レビュー
L'Arc〜en〜Ciel | 2011.07.01
今年で結成20周年を迎え、味の素スタジアムでアニバーサリーライブを行ったラルク アン シエル(5月28、29日)。2日間で10万人を動員し、熱狂させたのは記憶に新しい。そんな彼らが6月29日、20周年イヤー第一弾となるシングル「GOOD LUCK MY WAY」を発売した。
この楽曲は7月2日公開の映画『鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』の主題歌。サビの一節はすでにTVスポットなどで流れていたため、耳にした人も多いはず。疾走感のあるサウンドにストリングスで広がりを持たせ、そこにhydeのハリのあるボーカルがからむという、聴く者の心に直球で飛び込んでくるナンバーだ。もちろん変幻自在のkenのギター、tetsuyaの華やかなベースフレーズ、yukihiroの小気味よいドラミングも健在。詞には希望や力強さが表現され、“前向きに生きる”というメッセージが映画の世界観とも見事にリンクしている。実はラルク アン シエルと“ハガレン”(『鋼の錬金術師』の略称)シリーズは関わりが深く、2004年リリースのシングル「READY STEADY GO」は当時放送されたTVシリーズのオープニングテーマ。
2005年公開の映画『劇場版 鋼の錬金術師シャンバラを征く者』では、オープニングにシングルの「Link」、エンディングに「LOST HEAVEN」(アルバム『AWAKE』収録曲)が選ばれている。ちなみに今年は“ハガレン”も10周年とか。両者ともにファンタジーを感じさせるという意味で相性がいいのかもしれない。
さて、カップリングの定番として今回もP’UNK~EN~CIEL(メンバーがパートチェンジしたバンド)が登場し、「metropolis ―2011― 」(8thシングル「winter fall」のカップリング)をカバー。ソロ活動でボーカルとしての魅力もアップしているT.E.Z P’UNK(tetsuya)の歌も聴き応え十分。フレーズには遊び心もあり、音楽マニアがニヤリとする部分も。
両曲とも爽快な仕上がりで、この夏を代表するシングルになりそうだ。
【海江敦士】
リリース情報
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GOOD LUCK MY WAY【初回生産限定盤】
発売日: 2011年06月29日
価格: ¥ 1,500(本体)+税
レーベル: KRE
収録曲
[DISC1:CD]
1. GOOD LUCK MY WAY
2. metropolis -2011-
3. GOOD LUCK MY WAY (hydeless version)
4. metropolis -2011- (T.E.Z P’UNKless version)
[DISC2:DVD]
GOOD LUCK MY WAY Music Clip収録
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GOOD LUCK MY WAY【初回仕様限定盤】
発売日: 2011年06月29日
価格: ¥ 1,165(本体)+税
レーベル: KRE
収録曲
1. GOOD LUCK MY WAY
2. metropolis -2011-
3. GOOD LUCK MY WAY (hydeless version)
4. metropolis -2011- (T.E.Z P’UNKless version)
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