初々しい恋愛模様を描いたCUBERS史上最強の王道アイドルソング「ピンキーリング」

CUBERS | 2020.10.28

 6月にメジャー1stアルバム『MAJOR OF CUBERS』をリリースした後も、引き続き精力的な活動を重ねているCUBERSが、ニューシングル「ピンキーリング」をリリースする。初々しい恋愛模様を描いた表題曲「ピンキーリング」は、キラキラという表現がまさしくふさわしい仕上がりだ。そして、カップリングの「強くあれ」と「インターフェース・ウィンターベル」でも、彼らの多彩な魅力が発揮されている。今作について語ってもらったインタビューは、互いの個性を絶妙に活かし合っている5人の姿が伝わるものにもなっていると思う。

――NET LIVE TOURや踊らないワンマンといった配信ライブや、CRAZY CUBERS企画『フォロワー倍になるまで帰れません!!』とか、アルバムのリリース後も積極的に動き続けていますね。
春斗:はい。SNSでいろいろ発信したり、動画もアップしています。
――9太郎さんのツイッターも、ますます絶好調じゃないですか。
末吉9太郎:ありがとうございます。エゴサをしていると「9太郎はオタクのカリスマだ」みたいなのが出てきて、「やめてください!」って感じなんですけど(笑)。だって、持ち上げられると後々損するじゃないですか。なんかあると一気に落とされますからね。
――「持ち上げられると後々損」という法則を把握しているのは、筋金入りのオタクの証しですよ。
9太郎:そうなんですけど(笑)。
――(笑)。優さん、最近、何か変化はあります?
優:今作ではセンターを担当しています!
9太郎:この前、お客さんがいるライブを久しぶりにやった時、優が「CUBERSです!」って挨拶をしているのを横で見ていたんですよね。今まで、優はそういう時喋っていなかったから、運動会の親のような気持ちで嬉しくなりました。
TAKA:優がセンターになってみんな立ち位置が変わったことで、メンバーそれぞれが新たな一面を出すきっかけになったと思います。これから新しい形のCUBERSを見せられたらいいですね。
――柔軟な発想でどんどん動き続けるのが、やっぱりCUBERSですよね。
TAKA:はい。CUBERSは守りに入らないですから。
綾介:守らず、常に攻めの姿勢です。CUBERSっていうグループ名自体が、「枠から飛び出して行こうぜ!」っていう意味ですからね。
9太郎:攻めの姿勢を示すつもりじゃないのに、なぜか前に出されちゃう春斗くんみたいなメンバーもいますし。
TAKA:「CUBERSの切り込み隊長、春斗」です(笑)。
9太郎:「優が、春斗を持って何かを攻撃する」みたいなイメージですかね?
――RPGに喩えるならば、勇者がゲットする武器が春斗さんということ?
9太郎:そういうことです。
春斗:僕、アイテムなんですか?
優:その感覚あるなあ。彼の武器としての魅力は、受け身がとれるところです。だから僕も思いっきり振り回せるんですよね(笑)。
春斗:おいおい! 人をなんだと思ってるんだ?
綾介:ファンのみなさんも、そういう僕らの役割分担みたいなのをわかっていて、楽しんでくださっているんだと思います。
――全員、キャラが立っていますからね。9太郎さんのような珍獣もいますし。
9太郎:珍獣なつもりはないんですけど(笑)。僕、キラキラアイドルです!
春斗:俺たち、9太郎が珍しいタイプの人だという感覚、もう忘れちゃってるよ。
9太郎:僕は普通な人なんですよ。
優:9太郎は珍獣に見せかけたコンピュータでしょ?(笑)
9太郎:もう喋んないでほしい!(笑)。優は、僕と春斗くんのことをオモチャだと思ってるんですよ。
春斗:優は間違いなくそう思ってる。
TAKA:春斗くんもその自覚あるんだね(笑)。
――(笑)。相変わらず仲良くやっているCUBERSですが、新曲「ピンキーリング」がリリースされますね。
綾介:はい。「ピンキーリング」は明るい曲調なんですけど、主人公は自信なさげな感じもあって、「かわいいなあ」みたいなことも僕は感じています。年下のカップルの恋愛を見ている感じがありますね。「頑張ってほしいなあ、このカップル」って思っています。
TAKA:「ピュアな楽曲だなあ」っていうのが、僕の第一印象でした。頭のメロディも、すごく好きなんですよね。
優:僕が歌っているところじゃないんですけど、2Aの<ダイヤになれない ほんとはジルコニア>っていう部分は、恋愛以外にも置き換えられるんだと思います。理想通りになれないことっていろいろありますけど、「でも、やりたいんだ!」って思いながら乗り越えて、<輝きはオンリーワン>っていう自分になれたら、すごくいいですからね。
9太郎:曲も歌詞もすごくかわいいんですけど、<だからもっと そばにいたい ねぇ そばにいて>が、すごく好きです。男子だったら<だからもっと そばにいたい>で終わるのが普通だと思うんですけど、<ねぇ そばにいて>って言い直していますからね。これを書いてくださった児玉雨子さん、天才だと思いました。

