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FTISLAND、12/23、24のクリスマス2daysの横浜アリーナをレポート!

FTISLAND | 2012.01.17

 クリスマス気分が最高潮に盛り上がる12月23、24日の2日間、FTISLANDが横浜アリーナで『FTISLAND X’mas Live 2011“Winter’s Night”』を行った。両日ともチケットは瞬時にソールドアウトしており、チケットを入手できた幸運なファンが大集結!

 開演前から会場周辺にはサンタのコスプレのグループやオフィシャルグッズの黄色いフード付きポンチョを着込んだグループが目立ち、まさにクリスマスパーティーのよう。その貴重な2DAYSのうち、24日のクリスマスイブ(24日)のレポートをお届けしよう。

 まず会場に入ると、メインステージ中央からアリーナの中ほどにまで伸びた長い花道が目に入る。開演時間になり、ステージの背景である巨大ビジョンにバンド名が浮かび上がると同時に歓声の大きさがマックスに。ビジョンの中央が割れてメンバーが姿を現すと、興奮度も沸点に達した。そんな中で 披露されたオープニングナンバーは「So today...」。なんと、ファンの間でも根強い人気を誇るロックバラードからのオープニング。さらに2曲目の「Stars」も冬にピッタリの切ないバラード。冒頭からの酔わせる展開に、観客も素直に引き込まれていく。派手なオープニングも楽しいが、聴かせる歌で大会場の空気をまとめるというのは、クリスマスならでは……かもしれない。このあと、ボーカルのイ・ホンギがMCでキッチリと雰囲気をやわらげる。「年末ですよね? はやいよ~!(笑)。みんなお元気ですか? 走れる準備はできてるかい?」
 そして、ここからはアッパーな曲が次々に飛び出し、ライブは躍動感のあるブロックへ突入。3曲目の「Brand-new days」は日本でのメジャー第2弾となるシングル曲。まさに“静”から“動”にスイッチした感じで、パワフルなパフォーマンスが展開。続く「Let it go!」もシングルでおなじみ。まさに走り出したくなるようなナンバーだ。「Boom Boom Boom,BING BING BING REMIX」ではホンギが「キミ、かわうぃ~ね!」と最近お気に入りだという日本語フレーズを取り入れてハジケる。もちろん、各メンバーがそれぞれ歌えるという強みも十分に発揮。ギターのソン・スンヒョンもベースのイ・ジェジンも、そしてリーダーでギターのチェ・ジョンフンも要所要所でソロボーカルを披露し、曲にアクセントをつけていく。

 次のMCタイムでホンギは「(今回のライブ選曲は)曲が多すぎて困りました!」と、かなり厳選したセットリストであることを語ってくれた。その後、夢を持っている人を応援してくれる「Dream sky」「Someday」「ハルカ」へとつなげる。そして、韓国では昔から愛されている「鳥のように」のカバー曲をロックアレンジで聴かせ、観客による大合唱へと導いた。後半のブロックに入る前には、メンバー全員のソロコーナーが!

 アコースティックギターで弾き語りを披露したホンギ。ロックサウンドで熱い歌を聴かせたジェジン。ミンファンはステージ奥から花道をドラムセットごと移動するという大胆なドラムソロを展開。スンヒョンは得意のラップで盛り上げ、ジョンフンはギターによるインストで「Over the Rainbow」を華麗にプレイ。5人5様の個性で観客を魅了した。

 後半はバラードナンバーを中心にクリスマス・イブらしいロマンチックなムードを作り出す。ニューシングル「Distance」など、ホンギが感情のこもった熱唱で場内を酔わせる。本編ラストは「Winter’s Night」。ステージ上から雪が舞ってくるという演出もあり、感動的に本編が終了。
 アンコールは、観客からの“FTISLAND”コールがキッカケとなり、再びメンバーがステージへ。しっとり終わった本編ラストとは一転し、ここからはお祭りといわんばかりに、アッパーチューンが飛び出す。「OK! Are you ready!?」と煽るホンギ。「Flower Rock」「SATISFACTION」など、ヒットシングル曲を連発し、大ラスでは聴かせる曲「Treasure」でしめてくれた。ここで、花道の先のセンターステージにメンバーが集まると、再びドラムセットも移動。5人がセンターステージに集結してのエンディングとなった。盛りだくさんの構成ながら、あっという間に感じさせるバンドのパワーは圧巻。しかも、まだまだ伸びしろタップリの若い彼らのこと、2012年もさらに素晴らしいライブで我々を楽しませてくれるに違いない。

【 取材・文:海江敦士 】

tag一覧 ライブ 韓国 男性ボーカル FTISLAND

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リリース情報

Distance(初回限定盤A)

Distance(初回限定盤A)

2011年11月30日

ワーナーミュージック・ジャパン

ディスク1
1.Distance
2.LIFE
3.Venus
4.Distance(Instrumental)
ディスク2
1.Tour 2011 Summer Final“Messenger”at BUDOKAN Multi Angle[SATISFACTION / いつか]
2.Distance (Music Video)
3.Distance (Special Feature)

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