ映えする曲なんです。元気がない人がこれを聴いて元気になったり、元気がある人がさらに元気になれる曲にもなってたら良いですね。
EMTG:2018年度赤十字運動月間ショートムービーのタイアップソング「東京シネマ」も、ライブで聴いたら気持ちよさそうです。作詞作曲を手掛けたのは巨匠ですね。
寺中:はい。自分の好きな感じとか得意な部分をすごく出せた曲かなと思ってます。
EMTG:「エンドロール」や「ミッドナイトハイウェイ」とかにも表れていましたけど、巨匠は男の哀愁的なものを漂わせる作風が得意だという印象がするんです。ご自身では、どう思います?
寺中:なるほど。ストレートに伝わる言葉だったり、悩んでる時に力をもらえるようなものだったりを歌詞に散りばめて、ストレートなサウンドの楽曲にのせるから、そういう印象になるのかもしれないです。
EMTG:「東京シネマ」は、都会で頑張っている人に対する熱いエールがこめられた曲にもなっていますね。
寺中:昔の自分に向けているようなところもあります。この曲は「誰もがヒーローになれる可能性がある」っていうことを歌ってほしいというお話を先方からいただいたので、そのイメージもすごくヒントになりました。
EMTG:義勝さんは、「東京シネマ」をどのような印象で捉えています?
首藤:巨匠らしいエモーショナルさがある曲ですよね。巨匠がこういう良い曲を書くと気が楽になるんですよ。「俺が曲を書けなくなっても大丈夫」って思えるから(笑)。そういうのがあるから、結果的に、僕は肩の力を抜いて制作をすることができるんです。
EMTG:「俺には作れないタイプのこんな良い曲を作りやがって!」って、足を引っ張りたくなることはないんですか?
首藤:足を引っ張る!? どんな方法があるんでしょうか?
寺中:俺のパソコンをパクるとか?
首藤:なるほど!
小野:「なるほど!」じゃないよ(笑)。
八木:バンド内でそんな足の引っ張り合いをする理由がよくわからない(笑)。
EMTG:(笑)「東京シネマ」は、サウンドも気持ちいいです。
小野:この曲がもともと持ってる熱い部分に引っ張られて、良いプレイができたと思います。
八木:ドラムに関しては8ビートがわりと多い曲で、それが僕にとって新しいです。言葉とメロディが入ってきやすいものになりました。こういうエモいタイプの曲をシンプルなドラムでやれたというのは、すごく良かったと思ってます。切迫感があって、前に進んで行くようなビートは得意なので、すごく曲にハマって叩けました。
EMTG:強力な2曲によるシングルになりましたね。これをリリースした後は、夏フェスへの出演が続く日々となりますが、どんな意気込みで臨みます?
寺中:今年もありがたいことに、たくさん出させていただきますので、気合いが入ってます。
EMTG:10月には初のホールツアーもありますが。
首藤:椅子のあるホールでのライブも好きなので楽しみです。ホールだからこその盛り上がり方っていうのもあるんですよね。そういうマジックが生まれるのもライブの面白さなんですよ。
EMTG:9月8日の幕張メッセでのワンマンも、すごいことになりそうですね。
首藤:必ず良いライブになるはずです。自信を持っております!
小野:幕張メッセは、センターステージでやるんです。いつもと違った感じのライブをお見せできるはずです。
EMTG:センターステージということは、360°をお客さんに囲まれるっていうこと?
小野:そうなんです
八木:僕の後頭部も見られます(笑)。とにかく、今までに経験したことがない形でのライブになると思います。
寺中:このライブのサブタイトルは『shall we dance?』ですけど、武道館と横浜アリーナでのワンマンに続いて、3回目のシリーズなんですよね。普段のライブハウスではできないような演出もできる機会なので、期待していただけたらなと思ってます。

【取材・文:田中 大】

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リリース情報

Cheers!

Cheers!

2018年07月18日

Getting Better

1. Cheers!
2. 東京シネマ

お知らせ

■コメント動画




■ライブ情報

KEYTALK 幕張メッセワンマン
ド真ん中で頑張マッセ~shall we dance?~

09/08(土)幕張メッセ国際展示場 9-11ホール

KEYTALK ホールツアー2018
〜目指せホールインワン あなたの心へ100ヤード〜

10/06(土)埼玉 大宮ソニックシティホール 大ホール
10/12(金)大阪 オリックス劇場
10/16(火)愛知 センチュリーホール
10/29(月)東京 NHKホール

※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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