PUFFY、新曲「SWEET DROPS」は彼女達にしか出せないSWEET感満載。

PUFFY | 2011.08.19

 全国ツアー「PUFFY TOUR 2011“Time For ACTION”」を先日終了させたPUFFYが放つニューシングルは、女の子をキュンとさせる歌作りの名手、鈴木祥子が楽曲提供した「SWEET DROPS」。♪女の子って弱いね。だけどときどき強いね。♪という、PUFFYにしか歌えないかわいらしさをたたえた歌詞が、強く印象に残るポップチューンだ。人気コミック『うさぎドロップ』の実写映画、TVアニメの両方の主題歌として書き下ろされいて、まさに原作にピッタリの楽しさと切なさを持っている。

 もうひとつの注目はカップリングの「誰かが」だ。こちらは「SWEET DROPS」とは反対に、The Birthdayのチバユウスケが楽曲提供の、至上の勇気を歌い上げる強さにあふれたロックチューンで、先のツアー・ファイナルの日比谷野音のライブテイクが収められている。
 どちらもPUFFYらしい、それでいて対照的な2曲についてインタビューしてみた。

EMTG:「SWEET DROPS」は、こないだの野音でも歌ってたよね。
亜美&由美:歌ってました。
由美:原作の『うさぎドロップ』は前から大好きで、読んでて。で、主題歌のお話が来て喜んで、「これは女の子がキュンとなる曲がいいな」ってすぐ思ったんですけど、いざ作るとなったら、自分たちにその引き出しがなかったんですよね(笑)。
亜美:うん。それで鈴木祥子さんにお願いして。
EMTG:最初に祥子さんのデモテープを聴いたとき、どう思ったの?
由美:デモ、よかったですよ。曲も歌詞も雰囲気がかわいくて、ピアノを弾いて祥子さんひとりで歌ってた。祥子さんはセクシーボイスなのですごくステキなんですけど、2人で歌うとちょっと子供っぽくなってしまって(笑)。で、アレンジを斉藤有太さんにお願いして、デモとは違う形になりましたけど。
EMTG:歌詞としては、女の子がキュンとする部分はどのへんに感じたの?
由美:“弱いけど強い”とか、女の子はたぶんみんなそう思うんだろうなって。誰にでも当てはまるというか。祥子さんて、そういうところがすごいよなと思うんですよね。それと、歌詞の点(、)と丸(。)が、“鈴木祥子”なんですよね。
亜美:そうだね(笑)。
EMTG:もし『うさぎドロップ』の主題歌をPUFFYが歌うんじゃなかったら、誰だったら納得した?
亜美:えー!?
由美:そりゃ、鈴木祥子さんでしょう(笑)。
亜美:まぁ納得しますね(笑)。「ちょっと待て!」とは言わないよね。
由美:うん。
EMTG:今回のツアーでは「SWEET DROPS」をずっと歌ってたの?
亜美:歌ってました。
由美:録ったのも早かったよね。映画もアニメもどっちもお話しをいただいていたので、早めの締め切りがあって(笑)。
亜美:もう2月中からレコーディングやってました。
由美:もともとツアーをやるにあたって、最初ツアータイトルはアルバム・タイトルと一緒の“Thank You!”だったんですよ。15周年のお祭りっぽいツアーにしようっていうのがあったんですけども、震災があって、ちょっと方向性を変えて、15周年のツアーっていうよりも、いろんな人がいろんなことを考えたり思ったりできる内容のツアーがいいなっていうところで、予定していたセットリストも全部ガラっと変えて。そんな中で「SWEET DROPS」も「誰かが」も、どっちもすごく人の心に響く歌だなと思って。この時期、皆さんにお届けしようっていう。
EMTG:両曲とも、ライブの大事な場面で歌われてたよね。
由美:そうです。で、ツアー中に「誰かが」をカップリングに入れようってなったんですよね。あんまりライブの音源ってCDには入れたことなかったんですけど、今回入れてみようよっていう。ツアーを終わらせた熱い気持ちのまま入れるのがいいんじゃないの?っていうところからそうなったんですよね。
EMTG:「誰かが」は女らしい、男らしいっていう言い方で言うと、どっちなんだろう?
亜美:どっちだろうね、もっと何者でもない感じがする。ちょっと人っぽいというか。人間味っていう意味での“人”。「これは何の歌?」って聞かれたら、「人の歌、人間の歌だね」っていう感じがする。
EMTG:それこそ、震災があった今、聴きたい歌だよね。
亜美:「そうやって感じてくれる人がたくさんいてくれたらいいね」って言って、ツアーでは毎ヵ所歌いました。私たちだけじゃなくて、バンドのメンバーもダンサーも思うところがあるらしく、ひとりひとりが1個のものへ向かって成長を遂げた曲っていう感じになってるんですね。
EMTG:ちなみにダンサーの人たちは何て言ってたの?
亜美:「誰かが」って曲は、ダンサーが振りを付けて踊るイメージをしずらい曲かもしれないけど、ぜひ参加したいって言ってくれて。
由美:でも、最後の最後まで悩んだんだよね。
亜美:でも、ダンサーさんがいることによってメッセージ性がすごく強まる可能性があって。同じパフォーマーとして、ぜひこれは出たいという気持ちがダンサーさんたちにあって。
由美:だからダンスについてはたくさん話をしたよね。
亜美:最初よりはすごくシンプルなダンスになっていきました。
EMTG:PUFFYのシンボリックなふたつの面を表わす2曲が、ひとつのシングルに入ってるって、いいね。
亜美:確かに。
EMTG:男の子でも女の子でも、子供でも大人でも。
由美:どっちにも、誰にでも当てはまるというか。
EMTG:今年のPUFFYのこれからは?
由美:アルバム『Thank You!』を3月に出して、8月にシングルって、PUFFYにとっては珍しく早いんですよ。でも15周年っていうからには、まだまだ走りますよ。
EMTG:ついてきまーす!!

【 取材・文:平山雄一 】

tag一覧 シングル 女性ボーカル PUFFY

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Trash

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発売日: 2012年09月26日

価格: ¥ 1,143(本体)+税

レーベル: EMI MUSIC JAPAN

収録曲

1. Trash
2. 希望
3. NAME
4. Trash (instrumental)
5. 希望 (instrumental)

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アロマティカス 育て方
葉っぱに綿毛が ついてるハーブなんですけど、触るとすごくいい匂いがするんですよ。で、どんどん増えていくから、剪定の仕方を調べました。

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楽体(らくだ)
夜中の通販番組 でやってて、ゴム・エクササイズっていうのかな。ちょっといいなって思って調べて、まだ買ってないですけど。


■ライブ情報
新木場サンセット 2011
日時:2011/08/24
会場:新木場STUDIO COAST

sweet collection 2011
日時:2011/09/10
会場:恵比寿ガーデンホール

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください

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