改めてRude-αという人間の温かさに触れた――「マリーミー」インタビュー

Rude-α | 2020.11.07

 Rude-αの新曲「マリーミー」は、10月からABC系で放送中のドラマ『マリーミー!』主題歌。前作「真夏の女神」に続くEQ、SUNHEEとの共作で、<マリーミー 抱きしめる度 思う/「幸せ」はあなたと生きる今日だと>と愛情あふれるサビが心に残るRude-α初のバラードだ。同曲に込めた思いはもちろん、ドラマ初出演の裏話から去る9月30日に開催したオンラインライブの後日談まで、たっぷりと話してもらった。

──前回のインタビュー(https://music.fanplus.co.jp/special/202008157954f34f3)は「真夏の女神」を出す前で、新しいスタイルだからどう受け止められるかな、というような話をした記憶がありますが、出してみてどうでした?
Rude-α:「いつもと違った感じでいいね」とか「新しい顔が見れてよかった」って言ってくれた人もいましたし、自分で思ったのは、ライブ映えする曲だなって。ちょっとダンスもしたりして、派手に仕上がるんで。
──同曲を引っさげて、9月には無観客ワンマンライブを配信しましたね(https://music.fanplus.co.jp/liveReport/20201016040af12e5)。「やってよかった」と何度も言っていたのが印象的でした。
Rude-α:他の人のオンラインライブを見たら、みんな「オンラインライブなんで寂しいですけど」みたいなテンションだったんですよ。自分もそうなるのかなって思ったんですけど、やってみたら全然そんなことなくて、お客さんいるいない関係なしに楽しかったんですよね。全国各地、なんだったら海外にもいる自分のファンの方たちが、みんなひとつの場所に集まって会うって、なかなか難しいじゃないですか。それができるんですよ、オンラインライブだと。地球上の自分のこと好きな人がおんなじ時間におんなじ場所に集まれるって、すごくロマンがあってすてきだなって思います。あと、例えば体の障害があるとか、人の多い場所が苦手だとか、なんらかの事情で来れない人たちにも見てもらえるし。画面越しのライブってそこまでマイナスなことじゃなくて、むしろ得るものが多かったなって、やるたびに思うんですよね。
──アーカイブがしばらく残るから、リアルタイムで見られなかった人も追体験できますしね。観客の有無はルードさんのテンションにはあんまり関係ない?
Rude-α:俺は関係ない人でしたね、たぶん。逆に緊張しないとかいい面もありました(笑)。何人か友達が見てくれてたんですけど、みんな「おまえ、いつもと変わらん感じだったな」みたいな。でも俺自身それは意識してます。どこであろうといつであろうと、俺たちにできるのはただ音楽をぶっかますだけなんで。それしかないですよ。場所とか関係ないです。どこでも歌えます。今ここでも歌えます!
──(笑)。カメラの向こうにいる人を想像できるタイプなんですかね。
Rude-α:それはあるかもしんないですね。昔、お客さんが誰もいない場所でライブをしてたこととかも思い出せて、むしろよかったです。
──機材トラブルがあって見られなかったお客さんがいたことを詫びて「無料でやる」と言っていたのも、ルードさんらしい態度だったと思います。
Rude-α:本気で思ってますね。借金してでもやります。SNSとかに書くよりも、こうしてインタビューで話したほうが受け取ってもらえると思って言うんですけど、人の思いを変えられるのは思いだけだと思うんですよ、俺。それってメジャーとかオーバーとかアンダーとか関係ないんですよ。オンラインライブのときも、終わった後に照明さんとかPAさん、映像チームのみなさんと挨拶したんですけど、いろんな人が関わってくれて自分というものがあるし、そこで俺がなあなあでやったらダメだから、「悔しいこともありましたけど、今後日本の音楽業界を変えてやるぐらいの勢いで、情熱でやりましょう。ビジネスじゃないんで。俺が引っ張ります」って話したんです。その勢いは自分の中にはずっとあるもんなんで。
