CUBERS 豪華タッグから生まれた2ndシングル「妄想ロマンス」

CUBERS | 2019.10.07

 今年の5月にメジャーデビューした5人組ボーイズユニットCUBERSが、早くも2ndシングル「妄想ロマンス」を届けてくれた。作詞:ひなんちゅ(SILENT SIREN)、作曲:ひろせひろせ(フレンズ)という豪華なタッグで生まれたタイトル曲は、好きな女の子とのロマンスを思い浮かべる男の子の姿を、キラキラしたキャッチーなサウンドで表現しており、個性豊かなメンバーたちの魅力を存分に堪能できる仕上がりだ。大人っぽい表情を見せるカップリング曲も収録されている今作について5人に語ってもらった。

EMTG:僕、インディーズの頃の1stシングル「SHY」のリリースタイミングでも取材したんですけど、「9太郎さんが提案した動物園ごっこにメンバーのみんなが付き合わされている」っていう話をしたのが、ものすごく印象に残っています。
末吉9太郎:うわっ、懐かしい!
春斗:その節は迷惑をおかけしました!
綾介:動物園ごっこは、もう一切やってないです。
TAKA:なぜなら迷惑だったからです(笑)。
優:僕は「こういうのもアイドル活動の一環なのかな?」と思ってやっていたんですけど、今考えるとアイドルとまったく関係ないですよね(笑)。
EMTG:(笑)みなさん、立派になられて。新曲の「妄想ロマンス」も、とても良い曲じゃないですか。
綾介:ありがとうございます。王道のアイドルソングというような、キラキラしたイメージの曲ですね。

