Ms.OOJAが、ニュー・シングル「30」をリリース!
Ms.OOJA | 2013.03.06
そのリアルな歌詞と高い音楽性で、女性を中心に多くのリスナーから共感を得ているMs.OOJA。彼女のニュー・シングル「30」は、30歳になった彼女の、等身大の感情を表現した楽曲が4曲収録された、コンセプト・シングルになっている。
- EMTG:今回のシングル「30」は、どういうコンセプトで制作されたのですか?
- Ms.OOJA:6月にアルバムのリリースを予定していて、Ms.OOJAというアーティストをより確立していきたいというか、核心に迫ったものにしていきたいという思いを込めて、『FAITH』というアルバム・タイトルを付けたんですけど、その『FAITH』というコンセプトに基づいた第1弾シングルが、この「30」です。今の自分の年齢をタイトルにした「30」という曲があって、そのコンセプトに沿った曲も収録して、より強いメッセージを届けていこうと。
- EMTG:そのリード曲「30」ですが、とても悲しい失恋の歌ですね。
- Ms.OOJA:悲しいですよね。ここまで悲しい失恋の歌というのは、今までなかったですね。最初に曲を聴いた時に、すごく印象に残るメロディで、別れの情景と「愛してる」という言葉が浮かんできたんです。「愛してる」って、言葉にすることはそんなに多くないかも知れないし、日常の中で馴染みのある言葉でもないかも知れないけど、その一言で、何かが変わった恋愛があるかもって思いました。サード・シングルの「Cry day...」という曲があって、それは私が10代の時の恋愛を思い出して書いた曲で、今回、より悲しくなっているのは、たぶん「30」だからなんだろうなって思うし、より今の私らしいなって思います。
- EMTG:「30」というタイトルになったのには、何か意味はあるのですか?
- Ms.OOJA:タイトルは最後まで悩みました。今の30代の自分だったらっていう想定の中で書いた曲で、30代の失恋って、たぶんすごく痛いというか、失恋を勢いで忘れるとか、次への恋に走るとかができたのは、20代の前半までだと思うんです(笑)。でも年を重ねれば重ねるほど、それができにくくなるというか、勢いだけじゃダメだっていうのを知るのが30代だと思うんです。次の恋に行くのに臆病になってしまったり、自分の将来設計とか未来予想図を、ある意味一旦全部取り壊す作業をしなくちゃいけなくなったり。でもそんな痛みとか、苦しみとか、彼との思い出とかを、全部自分の血なり肉なりにして、一歩前に進んでいかなきゃいけないのが「30」だし、悲しい曲だけど、リアルな現実と前向きな気持ちを含めて、このタイトルにしようと。
- EMTG:しかし女性で、自分の年齢をここまで堂々と出しているのも珍しいと思います。
- Ms.OOJA:「30」という年齢は、誇りに思う数字だと思っています。早く大人になりたいと思っていたし、今は見えないものが、何年後かには見えているかも知れないっていう期待感もあって、じゃあその時に私にはどんな歌が歌えるんだろうって。30歳だから歌える曲というのがあって、伝えられるメッセージがあって、それに共感してくれる人たちがいて、だったら自分の年齢をストレートに出したほうが、リスナーの方にもメッセージが届きやすいのかなって思っています。
- EMTG:この歌の主人公は、失恋したけど、とてもいい恋をしたんだろうなって感じます。
- Ms.OOJA:そうですね。それくらい人を愛することができたっていう、相手に対する感謝の気持ちと、愛したし、愛された自分がいたということを誇りに思える自分を受けとめるというか、きっといろいろな経験を積んだ、いい男性と付き合っていたんでしょうね(笑)。
- EMTG:歌声も、すごくナチュラルですね。
- Ms.OOJA:感情の起伏を大事に、すごく穏やかな気持ちで歌えました。歌が進んで行くに従って、彼との思い出が自然に湧き上がってくるような感じで歌っています。
- EMTG:カップリングの「優しい雨」や「紫陽花」は、どんなコンセプトで制作されたのですか。
- Ms.OOJA:今回は全体を通して、孤独感っていうのがひとつの軸になっています。理屈ではわかっているんだけど、説明のしようのない寂しさとか、爆発しそうな孤独感というのを、私たちはどこかで抱えながら、平気そうな顔をして日々を生きているんだけど、何かのタイミングでそれが溢れ出てくる時があると思うんです。素直になれない自分とか、自分が欲しいものを欲しいっていえない臆病さが、嫌になったり。それを描いているのが「優しい雨」で、春に降る、優しく心に染み込むような雨を思い浮かべて、心が枯れていることすら気付かなくなった自分が、雨が自分の肌に触れることによって、自分がそこにいることに気付くというか。「紫陽花」は、仕事帰りのタクシーで、窓の外を見ながら、この曲が降りてきたんです。そういうことは初めてで、不思議だなって思いながら、家に帰って一気に作り上げました。ストレスもハンパないし、消えてしまいたくなるほど落ち込むこともあるだろうけど、みんなそれを乗り越えてがんばってるんだなって、リスペクトを込めて書きました。あなた、がんばっているからいいじゃない、失敗したって、それがいつか何かに結びつくよって。
- EMTG:あと、大橋純子さんの「シルエット・ロマンス」のカバーも収録されています。
- Ms.OOJA:コンセプトが「30」だから、30年前の曲を入れようと。この曲はずっと歌いたいって思っていて、来生えつこさんとたかおさん姉弟の世界観にやられてしまいました。大人の歌ですね。大橋純子さんは、なんて歌の上手い人なんだろうって、リスペクトしています。艶のある声で、すごく素敵ですし。
- EMTG:この作品を通じて、リスナーに伝えたいメッセージは?
- Ms.OOJA:30代って、20代とは違った恋愛観とか、仕事の責任とかが見えてくるし、そうやってがんばっている同世代の女性たちにメッセージを贈りたいです。みんなこんな風に思ってるんだなって共感してもらうことで癒されて欲しいし、よしがんばるぞって思って欲しいですね。あと男性は、こういう女心を理解してあげて欲しいです(笑)。
【取材・文:熊谷美広】
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