2月8日に約4年3ヵ月ぶりとなるニューアルバム『BUTTERFLY』をリリースしたラルク アン シエルが、2月22、23日、横浜アリーナにて、オフィシャル ファンクラブ「LE-CIEL」の会員限定ライヴを行なった。

　約1万5000人のキャパシティをもつ会場を、ファンクラブ会員のみで、しかも2日間、埋め尽くすことができるのは、昨年バンド結成20周年を迎えた今もなお、日本のミュージックシーンの第一線を走り続けているが故。ステージでは最新シングル「CHASE」をはじめ、アルバムの新録曲「shade of season」「wildflower」「未来世界」を初披露。これまで幾度となく演奏されてきた多彩な楽曲陣に、ラルク アン シエルに加わった新たな彩りが加わり、バンドの軌跡と未来を感じることのできるライヴとなった。
　そして、最後にhydeが言った、リーダーであるtetsuyaが昔から口にしていたという言葉。「待ってくれている人がいるところに行く」。それをこの20年間積み重ねてきた結果が、これから待ちうけているワールドツアーに繋がったとも言える。

　彼らは3月3日の香港公演を皮切りにスタートする“L’Arc?en?Ciel WORLDTOUR 2012”で、世界10ヵ国13都市をまわる。なかには、初の日本人単独公演という快挙となるニューヨークのマディソン スクエア ガーデン公演も含まれている。
　これまで長い歴史を共に歩んできたファンのあたたかい声援を胸に抱き、ラルク アン シエルは今、海を越え、世界へと旅立とうとしている。