桑田が2月1日ZEPP福岡にて2010年7月4日以来、実に約7ヶ月ぶりにファンの前に姿を現した。今回は自身の新作先行試聴会へのサプライズ出演。突然の桑田出演に座席を埋め尽くしたファンは狂喜乱舞した。

この催しは"桑田佳祐ニューアルバムMUSICMAN 完成記念！プレミアムリスニングパーティ　2011"と題された、ニューアルバムの先行試聴会。なかなかアルバムを最初から最後まで作品に向き合って丁寧に聴くという機会が減ってきている中、改めてそういう体験をファンにしてもらおうと企画されたもの。この日は、地元のFM局やサザンオールスターズオフィシャルサイトsas-fan.net、そしてサザンオールスターズファンクラブで募った応募の中から抽選で選ばれた非常に幸運なファンが約800人集い、約70分に渡ってじっくりと新作を聴いた。

今回のアルバムは、これまで以上に歌詞の世界も味わい深く仕上がっているとのことから、実際にアルバムを試聴する際、ステージに設置されたスクリーンに本人の直筆による歌詞が映し出された。全曲の直筆歌詞は、このリスニングパーティでしか見ることのできない貴重なもの。その上映によって、集まったファンは作品をより深く鑑賞することができたに違いない。

アルバムをすべて聴き終わった後、「明日晴れるかな」のイントロと共に桑田が登場。その瞬間、会場は割れんばかりの歓声に包まれた。一曲歌い終わると桑田はファンに向かってお得意の「スタンドー！アリーナー！」の掛け声をかけ、「ご心配ばかりおかけしました。元気です！」と挨拶。ファンからもらったメッセージや神社のお札に勇気付けられた、などという活動休止中のエピソードや思いを語り、その後にも昨年夏のシングルでNewアルバム『MUSICMAN』にも収録される「本当は怖い愛とロマンス」等全3曲を披露した。

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