FLiP連載「メストーク」。「バレンタイン」の切ない女子トーク炸裂。

FLiP | 2013.02.06

FLiPのMOVIE+テキスト連載「メストーク」とは?

【出演者】
サチコ=FLiPのVo&G 1988年5月24日生。
ユウコ=FLiPのG&Cho. 1989年3月11日生。
サヤカ=FLiPのB&Cho. 1988年4月14日生。
ユウミ=FLiPのDr&Cho.1989年3月31日生。

【番組内容】
 FLiPのFLiPによる、FLiPについてのリアル・トーク!! 
 メンバーが、FLiPを形成しているキーワードが書かれたカードを引き、そのキーワードについて語ります。
 音楽やバンドにまつわる言葉はもちろん、メンバーのキャラクターを掘り下げる、様々なキーワードを用意。カードの裏にどんな言葉が書かれているか、誰がどの キーワードを引き当てるかは、取材当日、メンバーがカードをひくまでまでわかりません!
 この瞬発力勝負の、ミステリアス&スリリングな、パンク企画に、FLiPのメンバーが喜怒哀ROCK全開でチャレンジします。

 カードを引く瞬間の表情はMOVIEで、その後、キーワードについてのトークは、じっくりと彼女達の言葉をひも解いていけるよう、TEXTにて掲載!
 また、右上の「動画コメント」では、「FLiPの近況トーク」と題して、彼女達の活動を追った、リアルなコメントを配信していきます。

■キーワード・13『バレンタイン/バレンタインデー』(ユウコ)


―ではストレートに。バレンタインデーに関わる切ない思い出を教えてください。

4人 :
きゃああ(喧々諤々)
サチコ:
ありすぎる。
ユウミ:
いっぱい、出てくる?(笑)。

―え、逆の方がいい?明るい思い出の方がいいですか?

ユウミ:
いや、切ないほうが……。
ユウコ:
盛り上がりそう(笑)。

―切ない思いでの方が、読んでる人も“あぁ、わかるわかる”って思うことも多いんじゃないかと……。

ユウミ:
思い出っていうより……私は自分がもう切ない(笑)。

―ははははは(笑)。どういうことでしょう?

ユウミ:
私、お菓子を作れないんですよねー。作れない自分が切ない、みたいな。
サヤカ:
絶対に失敗しちゃう。
ユウミ:
そうそう(笑)。お菓子は難しい、普通の料理より(笑)。じゃあ、私からいいですか?

