前へ

次へ

川嶋あい、井手綾香、Sotte Bosse、Love、溝渕 文、SpiralSが共演!

音霊 OTODAMA SEA STUDIO | 2012.09.06

 今年で8年目を迎える『音霊 OTODAMA SEA STUDIO』と『EMTG MUSIC』による強力コラボイベント! 8月8日に開催された「SEASHORE SOUND FES 2012 Supported by EMTG MUSIC」には、川嶋あい、井手綾香、Sotte Bosse、Love、溝渕 文、SpiralSといった今注目の6組のアーティストが逗子海岸の音霊 OTODAMA SEA STUDIOに集結した。

 オープニングアクトは、東京を拠点に活動中の進化系ポップロックバンド、SpiralS。modaca(Vo)のアコギ弾き語りから始まる「ハナウタLOVEソング」でライブをスタート。“こんにちは、SpiralSです。短い時間ですが最後まで楽しんでいきましょう”というMCを挟み、泡がハジけるような爽やかなポップソング「サイダー」、ハイトーンボイスが印象的なSpiralSのリード曲「春のつぼみ」など、しっとりとしたポップなナンバーを中心に披露した。  続いて登場したのは、香川県在住のシンガーソングライター、溝渕文。1stアルバムのタイトルチューン「アサガタノユメ」を歌い始めた瞬間、生々しい息遣いを感じさせる歌声が場内に響き渡った。“今日はこんな海が見えて波の音が聞こえる素敵な場所でライブができて感謝しています。少しでも私の音楽を知っていただけるように心を込めて歌います”と溝渕。荒々しさと低音を効かせた力強いボーカルの「雨粒」をはじめ、圧倒的な歌唱力と表現力を持った天性の歌声で観る者を魅了した。

 ガールズボーカルユニット、Loveは、“まっすぐ人を愛していけたら……”という想いを綴った「わたしあうもの」でオープニングを飾った。透明感ある女性らしい歌声とともに、ステージは花が咲いたように華やかに。“最高のロケーションと最高の音楽で今日1日を楽しんでいますか?”の問いかけに、“イェーイ!!”と大きな声で答えるオーディエンス。最新シングル「100年後のきみに」はもちろん、Loveだからこそ伝えられるメッセージ性のあるラブソングで、たくさんの笑顔と愛を振りまいた。

 Cana(Vo)とプロデューサーのナカムラヒロシによるユニット、Sotte Bosseは、THE BOOMのカヴァー曲「中央線」からしっとりとライブをスタート。“今日はゆっくり聴いてもらえる曲を用意してきました”とCana。“たまには自分にご褒美をあげよう”という自身へのエールを歌った新曲「ちょっとだけ」では、曲中にメンバー紹介をしたり、観客に質問を投げかけたり、この日ならではのアレンジを加えて披露した。ボサノヴァ、ジャズ等クラブミュージックのエッセンスを取り入れたSotte Bosseの音楽に、この日は自然のBGM=波の音も加わり、より夏にぴったりな爽快感があるステージを展開した。

 すっかり陽が沈んだ頃、昨年3月にメジャーデビュー、今年の春高校を卒業したばかりの19歳のシンガーソングライター 井手綾香が登場。1曲目、ピアノとバイオリンでアレンジされた「風をつかまえて」から、しなやかさとパワーを併せ持った歌声でオーディエンスを惹き付けた。“音霊は初ということで、今日はとっても楽しみに来ました”と井手。パンテーンのTVCMソングとして話題になった「ヒカリ」では、高校生からひとりのアーティストとして踏み出す気持ちを前向きに歌い上げた。ラストは8月15日発売の3rdシングル「つばさ」。希望にあふれた力強い歌声に、オーディエンスはじっと聴き入っていた。

 トリを飾ったのは、ピンクのワンピース姿でステージに現れた川嶋あい。「海辺の手紙」で第一声を放った瞬間から、彼女の透明感ある歌声が場内に冴え渡った。2006年から音霊 OTODAMA SEA STUDIOに出演しているという彼女。“大好きな音霊で歌えることを心からうれしく思っています”と言い、海岸ステージにピッタリのバラードが選曲された。本編ラストは、“ここにいる皆さんで心を1つにして盛り上がりたいと思います!”と言って、“砂浜”“ひまわり”といった夏のキーワードが散りばめられたアップチューン「もっと!」で、オーディエンスとの一体感を作り上げた。アンコールではピアノ弾き語りで卒業ソング「12個の季節?4度目の春?」を披露し、笑顔で「SEASHORE SOUND FES 2012 Supported by EMTG MUSIC」を締め括った。

【取材・文:牧野りえ】

tag一覧 ライブ フェス 音霊 OTODAMA SEA STUDIO 井手綾香 溝渕 文 SpiralS Sotte Bosse 川嶋あい SEASHORE SOUND FES

関連記事

トップに戻る