back numberの新曲は、夏の夕暮れが似あう切ないミディアム曲

back number | 2012.07.17

 back numberのニューシングルが完成した。
 自身初のドラマタイアップ曲となった前作「日曜日」から、約2カ月。ハイペースでのリリースとなった新作のタイトルは「わたがし」。昭和のニューミュージックにも通ずるような、ノスタルジックなミディアム・チューン。心の琴線をふわりとなでる名曲だ。 
他に、2曲の新曲を収録。誰にでもあるブルーな気分を蹴っ飛ばして進めと背中を押す、ブライトなアップ・ナンバー「平日のブルース」。「君の代わり」は、このバンドのひとつの王道か。少し憂いのあるメロディを、清水がたゆたうように歌い、独特のバランス感で表情豊かなポップスに仕上げている。
タイトル曲を中心に、メンバー3人に話を聞いた。
後半。back numberの“バランス感”を垣間見られる、かもしれない、脱線トークもお楽しみあれ。

EMTG:メロディもアレンジも、このバンドの新境地という印象でした。リズムも特徴的でしたね。
栗原:そうですね。今までにないパターンでしたね。ベースやギターが結構絡んでくる、細かく計算された感じだったんですよ。4つ打ちでもないし、8ビートでもないし、僕の中では普段あまり使わないリズムだったので、挑戦でしたね。
清水:「わたがし」を書いたのは、たぶん、メジャーデビューするかしないかのタイミングだった頃で。
EMTG:そうなんですか。じゃあ、去年の春くらい?
清水:それくらいだったと思います。曲を作るのが本当に楽しい時期だったんで、冒頭のメロディと歌詞が、わりとスッと出てきて、そっからあまり悩まず作っていきましたね。出来あがった時から、スタッフ含めて、チームの中では、結構、評判が良かったですね。
EMTG:リリースを今のタイミングにした理由は?
清水:その頃は、この曲が持っている世界観やビジョンを、しっかり表現するには、編曲するのも、自分達のプレイもまだまだだと思ったんですよ。それが、デビューして2年目で、少しは表現できるようになったかなと、思えるようになったんですよね。
小島:他の2人とも話したんですけど、これまでシングルをいろいろ出してきましたけど、今、このタイミングで「わたがし」をやれて良かったなっていうのが、すごくあるんですよね。リズムの感じはもちろん、これまでのシングルと雰囲気が本当に違うので。でも、これまでのシングルがあるから、いい形でリリースできたなと思ってます。そう思えるのが、嬉しいですね。
EMTG:どこか、懐かしさのある曲だと言われませんか?
清水:そうですね。作る段階で、そこを目指そうっていうのもあったんですよね。まぁ、ちょっと古い匂いのするような……ちょっと昭和感があるような。
EMTG:80年代の日本のフォーク、ニューミュージック経由のポップス、あたりでしょうか?
清水:そこらへんは……正直、すごく掘り下げて聴いてきたわけではないし、僕自身、音楽を括るのがあんまり好きじゃないんですけど……でも、僕もそういう雰囲気を持った楽曲が好きなんですよね、はい、正直に(一同笑)。だから、そこに寄せられるように心がけました。あとは、自分達でやれば、古すぎるものにはならないだろう、と。ちゃんと一周したものが、出せると信じていたので、そこは自信を持ってやっていきましたね。
EMTG:この曲の主人公の男性、ほんっと“うぶ”ですね。
清水:うぶですか?(笑)そうですか……まぁ、うぶなんですよね、はい(笑)。この曲の中では、とにかくその女の子といる間中は、手をつなぎたくて、悶々としてますから。手をつなぎたいということは、その子に触りたいということですからね。ただ、恋ではあるから清々しさもある。そこと夏の暑い感じ、そして夕方から夜にかけての怪しい感じとか、全部含めて、悶々としているところが、ちゃんと出せたかなと思ってます。
EMTG:「わたがし」というタイトルはどこから? 夏、祭り、女の子……で、この言葉が出てきたのは、特徴的だなと思ったんですよね。
清水:実際に、綿菓子を食べている女性がいたんですよね。それを観て“あぁ、綿菓子になりたいなぁ”と思って。だからそこから出てきた言葉ですね。要するに、綿菓子になりたかったって曲なんですね(笑)
EMTG:へ? 本当に? 本当にそう思ったんですか?
清水:はい、本当に(笑)。
EMTG:んー………まったく、わからん。
一同:ははははははははは(大爆笑)。
清水:はははははは(笑)。ディスられてます?(笑)
EMTG:あぁ?! そう聞こえたなら、すみません! 決して、そういう意味ではなくて。あの……。
清水:(笑)。いや、大丈夫ですよ、はい(笑)。
EMTG:ありがとうございます。今の清水さんの言葉を聞いて、女性と男性の思考回路の違いをすごく感じてしまったんですよね。で、どうですか栗原さん、清水さんのおっしゃったこと、わかります?
栗原:わかります、あの、話が違うんですけども……。
清水:違うのかよ。
栗原:うちの母に、「わたがし」を聴かせたところ、大絶賛してまして。
清水:それは、お母さんも綿菓子になりたかった、そういう事でいいの?(一同大爆笑)
小島:親父に綿菓子にされちゃうって?(続・大爆笑)
清水:ここ、キッチリ書いてもらうけど、いいんだね?
栗原:(笑)。この曲の歌詞って……触れたいけど触れられない、だからいっそ……みたいな気持ちというか。15~16歳あたりの、どうしようもならない気持ちが出てる。
清水:早熟だなー。俺は、この曲、19~20歳くらいを想定して書いたんだけど。
栗原:えぇ!?(笑)15~16じゃないんですか? 高校に入って、初めての夏、女の子を誘って夏祭りに行ったものの、何もできずに送って帰る、情けない自分、みたいな。だから自分の中ですごいリンクして、あぁ、俺も綿菓子になりたかったんだな、と思いました(笑)。
EMTG:小島さんはどうですか?
清水:どっちかっていうと、綿菓子にしてた方だったんじゃないの?(笑)
小島:そんなことない、そんなことない(笑)。
清水:で、どうだったんですか?
小島:んー、あんまり無いなぁ。
清水:あ! でも、あれですよ!
小島:なんだよ(笑)。
清水:確か20歳くらいの頃の話。和也(=小島)が、当時付き合っていた女性と夏祭りに行って。浴衣の彼女とこの人を、俺、車でお祭りに迎えに行ったことがある。
小島:なんでそれを今言ったんすか(笑)。全然リンクしなかったですね。
清水:リンクしたでしょ、今。だって一緒にお祭りに行ったわけですから、浴衣の彼女と。その話をね、嘘をつかずに、ちゃんと言っておきましょうよ。
小島:嘘をつかずにって(笑)。
清水:だってすぐ話盛るから、カッコよくしようとして。
小島:してないよ!(笑)

【取材・文:伊藤亜希】

tag一覧 シングル 男性ボーカル back number

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ビデオコメント

リリース情報

わたがし

わたがし

2012年07月18日

ユニバーサル シグマ

1. わたがし
2. 平日のブルース
3. 君の代わり
4. わたがし (instrumental)
5. 平日のブルース (instrumental)
6. 君の代わり (instrumental)

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2012/07/14(土)Zepp DiverCity TOKYO

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2012/07/29(日)海の中道海浜公園(福岡市東区)

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2012/08/03(金)国営ひたち海浜公園

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2012/08/18(土)舞洲サマーソニック大阪特設会場

MONSTER baSH 2012
2012/08/26(日)国営讃岐まんのう公園内芝生広場

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