―どうぞ、どうぞ。

ユウミ:
まだ実家にいた時の話なんですけど。その時、メンバーのみんなも、その場所にいたんですけど。
ユウコ:
あぁ、はいはい。
サチコ:
あれか。
サヤカ:
うん、知ってる。
ユウミ:
みんな知ってるんですけど(笑)。小さいカップケーキを作っていたんですね。ちょうどその頃、お付き合いしている人がいたんですけど、2人の中がちょっとギクシャクしてたんですね。だからバレンタインで名誉挽回、仲直りしたいなって思いながら作ってたんですよ。結構、上手にできて。可愛く仕上げだとか思って、チョコペンとかでデコレーションしている時に、相手からメールが来て。それが“ちょっと距離をおこう”みたいな。見て、うぉおお?、みたいな(笑)。もう切なくて、出来上がったカップケーキをフォークとかでグサグサって。非常に切ない思い出です。
サチコ:
最初からすごいエピソードが(笑)。
ユウコ:
最後にすればよかったかも。
ユウミ:
切なすぎて、オチ、的な?(笑)。
サヤカ:
あぁ、そういう切ないことっていうか、昔のちょっとマイナスなことって、結構忘れちゃうんですよね。小学校の時、好きな人に渡そうと思って作って、結局、渡せなかったとかかな。それぐらいしか思い出さないなぁ。
ユウミ:
でもいいことじゃん。あまり切ない思い出がないって。
サヤカ:
あるのかもしれないけど……忘れちゃって(笑)。
ユウコ:
消去だね。ポジティヴに生きるには必要だね(笑)。私は、中学校の頃に、両思いだった人がいたんですけど……。
サチコ:
それ、知ってるぞ!(一同笑)
ユウコ:
中学校、同じだからね。男女3人ずつ、6人の仲のいいグループがあったんですよね。その中の1人だったんですよ。お互い直接は告白したりしてなかったんだけど、友達を介して、お互いが好きだっていうのがわかってた。それで逆にギクシャクしちゃって、あまり話さなくなっちゃったんですね。
ユウミ:
お互い意識しちゃってね。
サチコ:
中学生はそういうことあるよね。
ユウコ:
そうそう、そういう感じ。そのギクシャクし始めたタイミングくらいで、バレンタインデーが来て。それで手作りで作って持っていったんですよ。その人だけじゃなく、クラスのみんな用のも含めて。それで、クラスのみんなには配ったんですけど、その好きだった人には、結局、渡せなかった。そのまま3月になって、新学期になってクラスが別れて。もうそのまんま。
全員 :
えぇええええ!(喧々諤々)
ユウミ:
他の友達にはあげたのに、その人だけに渡してないの
ユウコ:
そう。
全員 :
ひぇえええええ!(驚愕)
サチコ:
もう、何それ! いじめだよ、それ!(笑)
ユウミ:
結果的に、何かの宣戦布告みたいなことになってない?(笑)
ユウコ:
そう、かも(笑)。
ユウミ:
家に帰って枕濡らしてる系だよ、その話。私だったら絶対枕濡らしてる。ユウコも切ないけど、あっちも切ないよー。
ユウコ:
そうだよね。あっちの方が、私よりもだいぶ切ない。
サヤカ:
思い出として悲しすぎるよー、トラウマになったりしてないかな。
ユウコ:
んー、ちゃんと幸せになっているといいな。
サチコ:
元気に過ごしてるといいね、ほんとに(笑)。私は、小学校6年生の時の記憶がすごく残ってて。その時、好きな男の子が他のクラスにいたんです。結構人気のある子でライバルも多かった(笑)。それで、6年生で小学校も終わりだし、中学校で別々になっちゃうし、チョコレートあげて告白しようと思ったんです。その男子生徒と仲のいい女性とが間に入ってくれて。その彼女が「放課後、その子を呼び出すから、サチコ、ちゃんと渡しなさい」って言ってくれたんです。それで当日、私もチョコレートをちゃんと持ってきてたんですけど、もう………恥ずかしすぎて。その男子と対面できないくらい恥ずかしくて、結果、逃げました。
3人 :
!!!!!
サチコ:
放課後、何度も行ったり来たりして、逃げて逃げて、逃げてって感じで。もう恥ずかしさと、その逃げた記憶だけが強くて、チョコを渡せたか覚えてない。
ユウコ:
あはははは(笑)。可愛いね。
ユウミ:
でも、そうなっちゃうよね、その頃はね。
サチコ:
思いを伝えるってことが、すごく恥ずかしかった。あの時のパニック度っていったらすごかったですね(笑)。

―バレンタインデーの意味って、年齢を重ねてくる中で、変わってきたなぁって感じることは無いですか? なんか、それこそ小学生時代とか、あげる男の子がいなくても、1か月前から変に盛り上がっていた気がするんですよね。

サチコ:
あぁ、違ってきてるかも。私の中でのバレンタインのあり方の変化は、学生時代は好きな人に思いを伝えるっていうイベントだったと思うんです。それが、高校卒業してから、周りにいる人に感謝の気持ちを伝える日っていうか………ささやかだけど、ありがとうって言いたいなって思うから、そういう思いを表現する日だと思ってるんですよね。サヤカ 家族とかにもあげるしね。
ユウミ:
そうそう。友達とかね。だから気分的には、感謝祭みたいな感じ。
ユウコ:
そうだね、感謝祭に近いかもね。

■キーワード・14『Snake』(サヤカ)


―沖縄、蛇と言えば、ハブじゃないですか。やっぱり、日常でも普通に気をつけるように言われたりしてたの?(←なんていう質問……)

ユウコ:
小学校の時は、学校で“ハブに気をつけなさい”とか言われたよね。
サチコ:
ポスターあったよね、小学校に。
ユウコ:
あったあった。
サヤカ:
草むらという草むらに看板が立ってたりとか。
ユウミ:
今はそうでもないけど、昔は、結構いっぱいあったよね。うちのお母さんが、自分の田舎に帰った時の話なんですけど。そこは、周りは草ばっかりみたいな場所なんですよね。で、車に乗ってた時、草むらから蛇が出てきたのを見つけて“周りは民家ばかりだからこのままにしといたら危ない、こいつを生かしたままではいけない”と思ったらしくて、ちょっと残酷な話なんですけど、車で轢いて、バックしてまた轢いてってやったらしくて。その後、お母さんは、正義感と達成感に満ち溢れてたらしいんです。そしたらそこにお兄ちゃんが帰ってきて、車を見たらしく、お母さんに「事故起こした?もしかして、人、轢いてない?」って。車に血が付いてたから、何だあれはって、すごくびっくりしたらしいんですよね(笑)。そんなエピソードを今、思い出しました。
サヤカ:
田舎の方は、本当に結構いるんだよね。
ユウミ:
いる、普通にいる。

―皆さんは、蛇、爬虫類などは平気?