──実際に無料でできるかどうかはファンのみなさんも気にしていないというか、きっと「気持ちだけで十分だよ、ルードくん」と思ってくれているはずです。大事なのは真心が伝わるかどうかだから、その意味でよく言ってくれたなと。
Rude-α:ありがとうございます。でも、それがあったからいつも以上に気持ちを込めてライブできたと思いますね。僕の場合そうすると必ず歌詞飛ばしちゃうんですけど(笑)、そういう面はありつつも、気持ちを込めてやれたって意味ではよかったなと思ってもいるし、「みんなほんとごめんね」って言ったときに「全然そんなことないですよ」「関係ないですよ、そんなのは」みたいに言ってくれた人がたくさんいたんですよね。あらためてRude-αは自分ひとりで作ってるもんじゃないなって思ったし、すごい救われました。昔は思ってたんですよ。音楽やってる以上、スターみたいな感じでいないといけんわって。六本木のタワーマンション住んで……って感じじゃないとって思ってたんですけど、今は違いますね。ファンと一緒に歳とっていって、道とかで会って「イェーイ」みたいな人になりたいなって思います。それはともかく、無料ライブは100%やるんで。(スタッフ各位を見つめて)やりますよね。やるんすよ。ダメって言われたら下北沢の路上でやってやるっす。
──変な話、ルードさんはアクシデントがあるとかえって輝くというか、真価を発揮するところがありますよね。
Rude-α:そこでやっぱいちばん出ないですか? 人間性とか思いやりみたいな部分って。今まで自分が見てきたアーティストも、そういう部分が好きだったんだろうなって思いますし。そう言っていただけるなら、この生き方で間違ってなかったんだなってちょっと思えますね。
──間違っていないと僕は思います。「マリーミー」もそんなルードさんのお人柄が出た曲だと思います。「真夏の女神」のときのインタビューで「他に2~3曲作った」と言っていたうちのひとつですか?
Rude-α:はい。「真夏の女神」と一緒のタイミングでスタジオに入ってレコーディングしました。EQさんが作ってくれたトラックにSUNHEEさんがメロディの素となるアイデアを乗っけてくれて、そこにフレーズを付け足したりして、コライトしながら作っていきました。
──ドラマの主題歌としてオファーがあったんですか?
Rude-α:ドラマの主題歌としてオファーいただきました。原作の漫画を以前から知っていたし、初のドラマタイアップなのでとても嬉しかったです。
──ライブのMCで、ファンの方に「ルードくん、ウェディングソング作って」と言われていたと話していましたね。
Rude-α:たまたまそう言われたときにこの仕事をいただいたんです。あと友達が結婚するタイミングもあったし。これは「切ない」とか「寂しい」とかじゃなくて幸せな歌だから、いいバイブスで書けたと思います。
──歌詞もそうだけど、曲調もこれまででいちばん斬新ですね。
Rude-α:そうっすね。バラードだし、ほとんどラップもないし、今まででいちばん歌に注力してる曲かなって思います。
──ラップと歌はまるっきり勝手が違うという感覚ですか?
Rude-α:ラップは今までやってきたことだから自信があるんですよ。こういけばこうなる、これが気持ちいい、っていうロジックがあるんです、自分の中に。歌はまだそこまでつかめてないんですけど、大事なのは気持ちだと思います。でも4年前ぐらいに自分が歌ってる映像とか見ると、よく人並みに歌えるレベルまできたな、とは思いますけど。
──徐々に歌の力をつけてきた感じですよね。それとともに一曲の中でのラップと歌の割合も変わってきた。もともと線引きにはこだわっていませんものね。
Rude-α:こだわってないですね。なんだったら若干ラップ飽きてきたなぐらいの(笑)。歌ものとかロックっぽい曲を作るのが最近は楽しいです。
──未婚なのに結婚を歌うことに難しさは感じませんでしたか? 例えば想像で書いたとか、まわりの既婚者に取材したとか。
