９月1日 マリンメッセ福岡を皮切りに、初の単独アリーナツアー『0?ZERO?』（全国８都市23公演）を開催する三代目 J Soul Brothers。アリーナツアーに先駆けて、４曲入りのツアーオフィシャルシングル「0?ZERO?」を８月８日にリリース！ 切なくも艶かしく女性心を歌ったラブバラード「花火」を筆頭に、三代目 J Soul Brothersの新たな魅力が詰まった今作。ボーカルの今市隆二と、パフォーマーのELLYの２人に、シングル「0?ZERO?」を中心に単独ツアーへの意気込みを聞いた。

EMTG：今作「0?ZERO?」は、９月から開催される三代目 J Soul Brothers初の単独アリーナツアーのツアーオフィシャルマキシシングルになりますね。

今市隆二：単独ツアーというのは、三代目 J Soul Brothersにとって夢の１つだったんですね。ツアーが決まったときに、ライブで表現したいことや、自分たちに足りない曲をみんなで考えて、ツアーに必要な４曲を選曲しました。

EMTG：楽曲はもちろん、蜷川実花さんが撮影されたジャケット４パターンも含め、今までにない新しい三代目 J Soul Brothersがたくさん詰まっています。切ないラブソング「花火」は、初めて女性目線で綴られた歌詞なんですよね。

今市隆二：女性目線の歌詞って本当に初めての試みなんです。歌うにあたって、切ない恋愛映画をあえて女性目線で観てみるとか、そういうことをやって歌入れをしました。映画なら感情移入しやすいのかなって思って。

EMTG：また、“です・ます調”で書かれていますよね。

今市隆二：そうです、語尾が“です・ます調”の綺麗な表現なんですよね。ふつうなら語尾にビブラートをかけて歌うところを、より歌詞を伝える表現方法の１つとして、ビブラートをかけないで歌ったりしました。

EMTG：ドラマを観てるようにシチュエーションが思い浮かびました。

今市隆二：主人公の女性の、心に秘められた“好き”という想いが伝わるように歌ったんですけど、Dメロで“好きです”って初めて言葉にするところがすごく好きですね。女性目線の曲なんですけども、片思いのときの切なさとか、好きすぎて切ないことって誰にでもある経験だと思うので、共感してもらえるんじゃないかなって思います。

EMTG：“花火”を表現したパフォーマンスもすごくカッコいいですね！

ELLY：パフォーマーもボーカルと同じ気持ちで、ダンスが言葉だというふうに解釈して踊ってるんですけど。視覚だけで“こういう意味なんだ”って伝えられたら最高だなっていう気持ちで表現しました。今までと違うところは、どこで止めても１コ１コがカッコいいポージングだったり振り付けをしたんですね。自分たちも自信を持ってパフォーマンスできる振り付けですし、特にサビ頭の“パッと咲いて♪”は大好きですね。

EMTG：そのパフォーマンスは「花火」のPVでも観られますね。PVではパフォーマンス以外にも、女性がキュンとくる仕草、表現がたくさん出てきますね！

ELLY：例えば（山下）健二郎さんのシーンはちょっと知的な感じで、そういうタイプが好きな女性に刺さると思うんですけど。今市くんのシーンはいろんな女性に刺さりますよね。僕のシーンはマニアックな人に刺さるかなって（笑）。

EMTG：すごくわかります！（笑）。特にざくろをかじってるシーン、かなりマニアックですよね（全員爆笑）。

今市隆二：ふだんやらない仕草だったりするので、結構難しいものがありましたね（照笑）。そこも監督の蜷川実花さんが細かく指導してくれたりしていい感じになったと思います。

EMTG：きっとファンの方は何度も観てキュンキュンするでしょうね（笑）。

ELLY：僕がフルーツ食べるのもいっぱい観てください！（全員爆笑）。

EMTG：「Kiss You Tonight」は、夏の開放感あふれるポジティブな歌ですね。

今市隆二：これまでも“Kiss”という言葉はあったんですけど、“いますぐKissじゃない？”っていう積極的な歌詞は意外と初めてなんですよ。

EMTG：最後のほうに“ハハハ”という笑い声が入ってますね？

今市隆二：あの声、誰かわかりました？　ちなみに、パフォーマーの中の１人です！　是非聴いて当ててもらいたいですね（笑）。

ELLY：ライブではファンの皆さんと一体になれるパフォーマンスで、一緒に楽しみたいなと思ってます。

EMTG：「（YOU SHINE）THE WORLD」は、力強いビートが印象的な希望に満ちたダンスナンバーですね。

今市隆二：今まで三代目がやってそうでやってなかったサウンドなんですよ。ボーカルは、相当難しかったですね。「FIGHTERS」と同じ、STYさんが歌詞を書いてくださったんですけど。英語に聴こえるような日本語詞を考えてくださったのであえてリズムとかアクセントをつけて歌いました。

ELLY：ダンスサビもあるので、そこでまた三代目の新しいエンターテイメントを観せられたらいいなと思ってます。

EMTG：１人１人の存在の大切さを歌ったメッセージ性の強い歌詞も心に突き刺さりました。

今市隆二：あなたがいるから世界が輝くんだよっていう。個人にも言えるし、大きな意味での世界観にも捉えられるいい歌詞ですよね。

EMTG：「LET’S PARTY」はタイトル通りのアッパーなパーティーソングですね。こちらの歌もいろいろ挑戦されているようですね？

ELLY：ボーカル２人とGaiant Swingさんとのレコーディングを見てて毎回思うことなんですけど、瞬間、瞬間、いろんなことに挑戦していて。その瞬間に出たいいものが「LET’S PARTY」に詰まってる感じがしますね。

今市隆二：ボーカリストとして成長できた曲かなと思います。これも聴いてもらうとわかるんですけど、最後に“LET’S PARTY?♪”ってELLYの声が入ってて。ELLYの曲と言ってもいいです！（笑）。

ELLY：いやいや（照笑）、でも頑張って言いました。ツアーでは来てくれたお客さんと一緒に楽しむための重要な１曲だと思いますね。

EMTG：まもなくツアーがスタートしますが、今作の「0?ZERO?」を聴いたらよりツアーが楽しみになりますね！

ELLY：初の単独っていうことで、やっと本当の三代目J Soul Brothersを観てもらえる場所なので。“三代目J Soul Brothersって実はこんな一面があるんだ!?”って思ってもらえるツアーになると思います。

今市隆二：そういう意味で、「0?ZERO?」というタイトルはピッタリで。こっから三代目J Soul Brothersを観せられるっていう。あと、無限大にいろんなことを表現したいっていう想いも込めてます。

EMTG：それにしてもスゴイですね、20万人動員予定ですからね！

今市隆二：やばいですね?！（笑）

ELLY：今回のアリーナツアーは、僕たち約２年間やってきて、本当に応援してくれた皆さんが連れてきてくれた場所だと思ってるので。７人が全力でパフォーマンスして、ツアーの毎公演、最高の１日を作りたいと思います！

今市隆二：“単独をやってほしい”という声をたくさんもらってたので、ファンの方もすごく喜んでくれてると思うんですね。恩返しの意味も込めてやりたいなって思ってます。

【取材・文：牧野りえ】