aikoの新曲は、ディスコ風と疾走感たっぷりのライブで楽しめる2大ポップナンバー

aiko | 2011.05.19

初のベストアルバム『まとめ1』『まとめ2』のリリースから約3ヶ月。aikoから早くもニューシングル「恋のスーパーボール/ホーム」が届けられることになった。

カルピスウォーターCMソングとしてお馴染みの「恋のスーパーボール」は、新境地とも言えるディスコ風のサウンドが楽しい仕上がり。公開中の映画「阪急電車 片道15分の奇跡」の主題歌となっている「ホーム」は、爽やかに吹き抜ける風を感じさせてくれるアップテンポなナンバー。聴くだけで心が弾む本作は、初夏を感じるこれからの季節にたくさんの笑顔を咲かせることになるだろう。


EMTG:現在、aikoさんは全国ツアー“Love Like Pop vol.14”の真っ最中。今回のライブはどんな感じになってます?
aiko:みんなに元気になってもらえたらなぁと思っておもしろいことを考えたら、バンドメンバーもスタッフさんも、私もかなり大変な内容に(笑)。曲に関してはベストアルバムも踏まえつつ、「まとめ?」みたいな感じになってますね。
EMTG:そんな中、ダブルAサイドとなるニューシングルが届きました。まず1曲目は、思わずカラダが動き出すディスコ風のサウンドが楽しい「恋のスーパーボール」です。
aiko:一昨年から去年にかけて1年間ずっとライブをやらせてもらったこともあって、また新たにライブで楽しめる曲を作りたいなって思ったんです。なおかつ、今までに作ったことのない曲ってどんなんやろうって考えてたら、この曲のメロディーが浮かんできたんです。
EMTG:aikoさんからディスコが出てくるのって、ちょっと意外だったんですけども。
aiko:頻繁にではないですけど、聴いたりします。ただ、自分でやるってなった場合は、単純にディスコではなく、ディスコっぽい感じにしたいんですよね。本物にはしない、ギリギリのバランスで作りたいというか。
EMTG:夏を感じさせる歌詞では、揺れ動く感情が楽しげに綴られています。
aiko:恋愛してるときって、気持ちがほんとに上がったり下がったりするんですよね。楽しさが行き切るときは思いっきり行き切るし、逆にヘコんだときにはそれを解消するためのエネルギーもものすごく使うし。しかも、夏の気候だとその危険度がさらに増すというか(笑)。
EMTG:アハハハ。確かに夏の空気は気持ちを激しく上げ下げしますよね。
aiko:で、そういうどこに跳んでいくかわからない気持ちがスーパーボールみたいやなって思ったんで、タイトルにつけたんですよね。
EMTG:歌に関しては、Bメロのふんわりとしたニュアンスがすごくいいなぁと。
aiko:あそこはボーカルがダブルなんです。それもあってちょっと柔らかくなってると思うんですよね。シングル曲で声をダブルにすることってほとんどないんです。レコーディングもすごく楽しかったですね。
EMTG:そして、もう1曲は爽やかな風を感じさせてくれるアップテンポなナンバー「ホーム」。
aiko:「ホーム」はね、ほんとに何気ない日常がすごく大切なんだっていうことを改めて書いた曲なんです。なので、歌うたびにすごく身につまされる思いがある曲ですね。
EMTG:この曲は映画「阪急電車 片道15分の奇跡」の主題歌として書き下ろしされたんですよね。
aiko:そうなんですよ。映画に出てくる阪急電車には短大時代にめちゃめちゃ乗っていたので、その時代のことを思い出しながら書きました。
EMTG:当時のaikoさんは阪急電車に揺られながら、どんなことを思っていたんでしょうね?
aiko:高校時代からずっと思ってた“歌手になりたい”っていう夢を叶えるために音大に行ったんやけど、想像してたものとのギャップに落ち込んだりしてました(笑)。
でも、自分はやっぱり歌手になりたかったので、その目標に向かって一生懸命頑張ろうとしてましたね。恋愛のこととかも含め、阪急電車に乗りながらほんとにいろんなことを悩んだり、考えたりしてました。
EMTG:疾走感のあるサウンドがとにかく気持ちいいですね。
aiko:けっこういろんな曲を書いて、そこから選んでもらった感じになりましたね。サウンドに電車が走ってる感じのイメージがあったので、私も駆け抜ける感じで歌いました。すごく気持ち良く歌えました。
EMTG:パッと聴き、恋愛の曲にも聴こえますが、実はもっと大きな絆というか、そういうものが描かれているような気もしましたが。
aiko:うん、そうですね。恋愛はもちろんやけど、ほんとにそれ以上の気持ちが入っていると思います。歌う度に友達の顔が浮かんでくるフレーズがあったりもしますし。いろんな思い出が自分の歴史になって、それが糧になることで私はこの先も乗り越えていきたいってすごく思うんですね。そういう思いが今回は曲になった感じがすごくしています。
EMTG:カップリングには「いつもあたしは」というバラードも収録されています。タイトル曲とのサウンド的なギャップで、aikoさんの魅力が堪能できるシングルになりましたね。
aiko:3曲目はあったかくて切ない気持ちになって欲しくて。一人で聴いたときに最後はほっこりして欲しいなと思って。アレンジは音の厚みをすごく薄くしてもらいました。タイトル曲2曲がアップテンポで、カップリングがバラードっていうダブルAサイドシングルは今までになかったので、自分としても嬉しいですね。
EMTG:ちなみに今回は、関西のみでリリースされる関西限定仕様盤も存在するとか。
aiko:はい。関西限定仕様盤は曲順が違うんです。「ホーム」が1曲目。になっていて、そのほかにもジャケットとかブックレットも全国盤とは違って、全部を関西で撮影したんです。カラートレイも阪急電車の色になってるんですよ。