Rude-α:ドラマの台本と原作の漫画を読ませていただいたんです。ニートの二人が法律で結婚しなきゃいけないってなって、最初はイヤイヤだったのがだんだんと心を通わせ合って大事なものを見つけていくっていう物語を見て書きました。韓国ドラマや映画も頻繁に見ていて、そこからもインスパイアされました。
──既婚者だったら逆に照れ臭くて書けないかもしれないような純粋な気持ちをとても素直に歌っていて、すてきな歌だと思いますよ。
Rude-α:ありがとうございます。自分でも、今まででいちばんストレートに歌詞を紡げたなって思います。俺、曲を作ったときに、人の反応とかを聞くまでわかんないんですよ。どういう曲なのか、どういう曲になっていくのかが。「大丈夫なんか? この曲」っていつも思ってて。でもこれは歌詞を書き上げた瞬間から、たとえ「なんだよ、ポップな曲作りやがって」って言われたとしても、純粋にいいものが作れたっていう確信がありました。自分自身に疑問を抱かなかったっていうか。
──今までRude-αを知らなかった人にも届きそうな曲ですね。
Rude-α:ドラマではすでに主題歌としてオンエアしていただいていますし、これからMV出したり曲をリリースしたりすると、だんだん「マリーミー」って曲の形が出来上がっていって、ちゃんと目に見えるものになっていくと思うので、楽しみですね。
──オンラインライブで聴いたファンのみなさんはなんと?
Rude-α:「めっちゃくちゃよかった」「聴いた瞬間に泣いてしまった」みたいな。親からも珍しく「めちゃくちゃいい歌だね。泣いてしまったよ」ってLINEがきました。そこまで言ってもらえた曲なのに、オンラインライブではいっちばん大事なとこで歌詞噛みましたからね(笑)。ま、お茶目なルードくんなんで許してください。
──(笑)。たくさん歌う機会があるといいですね。
Rude-α:そうですね。オンラインライブのときは、見れなかった人たちもいたんで、ファンの子たちに対して本当に<生まれてきた理由は あなたの為だった>とか<君は僕の/生きる意味になっていた>みたいな気持ちになって、すごく入り込んで歌えました。一見ラブソングだし、結婚の歌かもしれないけど、人を思って作った曲だから。「LIFE」を今の状況にぴったりはまった感覚で歌えたのと同じように、「マリーミー」もシチュエーションにリンクさせて歌えました。
──ドラマにもカメオ出演したんですよね。
Rude-α:感想はとにかく久間田琳加さんがかわいかった!
──彼女のかわいさがその他のもろもろを圧倒してしまったんですね。
Rude-α:天使みたいだったです。帰り道、Google画像検索でずっと見てましたから。この前も撮影でお会いしたんですけど、そういうときはあんましゃべんないんです、僕。「オンラインライブ見ましたよ」って言われましたけど、「あーもう見ないでください! 僕のことは気にかけないで!」みたいなバイブスですね(笑)。
──仲よくなりたいとは思わないんですね。
Rude-α:夢の中の人でずっといてほしいです。でも貴重な経験でしたよ、初めてのドラマ撮影だったんで。まぁ「ドラマ初出演!」って煽ったわりには5秒ぐらいしか出ないし、大丈夫なん?ってのはありますけど。俺、自分の役がわからんかったんですよ。そしたら現場に入った瞬間にスタッフの人が「客役のRude-αさん入りましたー!」って言って、あぁ俺は客役だったんだ、って(笑)。

【取材・文:高岡洋詞】





Rude-α 『マリーミー』

tag一覧 シングル 男性ボーカル Rude-α

リリース情報

マリーミー

マリーミー

2020年11月04日

Sony Music Labels Inc.

01.マリーミー
02.マリーミー instrumental

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「マリーミー」
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