MACO 2016年第1弾シングル「恋心」は、ドラマ主題歌としても話題を呼んでいる 切なくて愛らしいラブソング

MACO | 2016.02.02

 2015年11月に発表した1stフルアルバム「FIRST KISS」が10~20代のリスナーを中心に大ヒット。いま、もっとも共感度の高いラブソングを生み出せるシンガーというイメージを確立させたMACOから2016年第1弾シングル「恋心」が届けられた。ドラマ「東京センチメンタル」の主題歌としても話題を呼んでいるこの曲は、「君の笑顔があればいつも/僕は幸せになるよ」というフレーズが心に残る、切なくて愛らしいナンバーに仕上がっている。「今年は自分のラブソングの色をもっと出していきたい」というMACO。「恋心」によって、その魅力はさらに幅広い層のリスナーに伝わることになりそうだ。

EMTG:昨年12月12日に行われたアルバム「FIRST KISS」の発売記念ワンマンライブ、素晴らしかったです。
MACO:ありがとうございます。いままでは歌いなれた曲ばかりを歌ってきたんですけど、12月のライブは「FIRST KISS」の新曲もたくさんあったから、すごく緊張しましたね。ちょっと歌詞を間違えましたけど(笑)、納得できるライブでした。
EMTG:MACOさん、いつもすごく自然体でステージに上がっていますよね。
MACO:そう見せてるだけで、実際は息が出来ないくらい緊張してるんですよ。あと、カッコつけることが出来ないんです(笑)。MCも“素”で話してるし…。歌ってるときとのギャップがすごいって言われます。
EMTG:「24歳の私からママへ」も印象的でした。あの日、MACOさんのお母さんもいらしてたんですよね?
MACO:そうなんですよ。「24歳の私からママへ」を泣かないで歌うことが、あのライブのいちばんの目標だったので。しっかり最後まで歌わないと伝わらないと思ったし、絶対泣かないようにしようって。だから、その前のトークも淡々としちゃったんですけど。
EMTG:他の曲もそうですけど、しっかり正確に歌おうとしてますよね。
MACO:音源に忠実に歌いたいと思ってるんですよね。もちろんライブでしか感じられない息遣いやニュアンスもあったほうがいいけど、なるべくアレンジし過ぎず素直に歌いたいなって。
EMTG:なるほど。そして2016年最初のシングル「恋心」がリリースされます。ドラマ「東京センチメンタル」の主題歌としてオンエアされていますが、どんなテーマで制作された曲なんですか?
MACO:11月から制作してたんですけど、3曲くらい候補があったんです。制作を進めるなかで、「恋心」がいちばんキラキラしてるなって。歌詞に関しては、主人公が男性の吉田鋼太郎さんなので、あまり女の子っぽくなり過ぎず、男の子が聴いても「わかる!」とも思ってもらえるようにしたかったんです。女の子、男の子、どちらの目線からでも聴ける曲というか。もちろん、MACOらしさもちゃんと入れたいと思っていたし、ドラマのストーリーの要素も取り入れて…。
EMTG:いろんなバランスを取りながらの制作だったんですね。曲の主人公が“僕”なのも新鮮でした。
MACO:いままでは“私”って歌うことが多かったんですけど、“僕”もシックリ来るなって。最初は“大丈夫かな?”って思ってたんだけど、新しい一面を見せられたんじゃないかなって思います。ポップで明るいんだけど、切ないところも出せたし。
EMTG:MACOさんの声自体に切ない成分が入ってますからね。
MACO:「LOVE」のときからよく言ってもらってるんですよ、それ。「最初から最後までハッピーではなくて、いつも切ないところがあるよね」って。しゃべってる声は「かわいい」って言われるんですけど……あ、すいません(笑)。
EMTG:かわいいです(笑)。この曲がドラマで流れたときはどうでした?
MACO:すごく嬉しかったですね。ドラマの主題歌を担当させてもらうのも初めてだし、しかも、本当に素敵な作品なので。主人公のおじさまが毎回違う女性に恋するっていうストーリーなんだけど、心のなかで「いかんいかん」ってつぶやいたり、すごくかわいらしいんですよ。とにかく吉田さんがカッコいいです!
EMTG:2曲目の「夜明けがくるまで」はアコースティック・テイストのナンバー。
MACO:ライブにも参加してもらっているギターの“ぐっさん(Takashi Yamaguchi)”といっしょに作ったんですけど、すごく気に入っていて。カップリングにするのはもったいないくらい…。
EMTG:いい曲ですよねえ。
MACO:ありがとうございます! 曲を作ってる最中に歌詞がバーッと浮かんできて、30分弱くらいで全部出来たんですよね。そのときの自分の気持ちをそのまま書いたというか、すごくリアルだなって思います。
EMTG:さみしい夜だってあるよ、と。
