Hilcrhyme、5周年記念第2弾シングル「FLOWER BLOOM」をリリース

Hilcrhyme | 2014.08.13

 今年デビュー5周年を迎えたHilcrhyme。2月にリリースされたアルバム『FIVE ZERO ONE』に続いて、早くもニュー・シングル「FLOWER BLOOM」が完成した。デビュー作以来となる、3曲収録のシングルとなったこの作品は、現在の彼らの心境を素直に表現したリード曲「FLOWER BLOOM」を中心に、じっくり聴かせる楽曲、上がる楽曲など、Hilcrhymeの様々な表情が詰め込まれた、まさに5周年ならではの、内容の濃いシングルになっている。

EMTG:『FLOWER BLOOM』は、デビュー5周年記念第2弾シングルということですが、この楽曲のコンセプトは?
TOC:5周年ということを意識して、日本武道館でのコンサートも控えているし、過去を見つつ、今を楽しみつつ、未来を見据えた1曲ができたと思います。トラックに関しては、2人で相談しながら、R&Bのオケを参考に作っていきました。そこから、最初は5年目とかは意識せずに歌詞を書いていったら、サビの部分が降りてきました。“花は2度咲く”っていうラインがいちばん象徴的なんですけど、地元に根付いて花を咲かせる、もしくは咲かせようとがんばっている、咲いたあとに見た光景とか、浴びたものとか、そういうものも全部歌詞に入れて、でもまだこれからも、何回も咲くという、そういうポジティブな曲にできたかなって思っています。
EMTG:全体的に、すごく穏やかな曲だなという印象を受けました。無理していないというか。
TOC:そうですね。心境的にはわりと穏やかというか、自然体です。歌詞や、フロウ、ラップとかに対しての今の考えとかも、ちゃんとフラットに書けたなと思います。こういう曲のほうがみんな好きかな、とか、そういう考えを持たずに、自分の好きなように書けましたね。
EMTG:トラックに関しては、どういう方向性で制作していったのですか?
DJ KATSU:2人でざっくりとした方向性を話して、最初は4つ打ちっぽい、ループしている感じのリズムだったんですけど、2番まで作っていったところで、これではあまり展開がないから、一回崩す展開があったほうがいいなということで、この歌は花がテーマで、5周年ということもあるので、デビュー・シングルに入っていた「ツボミ」という曲のフレーズを入れた間奏を作って、そこから3番へと展開していく流れを作りました。そこで雰囲気も変わって、いい感じになりましたね。あと生のギターも入れたんですけど、それもメチャクチャ良かったですね。
EMTG:“花は2度咲く"というのは、花は一度咲いたらあとは枯れるだけ、ということではなくて、根っこさえ張っていれば、何度でも咲けるよ、というメッセージなんですね。
TOC:桜って、毎年春に咲きますよね。新潟の公園に、有名な桜の木があって、そういう光景が眼に入ってくる歳になったのかなって思います(笑)。「ツボミ」という曲は、咲いたら終わりじゃん、だったら咲く前のツボミで、咲こうとがんばろうって歌っているんですけど、Hilcrhymeもメジャー・デビューして、一度花咲いたっていえると思うんですけど、でも咲いたあとがたいへんだったという思いもあります。それこそ、雨にも風にも負けずじゃないですけど、根っこさえ残っていれば、いつでも、何回でも咲けるんですよね。その根っこがある土地が、地元の新潟を指していて、2番では東京を見つつ、新潟でやっている意味とかも、花に例えて歌っています。このテーマは新潟というファクターを絡めないとHilcrhymeの曲として成り立たないなって感じていますし、ビデオ・クリップには、新潟の仲間たちも登場してくれています。
EMTG:ここ数年のHilcrhymeの流れを見ていくと、「春夏秋冬」のヒットから、ポップで親しみやすい方向性があって、その後アルバム『LIKE A NOVEL』あたりで一度自分たちの内面を見つめ直して、それで今年に入ってシングル『エール』やアルバム『FIVE ZERO ONE』で、再び原点に戻ってきたような気がします。
TOC:そうですね。一回寄り道みたいなものも、すごく必要だったと思います。それを踏まえてできているのが今のスタイルで、それが奇しくも戻るという感覚だったから、なんか、嬉しいですね。これがまさにHilcrhymeだなっていう曲ができたと思っています。
