雅-MIYAVI-、2013年第1弾シングル「Ahead Of The Light」をリリース!

MIYAVI | 2013.02.19

 雅-MIYAVI-の2013年第1弾は「Ahead Of The Light」。光の先へ進むという強くポジティヴなメッセージに溢れた歌詞と、更にタフなビートとダンサブルになったサウンドは、少しもスピードを緩めることなく走り続ける彼そのものだ。

EMTG:2013年のスタートとなるシングル「Ahead Of The Light」は、強いメッセージのある曲ですね。
雅-MIYAVI-:もともとはNISSANのX-TRAILという車のCMで、去年は「STRONG」がかかったんですけど今年もお話しいただいて、打合せしながら曲のイメージを固めていきました。年明け一発目というのもあるし『SAMURAI SESSIONS vol.1』出して次のアルバムに向けて、疾走感のあるもの、未来を感じられるものにしたかった。実際まだまだ色んな物事、震災からも収束してないし経済もどうなるかわからない状況で、それでも俺達の向かっている先には光があって、そっちに進んでいるという事を、ちょっとでも感じれることの大切さと言うか。未来は来るということを歌っていたい。自分自身の音楽も脱皮して次のフェイズに行くタイミングという事もあって、光のまばゆい感じを曲にしたくて。
EMTG:『SAMURAI SESSIONS vol.1』に収録されていた「DAY 1」と通じるハードな手応えがある曲ですね。
雅-MIYAVI-:もともと「DAY 1」自体、今作っている次のアルバム用に書いていた曲なんですよね。新しい方向性として、単純にギターとドラムでずっとやってきて、もっと大きな会場だったり、沢山の人に響かせたい、鳴らしたい。別にネガティブな意味で今の形に限界を感じたというわけじゃないんだけど、単純にトラックの上でギター弾きたいなと思っていたし。一時期エレクトロはちょっと取り入れてやってたこともあるけど、このタイミングで普通にというか流行ものとしてでなく、ひとつのエレメンツとしてブっ込んでやってみようと。ギターのリフと強いビートと言うコンセプトは変わらず。
EMTG:歌詞を見ると、未来に向けて楽観的に進むのではなく、現実の厳しさを越えて進まなくてはいけないというメッセージと思いました。
雅-MIYAVI-:そうですね。ミュージック・ビデオに関しても結果、全然違うものになったんですけど、製作中ずっと頭の中にセーラー服を来た少女が、「北斗の拳」とか「AKIRA」みたいな頽廃した世界をひたすら走ってるイメージがあって。最終的には空を駆け光に包まれて、違う次元に行くみたいな。走るというのも一つのテーマで、X-TRAILもそうだけど、雪山だろうが山岳だろうがひた走る。
EMTG:セーラー服には何か意味が?
雅-MIYAVI-:ネオ東京感かなあ。セーラー服って全然違う文化から来たものだけど、結果、日本的なものになってる。原宿ファッションとか工業にしてもそうじゃない?それに今までの曲と違ってパーソナルなものにしたくて。誰かのために歌えるような。「君(きみ)」という言葉を意識して使ったのは久しぶりですね。
EMTG:ミュージック・ビデオはデコトラとヤンキーが登場して、日本的と言えば日本的ですが、なぜこういうものに?
雅-MIYAVI-:それは長添(雅嗣)監督のイメージ。ネオ東京と走るということを拡大解釈してったら、こういう風にしたって言われて。マジか?みたいな(笑)。でも世界的にも他にない文化の一つでもあるし、どこかこう少し屈折した日本独特の文化の一つとして。撮影があの大雪の日でまさかの8時間押し(笑)。夜中2時から始まって明け方まで撮影して。
EMTG:えぇっ! でも映像には雪が映ってませんよね?
雅-MIYAVI-:バイクが滑るからスタッフさんが手作業で雪かきしてくれました。一番大変だったのは、笑い飯の西田(幸治)さん、東京で昼から待機して、このワンカットの為だけに夜中の1時に来てくれて、しかも半袖短パン裸足(笑)。ハンパなかったですね。
EMTG:ヤンキーな人たちのダンスは80年代のタケノコ族に通じるイメージもありますね。
雅-MIYAVI-:それはかなり意識しました。普通にダンスしてもしゃあないし、ヒップホップとか今の踊りやってもハイクオリティなものはグラミー見てもいっぱいあるじゃないですか。だったら逆に、これやろうと。でもなかなかビート感が合わなくて。それで現代のタケノコ族って何だろうと思ったら、ヲタ芸だったんですよ。
EMTG:BOBOさんと組んでからモノトーンなイメージでしたけど,今回のカラフルな映像が新鮮です。
雅-MIYAVI-:そう、音と同期してるのかなと思う。メイクもするようになったし。ここに来て前と違う感覚でやれてる気がします。1回削ぎ落としてからのデコレーションなんで何か違う感覚。洋服にしても、着飾るだけじゃなくてリアルでも着るし。
EMTG:テイストの変化に理由が?
雅-MIYAVI-:過去を受け入れてるというと言い過ぎですけど、素直にそういうものも出来てきたというか。一番でかいのは、やっぱり音が変わって来た。EMIに来て独立してからは、2ピースでやって来て、この前のSAMURAI SESSIONもデカかったですね。いろんな人とセッションをして交わることで、引出しだったり可能性、キャパシティを広げられたし。二人でやることにこだわる美学はあるんだけど、それはそれというか。このスタイルはずっとやっていきたい。KAVKI BOIZの時もそうだったんだけど、特にBOBOとのセッションは強く思ってる。
EMTG:二人で世界各国を回って、このスタイルが定着した感じもありますね。
雅-MIYAVI-:今年の弾き始めが、アメリカの楽器ショー(the NAMM show 2013)で、Taylorというアメリカでシェア1位のギターメーカーのゲストで行ったんです。隣のヤマハのブースでエルトン・ジョンがやってて、自分の前にはDOOBIE BROTHERSのパット・シモンズがやってたりとか、そんな状況で俺、トリ?みたいな(笑)。しかも、みんな歌がうまいんですよね。でも、向こうが求めていたのは俺のスタイルだから、二人で行っていつも通りガチンコでやりました。やっぱ耳の肥えたアメリカ人の前でやるのは、いつもと全然違うし、インタビューから全部英語でMCも英語で笑いとらなあかんし(笑)。でもホントにいいリアクションで、何よりアメリカのギターカンパニーが日本人のギタリストを受け入れ、ウエルカムしてくれたというのが嬉しかった。まだ未熟な部分も勿論いっぱいあったけど、今までやってきた事は間違ってなかったんだ!って凄く大きな自信になった。ただ、プレイだけでは世界は変えられない。強く響く楽曲を当たり前にポンポン出さなきゃいけないし。そのための一つの可能性として、今回の打込み、色々音を重ねたりとか、時代とシンクロするのも、必要だと思ったんです。そこに雅-MIYAVI-のギターをぶつける。アルバムまでこのモードで突っ走るので楽しみにしてて下さい!