サヤカ:
私は苦手です(表情、曇る)
ユウミ:
平気。大好き。自分の干支っていうこともあって、昔、蛇のぬいぐるみ集めたりするぐらい。
サチコ:
白い蛇、首にまいたりできるとこ、あるよね?
ユウコ:
玉泉洞でしょ。
サチコ:
そうそうそう。
ユウコ:
幸運の蛇、みたいな。一緒に記念撮影できるような蛇がいる。
サチコ:
私、その蛇は、首にまけるかわからない。小さいのだったら平気。とかげくらいのサイズの蛇だったら、触ることできるけど。
ユウコ:
蛇、鼻の穴、可愛いよね。
サチコ:
うん、可愛い、可愛い。
サヤカ:
イグアナなら触ったことあるけど……。
ユウコ:
嘘! いいなぁ、羨ましい。

―ところで。2013年は巳年。ということで、改めて皆さんの2013年について、伺いたいなと思います。どういう1年になっていたらベストだと思う? 年末、どういう気持ちでいられたら、いい1年だったと言えると思います? 想像してみてください。

4人 :
んー………。なんだろう?(真剣に想像中)

―この1年半くらいのFLiPの様子と見ていると、たぶん、2012年に感じた充実感とは、また違った充実感を感じていると思ったんですよね。

ユウコ:
自分でも、今の自分では想像できない感情を抱いていそうな気はします。2012年末に思った感情は、2012年頭にはまったく想像できなかった。自分がこういう風に心の変化を感じるんだって、思っていなかったレベルまでいったんで。2013年はさらに、そこが強くなりそうだなって予感はする。 サチコ 正直、今のステージでは、物足りないなとすごく思います。不満があるとかそういうものではなくて、もっといきたい、もっといけるはずだって欲があるし、この欲があるから頑張ることができるんだと思う。もちろん波はあるけど、でもひとつのきっかけでモチベーションがあがって、それが前とは違うように感じたりとか、良くあるから。そういう波とも寄り添いながら、もっといけたらいいなとは思いますね。

―今言った“もっといけるはずだ”って思いは、例えば、上京した時に持っていたFLiP像があるとしたら、そことはまた違ったFLiP像が出てきて“いや、こんなもんじゃないだろ”って思いから出てきたものだったり?

サチコ:
それも、ありますね。そこは、自分自身でもいつも自問自答してるし、バンドでもそうだし。バンドに対して求めるものはもちろんあるけど、それ以前に、それぞれが自分に対して求めるものが変わってきたように思う。だから“もっといけるでしょ”って思えるようになったというか。例えば、バンドとして課題とか問題とかにぶち当たったときは、それを乗り越えるように頑張るんだけど、乗り越えられなかった時は、すごく悔しい。その悔しさはエネルギーになったりするけど、課題があったら乗り越えなくちゃいけないって思いの方が強い。そういう思いとは、4人ともいつも向き合ってますね。

tag一覧 動画インタビュー 女性ボーカル FLiP

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ビデオコメント

リリース情報

XX emotion(初回盤)

XX emotion(初回盤)

2012年05月16日

DefSTAR RECORDS

ディスク:1
1.CHERRY BOMB
2.ワルサー
3.エミモア
4.ワンダーランド
5.Everything is alright
6.YUKEMURI DJ
7.最後の晩餐
8.Shut Up, Men!
9.ホシイモノハ
10.でも maybe
11.今夜月で会いましょう
12.ふつつか少女
13.GHOST BUSTER

ディスク:2
ライラ MV
カザーナ MV
カートニアゴ MV
ナガイキス MV
ホシイモノハ MV
ワンダーランド MV
CHERRY BOMB MV

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お知らせ

■ライブ情報

真空パック vol.6
2013/2/19(火)Shibuya O-WEST

REDLINE BEGINNING TOUR2013
2013/03/09(土)千葉LOOK

misix 2013 おとこん OKINAWA×SEOUL “CONNEXION”
2013/3/15(金)ミュージックタウン音市場(3Fホール)

MAN WITH A MISSION TOUR 2013
~あなたの街に19ヨツアー 完全版~

2013/03/16(土)周南TIKI-TA

HAPPY JACK
2013/3/17(日)熊本DRUMBe-9 V1/V2/V3/Django/ぺいあのPLUS’

“DRUM Be-7 10周年おめでとう”
スペシャルライヴ『HAPPY 7!』

2013/3/18(月)長崎 DRUM Be-7

FLiP Presents 「RESPECT vol.5 TOUR」
2013/03/21(木)福岡BEAT STATION
2013/03/23(土)岡山CRAZYMAMA 2nd Room
2013/04/04(木)shibuya WWW
2013/04/07(日)大阪DROP
2013/04/14(日)名古屋アポロシアター

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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