――児玉さんは、ハロプロのグループの歌詞をたくさん手掛けていらっしゃいますよね。
9太郎:そうなんです。CUBERSの歌詞を書いてくださるって聞いた時、耳を疑いました。とっても嬉しいです。
春斗:自粛期間中にスタッフさんがコンペをしてくださって、150曲くらいデモが集まった中で、一番「これだ!」ってなったものが、この「ピンキーリング」だったそうです。僕も初めて聴いた時、ものすごくキラキラしたものを感じました。CUBERSは、これまでブラックミュージックを軸にやっていますけど、ここまで王道のラブソングっていうのは初めてかもしれないです。<お揃いにした小さな指輪から 夜空を覗いて 星が流れたら>って、すごくいいじゃないですか。いつかやってみたいです(笑)。
――同感です(笑)。振り付け、かわいい感じになるんじゃないですか?
綾介:そうなんです。小指を立てる振り付けなので、お客さんと一緒にやりたいですね。あと、この曲はサビの後半が、3声・3声になっているんですけど、そこで振り付けがちょっと違うのも楽しめるポイントだと思います。
春斗:CUBERSは歌声もメンバーそれぞれの個性があるので、そこも楽しんでいただける曲ですね。
TAKA:レコーディングをして、5人の声が集まった完成形を聴くのが僕も好きなんです。仮歌の時とは印象が変わって、「いいなあ」っていつも思っています。それがCUBERS全体としての個性でもあるんでしょうね。
9太郎:メンバーそれぞれの声に個性があるのって、ファンとしてもワクワクするポイントなんですよ。僕もアイドルのファンとして、そういうのをいつも楽しみにしていますから。全員で歌っているところで推しの声を探すのも楽しいです。
――ダンスに関しても、CUBERSは毎回楽しませてくれますよね。
9太郎:かわいい女子っぽい振り付けは、実は春斗くんも大好きなんですよ。振り入れの時にかわいい振り付けで、「これ、春斗くん嬉しいだろうな」って春斗くんを見てみると、目をキラキラさせながら気合満々なので(笑)。好きでしょ?
春斗:…………好き(笑)。
優:かわいらしい振り付けは、難しさもありますけどね。だから僕は色々なグループのライブ映像とかも観て、普段から研究しています。
綾介:本当CUBERS、ダンスも幅広いんですよね。女性アイドルのようなかわいらしい振り付けも、ヒップホップな振り付けも、アクロバットをする振り付けも、いろいろありますから。
――みなさんの地道な積み重ねは、今回のカップリングも輝かせていますよ。
TAKA:CUBERSは、カップリングもすごくいいんです!僕、カップリングも好きな曲がたくさんありますから。
――「強くあれ」は、Da-iCEの工藤大輝さんが提供してくださったんですね。
9太郎:そうなんです。僕、今年のバレンタインに工藤さんにチョコをあげたんですよ。今年のバレンタインに最初にチョコを貰ったのが僕だったみたいで、そのお返しでこの曲をくださったんだと思っています。
春斗:違うと思うよ(笑)。
TAKA:本人がそう思っているんだからいいじゃないか(笑)。
綾介:この曲、おしゃれでかっこいいんですよね。ソロのアーティストさんが歌う楽曲のような雰囲気もあって、CUBERSとして新しいタイプだと思います。時には立ち止まったり、迷ったりすることも肯定しつつ、<強くあれ>と背中を押してくれるのが印象的です。
春斗:「僕らに向けてのメッセージのなのかな?」ということも感じています。僕らにも当てはまるところがあるので。