CUBERS Major 2nd Single「妄想ロマンス」MUSIC VIDEO
EMTG:作詞がひなんちゅさんで、作曲がひろせひろせさん。そして、編曲が大久保薫さんというのは、ハロプロが好きな9太郎さんにとっても、嬉しいですよね?
9太郎:はい。とても嬉しいです。大久保さんに編曲していただいたのを知った時、大喜びしましたから。
春斗:この曲、振り付けもキャッチーなんですよ。
9太郎:振り付けは、たくさんのアイドルを手掛けていらっしゃる竹中夏海先生なんです。例えば、《まさか ハグとか エスコートもしちゃってみたり?》のところは、春斗くんと綾介、僕と優のペアになって、後ろからハグをする振り付けもあるんです。初披露した時に、お客さんが「きゃあー!」って言っていました(笑)。そういう見どころもたくさんあるので、ライブに何回来ても楽しめると思います。
TAKA:口ずさみたくなるメロディですし、歌詞もとても印象的です。ひなんちゅさん、男の子のことをよくわかっていらっしゃいますね。男の子って好きな人のことをよく妄想しますから。
優:「こういうことを男の子が考えてたら女の子は嬉しい」みたいな歌詞でもあるんだと思います。
9太郎:たしかに、男の子のことを描いていると同時に、女の子の心をくすぐるところもある歌詞なのかも。歌詞の語尾がかわいらしかったりもするから。あと、今までの曲のラップはかっこいい感じだったんですけど、この曲はそこもかわいいんですよ。
TAKA:それ、すごくわかる!《いえないなあ》とかかわいくない?
9太郎:うん。すごくかわいい。
TAKA:9太郎は、ラップのところは歌っていないですけどね。
9太郎:そこは歌ってません(笑)。
EMTG:(笑)ひろせひろせさんは、「CUBERSに歌ってほしい曲を作りました」とおっしゃっているそうですね。
綾介:そうなんです。「自信作です」ということもおっしゃっていました。だから、僕らも自信を持って歌えるんですよ。
優:僕、もともとフレンズさんの曲が大好きなので、ひろせひろせさんに作曲していただけたのも、すごく嬉しいんです。
9太郎:全体を通してキラキラしているんですけど、《ゆらゆらゆれる》のところで曲調が変わるところが、僕はすごく好きなんですよ。初めて聴いた時に、「うわっ!」って気持ちを持って行かれました。
EMTG:既にリリースイベントで披露していますが、どのような反応を感じていますか?
綾介:握手会の時に「キラキラしてる王道アイドルの曲だね」って言っていただきました。
春斗:コールを入れられる曲でもあるんですよね。9太郎がコールを考えてくれたので、みんながやってくれています。
9太郎:初披露の時からコールをしていただけて、すごく嬉しかったです。みんな、優しいですね。
EMTG:僕、この曲の歌詞の最後が、《なんてね》なのも好きなんですよ。
春斗:一気に妄想から現実に戻るこの感じ、印象的ですよね。
優:《なんてね》は、メンバー全員の声が入っているんです。レコーディングの時に、感情を入れて録りました。メンバーそれぞれ、いろんなニュアンスの声なので、ここの部分をじっくり聴いていただくのも面白いかもしれないですね。
TAKA:ひなんちゅさんは、「みなさんに歌ってほしいフレーズを歌ってくださってありがとうございます」ということもおっしゃっていました。それもありがたいお言葉でしたね。
9太郎:そういえば、ひなんちゅさんは、TAKAのことを「王子様」っておっしゃっていました。
春斗:まじ?綾介は、SILENT SIRENさんのファンだけど、怒ってない?
綾介:怒ってないです(笑)。でも、大ファンなんです。だから、レコーディングの時に、ひなんちゅさんが他のメンバーと話をしていると、ちょっとイラッとしました(笑)。
9太郎:そうだったんだ?
綾介:そんなに簡単に喋っちゃだめなんですよ(笑)。
TAKA:最近、メンバーの夢が、いろんな形でどんどん叶っていっているんです。とてもありがたいことですね。
綾介:いろんなみなさんに支えていただいているので、僕たちもさらに成長して、たくさんのみなさんに楽しんでいただけるグループになっていきたいです。実際、男性のファンも来てくださるようになっていますし、小っちゃいお子さんも来てくれるんですよ。老若男女に愛されるグループになりたいです。
EMTG:今回のシングルも、CUBERSの進化が表れていると思いますよ。例えば、「PEOPLE GAME」は、大人っぽい雰囲気がすごくありますし。
綾介:僕たちには、こういう面もあるんです。「妄想ロマンス」よりも精神的な年齢が上がって、現実を知った上での恋愛観みたいなものが入っているのが、この「PEOPLE GAME」ですね。
優:「かっこいい」に振り切っている曲でもあるので、僕たちの新鮮な表情も感じていただけると思います。
9太郎:「次の曲を聴いてください」って、この曲のタイトルを言うと、お客さんから歓声が上がるんです。僕はいつもかわい子ぶっていますけど、この曲を歌う時は、かっこつけています。
春斗:バンド調の音もかっこいいですからね。最初に聴いたのは1、2年前で、ストックしていた曲なんですけど、こうしてリリースできて嬉しいです。
TAKA:ストックしている曲の中でも、僕が一番好きだった曲です。CUBERSは爽やかな曲を歌うことが多いので、こういう曲もあるとライブのセットリストの幅も広がります。
EMTG:3曲目の「Wonderland」に関しては、どのような印象ですか?
綾介:このシングルは、1、2、3曲目という順番で、ちょっとずつ精神年齢が上がっていると、僕は解釈しています。「妄想ロマンス」が「憧れる」。「PEOPLE GAME」が「現実を見る」。「Wonderland」が、「悟りを開く」。というようなイメージです。
春斗:この曲は、僕たちのチーフマネージャーの堀切さんが書いてくださったんですけど、「僕たちのことにもすごく当てはまっているなあ」っていうことも思いました。メンバーそれぞれ考えていることもキャラクターも全然違うけど、ひとつの大きな目標に向かってみんなで向かっているCUBERSの姿が思い浮かぶ曲ですね。
TAKA:この曲、メロディもすごく好きです。おしゃれですし、鼻歌で歌っちゃう感じですね。音の高さも絶妙で、歌っているとすごく気持ちいいんです。
優:「妄想ロマンス」は、キャッチーでかわいい振り付け。「PEOPLE GAME」は、激しい情熱的な振り付け。それぞれの方向に振り切っているのがその2曲なんですけど、この曲はそれとはまた別のニュアンスなんですよ。ビート感がゆっくりで、どっちにも振り切っていないのが難しい振り付けなんですけど、やりがいがすごくあります。
9太郎:サビが英語だけの曲は、初めてなんです。また新しい扉を開くことができました。《不思議なんだ この場所は どこか嘘くさくてさ》っていう歌詞に共感しています。例えば、インスタって、自然と触れあっているような素敵な写真ばかりを上げている人がいるんですけど、そういうのってすごく嘘くさいんですよ(笑)。本当はもっと生活感がある毎日を送っているはずだから。この歌詞は、そういうことも思い浮かぶので、そういうインスタをやっているような人にも届いたらいいなと思っています。
TAKA:これ、インスタグラマーのための曲なの?(笑)。
9太郎:そういうわけではない(笑)。でも、素敵なところしか見せていない人にも届いてほしいなあって思ったから。
TAKA:でも確かに、そういう聴き方もできるよね。いろんな解釈をしながら聴いてもらえると嬉しいです。
EMTG:今回も聴き応えがすごくあるシングルになりましたね。
綾介:はい。良い曲をいただいたので、たくさんのみなさんに聴いてもらえるように、僕らも頑張らないといけないです。
EMTG:11月から12月にかけての東名阪ツアーは、どのような意気込みで臨みますか?
綾介:前回のツアーも、セトリや演出も含めて自分たちの意見を出したんです。次のツアーも、自分たちの気持ちと熱量がこもったライブにして、それがお客さんに届けばいいなあって思っています。
TAKA:セットリストが決まった瞬間、「これは来た!」っていう感触があったんですよ。最初から最後まで存分に楽しんでいただけると思います。「3公演、全部観る価値あるよ」と言いたいくらいです。
優:僕たちはワンマンライブをやるとなると、「このライブ、何時間なの?」というくらいに盛りだくさんになる傾向があるんです(笑)。でも、盛りだくさんでありつつ、最初から最後まで飽きないライブになると思います。
春斗:ツアーのタイトルが『僕と君の妄想ロマンス』なので、いろんな妄想もしながら楽しんでもらえるライブになるはずです。
9太郎:会場に来てくれる人は、僕たちメンバーと大恋愛をするつもりで来てください(笑)。

【取材・文:田中 大】

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リリース情報

妄想ロマンス

妄想ロマンス

2019年10月09日

KING RECORDS

01.妄想ロマンス
02.PEOPLE GAME
03.Wonderland

お知らせ

■コメント動画




■ライブ情報
CUBERS 東名阪TOUR〜僕と君の妄想ロマンス〜

◆東京公演
日程:11月9日(土)
会場:渋谷CLUB QUATTRO
詳細:http://cubers.jp/?p=5630

◆名古屋公演
日程:11月24日(日)
会場: 名古屋ell.FITS ALL
詳細:http://cubers.jp/?p=5633

◆大阪公演
日程:12月1日(日)
会場:OSAKA MUSE
詳細:http://cubers.jp/?p=5634



だんぜん!!FES extra
10/12(土) 東京キネマ倶楽部

渋谷音楽祭「SHIBUYA MODI MUSIC FES.」
10/19(土) 渋谷モディ1F店頭プラザ

もういっちょTV presents
『CUBERS ×アップアップガールズ(2) Xmas 2マンライブ』

12/25(水) Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE

※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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