flumpool、感動のツアーファイナル公演をレポ!
flumpool | 2011.09.01
4月からスタートしたflumpoolのツアー“4th tour 2011『Fantasia of Life Stripe ~僕達はここにいる~』”は、彼らにとって非常に感慨深いものになった。
震災の影響もあり、一部の公演が延期になる事態にも見舞われたが、彼らは各地で前向きに音楽を届け続けた。実質的なツアーファイナルとなったのは8月18、19日の東京国際フォーラム ホールA(本来、東京公演は5月に行われる予定だった)。ここでは初日の18日のレポをお届けしよう。
満員のオーディエンスに迎えられ、バンドが1曲目に届けたのは最新シングル「どんな未来にも愛はある」。シンプルに、そして優しく愛を歌ったこの曲は、今のflumpoolの最大のメッセージのようにも思われた。
ライブ構成は1月にリリースされたアルバム『Fantasia of Life Stripe』からの曲を中心に、1stミニアルバムや1stアルバムからの楽曲も幅広く盛り込んだもの。メロディアスな曲調が目立つ印象のある flumpoolだが、ライブではまた違う表情を見せるのが魅力。「Hello」や「reboot~あきらめない詩~」などのアップテンポな曲では、オーディエンスのノリでリアルに熱い空間を作り上げるし、もちろん『Fantasia of Life Stripe』の収録曲「東京哀歌」のように、しっとりした曲をはさむことも忘れない。
しかし、そこはライブである。なぜかステージ上にスイカが仕込まれるなどのお茶目な演出もあり、「ずっと気になってて、これ」と、不思議がる阪井に「自分でしょ? 置いたの(笑)」と山村が突っ込む。そんな遊び心が見られるのもライブならでは。
中盤では9月7日にリリースするシングル「証」を披露し、その後は後半までアッパーな曲でガンガン盛り上げた。
根強い人気曲「Calling」や「君に届け」などでは観客がノリまくり、熱い空間が展開していく。こういう楽曲ではベースの尼川元気、ドラムの小倉誠司によるパワフルなリズム隊のアンサンブルが光る。繊細なメロディーを持つ彼らのサウンドには、彼らの太いビートも欠かせないからだ。
起伏のあるライブは、バンドの熱を感じるに十分で、2時間半があっという間に感じられた。
flumpoolのライブをまだ体験していない人は、まず足を運ぶことをおすすめしたい。ただ聴かせるだけではなく、熱く脈打つメッセージや息づかいが感じられるからである。そして、そこには、間違いなく誰もが元気になれる音楽が詰まっているのだから。
【 取材・文:海江敦士 】
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歌うことの大切さを教えてくれるflumpoolのニューシングル「証」。この曲に込めた思いについて、メンバー4人にきいてきました!
リリース情報
セットリスト
- どんな未来にも愛はある
- 星に願いを
- Hello
- reboot~あきらめない詩~
- 東京哀歌
- しおり
- 僕はここにいる
- 君のための100のもしも
- 今年の桜
- 証
- two of us
- ハイドレンジア
- MW~Dear Mr.&Ms.ピカレスク~
- Quville
- Calling
- 君に届け アンコール
- Over the rain~光の橋~
- 夏Dive
- Touch
- labo