6月29日、WEAVERがドラム・河邉徹の誕生日にアニバーサリーライブ!
WEAVER | 2013.07.17
6月26日に最新シングル「夢じゃないこの世界」をリリースしたWEAVERが、6月29日にNHKホールで“WEAVER Special Live 2013?河邉徹、四半世紀誕生祭?”を行った。リリース直後であり、ライブの前日の28日がドラマー・河邉徹の誕生日でもあったため、ライブには様々な趣向が盛り込まれるということで、多くのファンが会場につめかけた。会場入り口には河邉徹が両親と写る等身大の記念パネルが置かれ、ファンもその前で撮影して楽しむ姿も。まさにお祝いムード満載である。
開演前のアナウンスも、河邉自身の父親が担当するという懲りよう! この演出に、会場には暖かい空気があふれる。ライブのスタートも、キッカケはもちろん主役である河邉のドラム・ソロ。続いて杉本雄治、奥野翔太のふたりが登場。1曲目の「偽善者の声」へとつなげた。「トキドキセカイ」では、杉本がピアノの上に乗ったり、ハンドマイクで前方に飛び出すなど、アグレッシヴなパフォーマンスで観客を沸かせる。
最初のMCで杉本は「みんな元気? 今日はこの日を楽しみにしてました!」と、上気した表情で挨拶。そして、このあとから意外な演出で、我々は驚かされることになる。「青に変わって」からは、雨宮カルテットのストリングス隊が登場し、バンドと素晴らしいコラボを聴かせてくれた。6曲目の「Hard to say I love you~言い出せなくて~」では、なんと杉本がピアノからギターにチェンジ。彼のシブめのギタープレイには、観客からは大歓声が起こる。かと思うと、「『あ』『い』をあつめて」では、杉本がアコーディオン、奥野がギター、そして河邉がジャンベというシンプルな編成で、アコースティック・バージョンを披露。「レイス」はボサノバ・バージョンにアレンジし、センスのいい味付けで楽しませてくれた。
9曲目の「サマーチューン」は、季節にピッタリの明るいナンバー。最新シングル「夢じゃないこの世界」のカップリング曲であり、ライブで披露するのはフレッシュな曲だが、まるで定番曲のような盛り上がり。11曲目の「管制塔」では、杉本が再びギターを手にし、ヘヴィーなフレーズでWEAVERのワイルドな一面を引き出していく。奥野と杉本が向き合っての掛け合いには、場内の興奮度も急上昇。曲が終わってもざわめきが残るほどの印象を残した。だが、サプライズはまだまだこれで終わったわけではない。次にプレイされたのは、この日を象徴する1曲「1/4世紀」。「夢じゃないこの世界」に収録された新曲で、25年間生きてきた河邉自身が、両親への感謝の気持ちを綴ったのアニバーサリーソングだ。もちろん、曲自体は誰もが共感できる感動的なもの。そんな感動的な楽曲にのって、背景には映像が映し出されたのだが、これがなんと、河邉の成長記録! 赤ちゃんから子ども時代、そして学生時代……と、ほほえましい写真が次々に浮かんでいく。幼い河邉少年の姿に目頭を熱くしたファンも多かったに違いない。このあとのMCでは杉本、奥野を交えた高校時代の貴重ショットも公開。当時の思い出話も飛び出して、笑いを誘った。
さて、このサプライズ攻撃の後は後半のヤマ場。新曲「夢じゃないこの世界」を始め、「Shall we dance」「Shine」、そして「Free will」など、アッパーな曲達で本編は終了した。
アンコールでは、期待通り(?)ドラムセットをかたどった豪華なバースデーケーキが登場。一貫して、河邉徹の誕生祭一色のライブとなった。その後、「66番目の汽車に乗って」など、3曲を披露。河邉は最後に「この景色を見て、もっともっとがんばろうって思いました! ありがとうございました! メンバーにも感謝したい!」とこみあげる気持ちを表現。終演アナウンスも、彼の母親が担当して、この日のライブを締めてくれた。発端は“河邉の誕生日にライブでもやるか”という単純なアイデアからだったそうだが、杉本がギターを披露したり、様々なアレンジで楽曲を披露したりと、WEAVERにとっても次のステップを意識したパフォーマンスになったと思う。“自分たちは、決してピアノバンドを目指したわけじゃない、純粋なバンドであり、この3人なら何をやってもWEAVERなのだ”――そんな姿勢をも感じたライブだった。
【取材・文:海江敦士】
リリース情報
セットリスト
WEAVER Special Live 2013
〜河邉徹、四半世紀誕生祭〜
- 偽善者の声
- トキドキセカイ
- 青に変わって
- 心の中まで
- 僕らの永遠〜何度生まれ変わっても、手を繋ぎたいだけの愛だから〜
- Hard to say I love you〜言い出せなくて〜
- 『あ』『い』をあつめて
- レイス
- サマーチューン
- 春に
- 管制塔
- 1/4世紀
- 夢じゃないこの世界
- Shall we dance
- Shine
- Free will
- 泣きたいくらい幸せになれるよ
- 66番目の汽車に乗って
- ネバーランド
お知らせ
i Tunes限定で、6月29日(土)に開催された自身初のNHKホール公演「WEAVER Special Live 2013〜河邉徹、四半世紀誕生祭〜」からのライブ音源をリリース! 1夜限りのスペシャル公演音源をライブの翌日に最速配信!
タイトル:「WEAVER Special Live 2013〜河邉徹、四半世紀誕生祭〜at NHK HALL」
価格:1,000円 /全6曲 (1曲250円)
1.レイス
2.管制塔
3.1/4世紀
4.Shall we dance
5.Shine
6.Free will
▼iTunes配信ページ
https://itunes.apple.com/jp/artist/weaver/id524560711
<オンエア情報>
6月29日(土)の「WEAVER Special Live 2013〜河邉徹、四半世紀誕生祭〜」のライブの様子と、翌日に行われた5組10名限定のレコーディングスタジオでのプレミアムライブの様子を独占放送!
番組名:WEAVER Special Live 2013
放送チャンネル:WOWOWラ イブ
放送日時:2013年8月4日(日)夜11:00〜
詳しくはコチラ
http://www.wowow.co.jp/weaver/
※番組編成や内容は予告なく変更される場合がありますので、ご了承ください。
■ライブ情報
JOIN ALIVE 2013
2013/07/20(土)いわみざわ公園
情熱大陸 SPECIAL LIVE SUMMER TIME BONANZA’13
2013/08/03(土)大阪府 万博記念公園もみじ川芝生広場
2013/08/10(土)東京・夢の島公園陸上競技場
※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。