【取材・文 もりひでゆき】

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リリース情報

恋のスーパーボール/ホーム【初回限定盤】

恋のスーパーボール/ホーム【初回限定盤】

2011年05月19日

ポニーキャニオン

1.恋のスーパーボール
2.ホーム
3.いつもあたしは
4.恋のスーパーボール(Instrumental)
5.ホーム(Instrumental)

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INFORMATION

■ライブ情報

♪aiko Live Tour Love Like Pop vol.14
◆2011年5月19日(木)
グランキューブ大阪
[問]ソーゴー大阪
06-6344-3326

◆2011年5月20日(金)
グランキューブ大阪
[問]ソーゴー大阪
06-6344-3326

◆2011年5月25日(水)
広島ALSOKホール
[問]キャンディー・プロモーション
082-249-8334

◆2011年5月27日(金)
倉敷市民会館
[問]キャンディー・プロモーション岡山
086-221-8151

◆2011年6月1日(水)
中京大学文化市民会館オーロラホール
[問]ジェイルハウス
052-936-6041

◆2011年6月2日(木)
中京大学文化市民会館オーロラホール
[問]ジェイルハウス
052-936-6041

◆2011年6月6日(月)
札幌・ニトリ文化ホール
[問]WESS
011-614-9999

◆2011年6月8日(水)
帯広市民文化ホール
[問]WESS
011-614-9999

◆2011年6月19日(日)
金沢・本多の森ホール
[問]FOB金沢
076-232-2424

◆2011年6月21日(火)
[問]新潟県民会館 FOB新潟
025-229-5000

◆2011年6月27日(月)
沖縄コンベンション劇場
[問]BEA
092-712-4221

◆2011年7月2日(土)
グランキューブ大阪
[問]ソーゴー大阪
06-6344-3326

◆2011年7月3日(日)
グランキューブ大阪
[問]ソーゴー大阪
06-6344-3326

◆2011年7月6日(水)
香川・アルファあなぶきホール
[問]デューク高松
087-822-2520

◆2011年7月8日(金)
松山市民会館
[問]デューク松山
089-947-3535

◆2011年7月12日(火)
宮崎市民文化ホール
[問]BEA
092-712-4221

◆2011年7月16日(土)
NHKホール
[問]ソーゴー東京
03-3405-9999

◆2011年7月17日(日)
NHKホール
[問]ソーゴー東京
03-3405-9999

◆2011年7月21日(木)
長野・ホクト文化ホール
[問]FOB新潟
025-229-5000

◆2011年7月24日(日)
NHKホール
[問]ソーゴー東京
03-3405-9999

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