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the telephonesの真骨頂! 遊びゴコロと愛いっぱいの全国ツアー前哨戦

the telephones | 2014.07.24

 秋から本格的に始まる、the telephonesによる全国ツアー『~Japan Tour 2014~ "SUPER HIGH TENSION DISCO!!!"』。その前哨戦とも言える2Daysライヴが、7月12日、13日に六本木のEX THEATERにて行われた。
 このツアーは、ニューアルバム『SUPER HIGH TENSION!!!』を引っ提げて行われるもの。それよりも一足早くライヴでその新曲群が体感できるとあり、場内は満員だ。加え、この2日は、それぞれの日に趣向が凝らされていることも事前に告知。これまで以上に、”何が飛び出してくるんだろう…”的なワクワク感が会場に飛び交っている。
 Day1の方は、「KICK OFF DISCO!!!」と副題がついている通り、フットボールにまつわる趣向がライヴ中幾つか交えられていたと聞く。また、私が参加したDay2のライヴでは、こちらはこちらで、『PLAYBALL DISCO!!!』との副題になぞらえ、野球的な趣向が至る所に交えられていた。

 それにしても、この日は趣向が徹底的に野球だった。開演前の注意事項のアナウンスも野球のウグイス嬢風であったり、オープニング映像も、まるでテレビドラマ「ROOKIES」を彷彿とさせる熱く青春チックなもの。また、初回の登場SEは、映画『メジャーリーグ』のテーマソングでもあった「Wild Thing」だし、先のアナウンス嬢よりメンバーが一人ひとり呼び出される際には、まさしくスターティングメンバーが発表されるが如く、パートと名前が雄々しく告げられた。その上、メンバー登場の際には、先のオープニング映像のシチュエーションでもあった、「DISCO高校」と銘打たれた野球のユニフォームを来て登場。プレイボールのサイレンと共にライヴはスタートした。

 初球はニューアルバムより会場中がジャンプ必至の「Hyper Jump」だった。途中サンプリングされ、ループされる♪Jump♪の掛け声と、ステージバックのLEDに映し出される「JUMP」の文字に合わせていきなり会場が一斉にジャンプ。早くも第一震が起こる。

 「PLAYBALL DISCO!!!にようこそ。みんなで最高の夜にしようぜ」とボーカル&ギター/シンセの石毛。間髪置かず、ニューアルバムの中でもロートーンのAメロBメロが印象的だった「Ex-Boyfriend」に入る。この曲のポイントは、サビで突如現れるいきなり会場を高みまで引き上げてくれるところ。そこまで多少不穏で重かったものが、そこに至るや否や瞬時に軽く、開放感とフワッと宙に浮かぶような浮遊感を与えてくれる。また、この2曲は、ベースの長島涼平のグルーヴィーさを誘う運指も手伝い、グイグイと会場を惹きこんでいくところも特徴的であった。更に高みへと誘い、高揚感を煽るように「What’s Your Name???」に入った後は、お待ちかね、キーボードの岡本伸明がカウベルを持ち出し、ステージを縦横無尽に鳴らし回る。と思うも束の間、後半からはヘルメットとバットを装着。フロアから飛んでくる球を会場に打ち返すというアトラクションを演奏そっちのけで始め、それがなかなかうまく当たらないことも手伝い、妙な笑いも連れてくる。これを受け、次のMCでは石毛が「昨日に引き続き、今日もバンドと関係ないことをやっております」と加えていたのが微笑ましかった。

 何でも昨日は、彼ら所縁のサッカーに例えた日だったと言う。そんなこともあり、彼らの中でも数あるサッカーに関連したレパートリーの中、”これぞ!!”という曲を披露したそうなのだが、この日は野球。彼らとあまり結びつきを感じさせないこともあり、気になっていたのだが、そんな中でも「Kung Fu Village」をプレイ。うん、確かに野球っぽくも感じられるが、昨日にこの曲をやっていたら、やはりサッカーっぽく響いていたかもしれない(笑)。同曲ではドラムの松本誠治のスネアの音も、あえて80年代リズムマシーン風の音色で、且つ長島もベースにスラップやオクターパーも交えプレイ。ちょっとした新鮮さが会場に吹き込まれる。

 この日は3部構成。前半が終わると「グラウンド整備」と称し、前半を振り返るメンバーによる野球解説風の回顧トークが流れる中、10分の休憩に入る。

 中盤戦は、ニューアルバムからの曲が連射された。同盤のトップを飾っていた「Take Me Higher」で、戻ってきて早々もう一度会場/ステージを一つにし、石毛と長島のギターとベースのユニゾンプレイも印象的だった「I’m In Love With You」、そして、7年ぶりに現在に蘇った「Lucky People 2014」では、フロアの左右に、風力で動くバルーン人形(あれ?いつかも観たことあるゾ笑)も登場。盛り上がりに輪をかけていく。そこからカウンター的に、人気の高い日本語曲「D.E.N.W.A」、ドライヴ感と共に会場の盛り上がりのメートルを更に上げた「sick rock」等の人気曲も連発される。