TAKA:曲全体に纏っている「無理しないで」っていう優しさに包まれている感覚にもなる歌詞ですよね。あと、この曲も5人の歌声の個性が出ていて、そこも聴きどころだと思います。
優:個人的にも、すごくいい歌が録れたと思っています。振り付けも含めて、ライブでどう表現するのかが楽しみでもありますね。
――自信がなくなった時とかに聴くと、すごく励まされる曲だと思います。9太郎さんも、自信をなくすことはありますよね?
9太郎:ありますよ。番組収録で滑ったり、跳ねなかったりした時は自信がなくなります。「あああ……」って思いながら楽屋に戻って、「オンエアされなければいいのになあ」って考えたり(笑)。でも、編集で面白くしていただけたりもして、「ありがとうございます! 次、頑張ります!」って思うんです。
――落ち込むっていうのは、一生懸命取り組んでいる証ですから元気出してください。だって、9太郎さん、すごく頑張ってますよ。
9太郎:優しい! 「頑張ってますよ」って、久しぶりに言われたかも(笑)。
春斗:落ち込むことってありますよね。僕も歌っている時に声が裏返ったりすると、すごくしょんぼりします。だから、日頃のいろんな積み重ねが大切なんだと思います。
――「インターフェース・ウィンターベル」みたいな爽やかなウィンターソングもかっこよく表現できていますし、今回のシングルは、みなさんが一生懸命積み重ねてきたものがすごく凝縮されていると思います。
TAKA:ありがとうございます。「インターフェース・ウィンターベル」はメロディに遊びがあって、意外性もあるんですけど、すごくキャッチーなんですよね。
――<小説より奇なる僕のムービー>のところ、<ムムムムービー>って歌っているのが、すごく耳に残ります。
9太郎:ここ、ライブで一緒に歌えるような状況になったら、みなさんにも歌っていただけたらいいですね。
――ライブに関しては、11月から12月にかけて、東名阪ツアーがありますね。
綾介:そうなんです。1年ぶりの東名阪ツアーなので、僕らもすごく楽しみにしています。
優:ツアーを制作するスタッフの皆さんも日々話し合いを重ねて、できる限りのコロナ対策をしっかりして開催するので、ぜひみなさんに遊びに来ていただきたいです。
春斗:最新のCUBERSの面白さもちゃんとみなさんにお届けできるライブにしたいですね。
9太郎:今度の東名阪ツアーは昼と夜の2公演なんですよ。「ハロプロみたい」っていうのも、個人的に嬉しいところです。空き時間は、メイキング映像のモーニング娘。のメンバーっぽく過ごしたいと思っています。カメラに向かって「夜公演もがんばりまーす!」とか言ったりして(笑)。
TAKA:みなさんの前でできるライブが決まって、本当に嬉しいです。このツアーのためにたくさん準備をして、どんなパフォーマンスができるのか、自分たちにも期待しています。ツアーのタイトルが「CUBERS JUMPING BOX TOUR」ですけど、ここからさらにジャンピングしていきたいと思っています。

【取材・文:田中 大】

tag一覧 シングル 男性ボーカル CUBERS

リリース情報

ピンキーリング

ピンキーリング

2020年11月11日

KING RECORDS

01.ピンキーリング
02.強くあれ
03.インターフェース・ウィンターベル

お知らせ

■先行配信

「ピンキーリング」
https://king-records.lnk.to/Pinkyring_AllPR



■コメント動画

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