EMTG:この曲で、リスナーにいちばん伝えたい思いって、どういうものでしょうか?
TOC:仲間意識ですね。ひとりじゃないっていう。花を咲かせるために、何が大事かって、もしかするとそこがいちばん大事なんじゃないかなって思います。“水も光も分け合える仲間が側にいる"っていう歌詞にそんな思いが込められています。
DJ KATSU:メジャー・デビューして、5年やってきた結果としてある曲だというのは間違いないし、デビュー・シングルからの引用だったり、そういうところも含めて聴いていただけたらいいですね。
EMTG:一方カップリングの「鼓動」は、TOCさんのパーソナルな思いが込められた曲ですね。
TOC:子供が生まれ育っている光景を、そのまま歌詞にしました。高ぶってましたね(笑)。ツアーのエンドロールでも流して、みんなに聴いてもらっていたから、それを作品化したくてここに入れました。Hilcrhymeの5年目とかとはあまり関係なく、こんなんできたから聴いてください、という感じです。こういう超パーソナルな曲を容認してくれる相方がいて良かったです(笑)。
DJ KATSU:TOCの心境が、全力の直球で出た曲で、共感してくれる人も多いんじゃないかなって思います。そういう意味ではHilcrhymeっぽい曲ですよね。
EMTG:さらに「Summer Up」というアゲアゲの曲の収録されています。
DJ KATSU:2曲目はアッパーな曲で、でも速いテンポにこだわらない曲をやってみたいということになって、EDMの要素なんかも取り入れつつ、自分の好きなように、振りきったトラックを作ってみました。でもそうやって作ったトラックに、ボーカルをどう乗せようかっていう話になって、もうクラブで踊るための曲で、歌詞にあまり意味を持たせないでいいんじゃないかということになりました。結果的に、今までのJ-POPの枠からは離れた曲になりましたし、Hilcrhymeの楽曲としても、すごく新しい感じになりました。すごく夏っぽい、上がる曲です。
TOC:「鼓動」とまったく逆のベクトルで、くだらない、男のアホな願望を歌ってます(笑)。ひたすら“サマラ"って言ってます(笑)。
EMTG:このシングルは、まさに今のHilcrhymeが詰め込まれたような作品ですね。
TOC:3曲全部納得いっているし、濃いし、強いし、過去・現在・未来を全部提示しているので、これを聴いてさらにHilcrhymeに期待して欲しいです。
DJ KATSU:Hilcrhymeのライブは、聴きいる場所もあるし、みんなで歌える場所もあるし、飛び跳ねたりする場所もあって、それを凝縮したようなパッケージになっていると思います。ライブに来たことがない人でも、ライブに来たくなるような内容だと思うので、これを聴いて、ぜひ武道館に来て欲しいですね。

【取材・文:熊谷美広】

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ビデオコメント

リリース情報

FLOWER BLOOM(初回限定盤)[CD+DVD]

FLOWER BLOOM(初回限定盤)[CD+DVD]

2014年08月13日

ユニバーサル ミュージック

1.FLOWER BLOOM
2.Summer Up
3.鼓動

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笹川流れ

一見、川のような感じなんですけど、佐渡にそういう海岸があって。今年は1回ぐらい海に行きたいと思って調べました。ちょっと遠出をして行ってみようと思います。

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レコーディングで使うプロツールスっていうソフトがあるんですけど、それを起動させるiLokっていう鍵を最近失くしまして…。もう被害額200?300万ぐらいのことなんですけど。なんとか複製できるアカウントができることを、さっき知りました。


■ライブ情報

Hilcrhyme TOUR 2014 “FIVE ZERO ONE”
2014/09/06(土)日本武道館公演

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。


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