MACO:はい(笑)。夜ひとりで考えていて、煮詰まったときとかにマニキュアを塗って…。歌詞にもある通り、同じことを繰り返しちゃうんですよね。まだネイルが乾いてないのにモノを触っちゃったり、恋愛でもいつも素直になれないで上手くいかなかったり。夜、ひとりでいると「私って、やっぱりこうなんだな」って思ったりしますね。私、わりと夜更かしで、歌詞も夜に書くことが多いんです。
EMTG:歌詞を書く時間を変えたら、もっと広がるかも。
MACO:あ、確かに。思いついたときは、すぐにiPhoneに書き込むようにしてるんですよ。友達とごはん食べてるときも、「これ、歌詞になりそうだな」と思ったらすぐに書いたり。本格的に歌詞を書くようになってからは、いつも歌詞のテーマを探してるかもしれないですね。そこは意識が変わってきたところだと思います。
EMTG:リアルな想いが込められていれば、ボーカルにも自然と感情が乗りますからね。
MACO:「夜明けがくるまで」のボーカルは、プリプロのときのテイクをそのまま使ってるんです。何度もレコーディングしたんですけど、「歌詞を書いたときの気持ちのまま歌ったテイクのほうがいいね」ということになって。ちょっとしたニュアンスの違いなんですけどね。
EMTG:3曲目には4つ打ちのポップチューン「出逢い」を収録。この曲は作曲にも参加してますね。
MACO:トラックが先にあって、「メロディを付けてみたいな」って思ったんです。歌詞も一緒に思い付いたんですけど、ちょっと初々しい感じというか……「夜明けがくるまで」で少しだけネガティブになった後、出会った頃の心情を思い出してみたいなと思って、それを素直に書いてみたんですよね。好きな人に出会った頃って、なんでもその人に関連付けてしまうし、「何でこんなに楽しんだろう?」って思っちゃうんですよ。「明日も明後日も、こういう優しい気持ちのままでいたいな」とも思うし。恋愛すると、いろいろと変わりますよね。
EMTG:そういう気持ちをリスナーにも共感してほしい、と?
MACO:歌詞を書いてるときは「共感してほしい」とは思ってないんです。まずは自分が感じてること、自分が言いたいことを書いて、それを聴いた人が何かに気付いたり、恋愛したくなってくれたら嬉しいなって。
EMTG:まずはMACOさん自身の感情を表現することが大事なんですね。2月には全国ツアーも開催されますが、2016年はどんな年にしたいですか?
MACO:2015年は転機になった年だと思ってるんです。カバー曲だけじゃなくて、オリジナルのラブソングという土台が出来たと思うので。今年は自分のラブソングの色をもっともっと出していきたいです。「恋心」ですごくいいスタートが切れたと思うし、私の歌声をたくさんの人に届けられたらなって。今回のシングルもそうですけど、私の歌詞の世界にどっぷりハマってくれる人を増やしたいですね。ツアーに関しては、もっともっとみんなで楽しめるライブにしたいです!
EMTG:期待してます! プライベートでやりたいことはりますか?
MACO:いっぱいありますよ! 去年はフェスで海を見れたんですけど、今年はプライベートでも海に行きたいし。あとは料理かな。私、料理しているときがいちばん楽しいんですよ。けっこうセンスあると思うし(笑)、「おいしい」って言ってくれる人の顔を見るのが好きなので。

【取材・文:森朋之】

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リリース情報

Angel

Angel

発売日: 2020年09月09日

価格: ¥ 1,300(本体)+税

レーベル: ワーナーミュージック・ジャパン

収録曲

01.Angel
02.Very Nice To Meet You
03.Rainy Friday
04.As Hell

ビデオコメント

リリース情報

恋心

恋心

2016年02月03日

ユニバーサル ミュージック

1. 恋心
2. 夜明けがくるまで
3. 出逢い

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お知らせ

■ライブ情報

MACO -FIRST KISS- TOUR 2016
2016/02/07(日) 福岡DRUM LOGOS
2016/02/13(土) 名古屋ボトムライン
2016/02/28(日) 東京・豊洲PIT
2016/03/05(土) 梅田クラブクアトロ
2016/03/06(日) 札幌ペニーレーン24

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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