 後半は、<ニューアルバムではあえて封印していた感もあるDISCOを連呼出来る時が来た!!>とばかりに、彼らと一緒に心ゆくまでのDISCOシャウトタイムが。岡本も上半身裸で、全ての呼応を受け入れ、受け止める覚悟だ。一緒に雄叫びを上げ、歌った「I Hate DISCOOOOOOO!!!」、ハイテンション&キャッチ―な彼らの真骨頂とも言える「Keep Your DISCO!!!」、そして、あえてDISCOという言葉を口に出さずとも、みんなが心の中でDISCOをシャウトしまくった、サビでの高揚感と景色感がたまらないニューアルバムの中でも一際ハイテンションだった「Don’t Stop The Move, Keep On Dancing!!!」で本編は締められた。

 石毛による「今度はライヴハウスで会いましょう。僕たちはライヴハウスが好きです。このEX THEATERで、昨日はサッカー、今日は野球をやったバンドは僕たちが初でしょう(笑)。ホント俺たちほど自由なバンドはないと思う。来年は必然的に10周年。telephonesイヤーにするので、今度はみなさんが我々を良い景色を見せに連れていって下さい」との言葉を残し、4人は一旦ステージを下りた。

 アンコールは、2曲「Night Parade」と「Love&DISCO」であった。「夏の夜はパレードが似合うと思う。そんな歌です」(石毛)の言葉の後、鳴らされたニューアルバムからの新機軸でもあった転調という彼らの新しい武器が備えられた「Night Parade」では、幻想的でありながらも、生命力を感じる同曲に会場も身を委ねる。特にラストに向かう、徐々に転調していく場面では、本当にどこまでも高みへと連れて行ってくれるようで気持ちが良かった。また、アンコールラストの「Love&DISCO」では、<この六本木から地球の向こう側まで、DISCOを叫ばん!!>とばかりに、会場もステージも心ゆくまでDISCOをシャウト。いつもの如く、不思議なバイタリティをもらい、至福&大団円のなかライヴは幕を下ろした。

 いよいよ来年はthe telephoneseの10周年イヤー。そんな記念すべき年に向け、非常に幸先の良いキックオフゴールとプレイボールホームランが見られた2日間であった。

石毛輝[ヴォーカル] [ギター] [シンセサイザー]
長島涼平[ベース] [コーラス]
岡本伸明[シンセサイザー] [コーラス]
松本誠治[ドラムス]

【取材・文:池田スカオ和宏】
【撮影:Yuki Kawamoto】

tag一覧 J-POP ライブ 男性ボーカル the telephones

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リリース情報

SUPER HIGH TENSION!!!(初回限定盤) [CD+DVD]

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2014年06月04日

ユニバーサル ミュージック

1. Take Me Higher
2. Hyper Jump
3. Ex-Boyfriend
4. I’m In Love With You
5. Hot Hot Summer
6. Aconite
7. Space Communication
8. Starship Romance
9. Lucky People 2014
10. 1984
11. Don’t Stop The Move,Keep On Dancing!!! (Album Ver.)
12. Fire,Fire,Fire
13. Night Parade

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セットリスト

~Japan Tour 2014~ "SUPER HIGH TENSION DISCO!!!" PLAYBALL DISCO!!!2014
2014.7.13@EX THEATER ROPPONGI

  1. Hyper Jump
  2. Ex-Boyfriend
  3. What’s Your Name???
  4. Baby,Baby,Baby
  5. Kung Fu Village
  6. Aconite
  7. Hot Hot Summer
  8. A.B.C.DISCO
  9. Take Me Higher
  10. I’m In Love With You
  11. Space Communication
  12. Starship Romance
  13. Lucky People 2014
  14. D.E.N.W.A
  15. sick rocks
  16. I Hate DISCOOOOOOO!!!
  17. Keep Your DISCO!!!
  18. Don’t Stop The Move, Keep On Dancing!!!
Encore
  1. Night Parade
  2. Love&DISCO

お知らせ

■ライブ情報

~Japan Tour 2014~ "SUPER HIGH TENSION DISCO!!!"We Are MIYAKO
2014/08/04(月)宮古KLUB COUNTER ACTION

~Japan Tour 2014~ "SUPER HIGH TENSION DISCO!!!"Are You SAITAMA?
2014/09/18(木)越谷EASY GOINGS
2014/09/20(土)西川口Hearts
2014/09/22(月)さいたま新都心HEAVEN’S ROCK VJ-03
2014/09/23(火)越谷HEAVEN’S ROCK VJ-01

~Japan Tour 2014~ "SUPER HIGH TENSION DISCO!!!"
2014/09/27(土)高松MONSTER
2014/09/28(日)松山SALONKITTY
2014/10/03(金)札幌PENNYLANE24
2014/10/05(日)旭川CASINO DRIVE
2014/10/08(水)宇都宮HEAVEN’S ROCK VJ-02
2014/10/10(金)高崎CLUB FLEEZ
2014/10/12(日)長野CLUB JUNK BOX
2014/10/13(月)金沢EIGHT HALL
2014/10/18(土)福岡DRUM Be-1
2014/10/19(日)広島CLUB QUATTRO
2014/10/25(土)岡山CRAZYMAMA KINGDOM
2014/10/26(日)名古屋DIAMOND HALL
2014/10/31(金)水戸LIGHT HOUSE
2014/11/07(金)大阪なんばHatch
2014/11/09(日)新潟LOTS
2014/11/21(金)仙台Rensa

~Japan Tour 2014~ "SUPER HIGH TENSION DISCO!!!【特別公演】~Keep Standing,ISHIGE″
2014/11/23(日)Zepp Tokyo

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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