tag一覧 男性ボーカル シングル MIYAVI

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リリース情報

Ahead of the light(初回盤)

Ahead of the light(初回盤)

2013年02月20日

EMIミュージックジャパン

ディスク:1
1. Ahead Of The Light
2. Ahead Of The Light (Instrumental)
ディスク:2
1. GANRYU
2. STRONG
3. DAY 1
4. SILENT ANGER
5. PLEASURE! (w/H ZETT M)
6. HA NA BI (w/JIN OKI)
7. 祈りを (w/SEIJI KAMEDA & MIU SAKAMOTO)

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J-glam Inc. 住所
さっきクレジット会社から電話かかってきて、ビジネス・アカウントにするのにカードの登記簿の住所どこですか?って聞かれて自分の会社の住所調べましたね(笑)。
今のところじゃなくて、会社作ったときの登記の為の住所だったから。独立して初めて借りたところで、時間なかったから、スタッフもいなかったし、6畳ぐらいのところをとりあえず借りて。自分で水と電気引いて、デスクとか入れて、名刺作ってあーだこーだやってた。
今は自分のところのスタッフも含めてやれてる状況で、まずは雅-MIYAVI-というアーティストをマネジメントして音楽的に確立させていって、ゆくゆくは色んなアーティストと一緒にやっていきたいし。JAPANESE GLAMOROUSとつけたのは、日本の魅力的な部分を、当たり前にFrom Tokyoで世界に出していける、そういうスピリットでJ-glam Inc.と名付けました。


■ライブ情報

沖仁 SPRING TOUR〜Dialogo〜
2013/03/02()ブルーノート東京

『Ahead Of The Light』TOUR 2013
2013/03/09(土)F.A.D YOKOHAMA
2013/03/10(日)HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 VJ-3
2013/03/13(水)大阪BIG CAT
2013/03/14(木)広島ナミキジャンクション
2013/03/15(金)福岡BEAT STATION
2013/03/17(日)名古屋ELL
2013/03/19(火)金沢AZ
2013/03/20(水)長野CLUB JUNK BOX
2013/03/22(金)仙台CLUB JUNK BOX
2013/03/24(日)北海道cube garden
2013/03/26(火)青森Quarter
2013/03/29(金)岡山IMAGE
2013/03/30(土)高松DIME
2013/03/31(日)神戸VARIT.
2013/04/02(火)浜松 窓枠
2013/04/05(金)赤坂BLITZ
2013/04/13(土)沖縄宜野湾 HUMAN STAGE

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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